過去の漫画原稿やゲラ刷りを保管している理由

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僕は、

過去の漫画原稿やゲラ刷りを保管している。

なぜかというと…

ていうか、理由を考えるよりも先に普通の漫画家さんは

自分が過去に描いたものは保管しているのではないかと思うのだが、

僕が保管している理由は、他の漫画家さんとは少し違う気がする。



僕が今後、わりと指示される漫画家になって、

いつか漫画家志望の高校生が訪ねてきて

「どうやったら先生のようなすごい漫画が描けるようになるんですか？
　僕のように才能のない人間でも漫画家になれるでしょうか？」

などと質問された時に、

自分も若いころから数十年間は、

本当にたいしたことのない漫画しか生み出すことしかできなくて、

最終的には、広告漫画などや不得手な成人向け漫画などにも手を出したあげく

漫画家を引退してアシスタントなんかをしていた時期があるんですよ、

と説明するための証拠資料として残しているだけである。


それ以外に、自分の過去の漫画を保管しておく理由はない。



いつだったか、

「もう過去の漫画原稿は捨ててしまおうかと思っている」

とつぶやいたんだったか、生配信で発言したんだったか忘れたけど、

その時に、

「捨てるんだったら、私にぜんぶください」

という申し出があって、

「わかりました。捨てる時が来たら、連絡します」


とお答えした記憶がある。


僕はたぶん、本当に原稿を捨てようとする時には、

その約束のことを完全に忘れていて、

すでに捨ててしまってから、怒られるという状態になると思います。


もう、誰と約束したのかも忘れているのが現状。

すいません。




もう一個そういえばなのだが、

以前、ニコニコ生放送で配信中に、コメントで、

僕が知っている漫画家の先生から

「今度、飲みましょう」

なんて声をかけられてうれしくて、

「ああ、いいですね！　飲みましょう！」

と答えたくせに、

一度、ニコニコ生放送から遠ざかり、



その十年後くらいに再開した時にまた

「そろそろ飲みに行きませんか？」

と声をかけられたことがあった。


その時は、僕は、人と会ってなんになる…というマインドを持っていたため、

そして約束のことも忘れていたために、

「え、あなた誰ですか？　知らない人とは飲みに行きません」

と答えてしまった。

その後、うっすらと、

「そんな約束をしたこともあったっけなあ…」

と本当にうすぼんやりと思い出すことがあって、

反省しました。

すみませんでした。







以上。



※ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！


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ありがとうございました！ <(_ _)>