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原稿用紙に枠線をエンピツで引きながら、
「なんで枠線って、2本って決まっているのだろう…」
と思いました。
しかし、僕が昔、よく読んでいた少女漫画などでは、
枠線は2本と決まってはいませんでした。
とんでもなく縦長のコマがあったり、
1本だけの枠線があったり…。
本当にコマ割りが自由でした。
ああ…自由ってすばらしい。
『海猿』とか『ブラックジャックによろしく』の
佐藤秀峰さんのホームページを観ました。
プロフィールもマンガできっちり描いていたので、
すごいな~と感心しました。
よく原稿料も出ないのに一生懸命描くなぁと。
面倒くさくないのかな。
面倒くさがり屋の僕には無理かもしれない。
どういう気持ちでぺん入れしたりトーン貼ったりしてたんだろう。
アシさんがやったのかな…。
とか思ったりして。
プロフィールを読んで、少し気持ちが暗くなりました。
マンガ業界って、嫌だなぁ。
売れっ子になると、億の金が動くし、
やはりビジネスなんだな。
好きな、面白い漫画を描けばいいやぁ、なんて軽い気持ちで
飛び込んで行ったらエライ事になるな、と思いました。
ま、僕は、飛び込んで、思いっきりマンガ業界の回転速度について行けず、振り払われた大多数の方の人間なんですけどね。
う~む…つくづく、人間の生きる世界なのかな~と思います。
僕がダメなのか、僕がだらしないのか…。
男だったら、ビジネスの厳しい世界で、
ものすごいプレッシャーの中で戦うべきなのか。
か~厳しいっすね。
ところで、前回のブログで、映画『バベル』について書きました。
文明こそ悪、利便性を追求することこそが悪なのか?とか
いろいろ考えさせられる映画でした。
僕は、なぜだかビジネスという物に拒否反応を示してしまいます。
異常なんでしょうか。
未開の地に暮している人たちに、日本や他の国のビジネス事情を見せたら、
やはり異常と感じるのではないでしょうか。
こんなの人間の暮らしじゃない、と言うのではないでしょうか。
まあ、それをやってる人がいるから、
みんなが何とか暮していける、生きながらえていけるという部分もあるんでしょうが…。
それを考えずに、平和平和のほほんのほほんとばかり言っているのは我がままでしょうか。
アーミッシュという人たちがいます。
彼らは、「文明を取り入れることは悪」と教えられて暮しています。
文明は悪。
ゆったりした生活を、彼らはしています。
昨日、テレビで、アーミッシュではないけれど、
日本でゆったり暮している人が映し出されていました。
『バラが咲いた』でおなじみのマイク真木さんの息子さんで
真木勇人さんです。
プロサーファーの真木勇人さんは、電気自動車にサーフボードを乗っけて、
ゆったり暮していました。
その日の天候・風によって、その日の予定を決める。
家庭菜園で、その日、なっているナスやピーマンを食べる。
ちなみにその日は、ナス1個、ピーマン1個しかなかったので、
それを家族全員で分けて、スパゲティを作って食べていました。
非常にゆったりです。
真木勇人さんは、絶対にネクタイはしないというポリシーを持っていました。
だからネクタイの柄がプリントしてあるTシャツを持っていました。
きちんとした席には、そのTシャツを着ていくそうです。
絶対にサラリーマンだけには、なりたくないと強く思ったそうです。
ゆったり暮している人を見ると、
こっちまでゆったりしてきます。
僕も、ゆったり漫画家をできたらいいなと思ってます。
どうにか、ゆったり漫画家を続けて、
それで生活を成り立たせていきたい。
そこに全勢力を傾けたいと思っています。



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