さいきんの流星光
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経済マンガ執筆中


午前9時30分起床。
この季節にしては暖かい朝。
太陽が見えているせいか。

いきなり急に寝室の隅に積まれているダンボールや使わなくなったパソコンモニターなど、おそらく7~8年前から手も触れていないであろう物体の山を片付けたくなった。

ダンボールを一つ動かすとホコリがブワッと舞い上がる。小さなホコリだけではなく、全長5cmはある巨大なホコリまでが一緒に舞い上がる。口から息を吸い込むと、まともに吸い込んでしまいそうだったので鼻で呼吸した。それでも巨大ホコリは、空気の流れに乗って僕に近づいてきて、鼻孔をふさぐようにしてペタリと鼻に吸い付いてきた。うぅむ…考古学者が遺跡の発掘をしているようだ。

ダンボールを解いていくと古い財布が出てきた。妻の持ち物のようだ。まさか札束がぎっしり入っているなんて事はないだろうと手に取って開けてみると、札束がぎっしり入っていたので声を上げて驚いてしまった。

札束は1000札37枚と500円札5枚。500円札!印刷された肖像画が誰なのかすら覚えてない。1000円札にしたって、そこに印刷されているのは、懐かしい伊藤博文の肖像画である。日常生活の中で、いきなり旧札を目にすると驚く。特に500円札は、かなりの衝撃力を持っているとわかった。

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経済マンガ執筆中



今日、漫画の依頼があった。
来月中旬の締め切り。
断った。

今、描いている経済マンガの締め切りも来月半ば。
ほとんど同じ日と言っていい。これは断るほかないじゃないか。
漫画家とは、融通がきかない職業だと思う。
だって、体は一つしかないんだから一度にできる仕事も一つ。
執筆中に別の仕事を入れるなんて出来ないのだ。
これじゃあ、利益が上がらない。
なんて不便な職業だろう。

効率、という事を本気で考えなくてはならないところまで来ていると思う。
短時間でなるべくたくさんの仕事をする。
例えば、絵を単純なものに変える。
例えば、アシスタントを雇い、自分でなくては出来ないこと以外、全部やってもらう。
「ネーム」「わく線引き」「セリフ書き」「アタリ」。

「ネーム」はもちろんアシスタントがやった後で、僕が直す。
気に入るまで直す。
直す前の「叩き台」を作る時間を省略することが出来るのが、この方法利点だ。

雇ったとしても、それを任せられるまで育てるのが一苦労だと思う。
何年もかかるだろう。
しかし、何年かかったとしても、やるべきなのかも知れない。
会社組織にして、事業として漫画製作をしていく。
それをしないと、漫画家の仕事がたった一人でやっている職人の仕事になってしまう。
そうなったら、非常に…何と言うか…弱い、もろい。
そんな気がする。

漫画家本人の労力が大きく、儲けも少ない。
年齢によっての引退も早い…気がする。
正直、僕の年齢でもルーティンワークはキツイと思うことがあります。
仕上げは誰か他の人にやってもらいたいと思うことが、よくあります。

ほんと、仕事の効率ということを真剣に考えないとダメですよね。

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