ねずみ男の次は、鬼太郎のゲタがあった。
鬼太郎のゲタは、リモコンゲタともいい、鬼太郎の意のままに動く武器となっている。この他の鬼太郎の武器と言えば、妖怪が近づくのがわかる妖怪アンテナやリモコンゲタ同様に自由に動いたり、飛んだりする霊毛ちゃんちゃんこ、鉄砲指やリモコン手首、髪の毛針といったものが有名かな。
ゲゲゲの鬼太郎のアニメのエンディング曲で「カラ~ンコロン、カランカランコロン」と歌われて以来、ゲタが鬼太郎を象徴するアイテムの一つとなった。実際、鬼太郎ロードをちゃんちゃんこを着て、ゲタを履いて闊歩する子どもたちの姿がちらちらと見られた。
エンディング曲を聴くと、ゲゲゲの意味が判るよね。ゲゲゲと虫たちが鳴き声で鬼太郎を讃えているという事である。
そして、妖怪つるべおとし。釣瓶おとしとも言い、近畿や四国、九州に出ると伝えられる妖怪である。特に京都が多いらしい。
あんまり可愛くない、グロテスクとも言えそうなご面相である。木の梢などからだしぬけに下がってくるらしい。こんなんがいきなり落ちてきたら、腰抜かすだろうな。
割とよく知られた妖怪で、他の漫画でも使われているところを何度か見たことがある。「究極超人あ~る」で成原博士がつるべおとしになって出てきていたのは覚えている。(笑)
竹切狸は化け狸の一種、夜中、山の中の竹やぶでチョン、チョンと竹の小枝を払う音がする。それからしばらくすると、根元の方が引きちぎられて、ザザッと竹の倒れる音がする。しかし、翌朝になって、その竹やぶに行ってみると竹を切った後もなく痕跡すらもない。こういったことが竹切狸の仕業であると言われている。
竹切狸は、京都府の亀岡市や鳥取県、静岡県でも出没したと伝えられている。
京都は、竹林の多い所だから、そういった伝説があってもさもあり何という気がする。河童の三平の狸とちょっと造形が違うな。
最後は、ご存じ砂かけ婆。鬼太郎に味方する正義の妖怪として知られている。
奈良県や兵庫県に出没する妖怪である。神社の近くにある寂しい森蔭などに潜み、通る人に砂をバラバラと振りかけて驚かせる妖怪であるという。もともとは形が不明な妖怪で、自分の顔が醜いのを嫌って人前に見せないという説もある。
砂かけ婆は、水木しげる先生以外にも知られていて、柳田国男の「妖怪談義」にも砂かけ婆のことは出てきているそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます