愛子拉麺街道の実力店「ヌードルマン」
JR仙山線で仙台駅から約25分。陸前落合駅と愛子(あやし)駅の界隈はラーメン店が30軒ほど集まる激戦区だ。愛子地区のラーメン店が組織する「結麺会」は2008年から「愛子拉麺街道」を掲げ、地域おこしに取り組んでいる。過去に訪れた事にある「みずさわ屋」「伊藤商店」の2強以外にも、まだまだ名店が数多犇めいている。
今回は陸前落合駅から西へ歩いて4分ほど。国道457号沿いにある人気店「ヌードルマン」へ。元々は「麺喰」の名前で営業していたが、2017年2月に創業10年の節目で気持ちを新たに屋号を「ヌードルマン」に変更。メニューも刷新し再出発を切った。店内はカウンター3席と4人がけテーブル2卓、6人がけテーブル1卓の計17席。
麺メニューだが、ラーメン類は「純鶏醤油SOBA」「純鶏塩SOBA」の2種を筆頭に、アニマルオフ「七種の節SOBA」、麻辣の効いた「亜細亜SOBA」、野菜たっぷり味噌、白胡麻タンタン、そしてこの日は20食限定で「極太麺海老SOBA」も用意していた。さらに汁無し系メニューとして油SOBA、豚まぜSOBA、汁なしタンタンも提供。
なおラーメン類は、県産小麦100%使用で低加水の「中細ストレート麺」と、多加水で手揉みの「中太ちぢれ麺」、オーション麺でワシワシ食感の「極太麺」の3種から好みの麺を選ぶことが出来る。今回は人気No.1という「純鶏醤油SOBA(880円)」に味つけ玉子(110円)を加え注文。麺はスタッフさんのお薦め「中太ちぢれ麺」でお願いした。
待つこと6分ほどで到着。薄濁りのスープは丸鶏からひいたものだろうか。鶏の旨味がしっかり凝縮された出汁に、少し甘めの醤油カエシを重ねている。やや甘さが立つのは化調もあるかな？しかし旨いスープだ。そこに宮城県加美郡の佐々木製麺所製の中太ちぢれ麺が泳ぐ。ややゴワっとした茹で上がりで、スープとの相性は悪くない。
チャーシューは親鳥のモモ肉で、コリっとした食感で旨味たっぷり。黄身がトロリとした味玉は鰹出汁が効いて良い味に。ほか甘めの穂先メンマ、ほうれん草、刻みネギが乗る。ちなみに、スタンプを貯めると好きなサイドメニューだけでなく、お店のロゴ入りバッグやベースボールシャツに交換可能。地元にあれば通っちゃうな、こりゃ。
<店舗データ>
【店名】 ヌードルマン
【住所】 宮城県仙台市青葉区落合5-21-31
【最寄】 JR仙山線「陸前落合駅」徒歩4分
