岐阜の人気店が激戦区堀切に都内初出店
京成本線・堀切菖蒲園駅から歩いて2分ほど。ラーメン激戦区の堀切中央商店街に2022年12月12日にオープンした「焼豚ラーメン 三條 葛飾店」へ。この場所では長年、知る人ぞ知る人気店「カレーショップアルー」が営業してきたのだが、2022年5月末に女将さんが亡くなり閉店。そこに「三條」が居抜きで入った形である。
「三條」は岐阜県笠松町の本店を始め、岐阜県内で3店舗を展開。チャーシューとたっぷりのニンニクを使ったスタミナ漲るラーメンで人気である。その東京初進出となるのが、ここ「葛飾店」なのだ。昭和のポップスが流れる店内はL字カウンター8席と4人がけテーブル1卓の計12席。朝11時から夜11時までの通し営業となっている。
麺メニューは「焼豚ラーメン」の1本勝負で、麺大盛、肉盛、にんにくを追加トッピング可能だ。ほか、人気の半チャーハン「半チャン」とニンニク入りの「ニンチャン」、餃子、どて(350円)、ニンニクのモヤシ炒め「ベト皿(350円)」といったツマミメニューもあり、サッポロラガービール(550円)を飲ることも出来る。
今回は「焼豚ラーメン(900円)」に「にんにく(100円)」を追加し、さらにビールも注文。なおラーメンは辛味なしの「普通」、ピリ辛の「半辛」、半辛の3倍の「大辛」から選ぶ事が出来るが、今回はスープの味を知りたく「普通」でお願いした。満席に加えオペレーションに慣れていない感があり、12分ほど待ってラーメンが到着。
スープはジャンキーな見た目に反し、鶏ガラベースで比較的アッサリした飲み口だ。塩味は強すぎず、鶏の旨味もしっかり出ている。合わせる麺は、少しゴムのように伸びる多加水の中細ストレート。失礼ながら、スープと麺だけだと少々弱いのだが、そこに炙った豚バラ肉のチャーシュー、焼きニンニクとニラが個性を添える。
チャーシューは香ばしく、脂身部分はトロトロで旨い。肉増しにしていないが満足いく量が乗る。そして岐阜のご当地麺・ベトコンラーメンのように、焼きニンニクがゴロゴロと。ほかピリ辛のニラ、黄身ネットリの味玉が乗る。スープがアッサリなので呑んだシメにも良いだろう。次回は人気という「ニンチャン」も食べてみたい。
<店舗データ>
【店名】 焼豚ラーメン 三條 葛飾店
【住所】 東京都葛飾区堀切4-57-14
【最寄】 京成本線「堀切菖蒲園駅」徒歩2分
