goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 船橋】 油カダブラ「特製 背脂油そば 300g(1080円)」

「竈の番人」が油そば専門店にリニューアル

京成船橋駅の東口から歩いて2分ほど。駅前通り沿いの船橋たばこセンター角を曲がった先、仲町商店街で2024年11月2日から営業する「油カダブラ」へ。この場所では元々、船橋で人気の「麺屋あらき」グループのお店で濃厚鶏豚骨ラーメンを提供していた「戯拉戯拉」があったが、このたび油そば専門店にリニューアル。

これに伴い西船橋「麺屋あらき 竈の番人 外伝」を店仕舞いし、跡地に「戯拉戯拉」が移転するという玉突きが発生した。ご主人の荒木康勝氏は「麺屋武蔵」のご出身。2005年に千葉県内ではまだ珍しかった濃厚豚骨魚介ラーメンを提供し長年人気を博すも、昨今の煮干し高騰を受け「竈の番人」の閉店を決断したという。

そして「竈の番人」のクオリティを保ちつつ価格を抑えた一杯を提供すべく油そばにチャレンジ。既製品ではなくオリジナルの油を引っ提げ「油カダブラ」を立ち上げた。店内はカウンターに7席。麺メニューは油そば、背脂油そば、辛油そば、カレー油そば、そして現状は数量限定のようだが「煮干し油そば」もラインナップ。

麺量は200g、300gに加え、さらにプラス100円で100g、190円で200gを追加可能だ。それぞれチャーシュー4枚、味玉、生ニンニク、ホウレン草、メンマ、キクラゲ、ネギ、のり、フライドガーリック、フライドオニオン、チーズ、生たまご、油ましを追加トッピング可能だ。ごはん、チャーシューのせごはんも用意する。

カレー油そばも人気と聞くが、今回は「特製 背脂油そば 300g(1080円)」を注文。久方ぶりの脂肪遊戯と洒落こもう。なお詳細は省くが色々とあり、ご主人のご厚意で味玉と海苔2枚を無料で追加して頂けることに。麺の茹で時間が長いため、着丼までは待つこと13分ほど。背脂がたっぷりと乗ったジャンキーな丼相に胸が高鳴る。

コチラの油そばはトッピングや味変ツール頼みではなく「既に完成されてる一杯」として作られ、麺とタレと油を混ぜてから提供しているそう。まずは調味料を足さずにそのまま啜るのが吉である。タレは豚骨魚介のタレに、オマール海老とカメリアラードを使った香味油を使用。この組み合わせは「竈の番人」と同じである。

またラーメンと違い背脂が溶けずに固体のまま楽しめるのも魅力だ。一方の麺は自家製の太麺。モチモチ食感でタレとの絡みも抜群である。チャーシューは少しレアな仕上がりの豚肩ロース肉が4枚。噛み応えがありタレの味が染みて美味である。そして1個サービスで頂いた茶色の味玉は濃いめの味付けで黄身がトロリと溶け出し旨い。

ほか3枚のうち2枚がサービスの海苔、キクラゲ、ホウレン草、メンマ、刻みネギがトッピングされる。卓上には昆布酢、レモン酢、マヨネーズ、ラー油、胡椒、七味、醤油ダレがあるのでお好みで味調整を。麺もタレも油も具材もレベルの高い油そば、最後まで美味しく頂いた。次回は別のフレバーを啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 油カダブラ
【住所】 千葉県船橋市本町4-41-29
【最寄】 京成本線「京成船橋駅」徒歩2分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事