松屋のラーメン「松軒中華食堂」が千葉初出店
松屋フーズが運営するラーメン業態「松軒中華食堂」。2017年8月に千歳烏山駅北口に1号店を創業すると調布、練馬、狛江、日野市豊田、千歳船橋、そして掛川パーキングエリアと支店を拡大してきた。それがこのたび千葉県に初進出。2025年2月14日に下総中山店をオープンさせたのだ。未訪だったので様子を伺いに行くことに。


店舗はJR下総中山駅の北口から歩いて2分ほど。京成中山駅からも徒歩圏内だ。店内はカウンター14席とテーブル12席の計36席。メニューだが、麺類は醤油、塩、味噌豚骨と3種のラーメンをはじめ、塩タンメン、担々麺、キムチチゲラーメンもラインナップ。それぞれチャーシュー3枚、味玉、メンマ、モッツァレラチーズを追加出来る。
チャーハンは焼豚、ガーリック、レタス、角煮高菜、キムチ、海老と種類豊富で、麺類とのお得な「満腹セット」もある。定食も肉野菜炒め、レバニラ炒め、回鍋肉、麻婆豆腐、豚と茄子の辛味噌炒め、黒酢あんかけ唐揚げなど様々用意されている上、焼き餃子、水餃子、揚げ餃子、唐揚げ、油淋鶏、春巻きなどツマミも豊富だ。


もちろんビール、ハイボール、レモンサワーといった酒類も充実。どのメニューもリーズナブルな価格で楽しめるのが良い。今回は「醤油ラーメン(580円)」と「餃子3個(200円)」を注文した。なお入口すぐの券売機でオーダーし、食券の番号が呼ばれたらカウンター取りに行くセルフ方式である。待つこと12分ほどで完成。
まずは醤油ラーメンだ。スープは鶏ガラや昆布、煮干しなどを炊いた清湯だろう。カエシは老舗・入正醤油をベースに、煮干しや昆布、海鮮エキスに花藻塩とニンニクを加えたものだそう。立ち上る湯気は少し魚介の臭みが出ているが、味はスッキリとして嫌なクセはない。そこに自社製の中細ストレート麺を合わせている。


北海道産小麦を使っているとのことで、麺肌ツルツルでコシもあり旨い麺だ。スープに対して麺のクオリティが上回っている印象。一方のチャーシューは薄めカットのバラ肉が1枚乗る。ちょっとパサパサとした感じがあり、肉の旨味も抜けている。大量生産となると、さすがにラーメン専門店のようにはいかないか。仕方なし。
ほか歯ごたえあるメンマと刻みネギがトッピングされる。一方の餃子は底面がカリっと焼き上げられ、餡にはキャベツ、ニラ、ニンニクがたっぷり。これはなかなかイケる。周りを見渡すと清湯より担々麺などの方が美味しそうな印象。次回来るときは担々麺やキムチチゲラーメン、定食モノなどをオーダーしてみるとしよう。
<店舗データ>
【店名】 松軒中華食堂 下総中山店
【住所】 千葉県船橋市本中山2-15-10
【最寄】 JR総武緩行線「下総中山駅」北口徒歩2分