まだ100日、もう100日。

2011-06-19 10:58:56 | 日記
断捨離スパイラル、何周目かに深化中。

本棚の整理をしていて、昨日はとうとう
聖域であった山田ズーニーさんの著書にまで着手してしまいました。

TSUTAYAに行く前に、スタバに立ち寄って
未練がましく、最後の読み直し。

いまだ読んでても、はっとする箇所が多数あるのですが
喪失感の中にかすかに感じる可能性の気配が好きなので
思い切って手放しちゃうぜ。



TSUTAYAに入ると、雑誌も、新刊書も、
「震災」「原発」「政治の迷走」「放射能」てな特集ばかりが
目に付きます。

昨日で100日目だもんね。

ズーニーさんを読んだ直後で
生牡蠣のような柔らかハートになってる身には
ずらりと並んだ本の表紙を見てるだけで、胸がつぶれそうだ。



女川市在住で被害にあった、学生時代の同級生がいます。

震災直後は、同級生がお金を出し合って
個人的な援助基金を設立するなどの動きがされて
「生きてるだけでありがたい、友達ってありがたい」と
感激の涙を流していた彼女ですが
ようやく冷静に、これまでやこれからのことを考える時期だろうな。

どんな言葉をかければいいのか、まったく言葉が出てこず
彼女のことを考えるたびに、心だけがどんよりと空回り気味です。



光の差す方を見たいと思うんだけど
雑誌もニュースもツイッターも
明るい内容より、暗くやるせない内容が、圧倒的に多いので
ついつい、気持ちがどんよりなってしまうのを止められません。

気持ちをコントロールしたいのですが、どうしたらいいんだろうね。

そういえば先日
「死や別れや喪失といった、どんなネガティブな出来事にあっても
 常に明るくポジティブな思い・言葉で生きてる」
という、たくましい人にお会いしましたが
自分もそういう人になりたいかというと、ちょっと違う・・・。

悲しむとか悼むとかどんよりするとか
そういう感情も、人間として大切なものだと思うので
バランス力、コントロール力に長けた人間になりたいのでがす。



昨日手放した、ズーニーさんの本に
「ごはんと愛情は、ためておけない。」というくだりがありました。

まずは自分で自分にエネルギーチャージして
いいエネルギーの循環を起こせるのが、ちゃんとした大人だ。

今回の試練をきっかけに、ちゃんとした大人が日本中に増えますように。
もちろん、まずは自分からね!
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