信頼の根拠

2024-01-14 07:19:46 | 日記

奥歯ヒビ割れ事件の続きです。

昨日、2回目の診察に行き
しっかり調べてもらったところ
「やはり、かなり悪い」と
トドメを指すような宣告を受けました。(涙)

歯は残す方針で治療は進めるが
耐久性は期待しないでくれ、と
釘を刺され、更に凹んだYO。

治療が終わった途端に、歯が崩壊したら
いくら先に釘を刺されていたとはいえ
さすがに怒るわよ。

逆に
のちのちのクレームを防ぐために
わざと悲観的な釘を刺したのかも?
とも考えられるし
何だかモヤモヤしてしまいました。




ちなみに、1回目の診察のときには
今後の治療方針を尋ねられました。

歯茎の状態が落ち着いてから
2回目の診察で、診てみないと分からないが
多分、治療には時間はかかり
しばらく通い続けてもらうことに
なるであろう。

通院を続けることが難しければ
2回目では、あまり調べないまま
いったん応急処置として
このまま銀歯をかぶせることもできるが
オススメはできない。

どうしますか?


と、聞かれたのです。

ワタシの結論としては
前者の「通院を続ける」を選んだのですが
実は、しばし迷ったんだよね。

歯医者さんだって、商売だから
お金の儲かる方を勧めてくるはずでしょ。

本当は大したことないのに
あれこれ理由をつけて
通わせようとしてるんじゃない?

そう勘繰ってしまったのです。




実は、信頼して長らく通っている
歯医者さんではあるものの
最近、馴染みの院長先生
ご高齢のため、引退されてしまい
今は、娘さんが後を継がれました。

歯医者さん激戦区でもあるし
経営方針が変わった可能性もあります。

疑いだせばキリがありませんが
あの院長先生のお子さんなら
きっとアコギな真似はするまいよ、と
娘先生を信じて通院することにしたのです。

とはいえ
自分も患者リテラシーを上げておかないと
また何かを聞かれたときに
イチかバチかの判断しかできない
というのも不安です。

というわけで
図書館で、歯に関する本を
たくさん借りてきて
勉強しましたよ。


歯が劣化する仕組み、
入れ歯と差し歯の違い、
インプラントの功罪、など
今さらですが
知らないことだらけでした。

(特にインプラントに関しては
 賛成派と反対派の意見の対立が
 実に興味深い)





そうして勉強したことで、ようやく
2回目に受けた治療の意味が分かりました。

「かなり悪い」という診察結果が出たあと
1時間近く、治療が続いたのです。

しかも、今回担当してくれたのは
親切な娘先生ではなく
最低限の説明しかしてくれない
口数の少ない若い男の先生だったので
何をされているのか、チョー不安!

たった1立方センチメートルほどしかない
小さな歯を
1時間近く、掘ったり削ったりするなんて
やりすぎでない?
カモにされてる?という疑いも
実は密かに感じておりました。

なのに!
いざお会計という段になると
たった350円だったのです。

3割負担だから、1000円そこいらか。
最低賃金下回ってない?!

あれは一体何だったんだろうと
首をひねっていましたが
本を読んで、分かりました。

「根管治療」という治療を
してくれていたのです。

この「根管治療」というのは
歯を守るには一番いいやり方なのですが
技術が必要で、時間もかかる割に
儲けがとても少ないため
普通の歯医者さんは
あまりやりたがらない治療なんですって。

確かに、どう考えても
赤字になりそうな金額だよね。

カモにされてるんじゃないかなんて
失礼な疑りをしてごめんなさい!!!




今後の通院の憂鬱が軽くなっただけでなく
もはや感謝の気持ちしかありません。

これからも末永く
通わせていただこうと決意した次第です。

リンクも貼っちゃう!
高口歯科口腔外科医院
福岡市渡辺通1-11-11HKビル2F




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