ため息のお年始

2024-01-03 10:37:59 | 日記
昨日、陸の孤島MIYAZAKIから
福岡へ帰ってきました。

九州自動車道で数十kmの事故渋滞があり
6時間近くバスに閉じ込められ
発狂するかと思ったけどね。。。


(宮崎は見事な日本晴れ。
 セーター1枚という軽装で
 快適に過ごせる暖かさ)





そんな、遠方の南国へ
毎年恒例の帰省だったのですが

元日の夕方、みんなでコタツに入って
のんびりとテレビを見ていたとき
急に番組がニュースに切り替わって
まさかのお正月から、石川県の震災!

しかも、また原発がある地区でしょう。
3.11の恐怖が蘇り、一気に血の気が引きました。

全てのチャンネルが、緊急ニュースに変わり
アナウンサーが「高台に逃げろ!」と
強い言葉を繰り返します。

アナウンサーの声を聞くのも
海の映像を見るのも
胸がつぶれそうで
頼んでテレビを消してもらいました。




ところで、義実家は
高齢者世帯あるあるで
朝から夜まで一日中
漫然とテレビがついている家庭です。

親子の契りを結んで約四半世紀、
居間に家族が揃っているのに
テレビが付いてない時間なんてのは
まずありませんでした。

しかし、このような緊急事態で
どのチャンネルも、息が苦しくなる内容で
初めてテレビを消してもらったところ
今度は、沈黙に圧倒されてしまいました。

シーンと静まり返った居間。。。

いたたまれない、気まずい空気。。。

何か話したいけど
何を話していいのやら。。。

これまでの家族団らんタイムは
テレビから流れ出る
毒にも薬にもならない画像と音声で
時間と空間を埋めてもらっていたものの

その誤魔化しが効かなくなったことで
家族間の会話コミュニケーションは
薄っぺらい関係しか築けていなかった、という
都合の悪い真実が明らかになってしまいました。




こんな時は酒に頼るしかない!

とりあえず、アル中丸出しの発想で
焼酎のペースを上げ、急いで酔っ払いました。

気まずい沈黙を埋めるべく
なんかベラベラ喋ったような気がしますが
よく憶えていません。

翌日、二日酔いで痛む頭を押さえながら
何か粗相はしていないだろうかと
家人に尋ねたところ

義母の肩を揉むといって
嫌がる義母の背後に回り
無理やり揉み出したものの
1分もしないうちにすぐ飽きて
別のことをやり始めたかと思ったら

お正月に突然地震で家が潰れるなんて
神も仏もあったもんじゃないと
泣きながら義母に絡みだしたり

膝枕をしてほしい!と
いきなり意味不明な駄々をこねだして
無理やり義母の膝に寝っ転がり
そのまま寝落ちするという

か弱き後期高齢者を蹂躙するような
狼藉を働いていたとのことです。

ご、ごめんなさい。。。(平伏)




一泊二日の短い帰省ながら
おせちを食い荒らし、大酒をあおり、
散々迷惑をかけ、嵐のように帰っていく。

こんな山賊のような嫁に来られた義母が
可哀想でなりませんが
酔わないとロクな会話もできないコミュ障なので
何卒ご容赦いただきたい。

それにしても
福岡に帰ってきたら
今度は羽田空港で痛ましい事故でしょう。

海上保安庁の方々も
被災地支援に向かうところだったとのことで
きっとこの日は羽田空港もテンヤワンヤで
小さなケアレスミスが運悪く重なり
こんなことになったんだろうと思うと
ますます胸がつぶれる思いです。




今日の福岡は、朝からシトシト冷たい小雨。

正月早々、気が滅入ることが続くけど
ワタシが気を滅入らせたとて
事態が一つでも改善するわけではないので
気を取り直して、元気を出して。

せめてささやか、募金でもしよう。





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コメント
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