簿記30級から29級へ

2020-05-28 21:35:17 | 日記



こんばんにゃ。

緊急事態宣言が解除されたばかりではありますが
うちの上司は、さっそく昨日から
東京へ出張に行ってしまいました。

ワタシが勤める会社は
全国にお店を展開する、医療系の会社なので
もし社員から1人でもコロナ患者が出たら
ただちに全店閉鎖的なことになってしまい
経営的にものすごい大打撃になってしまうのですが
そこを敢えて、チャレンジングな出張です。

いくらWeb会議が普及してきたとはいえ
何百億円もの大金が動くような
緊急で重要で複雑な打合せをするには
きっと対面でなくちゃ難しい部分があるんだよね。

オンライン会議システムの技術、まだまだ発展途上だな・・・。




さて、
会社が買収されたことで
ファンドや銀行から、難しい宿題を出される毎日ですが
そんな日々の業務を通じて
簿記30級のワタシでも、さすがに否応なしに
会計知識が(少しは)身についてきました。

あれだけ何度も簿記検定のテキストを読んでも
全くと言っていいほど頭に入らなかったのに

いろんな部署に頭を下げたり、
聞いたり、頼んだり、説得したり、といった
汗をかく実務をやっていると
ようやくいろんな流れが掴めてきました。




ちなみに、今日の実務の中でも
「減価償却」について
目からウロコな理解をすることがすることができました。

こういっちゃナンだけど
「減価償却」なんて
会計の基本のキの字じゃないですか。

それくらいのことは分かっとるわい!
と思っていたのですが
いざ実務を進めていくと
全然分かっていなかったことが判明しました。www




例えば、こういう場合。

2月15日:A社に大型機械を発注する。

3月15日:大型機械が到着する。とりあえず倉庫に収納する。

4月1日:A社から請求書が届いたので、経理システムに登録する。

4月15日:大型機械を倉庫から現場に移動させて、稼働開始。

5月31日:A社へ代金を振り込む。


減価償却は、何月何日から始まると思いますか?




今までのワタシだったら
「そんな小さいこと、どーでもいいじゃん」
の一言で片付けていたことでしょうが

今回、経理部の人から
3月と4月に、各々どんな作業をしているのかを聞いて
それが、各期のBSとPLにどう反映されるのかを知って
タイミングによってどんなメリデメがあるのかを考えて

HEEEEEE!と驚くとともに
いろんな仕組みが理解できた(ような気がする)次第です。

答えが気になる方は(いるのか?)
赤兵衛に誘ってくれたら教えてあげる。ふふふ。




ちなみに、最近たまたま本屋さんで見つけて買った本。

「会計天国」(竹内謙礼/青木寿幸 著)

会計をテーマにした小説で、すごく面白かったの。

ザックリしたあらすじは
「交通事故で死にかけた経営コンサルタントが
 死神との取引で、短時間だけ生き返ることができ
 経営が危機的状況にある会社(5社)の
 会計センスが欠落した社長さんたちに
 それぞれ個別にアドバイスを授けて
 5社とも経営をV字回復させる」

といった感じです。

ストーリー自体は、荒唐無稽なご都合主義ですが
クスリと笑える箇所も多くて楽しいし

5社は、業種・規模・問題点とも違っているため
いろんな角度からの視点や分析手法が分かるし

アッパラパーな社長たちからの、素朴な疑問に
経営コンサルタントが、基礎からかみ砕いて教える、
という会話のやりとりが
アッパラパーのワタシにとっても
すごく分かりやすかったです。

数字が苦手な文系タイプの人間には
人間ドラマを通じて、知識の使い方を示してくれる
小説のようなテキスト本って
すごく合ってると思うんだ。

会計の知識を身につけようと努力しているものの
なかなか身につかない、という人には
ワタシみたいな人も多いのではないかしらん。

やはり、世間的にも好評だったみたいで
シリーズ化されてるようなので
読破してみるっす!







(福岡市博物館の売店で売ってた、般若電卓。
ちょっと、惹かれるかも。。。(。-_-。))






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コメント
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