国際医療を考える(グイグイ)

2017-01-18 22:40:13 | 日記
昨日の雑感の続きです。
同じネタでグイグイ引っ張るけど、これで最後にするから許してチョンマゲ。




「日本人のビジネスは、決断に時間がかかりすぎて
 国際的なビジネスのスピードについていけない」
という話、よく聞きますよね。

ワタシも、日本のサラリーマンとして長年働いてきましたが
ホウレンソウだの、ネマワシだの、下らんカイギだの、といったことが
んもう、痒くて、痒くて。

「オッサンたちよ!こんなスローなことやってたら、きりないぜ!」
と、上記の意見に同感してたんです。




だがしかし!\(◎o◎)/

駄菓子菓子!\(◎o◎)/




自分はそんなオッサンたちとは違って
比較的スピーディーなタイプだと思っていたのですが

「ワタシも、あのオッサンたちと同じレベルだったのか?!?!」

という気づきが
中国人との商談を通じて、感じましたのでございまする。




まず。

今回いらした中国人の視察団の皆さまについて
氏名や社名の載った名簿はあらかじめ頂戴していたものの
「本当は何者なのか」は、正直言ってよく分かりません。

日本の企業さんであれば、社名をネットで検索して
どんな会社のどんな立場の人なのか
あらかじめイメージをつかんで面談に臨むことができますが

先方様は、所属も氏名も中国語のため
日本語対応のPCでは検索できないし、出てきたとしても読めません。

もちろん、時間とお金をかけて調べれば、情報をつかめるでしょうが
一期一会になる可能性も高い方に対して
そこまでのコストをかけるのもアレなので
事前知識マッサラの状態で、お会いしました。

んで、まず、お互いの自己紹介から始まるわけですが
もちろん、お互いに「いいこと」しか言いません。

もっとお互いに真実を掴むために
双方向の質疑応答を重ねていくのですが
通訳を介しての会話は、非常にもどかしく

質問に対して、トンチンカンな回答が返ってきたり
(多分相手も同じことを感じてるみたいで
 質問にこちらが回答しても、ポカーンとした表情を浮かべられること多々)

一問一答に、いちいち倍の時間がかかるものだから
質疑応答してる当事者以外の人間は
手持無沙汰になってしまい、グダグダな空気になってしまったりと

何だかもう、面談そのものが、カオスな雰囲気なのです。。。(*_*;(グッタリ)




そんな中!

中国の方々ときたら!

「一緒にビジネスしましょう!」
「業務提携しましょう!」
と、グダグダでグッタリな雰囲気もなんのその、

グイッグイッと、YesかNoかの判断を求められてくるのです!\(◎o◎)/




いや!!無理!!

肝心の情報が全然入っていない、今この段階で
YesかNoかの判断なんて、ぜったい無理!!

あなたが何を言ってるのかもあまり理解できてないし!!

そもそも、あなたを信用していいのかどうかも分からんし!!



そんな感じで、内心とってもハラハラしてたんですが
だからといって、とても「No!」とはねつける勇気もなく

「まずは、より具体的なお話を聞かせて頂いた上で、
 前向きに検討していきたいと思います・・・。」
と、オブラートにくるんだ回答をしながら

「もしかして!
 これがいわゆる、時間がかかる日本式ビジネスってやつ?!」

と、ハッとしました。




「この人(この会社)は信頼できる」というのが腹落ちできれば
その後は、交わした約束は絶対に守る、というのが
日本式ビジネスなんですよ。きっと。。。

海外の人たちは、相手が本当に信頼できるのかを探りながらも
とにかくどんどん前に進んでいくんですよ。きっと。。。




これから、海外に目を向けていくにおいて
両方のやりかたを、自由に使いこなせるように
慣れていこうと考えさせられた、いい経験でした。

謝謝!
コメント
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