いろんなリーダーシップ(1) 女神型

2016-10-11 21:05:16 | 日記
こんばんにゃ。

先日、仕事の関係で
着ぐるみを作っている会社さんへ、訪問させて頂きました。

宮崎という辺鄙な場所にありながら、東京にも事務所を構え
国内外の世界的超大手ブランドからの仕事も絶えない
その道においては、世界的にも有名な企業さんです。

この企業さんを訪問させて頂いた理由というのが
女性活躍推進の取材だったのです。

約30名のスタッフのうち、男性は2名のみ。(社長と、社長の息子さん)
あとは全員が女性!

取材にあたって、事前に下調べをしましたが
社長(元々は造形作家)はほとんど表舞台には出てこず
マスコミ対応や、現場のマネジメントなんかは
全て、工場長(社長夫人)がされている様子です。

「これはきっと、奥さんはバリバリのやり手に違いない。
 職人肌で出不器用な旦那に代わって
 ビジネスの采配を振るわれて
 こんなすごい企業へと成長したに違いない。」

と勝手な想像しながら、その企業さんへ向かいました。




そしたらねー!!!

想像を大きく裏切られましたのYO!!!

やり手オーラをビンビン放つ辣腕女性経営者を想像していたのですが
すっごく、おっとり、ふんわり、ほんわかした人だったのです。

例えるなら、「昭和のお母さん」といった感じでしょうか。

2時間にわたり、じっくり話を聞かせてもらいましたが
控えめで、慎ましやかで、愛情深いお人柄で
自分のことはいつも後回しにして
子供たちのことを何より一番に考えて生きてるような人なんです。

あまりの癒しキャラっぷりに
「この人、本当にビジネスなんかやれるんかいっ!」と
こちらが心配になるくらいでした。

しかし、そんなほんわかっぷりながらも
ご自身が一時期シングルマザーで苦労をされていたということもあり
経営層になった今も、小さい子を抱えたママを積極採用していて
「女性に働きやすい会社」という評判が自然と口コミで広がり
今や、求人応募の99%が女性からなんだそうです。

残業ゼロ、有給消化率100%、という夢のような人事労務をされてあって
なおかつ、ちゃんと業績を上げているんだよ。

17時に仕事が終わったら、みんな急いで会社を出て
子どものお迎えやら、晩ごはんの準備やらに、走らなきゃいけないので
何とかして仕事を時間内にやりとげるべく
就業時間中(7時間)は、業務に集中してるため
愚痴や噂話といった、無駄なおしゃべりが生まれる暇もなく
残業ゼロでも、短時間で効率よい仕事が回っているのだとか。

人事労務とか、社内制度とか、いろんな話を聞くに従って
(顧問社労士さんのアイデアを取り入れてるだけだそうですが
 それをちゃんと取り入れられていうところが、マジすごいわ!)

縫製や彫刻といった作業に「誠実なきめ細やかさ」という女性らしさを
スタッフのから引き出して、商品に「付加価値」として加えて
経営者として素晴らしい仕事をしてるだけでなく

なおかつ、ご自身も、ふんわりおっとり可愛らしいオンナノコで

従業員も、お客様も、自分も、みんなみんな幸せで

なんか・・・すっごく、良い!!良い!!(*'▽')

「女神型リーダーシップ」という言葉を、久しぶりに思い出しました。
コメント
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