選択と集中の正論

2016-10-02 09:43:05 | 日記
おはよーございナツ。

最近つくづう思うのが
世の中の仕組みが、いかに非効率でムダが多く、
無意味なタコツボ化した組織が蔓延してるか、ということです。

例えば、足元から挙げてみると
「九州の経済団体」だけでもたくさんあるのよ。

さすがに名前を挙げていくのはやめときますが
軽く両手で足りないくらいはあります。

もちろんそれぞれに特徴や強みはあるのでしょうが
それにしても、多すぎじゃない?

更に、例えば
「留学生の支援をしてる団体」だけをとってみても
市町村がやってるもの、都道府県がやってるもの、行政の外郭団体がやってるもの、
大学の集まりがやってるもの、個々の大学がやってるもの、
NPOがやってるもの、ボランティア団体がやってるもの、等々星の数ほどあるのよ。

組織を選択・集中させることは、モーレツに大変なことであるとは分かった上で
日本の社会システムは他国に比べるとすこぶる公正に機能しているとは分かった上で
それでもやっぱり
「各団体が同じようなことをしても効率が悪いし
 力を合わせた方がより大きなことができるのだから
 整理して合体してすっきりすればいいのに。」
なんて正論を、ついつい考えてしまいます。




こないだ、とある天下り先のオジサンと飲んでてたときに

「今期は○○省から△億の予算をもらってるけど
 予算を余らせてしまったら、来期からの予算(=権力)も減らされるため
 とにかくもう、お金を使いたくてしょうがない。」
 
「出張に行けば、実費だけでなく、個人へお小遣いも入る仕組みになっている。
 そのため、国内出張・海外出張とも、どんどん入れるようにしてる。」

「企業への補助金は、ある程度成功が約束されたところにしか出せない。
 今は、とある業績向上中の東証一部上場企業を、熱烈支援している。
 この企業の実績を、うちの実績としても活用させてもらう。」

という、ここだけぶっちゃけトークをされてて
胸クソ悪い気分になりましたのよ。

思わず
「国民の血税をなめとんかい、ワレ!
 ケツから手つっこんで奥歯ガタガタ言わしたろうか!」
とも考えましたが、腕が汚れるからやめときました。

あら、ワタクシとしたことが、お下品な言葉遣いをしてしまいましたわ。
ごめんあそばせ。




今までは、ニュースの世界でしか知らなかったけど
世の中には、あってもなくても大勢に影響ない組織が山のようにあり
そんな組織で寄生してるオジサン・オジイサンは山のようにいる、ということを
間近に目にする機会が多くなって
何ともいえない気持ちです。

今、国籍問題等でバッシングされている、話題の蓮舫さんですが
事業仕分けのときの、あの鋭い舌鋒は、小気味良かったなぁ。

権力拡大志向の男性陣には
同性同士、断捨離の大ナタを、容赦なくふるうなんてことなんて
まずできなかったと思うんだ。

日本財団の会長になり、天下り団体の事業仕分けを行った曽野綾子さんしかり
しがらみにあまりしばられず、真っ当な正義感を持って、無駄を削っていくのって
女性の方が得意なのかもしれません。

税金の無駄遣いを削って、介護や育児といった喫緊の課題に選択集中してほしい
というごく当たり前のことを
つくづく強く願う、今日この頃です。




 1つ新しいプロジェクトを始めるなら
 既存のもの3つはやめるべきです。

 こちらは変化が激しい時代に投資を決断するのだから
 担当者にもそれぐらいの本気を見せてほしいと思っています。

 (アマテラス製薬 畑中好彦社長)
コメント
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