赤子とひとしく

2012-06-26 06:17:52 | 日記
おはようございナツ。

昨日、職場の女子仲間より
こうのとりがやってきたという嬉しいニュースを聞きました。

うん、めでたい。めでたい。

Y武氏やS藤氏やU田嬢の本を
たんまり読ませなあかんですなぁ。(ニヤリ)

昨日は、久しぶりの某H嬢も
赤子を連れて会社に挨拶に来てたし

周囲が子供づいています。




妊娠・出産や、育児をきっかけに
食生活や環境問題や教育分野など
「いのちをはぐくむ」というジャンルに
シフトチェンジする人は多いですが

赤子のいないおいらに言わせてもらうと
別に、赤子だけがちやほやされるべきものでもない。

元赤子たちも、赤子と同じように
ちやほやされるべき大切な存在だと思うのです。

たくましくかしましいオバチャンも
むっすりしたこわもてのオジチャンも
可愛げのない存在、みんなひっくるめてさ。




先日の日曜日は、三十郎氏(96歳)のお見舞いへ行ってきました。

以前より、体調不良のため入院しているとは聞いていましたが
いかんせん、ご高齢のため
生きて病院を出れることはあるまいよ、ということだったので
いつ今生の別れになるかもしれぬと
腹をくくってご挨拶に行ってきました。

久しぶりにお会いして、ショックでした。

ベッドから起き上がることもできず、
口からものを食べることもできないため
点滴でながらえている状態です。

頬はそげおち、歯は大半が抜け、
去年、初めてお会いしたときに比べると
10歳も20歳も年を取ったみたい。

胸がシンとして
ただ、手を握ることしかできませんでした。




延命治療や国民医療費増大や老老介護の是非とは別の問題として
赤子と同じくらい、ちやほやされるべき存在だと思うのです。

棺おけに片足つっこんでいるオジイチャンも
妙ちきりんな洋服で着飾ってるティーンネイジャーも
伏魔殿に住む妖怪も、偏屈な世捨て人も、イケイケも、クスブリも、

赤子と同じくらい、愛され、慈しまれるべき存在であると、感じる心。
目の前の命に敬意を払う謙虚さ。
そういう感性を育てるために、赤子は絶好のきっかけになる。

オレサマになりがちな自分への戒めもこめて
そう思うのですが、どうかね。
コメント (4)
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