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元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

支那竹(シナチク)を竹の子と言うなかれ

2007年08月26日 | ラーメン総合研究所
日本ではラーメンの原型「中華ソバ」「南京ソバ」
「支那ソバ」「十銭ソバ」の時代から具の定番と
してシナチクを使用している店が多かったです。

シナチクは、台湾や中国福建省の家庭料理として
よく食べられていたものです。

原材料は「中国産竹の子」と紹介している場合が
多いけど、日本人が想像する竹の子とは異なりま
す。

日本の竹の子は、アク・エグミが少なく、軟ら
かい高級品は土からほんの少し芽が出た物を
収穫しています。

でも、中国竹の麻竹は、土から2メートルも
成長した物を240時間(10日間)煮て
軟らかくしたものです。

シナチクに詳しい人や、味付けメンマや、水煮
メンマじゃない、乾燥メンマ、塩漬けメンマを
使った事がある人はご存知でしょうが、使える
ようになるまで凄く時間がかかります。

塩漬けメンマの塩抜きで水につけるのは、水を
一日何度も代え、10日間かかります。

乾燥メンマも水で戻すのに10日間かかります。

でも、最近のラーメン屋は、ちょっと割高な、
水煮メンマが定番です。

ネーミングですがシナチクは、支那(中国)の
竹という事で日本の商社がつけました。

メンマも日本の商品名ですが、らー麺にのせる
麻竹という由来で「麺麻」(メンマ)と名づけ
られました。


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