元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ラーメンの国際化

2007年10月05日 | ラーメン総合研究所
ここ10年で多くのラーメン屋が海外進出をし、
成果をあげています。

日本の有名店がハワイ、ニューヨークに出店しまくっ
ていますが、海外で1号店を開業するケースも珍しく
なくなってきました。日本人が世界に通用する味と
挑戦するケースや、日本滞在経験者の外国人が本国に
ラーメン文化を普及させるよう開業しようとしたり
様々です。

以前、日本人夫婦がドイツでラーメン屋を営むドキュ
メント番組をやっていましたが、食材の入手の困難さ
や、水が硬水など、日本では困らない問題がたくさん
あったようでした。また、お客さんの殆どが、ドイツ
や北欧系の人々なので、ラーメンという異文化料理が
受け入れられるまで長い期間がかかったようです。

アジアにもラーメン屋は多く進出していますが、日本
人の好むコクは、中国などでは「しつこい味」になり、
重層型な味わいは「うるさい味」になり、コシのある
麺は「固い麺」となります。だから、郷に従うと
日本人には受け入れられない味になってしまうよう
です。九州からも中国に何軒かラーメン屋が進出し
ていますが、異文化での営業は大変でしょうね。

地方一番店が東京進出する時代から、いまや成功店
は海外進出する時代のようですね。東京あたりの若きラー
メン職人のインタビューを読むと、フランチャイズ
チェーン展開や、海外進出や、多店舗展開など
野心家が多いです。

お隣り韓国は、冷麺が有名ですが、ラーメン文化は
ありません。韓国の食堂などにラーメンはメニューに
あるものの、どの店もインスタントラーメンを出す
らしいです。韓国にはスープからラーメンを作ると
いう食文化は根付いてないものの、国民1人あたり
のインスタントラーメン消費量は年間90食らしい。
韓国では、インスタントラーメンに、自家製キムチ、
コチュジャン、唐辛子を入れ、麺を食べ終えたら
ご飯を入れて食べるのが一般的らしいです。


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