流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

境界の彼方 4話 を語る

2014-11-01 13:02:33 | <境界の彼方>


なんか違和感あるなと思ったけど、
瓦礫がハーモニーっぽい処理されてるのね。
京アニ作品でアクションって最近あんまりなかったので、
こういうひとつのショットの内容を見ていくのが楽しいですね。
しかしこの空間は光が紫っぽいんじゃなくて壁の色からして紫なのかとか。



なんかちょっと石立さんっぽい感じかも。





この辺はカメラワークとしての3Dっていうのの再提示になっている感じ。
AIR 6話の石原パートの再演というか。
異空間に入った時の栗山さんの視点を見せたりとか、
エスカレーターに設置されたカメラっぽいドリーショットととか。
エスカレーターと異界の設定あっての演出で新鮮だったな。



今回こういうエフェクト多かったですね。
電車のところでもありましたし作監さんなのか、
エフェクトのパターン作ったりしてたのか、どうなんでしょ。



裸足で走るからタイツを脱ぐ。
確かに脱がなきゃ滑りそうだけど、足元だけ切るとか出来なかったものかってのは野暮。
栗山さんの生足というか、女の子が素足を出す姿ってドキッとしちゃいますね。
普段見慣れない姿で、普段見せないようなところだからでしょうか。
エスカレーターのシーンはギミックも多あって楽しかったな。



緑。
タイツがあるところの壁も緑、栗山さんたちがついた駅のところの外灯も緑。
こうした明るい景色をさくらと栗山さんは共有しているっていうことなのかなとか。
さくらは突然現れたキャラなんでどういうキャラかよくわかりませんが、
共有した風景から栗山さんとの対比を描こうとしているのかなという感じ。



前回は気づかなかったんですが壁紙の色も緑。
けいおん2期後期ED思い出すような、と。
扉を開けるのとかイメージ的に思い出しちゃう感じ。
さくら的にもNO,Thank You!だったのかもなとか。
まあどうでもいい話。



電車が動き出すのとかも面白い画面だったな。
しかしどうやって電車に乗り込んだのとか描かれなかったんで、
ねじれた空間に入り込んでいく感じとかがなくいきなりの垂直走りは面食らったかな。



指輪。
なんで指輪投げたのかなとか、なんで指輪なんだろうなとか。
指輪を外すことで、栗山さんがゆいを殺してしまった?ので、
まやかしをまやかしだと認識するのに、ゆいの死を認識するのに、
ある意味での思い出の品を使うっていうのは分かる気もしますが、
どうもここまで指輪に篭ってるものが力の制御以外に無いように思えてたんで、
ちょっと空振ったような印象がするかなと。

圧縮した空間の中で回想の絵を入れたりとか盛り沢山な画面は豪華な感じ。



此処から先はAKIRAっぽい感じが。
メッキが剥がれる感じを肌で見せるのはちょっと引っかかる。
この辺は迫力もあってよかったですね。



空間が戻っていく感じっていうのにグッと来る感じでしょうか。



血の雨。
こんだけ血を流したら貧血どころではないのでは、という野暮。
栗山さんの力のせいで木々から葉が消えていっていうのが、
Aパートで描かれてた緑の消失の暗喩になっているのかな、とか。



Bパート。
妖夢は形も変わる、では半妖は?っていうのを示唆する出だし。



対峙のシーンでの回り込み。
主人公に取り憑いたうつろな影のエフェクトが手描きっぽく見える。
結界の辺りなんかもそうですが、今作のエフェクトの作り込みは見てて楽しいです。



勝負カットって感じ。
大体どのショットでも栗山さんの表情は、
正面から見た印象との差異が少ないように描かれてる印象でしたが、
ここは顎を引いて髪を見だしてと描き方が根本的に違っていて目を引きます。
ここまでやってまた普通に表情を拾ってるところを見ると、
その差異がちょっと気になってくるかな。



2話と同じく。
動きのハイライトを見せていくような感じですが、今回は表情を拾わず。



主人公、妖夢に。
衝撃波を描いたりとか色々新鮮。



一撃でこの大爆発とかなかなかの絶望感。
栗山さんの消す、とか、嘘、っていう一言が現実を受け入れつつ戸惑ってる感じが出て良い。
迂闊に主人公への攻撃をやめさせるとか目を冷ませるとか、
野暮なところがないのがいいかなと。



しかしエフェクトはどこまで撮影でどこまで手描きなんでしょうね。
この辺もカッコ良かったですが、球体が消えてくアタリは手描きっぽくも見えるし。
個人的にはお兄ちゃんのマフラーパンチ結構好き。



私は人間に見えますか?
栗山さんの問がそのまま帰ってくるような後ろ姿。
焼け野原になった現場と血の雨のせいで緑が消えていったのと対比的。
ただ主人公が目覚めた時も同じような絵を見せるので、
やや繰り返しが多いのが気になってくるかな。





うーん。
栗山さんの傷を見てっていう月と、
栗山さんの言葉を受けての地。
栗山さんが生きていたことに安堵する、言わば希望としての月と、
相手に謝らせてしまったっていう罪悪感なのかな。
この辺はちょっと見きれなかったかな。
1話からちゃんと追うべきなんだろうか。



僕は普通の人間に見えるかな?
栗山さんの目配せ可愛いなっていうのもあるけど、
ここでその言葉をぶつけてくるかっていう。
ちょっと意地悪な感じと垢抜けない主人公の返しに見る罪の跡って感じなのかな。



ささやかだけど。
これが栗山さんの許しの証なのかなとか。
こういうささやかさっていうのは武本さんの味ですよね。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:武本康弘
作画監督:植野千世子

武本回。
2話やって4話ってちょっと今までにない登板の仕方ですね。

最終回みたいな話でしたが1話から連続した映画的な尺を考えてたんでしょうか。
次回からはどう展開されてるのか楽しみです。


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