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卒業式。
2年生に花をつけてもらってるっぽいけど2年と3年は同じ人数なんだろうか。
紬に花をつけてた子、なんか着け終わったら小悪魔的に笑って告白とかしてきそうとか思った。
他の子が手先で花をつけてるのに対して表情の変化があるのがやっぱなぁ。
目を細めて首をちょっと傾けるそのスッと魅入ってくる感じがエロい。
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先生への色紙。
今回梓のとことか和の答辞とかもそうだけど、
スカートだったり足だったり見せてていつもよりちょっとエロい。
梓が風に揺れる辺りなんかはなんか内海回踏まえてるのかなーとか、
先輩たちを目で追う梓の頭ゴツンや桜とかは高雄回から?とかそんなとこを考えながら見ていたり。
冒頭の4人ダッシュは1期OPっぽいような、とか。
どうでもいい話ですが、
最終回ってそういう各話を総合するような話であって欲しいと思うので、
そういう風に見てしまがちです。
風が吹いて梓が頭抑えるトコ、前髪を抑えることで表情を一瞬髪で隠すような繊細な立ち姿が印象的。
しかし唯が色紙を押さえてるところとか見てて思わず妊娠とか連想してしまう辺りヤヴァいな。
この辺のさわ子先生の表情のザックリしたデフォルメとか、
表情を細かく拾っていこうっていう京アニの中でこういうことできる堀口さんは凄いなぁとか思う。
堀口さんに合わせる作品だけど一番飛んでるのは本人だったっていうアレに似てる。
伝言ゲームも教室でメモを回したりしたことからの延長ですよね。
ああいうのを卒業式で、しかも澪から始めるっていうのもなんだかおかしな感じ。
3年2組全体が軽音部的な空気になってるような。
どうでもいいけど自分が気にしてた子が最後の飛行機雲の辺りで出ていたりして結構うれしかった。
しゃべったりはしてくれなかったけど(笑)
今回はクラスメイトでしゃべってる子がいてちょっとビックリ。
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なんだかんだいって和の描写が一番グッときたところだったかも。
唯とずっと一緒だったけど大学は一緒ではないし。
そんな別々の道を歩むのと、2人の手の合図に長い付き合いがあることに触れてて思わずグッときた。
一緒に和と帰りたいなぁなんて思っちゃうぐらい。
答辞や唯の着替手伝うのに走って先生に注意されたりとか、
カッコ良かったり抜けてたり、なんだかんだで味のある生徒会長だったかなぁ、と。
さわ子先生や梓の描写も響いたけど、和はなんかそれ以上に最終話でグググっときたなぁ。
しかし答辞のトコで和の足見て唸る唯ってなんだったんだろうアレ(笑)
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前半は先生の描写が多くてそっちにまず振れるのかーとちょっと意外だった。
最後の挨拶でデスデビル化したりとかそういうのも忘れてたから結構びっくりさせられたりとか。
最後に机を撫でるようなとこだったり物の思い出に浸るところで振り向くのは、
過去を振り返るような感じがしてそういうの好きだったりするんだけど、
そこにまた寄せ書きがあるっていうのは思わず卑怯だなぁとか思った。
消さなきゃならない思い出っていう。この辺は前回の部室に似てるか。
学校はそういう場所っていうのを先生の視点で見せるのが良いかなぁと。
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部室入ったトコは引きのハイテンション梓の動きがスゲー印象的。
丁寧な芝居とかいうけどここはけいおんで最たるシーンだったんじゃないかなぁ。
長回しの芝居でカバンのチャック開ける奥行きだったりなんだったりここでそれかと悶絶。
梓の「卒業しないでください」は律視点ではないけれど、
4人を後ろから追うような梓の視点がドラムと被る感じでなんかしんみりきたなぁ。
やっぱり各話数で築いてきたものを含めた画面にしていたように思う。
カバン置き場だったり練習と受験勉強を隔てていたような長椅子を中心に、1話でとった桜の花。
桜の5枚の花びらは念頭になかったからそこでまたグッときたなぁ。
そんで全員で作った梓のための詩っていうのもなぁ。
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1期のOPで4人は梓のせいでジャンプできなくなったのか?みたいな疑問があったけど、
梓っていう翼があったから先輩としてその跳躍を見せることができたのかなぁとか思う演奏だったなぁ。
1期1話で演奏したのは「翼をください」だったけど、
その4人がジャンプして出会った天使が梓だったということだったのかなぁ、
という風に思わされました。
今回って空のPANアップから始まって空を見せる場面っていうのが多い回でしたが、
梓の先輩としての、梓のバンドとして羽ばたくことで、
梓を通して空の下にいる一人ひとりにこの曲を届けているんだなぁと、そんな風に思えました。
それは『けいおん!!』から卒業させられる視聴者だったりするんだろうなと。
そういう意味では20話に近いかな。
この辺の梓の前髪だったりとかの処理とか綺麗でグッときた。
そういえばここでも足見せてるけど、今考えたらOPとか1期1話でコケるアレだったり結構使ってるのな。
山田さんは足フェチ?
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そして学校で締め。
なんだかんだでモチーフになった学校の魅力っていうのをある程度扱えてるのは大きかったように思う。
脚本:吉田玲子
絵コンテ:山田尚子
演出:坂本一也 山田尚子
作画監督:堀口悠紀子
楽器作監:高橋博行
最後は山田&堀口コンビで締め。
きちんと監督のコンテ回で最終回やってくれたのはうれしかったな。
というか自分が見たかったっぽいものが詰まった最終回だったと思う。
2期は軽音部内での梓の立ち位置が何度も問題になって、
その度に先輩たちに構ってもらったりして梓の不安を払拭してたわけだけど、
そのループと卒業というゴールを用意したことで1期とは違った視点で最後が迎えられて良かった。
1期で男性視点での話とか男性視点が作品を歪めてるんじゃないかなぁとかいうことをちょっと書いたけど、
2期は山田監督も自分で最終話をまとめていたり後期OP、EDを作ったり、
自分の作品にしようっていう意図が働いていたからか自分は結構安心してみてました。
今期の男性視点って徹底して外部からの視点で軽音部っていう内部にアクセスしにくくなってた気がします。
1期は彼女たちの中に男性バンドへの憧れがどこかあるんじゃないか?という疑いがあったけど、
今期は夏フェスだったりでそういうのを否定して自分たちがやってることが一番いいって言ったりしてる。
1期で感じた男性像っていうのは2期では完全に蚊帳の外になってるんですよね。
1期って京アニでは初の女性監督でアドバイザーで石原立也さんがついてたりする。
だからか1期の男性像って監督とか自身がそういう先輩たちをトレースするような面が出ててしまった、
一種の歪みなんじゃないかなぁっていう風に思えてならなかったんですが、
2期はそれを見事に乗り越えていったように思います。
監督が最後の落しどころを1話で提示していたし後期OPED、最終回とシリーズを総括できてる。
そういう安心感もあって、
これは山田監督の作品なんだなっていうことを強く感じることのできるシリーズになってると思います。
まあ、こういう風に書くと男性像を完全に腑ししたい潔癖症みたいにも思えてくるけど。
ただ監督と堀口さんの内輪的なトコが作品に反映されてる感じで、
そういう感じられる部分っていうのがやっぱりあるのは強いなと思うんですよね。
20話は石原コンテだけどその内輪さって女生徒たちの内輪になってるし。
そういう内輪であることを理解することでそのノリを楽しめることができたかなと思えたり。
あと番外編が2話あるのでそこがどうなるかはわかりませんが。
残りの話数楽しみです。
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