流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

氷菓 15話 を語る

2012-07-31 21:53:35 | <氷菓>


見てますよー。
怪盗事件の話で画面からエビちゃんが消えていって、
振り払って食べようとしたらこのインパクト。
私、気になります!の怖さを感じさせてくれる感じ。



こうした腕のパース強調とか京都にしては珍しい感じで新鮮だったなぁ。
折木が回転して決めポーズは魔法少女の文法のように思えた。
特に足を揃えてナメるように見せていくところが。
伊原はひみつのアッコちゃんのコスプレしてるけど、
魔女っ子はむしろ折木がやっちゃってるっていう。
山田さんだけじゃなく内海さんもかーみたいな。



今回も手の芝居に意識が向く感じ。
特にナメで見せたり画面の下からINしたり中心に置いたりとか、
武本さん的な置き方をちょっと意識されているような感じ。
里志とか壁新聞部とか男どもはカメラ手前でのブレを印象づけるアクションが目立ってたかな。
あと前回はどちらかと言えば折木の方が影を強く落とすような格好だったのに、
今回は画面手前のナメで見せたキャラに影を落とすようなショットがあって目についた。
伊原と部長のやり取りとか。
女帝のときの里志と折木の対比の裏返し狙いなところもあるのかなと見てて思ったり。



私、確認してます!
女帝イリスの教えを反芻する千反田える。
この辺も手のディテールに目が行きますよね。
芝居を印象づけるためなのか、その確認するという手順にリアル感を出したいのか、
ちょっと狙いが読み取りにくい感じはありますがインパクトはありますよね。
日常でも内海回の手は目立っていたので、そういうことなのかなと。



色合いがどこか石立空間。
まあ先輩の話をメインでやったのが石立回だったのでリスペクト的な感じなんでしょうかね。
しかし制服を伸ばすとか、オカルトというかトンデモっていう感じが。
それが天然パワー、ピンク空間なのかなと思ったり。



京アニのスタッフコメ的に言うなら絶対可愛い男の子って感じで描いてるんだろうなと。
こんな髪型の男の髪が揺れたって!というワタクシの叫び。
里志が戦っているのは折木なので、
こういう噛ませ犬的なキャラがより里志を引き立てるのに必要なのでしょうが、
愛らしさは別に求めてないかなーみたいな。
伊原サイドがどちらかというとダーティーだしな、と。



遠垣内先輩もそうだけど、折木もアゴ触る芝居しててちょっと絵的にワンパターンな印象も。
奇術同好会の司会?の人が最初に廊下で振り返るところとかは、
腕の芝居でどういう動きをしたのかっていうのを印象づける感じで新鮮だったな。



漫研は女の戦い。
先輩が入ったところで急に演劇的な印象になるのが興味深いというか。
男装してるせいかもしれないけど、
赤い薔薇のような花を手に取るというところに含むところを感じてしまうのですよね。
それが部長の語るところのエピソードがどのようなものなのか、
というところの想像に繋がってくるというか。
ちょっとウテナっぽいというか。



壁新聞部って手書きしてるんだろか。
なんというかこの作品でスマホとか使われても異次元で使わてる印象、
同時代性っていうのをイマイチ感じられない作り方をしているように思うので、
この距離感についてはもう少し考えてみたい感じ。
古典部の意味するところがソレなんじゃないかなと初期の頃は思っていたんですが。
文字を手で書くというところが古典でもあるように思えるし、
古典を取り巻く雰囲気ってなんなのかなーという感じになるというか。



似たような構図を反復して最後のショットに繋げてる感。
このエピソードが夜の千反田から始まったので、
それを里志が反復しているのがまた印象深いですね。

古典部員がそれぞれ文化祭で違った繋がりを持ちながら、
古典部に帰属していく様子っていうのが気になる感じ。
伊原はそれだけに終わらなそうなのが引っかかる感じ、かな。
折木が千反田をよく観察しているっていうのと、
通販できるのかーとか言ってるのを見るとまた折木の変化みたいのが見て取れて、
文化最後のやり取りっていうのがどういう風景なのかまた気になるかな、と。

脚本:賀東招二
絵コンテ・演出:内海紘子
作画監督:門脇未来

内海さんは結構全体に気を配るような感じで見てたのかなーという感じ。
文化祭編に入ってみんな好き勝手やるのにギアが入りすぎてるためか、
武本さんのコンテの処理やってたからか、
氷菓でやっている要素っていうのがある程度でた回だったのかなぁと思えたり。
本来の作品のあり方に物語が戻ってきたからっていうのが正確な感じもしますが。

前回が男の体寄りな作風だっただけにあの感じを味わえなかったのは少し残念だったけど、
虚構の折木の姿だったり、手だったりでそういうのを補給できたかなぁと。
今後の内海、門脇回がまた楽しみです。


アニメ雑記 7/29 を語る

2012-07-29 21:36:04 | ■アニメレビューとか
●じょしらく



皆目が死んでるーというか。
近年のJCキャラ大集合って感じだったけど、
丹下段平のコスプレ?してるのが2人いたのがよくわからなかった。
1人は最初、とらドラで実里がコスプレしてたので、
キャラデ繋がりのネタかなーと思ったんだけど、
他にも眼帯して腹巻したキャラいたっけ、と気になる感。



密室や景色見ながらのトークが多いので、
見える風景などに拘ってるいるっぽいのにはインパクトあるかなと。
及川啓さんの演出回だったけどあんま意識できなかったかな。


●バトルスピリッツ覇王



キメのバンクで瀬川英史の音楽が響くというのが心地良い。
最初はコミカルなBGMが多いかなって気がしてたけど、
終盤になってきてコーラスを含め壮大感が出てきた感じ。
こういう盛り上がりを楽しむのは4クールものだからこそかもなと思ったり。
序盤で使ってたかもしれないけど。





石川さんのバンクでこの作品で特に派手なのがソーディアスアーサーの召喚シーン。
エフェクト竜や疾走感がやっぱいいかなと。
エクスワイバーンの召喚シーンはまた別の方なんでしょうか。
剣を構えるところでのタメなんかが印象に残る感じ。
レナードさんカッコ良かったけど今回で退場で残念。

しかし主人公の最強?のカードがダン君と被る感じ。
少年激覇 メインテーマのような曲がくるかはわからないけど、
覇王もダンたちの戦いに負けないくらいの盛り上がる最終バトルが見れたらなと思います。


●聖闘士星矢Ω 16話



絵コンテ:八島善孝
演出:広嶋秀樹
作画監督:大西陽一

八島さんの回。
今週では原画また多く持ってやってらっしゃいましたね。
東映の長編TVシリーズやジャンプ系作品は気が向いた時にしか見ないので、
星矢Ωはある程度追えてる貴重な作品だったり。
プリキュアは作品によりけりな感じ。





今回の話は繋ぎ回っていう意識が強い回でした。
敵が必殺技で吹っ飛んでいったのに、
主人公たちはその吹っ飛んだ軌道から外れた場所に立ってるとか、
これどんなギャグだよっていうのを1ショットでやっていたりとか、
どこか懐かしさを覚える繋ぎ回だったかなと。
ゲストキャラのデザインからしてな~みたいな。

ただ今回はなぜクロスが宝石なのかっていう理由付けを改めて考える余裕というか、
クロス担いで旅するのは絵的にどうなんだろなー感とかを頭をかすめる、
旅というものがどういうものかを意識させられる回って感じで、
いい意味でやっぱ繋ぎの回だったかなと思ったり。



アリアのアップの変化なんかにまた意識が行く回でもあり。
最初はどこにいるのかよくわからないアップのつなぎ方をしたりしてたけど、
最後には皆の中で寝込んでしまったりとか、
そういうアリアの雰囲気の変化というかを追うのがまた楽しかったかなと。

あと夕日を全員で見るっていうのがOPで自分が一番好きなシーンと被る感じで、
そういうのを味わえたのも良かったかなーと。


アクセル・ワールド 16話 を語る

2012-07-28 21:20:07 | ■アニメレビューとか




絵コンテ:大橋誉志光
演出:下司泰弘
作画監督:日向正樹
メカ作画監督補佐:原平子 菊池一真
総作画監督:愛敬由紀子

大橋コンテ。
セイクリッドセブン繋がりか、意志の力!が強調される回での登板とは。
アバンのコントラスト強めのスカイレイカーのショットとか、
OPに入る直前のシルバー・クロウの夕日の反射とか印象的でした。
特に後者。
前向きになった場面での光の強調っていうのを己の体に反射した光で表現していて、
肉体、まあ体を失った回へ希望が指す回の導入として新鮮でした。
そしてOPにINと。
舞い散る羽と差し込む光、翼を無くしたクロウの戦いを煽るOPの導入してもよく、
なんでこの話数からのOP変更にしなかったんだろうと凄く惜しくなる、
そんな演出だったかなと思ったり。



こういう舞台的な部分が目立っていましたね。
やり取りに合わせての立ち位置の変化が楽しいかなと。



基本的にレイカーさんはPAN、TUで見せて言葉の流れを意識させられる感。
クロウがメインだと止めの画が目立つんで、そういう対比なのかなとか。
そしてそういう対比の中でいきなりレイカーさんが自在に動き出すインパクトや、
服の揺れや髪のなびきが創りだす女の子っぽさの心地良さ、
車椅子のシステマティックな動きに合わせてのレイカーの人形っぽさなんかがあって、
導き手としての存在感っていうのが強くてグッと来るなと。

レイカーさんの髪や服装はグッと来るものがあるけど、
メカ作監補佐で入ってる方はこの辺を重点して見てたんだろか?
女性の方でメカ作監って珍しいですよね。



義足ですアピール。
ハルユキの心の動きさえも導いてる感じ。
最後の別れのシーンではレイカーだけじゃなくハルユキもTUしてて、
レイカーを動かす言葉を放つハルユキっていうのが強調されてる感じで、
この辺でバランス取ってるのかなと思ったり。

しかしレイカーさんがアバターで人間らしい生活、
服を着たり食べたりしていたのは、
現実がロボット化というかサイボーグ化しているが故のものだからなのかな。
アバターがどのように具現化されるのか、
っていうのをシルバー・クロウがなぜ飛行アビリティを持つのか、
という謎を引っ張りつつ意識させてくれてる感があるかな、と。



走っていく。
この作品の面白いところは「飛ぶ=空への憧れ」になっていないこと。
そしてアニメもその意思を大事にしているんだなと思います。
流行としてはやはり綺麗な空も見せたいしそれもできるんじゃないかとも思うんですが、
キャラクターがそういう憧れを持っているように見せないことについては注力されてるように思います。

今回の最後の別れのシーンは義足のレイカーより先にハルユキが走っていく、
飛ぶということが走り、歩みに置き換わってるシーンで締めてるのが何とも示唆的かなと。
歩む道は同じ事を示しながら、しばしの別れとハルユキの決意を印象づけてくれるシーンでもあり、
いやぁいい回だったなーと晴れやかに終わってグッときたなと。
これからまたドロドロした回になっていく?のかは原作うろ覚えなのでアレですが、
この回を指針に楽しんでいきたいかなと思います。

5話なんかも一番の決め所だし気合はいってるなーと思ったけど、
今話もアバンからして雰囲気あって良かったな。
スカイレイカーはキツイ話が続いた後の登場キャラクターっていうことで、
その癒し系?な一面が印象深く原作で好きなキャラの1人なので楽しみにしてたんですが、
いい回だったなーと思える回で良かったです。


アニメ雑記 7/25 を語る

2012-07-25 22:15:52 | ■アニメレビューとか
●ゆるゆり



前回のUFOじゃないけど、金田さん意識しだす遊びなのかなとか。
時期的なものなんだろか。



OPは太陽光って音符からの後ろ姿反復なんかが結構好みで見返しちゃう。
元々OP曲は結構好きで前期も結構聞いたりしていたので。
てなもんやボイジャーズじゃないですが、
こういう後ろ姿を見せるポーズ好みなんですよね。
あかりのポーズとか目を引かれるし、
イメージとは違うアグレシップさもあって個人的に好み。



この辺の古臭さも狙ってるしなぁと。
ゆるゆりのビジュアルというかイメージの選別ってどうやってるんだろ。
やっぱごらく部がオタ部だからってことなのかな。
だとしてもちょっと古いイメージが気にかかる感じだ。


氷菓 14話 を語る

2012-07-24 20:33:30 | <氷菓>


逆光。
室内の暗さ意識かなと最初思ってたけど、
切り返したときは普通に明るい画面になっているようにも見えるので、
強すぎる光を意識して意図的に暗く見えるようにっていう意識なのかな、とか。
今回伊原は光を背負って影を落とすっていうイメージが強かったな。

しかし今回の伊原は何もかもが中途半端な感じ。
啖呵切ったのに漫画は持ってこれないし、
ポスター作成は時間に追われて完成できずに
本当に出来たのかよくわからないまま教室飛び出すし、
おまけにかき揚げは揚げ足りない。
伊原は途中で投げ出す女、完遂できない女であると同時に、
できないというところに暗い影を落とす女でもある、
っていうのがある意味今回のテーマの1つだったのかなと思ったり。
実際学園祭に入ってから伊原は踏んだり蹴ったりな事が多いし。



天井模様。
なんかイリス先輩とのやり取りは色々カメラ振っててちょっと気になる感じ。
階段の通りを上から覗き込むように見せたりとか。
目の光の反射が綺麗で目立つなっていうのもあるけど、
この前後の千反田の伸ばした手をまた畳むところの芝居とか、
いつもよりクセの強い構図、芝居が目立ってきてちょっと新鮮だった。



着膨れするような丸さというか。
等身のバランスを意識させられる感じ。
前回の映画編のイリス先輩は手足も長く細く感じられる、
スレンダーでスマートなイメージがあったんですが、
この辺は千反田と対比するとそうでもないっていう太さを感じるというか。
足の描写なんかも強気と云うよりは迷いも感じられるし、
千反田のお手の押したり引いたりとか戸惑いも感じられる。
その前の手を出すところも強気の表情と言うよりは、
おもむろに手を出してみたっていう今までの表情とのズレを感じる部分もあって、
なかなかの異空間っぷりだなぁと見てて楽しかったな。
イリス先輩が立ち去るところで重なるように千反田がお辞儀する、
ああいう望遠での重なりの画なんかは千反田とイリス先輩の同化意識ってことなのかな。
あそこはカット割ってもあまり変化を感じない望遠の画っていうのも少し気になる感。
結構新鮮な画だったので。
今回は魚眼で空撮したりもしてたし、色々やっていたな、と。
俯瞰で廊下に映り込むような処理とか。
高雄さんの遺伝子きてるなーと思わずにはいられない。



ハイタッチ。
直前の伊原と里志の絵柄があまり見かけない感じだなーと思ったらこの辺も。
千反田の横顔とか腕を顔に重ねてからいきなり目の処理が変わってるように見える衝撃というか。
なんかまとまりとしては納得できそうだけどパーツには納得出来ない感じっていうか。
植野さんの作監作業が非常に気になる感じだな今回は。



モブの荒波を突っ切っていく伊原なんかもインパクトあってよかったけど、
この辺の傘の織りなす異次元感がまた新鮮だった。
今回は祭りの飾り付けだったり調理器具だったり、
1話の部活の張り紙のようにセルで置いてるっぽい画になってるけど、
この辺は誰も使わない、動かない傘っていうのを狙い撃ちしてインパクトだしてる。
伊原の影を落とす思いとか、コスプレした少女が会場に出ちゃう恥ずかしさとか、
天気、太陽の光を避けようとする仕草とか、
そういうのと対比させるようなアイテムとしての傘だったのかな、とか。





今回のポイントはやっぱ手だったのかなというふうに思います。
料理大会の司会が各部紹介してるところも手を大きく意識的な芝居をさせてましたけど、
この辺も井原の 焦りを強調するしたりとか、
里志の指立てというかその手の捻りに注目が集まる芝居だったりしますし。
伊原のダッシュも小指を若干立てるようにして走ってたりとか。
手のアクションっていうのはインパクトや芝居、
作画さんの個性とも思える色々なものが出てきて、
各部で作る料理が違うように部分部分で違う手に興味が湧く、そんな回だったなと思います。



この辺のおさげがクルクルしてるのとか可愛い処理だなぁ、と。
髪が揺れるっていうのは普通にある処理ですけど、
クルンっとなっているお下げが流れてまた輪を作り直すその揺れ具合というか、
変化を意識させるような髪の処理が面白いし可愛いなと。
こういうあざとさっていうのはもっとやって欲しいですね。



ちょっとずらしたような手の位置。
こういうのが気になるというか。
割りと正面口元で手を合わせる芝居ってよくやってますけど、
こうやって手を少しずらした時の可愛さっていうのをあまり伝わらない角度で見せる、
っていうのはどなたのアイディアなのか少し気にかかる感じ。

しかし今回の料理時の拝みもみだー!とか、
なんかやたら拝む姿を見せるキャラクターを揶揄しているようでもあるなと、
その辺の画づくりというか芝居との近さが少し気になる感じ。
これからはなんでこの人達拝んでるんでしょうって言ったほうがいいんでしょうか。



しかしこの折木はどこの澪ちゃんですか山田さん!みたいな。
映画けいおんのロンドン行きが決まってはしゃぐ澪を思い出す手ですねとわざわざ言いたくなるなと。
恥ずかしがる折木が女の子にしか見えません!みたいな。
内海さんが凄い少年的だったのにこっちは少女になってるよ!というか。
伊原、千反田が同じようなことしてるから余計にそう感じるわーみたいな。

なんつーか折木は伊原のスケープゴートにされた感がある。
時間内にちゃんと出来たっていう嬉しさは描けてて、
一応直前までの影を落とす伊原っていうのを払拭してるように見えるんだけど、
それがちゃんと解消されるのって言うのは優勝できてこそだとも思うんですよね。
伊原自身はまだ不満が残ってることを最後に呟くし。
その優勝でどれだけ救われるかっていうのを折木に引き受けてもらってる感がなきにしもあらず。
というか今回一番らしくないことをしたのは折木であって。
勝たないと一番らしくないことした折木が報われない。
だけど、優勝を告げれる前と後の伊原っていうのはやっぱり心境が一転してるような感じで、
そういう転換点を折木に捧げるようにして欺かれたような感はあるかな、と。
優勝できた途端、あー私まだ不満あるわ~全力じゃなかったわ~的なこと言い出すし。
映画の件で最初に手を出したのは伊原だったし、
そういう繋がりなんかも意識してるのかなーとか。
まあどうでもいい話。

脚本:村元克彦
絵コンテ・演出:山田尚子
作画監督:植野千世子

いやー山田回だったなと。
あのハロウィンやってた2人組とかどう考えてもけいおん!のオカルト研だよーみたいな。
でもやっぱ気になるのはまとまってるようでバラついてる作画かな。
植野さんの回でここまで引っかかる回っていうのはあまり無い気がしたのですごく新鮮だったな。
スタッフコメとか気になる感じ。
今回は伊原がかき揚げあげるところだったりをマルチアングルとスロウで強調して見るような感じだったり、
キメに来るようなところとかもグッときたけど、
そこにまた影を落としたりして一味付けたりと、色々やってた回だったかなと。
モブの子もなんか色々拘ってそう。お菓子持ってる子の頭についてるやつとか。
漫研にあった鏡の小物とかetc。
やっぱ文化祭編に入って折木視点っていう縛りがないせいか、
結構色々弾けててこれが祭りかぁなんて思ってたり。
ようやく事件っぽい?ものも始まるようなので次回も楽しみです。


アニメ雑記 7/23 を語る

2012-07-23 21:18:08 | ■アニメレビューとか
●境界線上のホライゾンⅡ 3話



歩き。
1話で浅間なんかがケーブルの上走ってたけどどういうこと?
っていう術式の効果というか、これはそういうもの、
という説明の反復なんかが少し引っかかる感じだったかな、と。
垂直に刺さった艦の重力制御然り。



無限の剣、じゃなくて。
忍んでる2人が死者を偲ぶ場所にくるなんてーとか思ったり。
なるほど、これはゾンビですか?で忍者が出てくるのはこの遊びのためなのか、とか。

剣のイメージっていうのはOPでも使われてるけど、
忍びと美少女とエクスカリバーっていうのがどうも自分の中で合致しないので、
どういう話になるんだろうと気になる。





ヒロインっぽい2人だけど、瞳のハイライトがうっすらピンクというか、
ちょっと紫がかかったような処理をしているように見える。
ホライゾンは大罪武装とか光モノを意識させるような色合いなのかなーと思ったけど、
傷有りはちょっとピンク強めな感。
これがヒロイン力というものなのかなーと今回見てて少し感じたところだったり。
よく見ると他の女性キャラも瞳の白いハイライトがうっすらピンクっぽいですね。
ハイディとか誾とか。
傷有りは瞳の下の辺りが思い切りピンクって感じで、
ほっぺのブラシ処理というか、可愛げが目まできちゃってるよーって感じなのかな。

しかし被ってるローブが剣に引っかかって破けるとか、
そういうありそうな部分からのあの美少女巨乳登場のギャップとか、
ああいう振れ幅は好みな感じかも。



土下座。
なんでそんなに肉に熱くなってるんだ、とちょっとビビる。
1期で食料備蓄2週間分しかないって言ってたのに肉は2000tもあるんですかみたいな。
まあケーブルの上歩くみたいにそういうものなんだろうと、察しろということなんだろうな、というか。
最初見たときは肉は何かの暗喩なのかなーと思ったけど、
2回目見てやっぱ肉の売り買いだった。
考えてみれば1期でも三河と物流のやり取りはあったわけだし、
英国ともそりゃ貿易するよねと全体をひっくるめた流れでどうにか着地した感。
というのも最初は戦闘仕掛けたり降伏勧告したりしてたわけだし、
なんで肉の話になるのかなーなんて思ったけど、
土下座されたらしょうがない、という話だったのだと納得したりとか。

この辺はこうやって考えるのも楽しいけど、確かに敷居の高さを感じる部分だなと思った。
1期はなんだかんだでわかりやすい話だったので、
今回はちょっと引っかかる感じ。

しかし誾のドキドキさせられるは、そりゃドキドキするだろうよというツッコミ待ちみたいな感じで、
ああいうノリやホライゾンとトーリの漫才は健在で、
もう少しこういうのを見ていたけどそろそろエリザベスというか田村ゆかりなんかを楽しみたくなってきた感。



こういう画面での通信見てるとナデシコのコミュニケの演出に届く作品ってやっぱ無いような感。
ホライゾンも画面分割したりとか、表示画面の工夫とか面白く扱ってるんだけど、
あのバラエティ感からはまだ少しリアリティを重視されてる感があるのかな、と。
そういう作品のバランスを作るヤジロベー的な振れを楽しみたいなという感じ。

いやー今回も楽しんで見れてたので良かった。
次回も楽しみです。


●アルカナ・ファミリア



原作者の絵柄をどうアニメに起こすのかっていうか。
アルカナだと耳の処理が目立ってて凄く目が行く感じ。
特に耳の穴の辺りを黒く潰すように描いてるのとか、
昨今の髪で耳を隠したりしてそもそも耳って何みたいな絵柄やってるようなのもある気がするので、
こうやって耳が目立つアニメって少し新鮮かもなと最近思えてきたり。
今回だと耳たぶと顎のラインの凹みの部分をBLで潰すような影を付けたりもしてて、
なんなんだろうなと引っかかったり。
今期のJCはじょしらくの田中将賀さんを始め、キャラデザに目が行く作品を作ってるのかなという感。
しかしこういうの見てると猫耳なんかが流行るのは髪型のためなのかなとちょっと思ったり。


●人類は衰退しました





真っ白な背景に小物を置いて行く感じとか光源の規定とか、
漫画というか氷川さんがエヴァのアニメ夜話で言ってたアニメ補完みたいな回だったなと。
ネタ自体は漫画出のものが多いので、そういうのを見るのも楽しかったかな。


アニメ雑記 7/22 を語る

2012-07-22 20:27:17 | ■アニメレビューとか
●境界線上のホライゾンⅡ 2話





なんというか女性側の敵が目立つような格好だなぁ、と。
前回の敵側が男ばっかりだったのでちょっと華やか。
シェークスピアが最初ヒロインなのかなと思ったけど、
まだ2話で出た傷有りがそれっぽいですね、早とちり。

2話で渡邊哲哉コンテということでまたローテで入ってるくれるかなと楽しみ。
今回は武蔵の周回軌道に入る見せ方とか、
ベン・ジョンソンと傷ありの走りなどの高速走りとか、
ああいうところの処理なんかは結構楽しかったかな。

また敵側の込み入った事情なんかにも踏み込んでいっていて、
そうした風景を1期で武蔵側のキャラの回想なんかで使ってたBGMを流していて、
武蔵VS世界の構図がまた別のものに変わっていく予感なども感じられて、
そういった風景の同化とそれによる変化に期待が募る回でもあったかな、と。
いやーしかし誾はカワイイな。



新ED。
奥井雅美の曲のほうがポジティブ側なのかな。
前作のEDが12話の終わりで見かけた粒子のごとく、
トーリとホライゾン、物語の周囲を輝かせるEDだったので、
今作はどういう感じなのかなーとまだ少し掴みきれない感じ。

今回はホライゾンや正純、浅間のコスプレが可愛くてグッと来る感じ。
ホライゾンがちゃんといるっていう安心感とそれに乗っかる感じの漫才が結構好きで、
ホライゾンのボケは結構楽しみだったり。
今作はEDのようにホライゾンの可愛さだったりをちゃんと味わえる作りになっていると思うので、
メインではないにしろ、そういうところを拾って楽しんでいきたいかな。
あと正純が普通にカッコよくてグッと来るなぁ、とか。


●アクセル・ワールド





またまた椛島さんによるコンテ。
いい加減メイド出してくださいよーと思ったけど、
前期EDで椛島さんがサービスしてくれてたんだなぁとありがたい気持ちに。
敵サイドが画面に入ってくるところが正にバリ系のOPって感じだなぁというか。
アニメになってアッシュローラーが凄くいいキャラだということに気づけたので今後も期待。
というか、アッシュローラーが活躍する回には阿部望さんがきて下さるので、
自然とアッシュすげーになっているような気もしますが。

原作はこの辺の話からかなり荷が重くなってきたんですがアニメでもそれは変わらず。
かっこ良く最後を描いてほしいものですが、はてさて。


●貧乏神が!



地味にエフェクト回だったのかなぁ、と。
煙とかも目立ってましたね。
しかしやっぱ石川さんだなーと。

●じょしらく



このポーズがなんか好き。

東京タワーの景色を熱く語っていたりと、
アニメで東京タワーがよくクローズアップされているだけに新鮮な感じもするよな、と。
最新話のブレイクダンスなんかはどこに行こうとしてるの感はありますが、
動かない作品だからこそっていう意味でああいう見せかたしてるのかなと。


氷菓 13話 を語る

2012-07-17 21:57:15 | <氷菓>


新OP。
折木が映り込む世界に入り込んじゃって誰からも認識されないという構成。
壁なんかにキャラクターを写り込ませるというよりはめ込む、
っていうのをハルヒ2期EDで武本さんがやってたけどその延長ですかね。
というようなことを思い浮かべてたけど、
まだ見かけない新キャラの方のに目が行った。
メガネで、姫様カットで、泣きぼくろで髪編んでて、グッと来る、みたいな。

しかし沢木口先輩OPにも登場するのか。
キャラデザ思いっ切ってるって話題になってたけど、
今後も登場することがあるんだろか。



千反田や古典部員には認識される折木。
前回のOPで川とか雨なんかが割と強調されたりして、
今回もいきなり水中にいたりするわけなんだけど、
その水の在り処っていうのが引っかかる感じ。
水の中から引き上げてくれる、
言わば恩人が千反田なのかなー、というか。
前から思ってたけど、水っていうのはもう少し意識したい感じ。
間違えた折木が千反田の話を聞くところが川だったところとか。



構図的にもキャラの表情的にも武本さんだなぁと思わされる。
武本さんはキャラの部位だけを切り取る映り込みなんかも結構使うけど、
そことの振り幅は何なのかなーと今回のOP見てて思ったり。

ホワイトボードに描かれた折木とか季節の巡りとかの扱いも気になる感じ。
しかし一発目がホワイトボードっていうのは少し引っかかる。
結局、折木という存在はあの世界で「描かれた」キャラっていう風にも思えるし。
映り込むより前に、描かれたキャラっていうのがくるのは何なんでしょう。
それにホワイトボードも黒板も攻撃を避けるような動きしてるし。
描かれたキャラは侵食を恐れているのでしょうか?
私、気になります!





前半はクイズ大会を中心に間を描くような感じが楽しかったな。
外の声に聞く耳を立ててる伊原、
引きで漫研の様子、またアップで伊原周辺、
と人が来ない漫研部員たちが外のクイズで暇をつぶしてるっていう、
そういう日常感とか楽しかったかなと。
音を聞くっていう伊原のアップでレイアウトの空間の開き方とか、
目の向け方での意識付けみたいのを見せててくれててそういう興味の引き方もいいなと。
引きの絵でサターン里志が目立つっていう遊びをやってたけど、
ここはその変奏とも取れますね。
一定のカメラ位置で里志は見せたけど、
伊原たちはカメラ位置替えてきての見せ方だったり、
伊原の頭で興味を引いて周囲を見せるっていう、
里志とはちょっと反対の役回りだったり。

クイズが古典部のため、ということを意識させるように売り子してる折木も出てきたり、
とそういう雰囲気作りが楽しい前半だったように思います。
しかし間に対する里志の言葉のニュアンスの移り変わりも楽しかったですけど、
里志自身が間を演出してたり、そういう滑稽さを見せてたりして、
そういうのも楽しい部分だったかな。
クイズの早押しで問題を聴いてる時のボタンを押す手を強調する待ちの間の絵とか、
やっぱ間が強調されてた感もあったかな。



しかしクイズ研の2人は面白かったな。
無駄な間の演出もいいですが、アバンでのライダー的なポーズとかキマってたし、
司会の子もやたら内股強調してるなっていうのと、
引きでキャラの動きを見せるシーンっていうのを引き受けてる面があって、
そういうのが楽しかったかなと。

あとやっぱ日笠陽子いいですね、とか。





千反田があまりにもカワイイので全部キャプとっちゃいましたテヘペロ☆
じゃなくて、実際並べて見ると写真を入れ替えてるのに紙の位置は全然ずれてないんですよね。
重なった紙っていうのを意識させる絵になってるけど、
めくっていっても同じレイアウトで、千反田の画像だけ変えてあるだけっていう。
めくる手を含めて、リピートなんですよね。
千反田の可愛さばかりに目が行って、
こうした工夫を意識させない辺り見ると、
やっぱ全然アニメというかを知らないよなーと視聴者的な立ち位置なんかを改めて感じます。

しかし前回はチアガールを最後に撮ったわけじゃないのになぜかチアが最後。
これは千反田的にはチアが一番恥ずかしいってことなのか、
はたまた制作側のチアガールが一番エロいから最後で、
という意図的な改変なのか。
それとも熱を上げそうな語り口用意してますね、と皮肉交じりに言えばいいのかと、
色々思ってみたり。



エアガン回す辺りの強調いいですね。
こういうアクションを意識させる動き、強調するSEが強く出てるシーンだったなと。



今回は長回しで見せる間に短いショット挟んで、
寄ったアイテムや部位のディテールやニュアンスをより強調してましたけど、
ここの一連は長回しで芝居を見せつつ、
アップでディテールを見せるっていう切り替えが印象に残ったかなぁ、と。
ただ最後に折木が銃を見てるところなんかを見ると、
ちょっと振り回すような芝居のが自然に思えたので、
引きに引っ張られたのかなーという感がちょっとあり、
やっぱ芝居というよりはカット割りで見せていくのを強調するAパートだったのかなという感じ。





女の戦い。
伊原のまつ毛や先輩の口元、目元を強調するやや濃い感じが印象に残るシーンだったな。
前回先輩が伊原を庇う形だったので、この展開は少し意外だった。
漫研の雰囲気を含め、全体の重苦しさと部長の立ち回りの上手さが楽しい。
ここはAパートで見せた漫研の様子っていうのをまた形を変えて見せてる感があったかなと。

しかし伊原のモノローグっていうかを言わせるのはちょっと過剰気味な気がしたけど、
直前の里志云々のモノローグを活かす方向で入れたのかなぁとかちょっと思ったり。







なんか動きそうなものをセルで置いてるっぽいけど、
動かしたのはTV台だし、動いた後また背景として描かれてる辺り、
よくわからないけど京アニを見たなという気分になる。
別に同ポジにしなければ違和感はないんだろうけど云々、みたいな。
ハルヒの部室からこうしたセルと美術の配置っていうのには引っかかりがあったけど、
氷菓で一番ソレが見れたシーンだったかもなと思ったり。

今回は千反田の放浪シーンでのタロットだったり小物なんかもいいかなって思ったり。
部活の道具が盗まれるっていうのは前回から伏線があったので、
その辺の話が気になる感じ。
古典部は何を盗まれているのか、という疑問もあり。
次回は料理対決みたいなので、その辺も含め楽しみ。

脚本:江上美幸
絵コンテ・演出:北之原孝將
作画監督:丸木宣明

北之原回。
前回の映画の処理とか凝りに凝ってて凄かったけど、
今回楽しい回になってて楽しかったかな。
口論のシーンは誰だったのか気になるなぁ。


雑記 7/16 を語る

2012-07-16 20:15:46 | ■雑記
簡単なアンケートです (電撃文庫)
簡単なアンケートです (電撃文庫)鎌池 和馬 はいむら きよたか

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あらすじからして何をさせられるんだろうとワクワクさせられたので。
アンケートを書いて送ることをタイトルにしてるにしてると思っていたので
俺妹的なアレかなーと思っていたのですが
蓋を開けてみれば読者参加型のライトノベル、というのがしっくりくる作品でした。

短編を24本読んで面白い順に並べて、とあるチャートに従い、
該当するキャラクターの話を読む、という流れになります。
それぞれの属性と不条理に関する話でしたが、
話としてはオチがつかないので謎だけが残り少しモヤモヤした感じに。
短編も似たり寄ったりな構成なので飽きちゃう人もいそうですが。
自分の並べた順番を書いてくと、
6、3、11、7、20、9、10、18、2、21、13、15、14、8、22、24、16、23、17、5、12、1、4
という感じでした。
読んだら間に数字を入れていくような形なので、
好みが強く反映されてるのかなという感じ。

ラノベとしては挿絵やら全体の構成も見所で楽しませてくれる一冊なんですが、
表紙の女の子は結局どういう存在だったのかとか、
どうにも雲をつかむような部分があるので、その辺は賛否分かれそうな感じ。

禁書とか読んだ事無いですがこういう作品も出せるのか、
という楽しみもできたので今後の電撃文庫がどういう仕掛けをしてくるか期待したいところ。
アンケートは一応数字書いて出してみようかなぁ。
まず最初にアンケート用紙チェックして、
普段挟まれてたのと同じものだったときの掴まされた感は凄かったなぁ。
またこういう驚きが体験できればなと思います。



空ろの箱と零のマリア〈5〉 (電撃文庫)
空ろの箱と零のマリア〈5〉 (電撃文庫)御影 瑛路 鉄雄

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2年ぶり?の新刊。
御影瑛路もイラスト載っけてなかったりとかラノベとしては意欲的な作品を出してて、
そしてこのシリーズでまた羽ばたいたなぁ感があって追ってる作品だったり。
未だに1巻を読み終わった時の読後感を思い出します。
やっぱギャップと前タイトルの設定からの跳躍具合、だったのかな。
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1496


どうでもいいけど、やっぱ付喪堂骨董店、好きだったなぁ。

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)
付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)御堂 彰彦 タケシマ サトシ

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ハルヒがアニメで、これが俺が好きだったものなのか?
っていう疑問が思い浮かんでしまったからこそ、また別の拠り所を探して着地した感。
実際、巻の中での構成や最終巻の構成なんかがやっぱ好みな作風だったんですよね。
しかし今振り返ると学校、部活というところから離れたところに身を置きたいという願望があったのかな、
なんていう風にも思えます。
ただ咲ちゃん可愛い可愛いしてただけですが、まあ、咲は美しかったです。
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1687
読後の喪失感は思いの外大きくて、
ハルヒとか以外のラノベ感想書くのも億劫になっちゃいましたし。

最近は人気ある作品はアニメ化しちゃいますし、
実際アニメ化するだろうなっていうタイトルは大体してるので(最近の新作はよくわからないけど)、
シリーズがライトノベルのみで完結するタイトルっていうのはある意味では幸福なのかもしれません。
最近自分が読んでるシリーズだと烙印の紋章が次回で最終巻っぽいです。


烙印の紋章 11 あかつきの空を竜は翔ける 上 (電撃文庫 す 3-25)
烙印の紋章 11 あかつきの空を竜は翔ける 上 (電撃文庫 す 3-25)杉原 智則 3

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これもアニメ化せずに終わりそうですね。
最後まで楽しませていただけそうです。


アニメ雑記 7/15 を語る

2012-07-15 16:38:57 | ■アニメレビューとか
●スマイルプリキュア 23話



ビューティーさんの必殺技で電撃を帯びるようなエフェクトが気になった。
幹部とのバトル、派手派手で良かったな。



プリキュアって変身道具が3Dだったり小物を描きたくないのかなーって昔思ってたけど、
戦闘パワーアップアイテムは結構手描きが多いような気が。
割りと3Dのイメージが強いためかティアラやキャンドルの手描きの効果が凄く栄えて見えます。
ハートキャッチでもタクトは回転とかアップで見せるトコは3Dでしたし、
5 gogoなんかでも回転部だけ3Dで他は手描きとかハイブリットなこともしてましたけど、
今作のタクトは作画でやってるっていうところの彩り感が凄く良かったなと。



基本東映は深夜アニメのように撮影効果バリバリ乗っけたり、
グラデーション乗っけたりしないシンプルさがあって、
昔はそれを安っぽく、
まあ今で言うならドリランド的な感じであまりいい印象を持っていなかったんですが、
プリキュアの変身シーンや光物のシーンは凝りに凝っててグッときます。
特に今作は従来のプリキュアのカラフルさだけでなく、
黄金など色合いにも拘りが感じられてグッと来る感じ。
こういった小物のハーモニーとかグラデの指定や処理はどういう風な工程なんでしょうかね。

最近の映画のパワーアップシーンなんかも髪の処理なんかが凄く綺麗で、
流石スーパーサイヤ人を制作してだけはあるなぁというようなことを思っていたので、
こういった光モノのアイテムの処理なんかをもっと楽しみたいですね。
でもこういうのを見ると、淡くかけたようなグラデーションがイマイチに感じられてくるので、
その辺はもう少しどうにかして欲しい。

変身シーンの色合いだと5gogoの勢揃いで振り向く辺りなんかは極まっててカッコイイんですが、
今作はその辺を落ち着かせて、
こういったパワーアップアイテムを引き立ててるのかなーとか思ってみたり。

今のところプリキュアだと初期の西尾演出回、映画5gogo、DX3辺りが特に好みなので、
スマイルでまたこういうタイトルに食い込むようなシーンがあるのを楽しみに見ていきたいかな。


●DOG DAYS'



吉成鋼さん、山本浩憲さんのst.シルバーコンビで送る変身シーン。
今まで見てきた吉成さんのシーンの中でも1,2位を争う濃さだったのではないかなぁ、と。
少女の変身をクロスカッティングでシステム的に見せてるのとか、
これコンテ西村さんが切ってるのか吉成さん任せな部分があるのか気になる。



しかし今回は以前にも増して濃いですね。



変身タイムが終わってからの色合いが普通でちょっと安心しちゃう。
落下する中での表情の見せ方のかっこ良さや、
姫様が落下の処理をする辺りの流れるような動きが凄く心地良い。



箒のギミックを見せつつ風で煽られて改めて箒であることを印象づけたり。
打ち上がる煙がまた吉成さん的な煙で怖くなったり。
いやはや、濃厚なシーンが見れて何よりですが、
もう少し西村監督のもつ、1話の冒頭のシーンのような綺麗さを見たいかな。



●魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's
見てきた。
1stのリマスター版見て、なのはというタイトルは憧れの作品だったんだよなぁ、
っていうのを思い出して2stも1st見てから2週間待ち遠しかったです。
今作もTV版を映画の尺に落としこんでますが、
その中でTV版を圧縮しながらもTVで描けなかったところに手を伸ばしてて、
TVの時の不満な点だったところに手が届いていて新鮮で楽しい作品でした。
特に騎士たちやリーンホースの過去の姿とかそういうのも見れて良かったなと。

目を引かれたシーンとしては冒頭のヴィータだったかとの空戦バトル、
あと艦長が襲われてる辺りの電撃とかかなぁ。
電撃はハガレンミロスの押山さんだったかをちょっと思い出すようなテイストだった、ような。
あと友岡さんがきてたけどよくわからなかった。
A'sのときのパートを思い出すなら病院屋上のやり取りの一部はそれっぽい、かも?
シュツルムファルケンの弓とかやっぱテイスト違うなぁ、
と劇場版の豪華さを身につまされる感じだった。
1stの斉藤・友岡作監パート然り。
しかし杖を構えるようなところはあんま決まってなかった印象。
TVでもそうだった気もするけど。

作画の話じゃないけど、艦長の描写なんかを見るともっと違ったことをやってたら、
また全然違ったA'sを見れたのかもな、
という分岐点的なシーンのように思えたのでその辺はもう少し意識して見たかったな。

派手派手で面白かったけど昔からの願望というか、
作品や水樹奈々のかっこ良さに打ち震えながら泣きたい、という欲望は満たせず。
1stはフェイト復活あたりとかだいぶグッと来てたのでまだ近かったような感じ。
その辺はTV版と同様な距離感かも。1st-2ndだったら1st寄り、みたいな。

植田佳奈の挿入歌久々に聞いた。
あの曲で新しいアニメのように見ていた感覚から一気に懐古的な感情に襲われたけど、
リーンとのやり取りや変身の仕方なんかがニューバージョンで作品に寄ってて、
なんとか元に戻れた感じ。







1stの話。
なのはVSフェイトの最終バトルの時にフェイトの回想が入って、
母親に星座の空の部屋に入れられる様子が描かれていたけど、
それが動かない星=時の止まった部屋、
のように感じられたので、その後にスターライトブレイカーで吹っ飛ばされる、
っていう展開は言葉遊び的な感じがしてちょっと楽しかった。

2ndでもフェイトが闇の書に捕らえられた時に同じ部屋に行くのとか、
なのはが永遠なんかない、と語らせてる部分とも被る感じで、
個人的には好みなモチーフの入れ方かなぁ、と思ったり。



あと処理としてはTV版OPでフェイトが金色に光りながらの高速戦闘、
っていうのを匂わす描写があって本編でそれを味わえなかったなぁと思ってたんだけど、
今作はそういうのもやってて、TVで触れられたなかったポイントに意識的な作品だったな、
という感が強かったです。
いやーしかし楽しい作品だったのでまた見たいですね。
どうせならフィルムも欲しいしなー、でもなーという狭間で揺らぎます。