流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

けいおん!! 17話 を語る

2010-07-28 02:34:26 | <けいおん!!>


部室が使えない!話。
居場所がないっていうネガティブな話になるかと思ったけどそんなことはなかった。
Aパート前半の教室移動しながら演奏していくところとか、
教室内の同級生だったりが顔見せしたりとかそういうの多くてよかったな。
おさげの子にはどうしても目がいっちゃう。
廊下移動するところで唐突に風車がまわっていたりとか、
こういうことやるのは石原さんくさいなーと思ったら案の定だった。



部活風景。そういえば2話でもそういうとこ見せてくれてたなぁ。
バトンだったりバレーだったり見れて良かった。
『生徒会役員供』も女の子がいっぱいいる風景っていうのを作ってるけど、
けいおん!!の場合はちょっとしたノスタルジックな雰囲気もあるかな。
そういえば緑の体操着だったよなぁ自分らの学年、とか。
体育館にネット張って使ってる場所分けたりとか、ああそうだったよなぁ、とか。
何気にやる気を失ってうなだれながらドラム叩いちゃってるところとか、
そういうとこも引っかかったかな。



車のヘッドライトの光を拾ってるのとかちょっと新鮮。
消失ではどうだったっけ。
店でのやり取り、梓が詩を書くというところで反応したりするとこをカメラワークで強調したりとか、
澪が歌詞ボツにされてちょい泣きとかそういうところに反応しちゃったかなぁ。
梓がトンちゃんの詩を書いたりしててそこまでやるのか?とか、
唯と紬が責任を押し付け合って戯れてるところなんかも反応しちゃうな。



なんだか後半は唯がやる気あるっぽくて妙な気分に。
唯が家でゴロゴロしてるトコ、いつもの唯のだらけ方じゃなくてビックリしちゃう。
今回の唯は色々悟ったりしてて、いつもの唯っぽさじゃなかったけど。

何となくだけど、澪が顔斜めにして上向いてるような目線っていうかが今回多かったような。
前期OP冒頭を少し思い出すような。まあ何となくというどうでもいい話だけど。
部屋着の澪は今回のが一番好みかな。
梓の髪のおさげも今回のBパートとかのが好みかなぁ。
憂が唯の書いた歌詞を取る辺りとか、あの辺りのそーっと腕を伸ばし感じとかちょっと引っかかるかな。
そういえば原画で高橋真梨子さんがいてちょっと安心しました(笑)

部室で行き詰まってる澪、梓、律の図とか、ああいうのにちょっと親近感を感じたりとか、
やっぱノスタルジーなのかなぁと今回見てて思いました。

脚本:吉田玲子
絵コンテ:石原立也
演出:石立太一
作画監督:植野千世子
楽器作監:高橋博行

石原コンテ石立演出植野作監。
今回ってなんかどこまで緩くというか従来のアニメっぽいとこをやろうかな、
っていう部分を模索したような回だったのかなぁとかちょっと思ったり。
最後のアイリスアウトとか、唯の心の声披露辺りで唯だけカラーにしていたりとか、
こういうのが緩さなのかなぁっていう雰囲気があったのかなぁとか。
ワイプもまた新しいの作ってたりして、
集中線だったり澪の顔キラキラだったり画面効果も新鮮な部分結構あったなぁ。
PANの使い方だったり、先生の足強調してますね、とかそういう部分も引っかかりかなぁ。
あとキャラクターを中心に置いてるのが妙に目立ってた気がする。
特に唯は繰り返し強調される部分もあって特に多くあったように思う。
あとはお得意の監視カメラ的な俯瞰とか。この辺は石立さんがレイアウト見てるのかな?
ちょっと過去の石立回っぽさがあったように思ったので。まあその辺はどうでもいい話かもだけど。
しかし前回が反復使ったりしててちょっと省力回って感じなのかなって思ったけど、
今回は部活の人たちだったり結構動かしててそういう部分が少しひっかかるかなぁ。


アニメ雑記 7/22 を語る

2010-07-22 00:30:46 | ■アニメレビューとか
●あそびにいくヨ 2話


繰り返し挿入される時計の描写が気になる。
時計ってデジタルよりアナログの方がよく使われてるように思うんでちょっとひっかかったというか。
見てる限りでは時間ではなく時計の傷こそが繰り返されてるんだろうけど、
この時計のディテールこそがこのアニメのポイントかなぁ、とかちょっと思った。
傷こそがキャラクター自身であり時計がこの作品の世界観なのでは、というか。
真奈美自身は日常と非日常の境目がなく、
ただ常に携帯している時計の、その傷こそが重要なのかなぁ、と。



アオイはそんな真奈美とは対照的に日常/非日常の切り替えが、
眼鏡によって行われているのいるのかな、と。
まあ日常/非日常っていうのはちょっと不適切かなぁとか思うけど。
アオイ自身は主人公たちとは別の世界の住人と置きながら、
できるならそこにいることを望んでいるように思う。
そんな境目があるアオイだからこそ、あそこで主人公を助けに入れたのかなぁ、とか。
しかしアオイも主人公を助けるために非日常を日常の中に入れようとする。
この切替が真奈美と今後どう描かれていくのかはちょっと気になるかな。
眼鏡に反射する映画、物語は主人公に向けられるものでもあるので、
日常という物語を守っているって感じもあるのかなぁとか。
まあどうでもいい話。


今回のバトルは肉弾戦メインでしたね。
アオイの尻とかこの辺山根さんの修正なのかなーとか思いながら見ていたり。
『まりんとメラン』のデザインの腰つきとかこういう感じのデザインでしたし。
ポーズで首の長さだったりそういうパーツ強調するようなとこは山根さんだったのかなぁ。
エリスとのバトルはそのちょっと前と違うように思ったので原画マンによるところなのかもしれませんが。



そしてこの制作陣ならピッタリだろういうネタのハンマー。
戦車が壊れるCGなんかは結構迫力あって面白かったですね。
その前のエフェクトなんかも良かったですし。あそこは鴨川さんかな。

なんか見てて時計の描写は逮捕しちゃうぞOVAなんかを思い出したり、
ガガガだったりうる星だったりと懐かしい作品を色々思い出しちゃいますね。
90年代のOVAっぽい感じというか。

伊藤かな恵でボンッキュッボンならそれでOKという気もしますが、
主人公とエリスのイチャイチャ見て筆折る真奈美とか、
細かいとこのディテールとかコメディ、SFとかも良い感じなので、
今後も楽しんでみることができそうです。


けいおん!! 16話 を語る

2010-07-21 03:06:02 | <けいおん!!>


脚本:村元克彦
絵コンテ演出:高雄統子
作画監督:堀口悠紀子
楽器作監:高橋博行

待望の高雄&堀口回。
まさか『けいおん!!』でこのコンビの回が見れるとは意外でした。
反復の多様は見てて消失意識してるのかなーとか思っちゃうし、
上の俯瞰なんかは長門の部屋でこういう感じのレイアウト使ってた記憶があるような?
梓の百面相だったり、お菓子、食べ物や小物とかディテール細かくて良かったなぁ。
澪のベース弾く指使いとかバウンドするスポンジだとか。
梓のモノローグ入れたりしてるところとか、
澪がベースいじってる辺りのポーズとかもなんか新鮮な感じでグッときた。
どうでもいいけど、梓の使ってる筆入れ自分が使ってるのとほぼ同じに見える。
今回見てて梓の使ってるカップ欲しくなってしまった。



紬の髪を意識させられたのってあまり記憶にないのでこの辺は新鮮だったなぁ。
今回は梓をメインで追ってて各キャラのアップってそんなになかったんで、
画面いっぱい使って見せる部分にインパクトもあったかなぁ、と。
最近は紬押しが目立つような。
OPも律&紬っていうのが結構目立ってる感じするし。
EDはその代わり澪律って感じが個人的にはするんだけど。
OPは趣味でEDは公的って感じなのかなぁ。どうなんだろう監督。



鏡を使った演出って高雄さんホント好きなんだなぁ。
律の真似をしながら鏡にうつった紬は左利きの澪のようでもあり。
律の真似をするがそれは澪であるっていう不思議な感じ。
まあ、ベースではなくギターだし、どうでもいい話かなって感じですが。
しかしこの鏡がちゃんと使われたのって初めて見たような気がする。
そういえば、殴られたいと言ったけど殴りたいとは言ってないのか。



なんというか照明を意識させてくるのがこの作品なのかなとか思いつつあったり。
CLANNADで高雄さんが照明使った演出思いっきりやってたけど、
こっちだとシリーズ全体で意識させられる気がする。
照明より高い位置のカメラっていうのを意識すると、
ちょっと最近見たのだと山内さんのプラネタリウムっぽいイメージもあるかなぁ、とか少し思ったり。
まあこれもどうでもいい話。

今回は各キャラ性にいい感じに厚みを持たせていて楽しめたなぁ。
特に律と澪の家庭的な側面とか見ててキュンキュンさせられちゃったな。



こういうモブというかを見せていくのもよくやるような。
その中で見せる一幕がまた個々の繋がりを意識させられて、
そういう関係の中の1つに軽音部があるのだなぁ、とか。
そういう視点っていうかは結構使われてるのかなって感じだけどどうだろうなぁ。

唯のシールで落とし物発見。そして軽音部へ。
いつの間にか軽音部の繋がりを唯が修復するという。
唯の認識から戸惑う梓、そこから活き活きと歩み始めるは見てるこっちの清涼剤的な感じで、
見てて気持ちが良い流れだったかな。そのちょっと前のはーいの返事で去っていく拾い主とか。
しかしこのアニメはそういう気持ち良い雰囲気で終わらせないよなぁ、いつも。
この後に梓はやっぱり軽音部の部員だね、というオチが用意されてて、
しかもそれが軽音部員としての梓ではなく梓自身のことに肉迫してて、
最初に否定していた自分の像に合致するようなズレを認識させる感じで面白かった。
しかしちゃんと変わってる部分を強調する辺りやっぱニクイ演出だなぁと。
梓の認識っていうか練習しましょう話って一種のループだけど、
それを時間の進みとともに繰り返すに意味があるのかなぁ、とか。
しかし何猫にするの?の勘違いは流石にないよなぁ、と(笑)


けいおん!! 15話 を語る

2010-07-14 05:30:13 | <けいおん!!>


あれも食べたいコレも食べたい。
夏バテ対策ではなくマラソン大会でうな重だすのかー、とか。
お餅もそうだけど、ちょっと季節を外した食べ物が多い気が。
これが食欲の秋の始まりなのでしょうか。
この時期にUFOの話をするとは狙ってるのかー、とネタに出来る部分もあって面白かったな。
新聞部かオカルト部か。それが問題か。



なんか唯がまた腕上げたりとかしてるなぁ、とその辺の芝居が気になったけど、
こんな指使い唯じゃない!などと思っちゃったりとか。
憎めない子がただの卑しい女子高生にー、とか。
つか夏休み勉強してるの見せてたのに遊んでばっかだったーって、
先週のはなんだったのみたいな。



どっしり正面から建物見せる場面多かったような。
今のとこシリーズで窓開けてるってのは意識的に続けていたけど、そういう部分ってどうなんろう。
人のいる空間とか教室の位置を意識させたいのかなって思ったけどどうも違う気も。

逆てるてる坊主のシュールさとかそういう部分はちょっと不気味だしクスッともできた。
次の日に結局晴れになるけど、空写しは律が澪のゴールを予言した辺りでも使ってて、
予言が当たることをまた繰り返すことも意識させられたかなぁ、とか。

しかし今回は澪のリアクションの取らせ方にイチイチ引っかかりが。
梓とかに追いついたときに声をかけなかったりとか、
律たちを待ってた時のリアクションとか素っ気なくてこの作品っぽくなかったかなぁ、と。
梓が冒頭で走ってくる辺りからなんか違うなって感じはしてたんだけど。
そういえば梓たちが街で並んで走ってるトコのCGはちょっと引っかかり。





囲まれてるかと思いきやっていうギャグとか、
最後の巻き戻し&スローモーションとか妙なトコを突いてくるなぁと。
おばあちゃんの家に行ってたっていうオチはどうなんだろ。
それだけのためにばあちゃんに挨拶させたのかーみたいな引っかかり。
というか走ってる最中に普通に止まったり遭難騒ぎになったり人の家行ったり、
なんか見ててそれやっちゃダメだろって部分が多くてなんだかなぁという気分だったなぁ。
澪が回転ゴールしたときに和のメガネが光ってるのとかは笑えたんだけど。
澪の回転もちょっと昔の京アニっぽい感じで楽しめたかな。
先生遭難オチだったけど、一人生徒がいなくなったら他の先生も出なきゃならそうだし、
そういう部分への配慮には欠けていたのかなとかちょっと思う。

脚本:横谷昌宏
絵コンテ・演出:北之原孝将
作画監督:池田晶子

うーん、なんかこの作品では毛色の違う人達が集まった回だったのかな。
北之原さんっぽいとこも楽しかったけど、どうにも他が気になっちゃう回だったかなぁ、と。


アニメ雑記 7/12 を語る

2010-07-12 00:30:39 | ■アニメレビューとか
●学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
個人的に結構楽しみだった作品。
冒頭の屋上でのアクションとか暗い学校内の雰囲気とか良かったな。
鉄塔とかああいうのでディテール足してるのとか、
暗い校舎の窓に反射する空とかああいう雰囲気にはグッとこさせられますね。
エログロも程良く入ってて見てて楽しいです。
屋上に行ってからベラべラしゃべってるうちに囲まれてるのとかマヌケだと思ったけど、
アバンでそこを突っ切るシーンを使って視聴者引きこんでたりするのでいいなぁと。
主人公が親友殺すトコ、冒頭のゾンビの無意識の殺意と繋げるような逆光の使い方してて、
そういうとこがちょっと引っかかり。


●祝福のカンパネラ 1話
ファンタジーということを差し引いても非現実感ッパネェなぁ!って感じ。
なんか水橋かおりのキャラばっか追ってて主人公なんなんだろうとか思った。
キャラクター紹介という視点からなんだろうけど、
その辺の雰囲気なんなんだろうなぁ、とか。


●会長はメイド様
前話数に続いて高田耕一さんのコンテ。
前と打って変わっての文字演出、内フレーム、声でリアクション煽ったりと、
なんか全然雰囲気違ってて凄く楽しい回だったなぁ。
監督のチェックや演出・作監さんによる部分も大きいのかな。
個人的に見ててこんなにフェードアウトとか使う人だったっけとか。

冒頭から盛り上がってて良かったなぁ。
雨が上がった空から外景色飛ばして会長のトコで太陽バックにキメ。
BGMで盛り上げながらサブタイと躍動感を引っ張っていってて、
流れにうまく乗れて楽しめたなぁ。次のギンギン目の会長ワイプとかも面白い。
催眠術男が女子に囲まれてるところで子供の目線のようなアオリ入れたりとか、
ああいう催眠男の意識みたいなものを入れてる辺りとかいいなぁと思った。
会長と碓氷の砕けたやり取りも微笑ましくてGOOD。ただオチがやや強引だったかなぁ。


●黒執事2
1期のどこからからの続きだと思ってダラダラ見るに限る。


●生徒会役員共
アバンは前話数の雰囲気が残る感じだったけど、
本編は下ネタのテンポが良くなったかなぁくらいしか思わなかったなぁ。
ハンコ演出はいちいちウザイなぁと思ったけど、
○ンコ演出はいちいちウザイなぁと書くと、
的をはずした批判のように思えてくるのでコレでいいのかとか。
教室が暗いのは『緑化力』ポスターの運動とかのためなのか。
っていうか学園黙示録もそうだけど、画面暗くして明暗つければいいっていうのはどうなんだろうなぁ。


●ストライクウィッチーズ2
坂本さんマント羽織ってるけど一歩間違えれば乞食にしか見えない。
カメラ引いちゃだめぇ!みたいな。
今川演出で大活躍な坂本さんとかも見てみたいかなぁとか。
OPとか冒頭の戦闘シーンの空の美術とかいいですねぇ。
気楽にカッコよくかわいいアニメみたいな認識なので普通に楽しめそう。
バルクホルンさんや坂本さんたちの活躍が楽しみ。


●あそびにいくヨ
植田洋一監督作。
作監として昔から好きな作品だったりによく参加されてましたし、
個人的に好印象なイメージあったんですがいきなり監督で大丈夫なのかなって不安だったんですが、
普通に楽しんでみることができました。
アバンの戦闘や諜報員たちの部屋だったり通信機器だったりがそれっぽく描かれて、
個人的にそういうところのディテールを意識させてくれるのがうれしかったなぁ。
机の引き出しからヘッドフォン取るトコとか成功してるかは置いといて、
そんなところにそんなものがっていう意外性と内容の面白さもあって思わず反応しちゃったなぁ。
手を逆さにして引き出すタイプじゃなかったのもインパクトあった点かも。
冒頭でスーツ着てる辺りとか、ああいうメカニカルな感じとかこういった部分いいですよねぇ。
EDの1カット長回しもカッコよくてグッと来ましたし、次回以降に期待が募ります。
結構話としてはベタなボーイ・ミーツ・ガールものだと思うので、その辺でもなんかあるのかなぁ。
普通にボインキャラ見てるだけで楽しそうですし、色々美味しい作品になるといいなぁ。
しかし諜報員がなんか全員オタ臭いのなぁ。

そういえば、あおきえいさんのコンテ回とかAICだしどこかにありそうな気がするんだけど、
仮にくるとしたらどの辺かなぁ。個人的にはおねティに近いこの作品なんかきそうな気がするんだけど。
まあどうでもいい話。


今日、恋をはじめます OAD を語る

2010-07-10 23:59:19 | ■アニメレビューとか


絵コンテ・演出:山内重保
キャラクターデザイン・作画監督:羽山淳一
作画監督補:井嶋けい子 谷川亮介
原画:とみながまり 西位輝実  中村章子 馬場充子 井野真理恵 薗部あい子 松岡謙治
   奥田佳子 生天目康裕 冨澤佳也乃 古瀬真弓 早川加寿子 林?? 金美珍 佐野隆雄 大塚舞

第二原画:本城恵一朗 宇佐美萌 高井里沙
      wish ライジングフォース

山内監督作。少女漫画原作ってことで『花より男子』とか思い出しますね。
原画で中村章子さん、美術で竹田悠介さんなどが入ってて、
君に届けスタッフを巻き込んだスタッフ編成だったようです。
キャラデザが羽山さん、色彩設計に辻田邦夫さんと豪華スタッフ。

冒頭は原作の導入から入って本編はだいぶ時間がたって2人の距離感がよくわからなくなった時期っぽい。
その距離感に一応の決着を付けるような終わり方で綺麗に終わってて短編として良かったと思います。
プラネタリウムの光とか立体的な星の動きが綺麗で驚かされましたねー。本編の見所の1つです。
天井に当たってる光越しのショットとか幻想的。宇宙は2人を中心に回ってるかのような。



被り物をしながら彼にアプローチ。
自分自身の本音を引き出す部分なんかで印象的に使われてましたね。



キミトド美術なんだけど入射光とかの光がまた強くて彩度が高めな感じ。
個人的にプラネタリウムのCGの回転が作り出す世界は好きなんだけど、
どうもバランスが難しいのかなぁと。
この辺は木漏れ日の光が印象的で2人のやりとりを浮き出してて綺麗だったかなぁと。



相手の興味をひく物を提示しての逃げ。
コレも着ぐるみの被り物と同じ。
違うのは彼女が彼にアプローチしていたのに対し、
こちらは男から女へのアプローチ。
宇宙というテーマが攻めの手が逃げの手に逆転。



結局言葉の行き違いだったりするんだけど、
キスをする瞬間に口をふさぐのが、
「嫌」という言葉を言いたくない気持ちっていう気持ちの現われのようだなぁと。
2人の間の空気感の変化をイマジナリーラインとか越えたりさせてグルグルなカメラアングルで見せてる。
これは冒頭のプラネタリウムでも同様のことをやっていて、その反復ですね。
その中で自分たちがどういう関係に、形になるのか。
前半は2人の距離の修復、後半はどんな形になるのか模索するように壊しにいって、
そうして最後に2人の形が決まったかのようなハーモニーで〆。
短編アニメとして綺麗にまとまった落とし方で楽しめました。

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ついでに原作読んだら普通にセックスの話になってて驚いた。
少女漫画は性の乱れに拍車をかけている的な意見をよくみたけど、
この作品の場合は別に裸を見せるわけでもないし別にいいのではという手応えでした。
OADとしては結構安値で手に入る作品ですんでオススメ。


けいおん!! 14話 を語る

2010-07-07 11:59:44 | <けいおん!!>


OPED一新して2クール目初っ端。
いきなり紬を大胆に動かす回で1クール目と違うトコをアピールしてるなぁ、と。
紬が何かしたいっていうのはいつもどおりだけど、
その問題について1話丸々使って落とすっていうのが新鮮だった。
お互いの仲を深め合うような話が紬ではまだ有効なんだなぁ。
アバンの携帯でのやり取りから終盤もそれでそれで終わりっていう雰囲気だったけど、
最後は駅に立つ紬が携帯の待ち受け見て終わるっていうのも綺麗だったな。
携帯は他人が知らないその人の人間関係を記録する。



逆光というか外からの光で浮かび上がるキャラクターが印象的だったなぁ。
紬が頼み込む辺りで律の頭越しからのショットになってる流れとか、
律の戸惑みたいな変な空気が出ていたように思う。
あと同ポで紬越しのショットが多くて首筋のラインとかああいうの見せてるのとか引っかかる感じ。



しかしお金持ちさんが全部やりたいことやりきっちゃう悔しさみたいのってないのかね。
素直な人間は殴りにくいっていうそういう葛藤はわかるけど、
そうやって何でも与えてしまうことへの葛藤みたいのはないんかなぁ、とか。
勝負事にも勝っちゃうし。
あと唯がイチゴ取られた時にした力説には思わず同意してしまうなぁ。
そういえば今回は新EDになってイチゴを扱わなくなったから、
その辺も意識して澪からイチゴとるような流れを踏んでるのかなぁ。
なんか今回は澪が色々とかわいそうだ。
いや普段の紬を見ていると紬良かったねなんだけど、うーん。

どうでもいいけど、後ろのドラムちょっとCGくさいのと小物も何かちょっとウーン?と引っかかる。
あと登校日の話が出てきていきなり部室に飛ぶ辺りとか、
ちょっと無理矢理過ぎる繋ぎのように感じたかなぁ。



今回は紬へのツッコミが激しい回でそういうところが新鮮だったし、
なんとか澪を怒らせて殴らせようとしてるところの工夫とそれが裏目に出てるのとか、
そういう部分のアイディアなんかはイチイチくすっと笑えたしよかったなぁ。


脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:米田光良
作画監督:門脇未来

楽器作監のいない回。
拘ってる小物っていうのもあんまり見かけなかった感じだったけど、
ああいうのって高橋さんが作監入れてたりしたのかなぁ。

というわけで米田回。
米田さんは夏を終わらせる男というイメージが付きつつあるような(笑)
エンドレスエイトは消失見た後だと監督チェックとか結構入ってそうに思ったけどどうだったんだろ。
今回はあの辺の手法、過去でやったようなシーンからの引用とかもしてましたね。
沢庵どうこうの辺りとか。それは花田脚本回だからっていうのもあるのかな。
律を男の子呼ばわりさせて紬を殴らせるっていう部分とか凄い落とし方したような。
最初またオトコの云々の話かと思ったけど、そこをきっちり否定してきてて周到だしそこで落とすかと。
ただの照れ隠し的なものの殴りというのも否定出来ないけど。
公式HPのコメント見ると律の描写はだいぶ拘っていたっぽい。
しかし今回コメントでるのはやいなぁ。


けいおん!! 後期OP,ED を語る

2010-07-07 04:35:49 | <けいおん!!>

OP
絵コンテ:山田尚子
演出:山田尚子 石原立也

けいおん完結?を飾るかのようなOPは監督のコンテ。
2クールものでOPを丸ごと変えてきたのにはちょっとビックリ。
自分はてっきり最後まで前期OPでいくと思っていたというか信じていたので(笑)
しかし思いっきり卒業を意識させれるようなEDですね。
教室内でのライブでは唯がギー太を持っていない、最後の腕回しでも持っていない。
これが軽音部から出ることっていうのも意識してるのかな。
それに対して曲調やキャラクターがとても明るくて楽しいOPだと思いました。




ED
絵コンテ・演出:山田尚子
そして監督のカッコつけEDシリーズも終盤っぽい仕様。
今まで室内というか、EDで空を意識させられることってなかったんで、
初見物凄いインパクトありました。
律から梓のアップになるところとかちょっと梓に寄り過ぎな感じでビックリさせられる。
あの5人の配置を見ると律澪、唯梓、紬はそれぞれ別の方向を向いてるっぽい。

歩きながらキャラクターが変わっていくところ、
澪と律だけ断続で他の3人は連続して変わってる。
あとの3人はどうでもよい、誰でもよいのかもしれないという形にも思えたなぁ。
EDはHTTより澪自身がHTTに何を見ているかに沿ってるように見える。
澪が一人でジャンプしてるのは、一人でも飛べるし飛んでるっていう意識なんだろうけど、



間を挟んで全員が飛んでる。
しかもパッと見てメンバーがはっきりわかるのは律と澪だけ。
そして次のカットですかさず律のドラム。
そして澪と唯を一緒に見せているようでカメラワークで澪を強調。

今まで大人になった、HTTの後のHTTって感じだったけど、
今回はそのHTT同士の向き合いを描いてる感じだったのかなぁ、と。
「No,Thank You」文字のところ、ちょうど鏡で合わせたかのような配置になってる。
澪が作るリングや窓とドアの関係を見ると、澪の内面に触れているように思う。
しかしEDは過去と未来を扱ってるように見えるし、
そう考えるとEDのHTTが本編のHTTではないという仮説ができる。
梓が入って先輩たちは飛べなくなったのでは?という1期OP問題だけど、
このEDはその返答なのかなと思う。
澪の記憶、内面に踏み込むことで、
その世界での4人は澪をひとりにせずに皆飛んでくれることを描いてる。
みんな誰かと一緒に飛ぶことができる、だから全員が飛べる。
そんな捻った答え方をしてくれたように受け取れました。

過去だとしても他にも色々解釈できる部分はあるかなぁと思う。
今がHTTなのか、それとも過去がHTTだったのか。
今がHTTだからこそ過去もHTTと規定されたのか。
それとも両方パラレルで片方はHTTという概念がなかったのか。
そんな違った世界でも律は特別である、それでもあの5人は集まる。
その中で澪の内面や思い出を語るような曲調、歌い方が凄く印象的でVERY GOODでした。

あーこのEDはできるだけ大きな画面で味わいたいなぁ。
しばらくはこのEDだけでお腹いっぱいになりそうな予感。


アニメ雑記 7/6 を語る

2010-07-06 20:38:03 | ■アニメレビューとか
●アマガミSS
太ももスカートと先輩の上目遣いは印象的だったな。
瞳のアップで瞳の色強調されるのもグッとくる感じ。
惚れる辺りの主人公の主観と、振られるときの客観の対比とか。
優しさをふりまく先輩と品定めされてる目線は同じであるがズレがある。
そういうキャラクターの目線の配り方が内面というか本質部分に触れてる感じがしていいのかなぁ、とか。
キャラの出す雰囲気みたいのがあって良いというか。
あと冬の日なんだけど椰子の木みたいのが生えてて雰囲気的にちょっと引っかかり。
その他また風車かーとかその辺も引っかかり。


●会長はメイド様
保健室の辺りとか臼井が会長の前で戸惑う姿が新鮮で楽しい回だったなぁ。
きちんと臼井の表情拾っていって素の部分を出してるのとか。
余裕ぶってたり上から目線からだったりするけど、Bパートの必死さも引き立つかなぁと。
催眠術は流石に吹くけど。屋上で会長が外見てる辺りとかああいうのちょっと印象的だったな。
あと気になったのは糸とか髪とかの光の反射の処理、白髪みたいだしなんかグッとこなかったなぁ。


●黒執事 2期
今回途中まで見てて気狂い主人見せられてるだけでちょっとなーと思ったけど、
最後は1期のキャラクターが出てきてくれてうれしかったな。
なんだかんだで坂本真綾と小野Dのコンビは魅力的だったし。
新キャラ執事が夕食の準備してるトコで最後にメガネが落ちてくるけど、
あそこできちんと度が入ってることまで描いたりして面白いな。
やっぱ主役はシエル&セバスチャンになっていくのかなぁ。
2期のキャラが1期のキャラから学ぶとかそういうのはあんまり見たくないなぁ。
ウチはうち、他所は他所で行って欲しいけど、さてさて。


●オオカミさんと七人の仲間たち
新井里美が目立ちすぎてどうすんのコレみたいな。
個人的になんとなくもっと表情をじっくり見せて欲しいかなぁとか。
どうも引き気味な印象が。
後半の自転車から蹴り入れる辺りとかアクションとか良い感じ。


●生徒会役員共
A、B、Cパート、それぞれ生徒会と対比するものを扱ってるのが気になるかなぁ、と。
痴漢と言われないように手を上げてるのに生徒会は下ネタばっかりの変な連中。
外にいる生徒会と口内描写、廊下の生徒と生徒会、自己紹介とAVとか。

個人的にメインキャラとそれ以外のモブキャラとの繋がりとか、
ひとつの集団が全体の中でどういう機能を宿しているのかっていう部分が気になる感じ。
『生徒会の一存』『会長はメイド様』『Angel Beats!』とかのモブはどういうものだったかなぁとか。
『けいおん!!』もそうだけど、1つの共同体が集団の中でどういう位置にいるのか、
みたいなそういう集団と所属するところの立ち位置みたいが流れとしてあるのかなぁとか思うので。
まあそういう部分を考えてみてもいいかなぁ、と。
この作品の場合、女子ばっかの空間では生徒会連中のような下ネタ全開のキャラがいないと、
常に電車の中のようにお手上げ状態じゃないか、みたいな意味合いがあるだけかもだけど。
まあどうでもいい話。


生徒会役員共 1話 を語る

2010-07-04 07:35:25 | ■アニメレビューとか


なんか久々にアニメを見てワクワクできた感じ。
楽しいアニメはいっぱいあるけど、
やっぱ自分の知ってる原作が予想以上のもので放送されてるのがいいんでしょうね。
冒頭の青みがかった光とかちょっと濃すぎてこの世界観はなんなんだろうなぁとか、
入射光バリバリいれまくってるのとかどうなんだろうみたいなトコもあったけど、
女子高生の大量のモブ、CGを使った背動、カメラワークとかビックリさせてくれるとこも多くて、
そういうところが見ててうれしかったなぁ。
あの原作からこんな演出するのかーっていうギャップから思わず笑ってしまいます。

個人的に見てて大量のモブが電車から降り来てるのを見ると、
ああネギま!でこういうシーンが見たかったのかな俺、みたいな気分にさせれました。
原作からこうだったかは憶えてないけど、
女子の波の中にいる男っていう主人公が通う学校について説明してるのとかいいですね。
しかし『メイド様』を思い出すアニメだなぁ(笑)



生徒会長と副会長になる男の出会いと学校の中を動きまくるカメラ。
昇降口から1カットの長回しで2階の教室まで入って窓から出て再び昇降口。
この冒頭からAパートではメインキャラより、
それをとりまく世界、主人公の男の視界に入るであろう学内の生徒たちの生活感を見せてる気が。
ローアングルからのショットで視界に入る学内と違った視点だったのがGOODだったのかなぁ。
しかしそれと生徒会は無関係ってとこもなんだかな。



こういうオバケとか見るとしゅごキャラとか思い出すけど、
Aパートは井元さん結構やってたりするのかな。
SDキャラはなんかどれも絵柄が定まってないように思えたんだけど、
第2原画も結構入ってるし1原も結構入り乱れてたりするんだろうか。

下ネタがこの作品の持ち味だと思うんだけど、
そこで流れが止まってたりちょっとわかりづらい感じで、
笑うタイミングがちょっとよく掴めなかったしツマラナイ部分でもあったかも。
終わった日笠陽子に思っていたよりハマってることを気付かされたのは収穫か。
Cパートの魚眼っぽいとこの「津田くん」とかああいうアクセントにハッとさせられる。



廊下での和気藹々な雰囲気というか。
チェックのスカートはテクスチャを貼ってるんだと思うけど''(EDがそうだし)、
走ったり飛んだりしてスカート揺らしたりする扇情的な感じもあって、
そういう雰囲気というかがなんかよかったな。特にいやらしくもなく健康的。
走ってる子とかチラホラモブシーンで見かけるけど、
ここで前に歩いてくる2人の前に出てくる子がターンしてるトコとか目立ってたなぁ。
ちょっとツメた動きで目がいっちゃいますよね。
まあ原作読む限り生徒会の連中が激しく動くトコってなさそうだし、
こういうところで遊んでるのかな。こういうのも小気味よくて楽しかったです。

CパートはAVと自己紹介をかけた演出だったけど、
新井里美の登場で全部持って行かれていた気がするなぁ。



エンディングアニメーション
絵コンテ・演出・作画監督・カラーコンセプト:菊田幸一
原画:森美幸 田路あるみ 坂上谷悠介 菊田幸一
撮影:江間常高
色指定:小松さくら


EDは本編でも原画やられてた菊田さんの舞台。
昔菊田さんが自主制作アニメの短編をやってたのを思い出しました。
本編と切り離された感じで1本の作品って感じですよね。
曲の歌詞に合わせたイメージカット割りが、
angelaの普段とは違ったイメージとも合わさって面白い雰囲気だなぁと。
菊田さんの描く女の子像は結構好き。
そういえば本編でマリみてのパロやってたけど、あの辺描かれたりしてたのかなぁ。



しかしなぜ勇者系で大張な感じのロボが。
なんか腕のポーズが気になる。