流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 2019/2/24 を語る

2019-02-24 21:44:57 | ■アニメレビューとか
●五等分の花嫁



OP。
主人公の名前コールが印象的な出だしでゾンビランドサガ形式かと思いきや、
フルにばっちり収録されていて、アニメのOP感が強い曲なのが強烈ですね。
今作のための曲という印象がアニソンらしいアニソンで個人的にグッとくる。





草原?で眠る上杉の逆位置から各キャラが呼びかけるのは、
爽やかさと華やかさが感じられて特に好きです。
今作は色味が個人的に華やかなのも見やすくて好きですね。
入射光など光を多めに入れている画面が明るく、
キャラクターは5人揃うと華やかで非常に明るい印象がするのが良いです。
大嫌いから大好きに変わる話というのは正にそうだなという印象かな。

マガジンのラブコメはどれも面白くてびっくりさせられます。
原作1巻はアニメを見る前に読んでいて、
非常に読みづらく感じましたが話が進むに連れて読みやすくなってきたかなという印象。
最近読み返しましたがやはり1巻は苦手。



2話。
ここからほぼ三玖のターン。
陶晴賢は好きが言えなくて苦し紛れに言ってしまったに自分は一票。
というのもその前に四葉と一花が三玖が恋していると指摘してるため。
戦国武将が好きはわかるけど、果たしてそれは恋なのか、と思えてしまうし。

姉妹の中で一番出来が悪いという思い込みは、
ほかの4人がそれぞれ特技や夢を持っていることを三玖が知っているから、なのかな。
三玖は主人公のことが好きだという以外、作品中での夢が語られず、
特技も姉妹の変装だったりする内向きなところがあるので、
上杉に選ばれることが三玖の生きていく上での願いそのものになっている印象なんですよね。



戦国武将が好きっていうのも内向きでオタク的で。
三玖がヘッドフォン装着している貴重な絵。



3話。
最初は四葉が案内人的な印象でしたが、
三玖が姉妹への扉を開ける係に。



下手な料理をうまいと言ってくれることに喜ぶ姿などは非常に打たれる感じ。
メシマズってステレオタイプな描き方になりがちですが、
自分が作ったものが酷いものだと認識がありつつも、
それを何の疑問もなく食べてくれた、
っていう描き方は非常に新鮮なので。
三玖の料理がダメだというのは今後尾を引くポイントですが、
ここをきっかけに好きな人のために料理を作りたい、
という三玖の行動が描かれていくので、
視聴者、読者としてそういう三玖の心情に溺れていってしまう場面として印象的。









姉妹違い。
三玖かと思ったら実は二乃。
この辺、髪の色味の変化を夕景の光で誤魔化してる感じが新鮮だったな。
光の加減で色味が変わるで、最初自分も勘違いしてしまいましたし。
姉妹が似ているというのに納得させられるシーンでもあってグッときたなと。
色彩設計の油谷ゆみさんってまなびストレートもやっていたのかと知れたり。
自分が色彩設計で意識したことある方って辻田邦夫さん佐久間ヨシ子さんとか、
あとシャフトの方々、京アニの方々、好きなアニメで見かける岩沢れい子さん辺りかな。



エピソード的にAパートで区切りが良さそうだけど尺的にはこう、
みたいな感じは原作漫画をアニメ化するにあたっての都合の悪さを見た気もするけど、
二乃との衝突と三玖が開けた扉の先を意識させられる扉が閉まる望遠の絵で、
一本の話として成立させていたのが印象的だったかな。
大嫌いが大好きに変わるキャラとして二乃は強烈なのでぜひアニメで見たいですね。

三玖は上杉が好き以外のものがないという雰囲気ですが、
姉妹に成り代わることができることを考えると、
姉妹たちの恋愛感情を最初に体現させることで、
それぞれの好きの形を三玖を通して描くというニュアンス、
入り口としての立ち位置があるキャラなのかなという印象もあるかな。
そう考えるともう三玖が花嫁であるという確信というか、
選ばれるべきキャラのように思えてならないけど、ホントどうなるんでしょうね。
そう思えてしまうぐらい、三玖には上杉しかない、と見えてしまうので。



飛んで7話。
水槽の魚を意識させるのは誰が誰なのかわかりにくい一面を、
魚を通して意識させられてる感じ、なのかな。
一見して誰かわからない感じが。
マンションも箱と考えると、
父に飼われているという比喩かもしれないけど流石にその例えは酷すぎるか。









ED。
梅木葵さんだとポプテピピックやはねバドが印象的でしたが、
こういう作品もやるのかとちょっと驚き。
声優交代してもキャラは同一とか、はねバドEDの後ろ姿に代表されるような青春の同一性、
とか同一の何かを意識させる作風なのかなという印象でしたが
今作は同一の中からはみ出す感じかなと見てて感じるかな。

繰り返しのシークエンスの中で変わっていく姿、小物、ケーキ。
本編が明るい作風なのでEDでその恋の切実さにアプローチしてるのがギャップもあり新鮮ですね。
内田彩の楽曲も新鮮。



ヘッドフォンではなく花飾りを巻かせて華やかに。
5人のシルエットはそれぞれ違いますが、
三玖はヘッドフォンの内側に髪を入れてマフラーを巻いたときみたいに、
髪がふわっと乗っかる感じなので、
その髪のシルエットをこう描くのかと目を引いたな。
首周りに花があると、やはりそれだけ特別さを帯びて見えてしまうので。



カップに入っていただろう水は溢れ、そして恐らくまかれる。
溜めた思いを飛散させるように。



台無しになったケーキの代わりに5つのケーキ。



口紅は無理やりこすって台無しに。



1人だけが掴んでいたはずが、ほかの4人も掴んでしまう赤いリボン。



リングは2つだけ。

原作が良くできていて、一体誰が将来の花嫁なのかと推理しながら読めるのが面白いですね。
アニメも華やかさもありEDのアクセントもありで悪くないと思うんですが、
やはり作画の低調さは気になるんですかね。
最後まで楽しんでみていきたいところです。


アニメ雑記 2019/2/17 を語る

2019-02-17 20:41:51 | ■アニメレビューとか
●劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢
見てきました。
以下ネタバレ感想。

槍で弓を倒すとはどこのFGOだろうみたいな感覚で。
槍を抜けたものが選ばれし者っていうのも選定の剣みたいだし。
敵はエイリアンかという感じの増え方をしていて、
あまりダンまちの良さみたいなのを感じにくい作品のような気がしたな。
神とファミリアの関係とか冒険者とかダンジョンとか。
森が侵されている、という描写も最後にかかるポイントですが、
自体を切迫させているのはもはやそれを超えたところにあったので、
そこに戻るのか、という感はあったり。
アルテミスと森との関係を特別深く描写していたともあまり感じられなくて、
森の日常の風景とアルテミスという神としての存在を同一に見るのがやや難しい感じ。
そういえば敵に取り込まれて倒して再び会える云々、
っていうのはちょっとクロノ・クロス思い出す感。

月の術式展開などダイナミックな舞台装置は面白かったですし、
印象的なシーンもあったけど、普通にTVシリーズを見ているような感覚だったかな。
ベルの英雄としての活躍などはTVシリーズが娯楽的で盛り上がる展開だったので、
映画では挫折に焦点を当てた感じだったのかな。
TVシリーズの最終回が各キャラが活躍するお祭り的な要素が強かったですし。
今回は衣装チェンジもあってヘスティアの衣装なんかは結構好きだったかな。
あといつものダガーでトドメだったのもらしい作風であったけど、
もっと槍の扱いを大事にしてほしかったという気もする。

近年は映画で各キャラが活躍するお祭り映画が良くできて面白い作品が多いですが、
そこに一石を投じる作品になれたかというとそこは今ひとつという印象。
まあそういう狙いはないんでしょうが。
ダンまち、原作は読んでいないですが表紙のカッコいい絵が目に入るので、
あのイメージのカッコよさをアニメで見たいなという気がします。


●ドメスティックな彼女 5話



ロングなら潰してオッケーっていう設定なんですかね感。





中からの視点。
ルイが拾い上げるところを描きつつも保留する態度、
みたいなのを下駄箱のところで触れられてるのかなという感。
ルイの誠実さを見つつも噂に引っ張られる&やっぱり気味の悪いところはある、
みたいな関連付けなのかなとか。



エロいなめかた。
モモが色々男をかどわかしているという先入観から入る感じ。
噂の真偽に興味を惹かれる感。



ルイのモノローグと視点。
ルイが相手をどのように見ているか、が今作の焦点の1つだと思いますが、
このシーンはルイのモモへの印象がダイレクトに入ってくる感じで楽しかったな。
ルイの素直な心持ちを聞けたというのが大きい感じ。
モノローグってそれまであまり入ってなかった印象でしたし。





ただこの一連はルイの目線の動きがイマイチ掴みづらい感じ。
モノローグの入るアップではモモを見ているように映るけど、
次のカットでは前を見ているように見える。
いつの間にか視点がズレている。



再びモノローグが入るカットでアップ。
今度は目線を逸らす。

恐らく目線を逸らすのはルイの中でモモに対して引いてるところを描いているんでしょうが、
その辺のカットの流れを指示ミスなんかでうまく関連付けて見せられなかった感じなのかな。
じゃないとルイルイのシーンで一旦目線がズレてるのがよくわからなくなりますし。





目線を着られることで、
必ずしもこのキャラクターでなければならないという説得力を削る印象で、
ルイの視点も今まで大事にされていたような印象だったので、
余計に気になってくる部分だったかな。

赤信号、侵入禁止、自転車のタイヤなど赤から円としりとり的に見せつつ、
出来事の見えづらさみたいのも手伝って、
警告感みたいなのもあったかな。





停止。
出来事的に赤がかかるのはルイではないはずなのに、
止まってしまうのはルイだったっていう強調は印象的。



アホ毛もお下げもないのに頭からっていうのはちょっと気になる感じだった。







ナツオとルイが2人でいるシーンは、
モモよりルイを優先した、家族を優先したというシーンですが、
ルイ的に言えば相手は風邪のせいもありますが、
果たして家族してみているのか気になる相手として見ているのか、
という狭間のある印象。
ルイの部屋のスタンド、引きでも絵柄がわかってオシャレだなと感じつつ、
モモのカバンのディテールのときと差があからさますぎではなかろうかと思ったりも。
本屋の雑誌コーナーもですが、
小物にどれだけ設定を盛るかのバランスをカットごとに追うのも一興という印象。





この子と付き合ってしまえば。
ナツオの語り口はやや残酷な感じで、別にモモを見ているわけじゃないというのが示唆的。
上にからの視点でルイのときの視点になってようやくモモを見る、
という感じもなの、一度やったことの経験が生きる感じだったんだろうか。

ここまで見て一体今作は何を描きたい作品なのか、またよくわからなくなってくる。
モモの思いやルイの視点、ナツオの置かれてる状況がいきなり喚起されるなど、
確かにそれぞれの要素はあったけど、それが一体に何になるのか。
人との繋がり方を描くことが何に繋がるのか、作品は何処に向かうのか、
みたいな方向性の無い広がり方をされているように思えてくる。
ただそれがどういう形になるのか、という興味は惹かれる感じ。



今作、冒頭の目玉焼きもそうですが、割と料理がよくでてくる印象。
ルイの話とも繋がるところでもあるので大事にされてる感はあるかなと。





意地悪。
結局そういうことなのかもしれないとも思えたり。

脚本が渡航でかなり意外だったな。
原作読者的に全然外れてる作品とは思えない好印象差もあって、
見ていくのが個人的に楽しみです。


アニメ雑記 2019/2/10 を語る

2019-02-10 00:39:57 | ■アニメレビューとか
●劇場版 幼女戦記
以下ネタバレ感想。

悠木碧の声を聞きに行くぞ!と意気込んで見に行ってちゃんと楽しめた作品だったな。
TV版EDの曲をそのまま使っていたのも大正解という感じで、
下手な曲でイメージを壊すよりそのまま使ってイメージ通りのものを出された感じ。
どんよりとした雲の風景が今作の原風景であると描いているのも印象的だったな。
ただ悠木碧と早見沙織のキャラ以外は替えがきくキャラだという認識だったので、
部隊の中の死人というのがなかったのがやや意外だった。

神への反逆がメインテーマという感じですが、今回は神こと存在Xが登場せず、
その使徒となるキャラとの対決とデグレチャフ少佐を中心とした戦局の描き方が露骨で、
ただデグレチャフを困らせるだけの世界という箱庭感が強調されすぎている気がしたな。
そしてその命運は冒頭のシーンで決着がついているように触れられていて、
ステンドグラスが象徴する帝国との戦い、
帝国への感情がデグレチャフをどのように裁いたのか本編で触れられなかったのはいじらしい感じ。
デグレチャフ自身はその結末に気づいていて終盤で戦争のあり方、
勝ち方への拘りを描いていたので、
デグレチャフが敗北して終わったとは一概に思えないので余計に。

敵となる新兵は、
神への信仰心とデグレチャフへの復讐心から神から力の恩恵を賜るわけですが、
その存在を天使になぞらえてるのが興味深いポイントだったかな。
最終決戦の場が教会というのもおあつらえむきな感じで、
どうして映画になると天使とか扱いたくなるんだろうと思えたり。

デグレチャフ自身は悪魔と呼ばれますが神の力を使う分には天使に相違なく、
少女の体を持っているというのも相手との対比的にも天使だと言っている感がある。
ただ中身がおっさんの転生体、神への反逆心を持っているという点で、
天使の持つイメージとやや離れたものであるという扱いなのが気になるところかなと。
デグレチャフが世界大戦の歴史を持っているが故に拡大していく戦線にブレーキをかける辺り、
戦争を忌むべきものとして扱っているのに対し、
存在Xがデグレチャフを陥れるために戦線の拡大を行っているようにしか見えない対比は、
存在Xが超常現象を起こすけれどもそれは決して人を救うためのものではなく、
デグレチャフの行動の正義について触れていて、
やはりそこが神殺しの面白いところなのかなと思ったり。

市街地での空中戦を見ると進撃の巨人はやっぱ凄いよなと思わせられる。
冒頭の帰還のシーンは輸送機がハーモニー処理っぽい感じで、
劇場版という雰囲気やドイツ系の兵器を描くならこう、みたいなイメージがあったのかとやや気になった。
全体的にはエフェクトを見る感じだったかな。

TVシリーズの続編をそのままやってそのままその後に続くように終わったので、
劇場で続きをやるのか、TVで続きをやるのか、それともこれで終わりなのかと、
作品をどう展開させたい感じなのか気になる感じだったな。
まだこの悠木碧を見たいのでこのまま続いてほしい感じです。


●コードギアス 復活のルルーシュ
以下重大なネタバレ感想。

福山潤の声を聞きにいくぞ!と意気込んで見に行きましたが、
普通に最初からルルーシュ出てくるし、途中でいきなり意識を取り戻して復活するので、
我らがルルーシュが帰ってきた!が一番の盛り上がりどころだと思っていると足元を掬われる感じ。
ルルーシュの世話を焼くC.C.が可愛い感じでした。
民族衣装姿もグッと来る。

なんというか批評家との共犯的なイメージとヒット作を目指した小ネタのちりばめ方など、
金と名誉のための作品というイメージが強くあまりいいイメージがない作品だったので、
このシリーズって結局なんだったんだろうな、というのを見ながら考えてしまったな。
自分の中でバイアスがかなりかかってる作品なので冷静に見ようと思いつつ、
ループ物を打開する構造の物語は、
流行のループもの破りとして喝采を浴びたいがためのものなのかと、
凄い斜め見をしたくなる感じだったり。

TVシリーズは引きの強さで持たせていた印象もあったので、
シーン間の繋がりがやや強引なのはそこに由来するのかなという感じ。

カレンやスザク、C.C.の活躍などは普通に期待通りという感じだったし、
コーネリアやら色々参戦してくるのも映画らしいお祭り感もあって楽しかったけど、
個人的に印象的だったのは星空と流星雨だったかな。
こういうのを見せたい作品だったか、という意外性を含め。
敵が姉と弟と戦いの役割など、ルルーシュ側を反転させたような感じだったので、
兄妹的な対比があった感じでしたがその辺は読みきれなかったかな。

最後にC.C.がリュックなど重量物を抱える芝居なんかは丁寧で、
C.C.の抱えた問題、そして心情を描いている風で印象的だったな。
C.C.って何着ても可愛いなぁ、というのもあったかな。

単純にまたルルーシュの姿を見れて楽しい作品だったので、
また旧作見返しながら見たい作品ですかね。


アニメ雑記 2019/2/8 を語る

2019-02-08 20:16:00 | ■アニメレビューとか
●ブギーポップは笑わない OP



どこか魔法少女ものっぽい印象を受けるのはまどマギのOPのせいなのか。
OPの構成として宮下藤花がブギーポップを目撃する、
というありえないシチュエーションから始まるのが引っかかる感じ。
藤花の内側へ、影へ、そして本体へと迫る敵から守るブギーポップ。
そして自分の中の何かとの口付けから、
己の姿をした何者かを見つける。
藤花にとってのブギーポップとは何かに触れるようなOPは、
自身の自覚無き記憶の改竄を描いているようで好きですね。





主観的な絵。
OPは藤花の内面、主観を主に扱っているため、
ラストカットの煙の隙間から見る霧間凪の目は飛躍した描写で、
やや戸惑いを隠せない内容になっているのが面白いですね。
監督の名前が目を印象づけているので、狙いすぎてる感じも楽しい。

エフェクトが凪の目を印象付けるような動きを見せるのが、
どこか運命を感じさせられて気になるかな。
現象としての煙のリアリティを考えるにこんな都合の良い煙があるのか、
という疑問は尽きないけれども、
相手を見逃さない眼光が世界には存在するという、
遮れない眼の存在というのを意識させられるというか。

アニメのエフェクトは現象を彩りかっこ良い動き、フォルムに目が行きますし、
リアリティのあるエフェクトを目指すのが本来の姿のように思っているので、
こうした演出めいた煙というのをやってもいいのか、
という疑問も同時にあって。
しかしここでこれをやる意図があるならこれは必然的な絵で、
逆算された煙はやはりリアルなものなんだ、というのが見ていて面白いというか。

こういう絵にしようとしないとこういう絵にはならない、
でもそこには確かなリアリティもまた介在するというのが、
強く運命めいて感じられる表現でグッとくる感じというか。



藤花の意識はビルの下にはなく、ブギーポップと共にあるなら、
これが本来あの場所で藤花が、ブギーポップが見ている光景なのかとも思える。
対峙した凪から離れてもなお追いかけてくる凪の拳が向かう先、
この凪を見ているものは誰なのかという疑問も興味が尽きないポイントの1つ。
果たしてこれは藤花、ブギーポップの主観なのか、他の何者なのか。
煙の演出する運命めいた対峙が暗示する対決とブギーポップとの関連が気になるOPで、
交錯した物語という作品の持つ面白さの出ているラストカットだなと思います。

ブギーポップ、読んだのがそれこそ15年前とかなので、
全く内容覚えていませんでしたが、
夏目監督が作るアニメなら、それはワンパンマンのごとく強い作品である、
という風にも受け取れるので、
ブギーポップがどんな強さを持つ作品なのかというのを楽しみに見ていきたいかなと思います。