流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 2015/3/29 を語る

2015-03-29 10:14:25 | ■アニメレビューとか
●SHIROBAKO
シリーズ全体楽しんでみることができたな。
たぶんアニメ制作が楽しいというのもあるけどは働くことを描いているところに惹かれてるのかなと思った。
労働モノっていうのはやっぱやってる人にしかわからない苦労があると思うので、
アニメ業界らしくアニメ制作を描くっていうのが結果的にそういう形としてよくまとまっていたのかなと思う。
最終話の誤植とかタップ張りとか細かいとこ拾ってるなーと。

監督が原作者に直談判に行くところとかほんとアニメだな、
って思ったけども最後にTV局にテープを届けるのとかを見ると、
何処かへ向かう、走る、っていうところにアニメ的な過剰さが見て取れて、
そこが見所であり辛い部分なのかな、と思ってしまう。
ぶっ飛ばしまくって警察に追われてようやく間に合うギリギリ感が凄い迫力あるように見せられるけど、
普通に考えたら捕まりたくもないし。
キャラデザとかクリエイターとしてぶつかる壁は丁寧に描きつつ、
カーチェイスなど絵的に盛り上がるものを取り込んでいくさじ加減がやっぱ良かったのかなとか。



個人的に23話の監督が道を示す話っていうのが結構好きで。
しずかが声優としてルーシーの声を当てるシーンはしずかの夢の一歩として感動的なのもあるけど、
作品を作る仲間として迎えられたっていう所も合わせて凄く響くところがあって。



宮森の涙も色んな感情が重なっての涙なのかなと思う。
夢に近づく姿、仲間として一緒に作品携われる嬉しさ、
ルーシーというキャラクターが作る物語、ルーシーとしずかの物語のリンク、
そして声優として、宮森の友人としてではなくプロとして収録に望むしずかの姿。
しずかの姿に涙しちゃう宮森の溢れる感情っていうのが凄く染みるシーンで素晴らしかったな。

そしてそういう出会いを持たせてくれた監督の采配。
何かを決めることができる人の力っていうのをここではあまり触れていないけど、
こういうこともあるんだなっていうところが作る楽しみ、働く楽しみなのかなと思ったり。
原作者や監督など権限がある人が出来ることっていうのを時に否定的に、
時に肯定的に描いてくれててそうした柔軟性が作品の魅力になってていいなと。



最終話は宮森の音頭も響いたな。
特に過去や別の会社から受け継がれてきたものなんかに触れてるのが。
アニメ制作のプラットフォームも昨日今日生まれたものじゃないわけで、
そういう会社なりの土台や築いてきたものを肯定しているのが良いかなと。
勿論まだまだ色々な問題点はあるんでしょうけど。
PAみたいな外の風を入れやすいところでこういう作品が出てくるのも納得かなと思ったり。
そういう意味では京都は閉塞感あるし、個人主義的な振る舞いを見かけることもあるので、
そういうところに引っかかりがある身としては宮森の言葉は見てて響くかな、と。



第三飛行少女隊メンバーも打ち上げに。
こういう誰にも見えない形で華を添えるのが良いかなと。

女性が働くアニメとして楽しんで見れた部分があるんで、
そういうのが他作品でももっと味わえたらなと思います。
あとEDの歌詞がモモーイだったのも個人的にはグッときた部分かな。
あと女の子が無闇矢鱈に脱がないのも良かった。


●冴えない彼女の育てかた



加藤の嫉妬表現が巧みで楽しかったな。
あー恵さんもこういうことするのいいなっていうのもあるけど、
主人公の心情を的確に解説してるのも目を引くところですよね。
やっぱ幼いころの感情燃え上がってますか的な。
じゃあ他の女の子たちとのやり取りでも燃え上がる所あるんですか的な。



しかし霞ヶ丘先輩は天地ひっくり返すアングル多いような。





加藤のリアクションを含め楽しいシーン。
霞ヶ丘先輩の平行移動&髪の動きがまた目立つ格好に。
今回見てて各キャラ用のアングルやリアクションある程度決めて見せてたのかなと思ったり。
1話で先輩を見せてた上の空いたレイアウトなんかは5話でも使ってたし、
この辺は6話とかの引用だったしなと。
こうやって演出でキャラ作りがされていくの楽しいですね。
加藤は見切れキャラからすっかりメインヒロインの席に座ってくれっちゃってるなと感慨深くなったり。



空色デイズ久々に聴いたなぁ。
オリジナル版より歌詞が入ってきてこういう曲だったのかと新しい景色が見れた気がしたな。
しかしバンドのシーンが出るとどうしても身構えちゃいますな。



ゲームの終わりと思われるシーンでEDに入るのがまたよくて気持ち良く見終えることができたな。
2期やるのかどうかはわからないけど、
今後の亀井監督作品、高瀬キャラデ作品への期待が募る作品だったので、
次回作以降がまた楽しみです。


アニメ雑記 2015/3/22 を語る

2015-03-22 21:22:59 | ■アニメレビューとか
●艦これ 8話
大和ホテル。
吹雪が大和を外に連れ出そうとする所に吹雪の歩みを感じられて、
シリーズを重ねる意義っていうのを感じ取れて良かったな。



この辺の布を取る辺りとかちょっと目を引かれる感じ。
見慣れない画面のせいかな。
清潔感というか異次元的に感じる。



吹雪の表情付けが可愛くて良かったな。
赤城に見惚れたり潮干狩りしてたり大和を引っ張ろうと踏ん張ったり。
吹雪ってこういう魅力があったんだなーと思わされる。
夕立のぽいぽいのバリエーションも楽しかったな。



吹雪の回想。
吹雪が置いて行かれるっていう絵なんだけど、
吹雪が今の鎮守府に来てからのことを考えると、
これはシリーズ中の吹雪の軌跡にも触れる絵なのかなと一瞬思ったかな。
シリーズを積みあえげてきたことが垣間見れるシーンかなと。

個人的に気になったのはトラック泊地全体が大和の支配下にあるのかなとか。
島にしか大和はいることが出来ないと考えると、
大和は島そのものっていう見方もできるのかなぁと見てて思った。
容易に動かすことができない存在っていうのがトラック島を使って見せられているのかなと。
だから大和が艦娘になってからここしか知らないのかなとか考えると、
吹雪の大和を外に出したいって気持ちがまたよく伝わってくるところかなと。
まあどうでもいい話。


●ガンダム Gのレコンギスタ 24話



中原麻衣が富野ガンダムに出ているっていうのがなんか凄く楽しくて。
バララがマニィに嫉妬して逆上してるっぽい辺りとか、
自分が見たいもの見れてる感があってテンション上がったな。
宇宙の中心に立つような混沌の中心っぽい雰囲気とか好みな感じ。
ユグドラシルの樹の枝と人の脳をかけてみせるのも楽しかったな。
脳葉とか言うし葉ともかかる描き方かなーとか。



テンダービームのアイディアも凄いけど、
ビームを打つ瞬間のバリアか何かの光の描き方もかっこ良かったな。
空間に図形が広がっていくのとかちょっと映画まどマギを思い出した。
テンダービームと合わせて万華鏡のように空間に歪んだものを見せるのがいいというか、
女性の念というかが世界を割るような描写っていうのがグッと来るというか。
見てて凄い楽しい描写でした。


●四月は君の嘘
個人的に話に最後まで乗れなかったかな。
ヒロインが死んでしまう話の再生産以上のものを汲み取れなかったのが大きい感じ。

個人的にはなぜヒロインは手術を受けたのかっていうのがちょっと引っかかる感じ。
彼女に生きる望みがあったからこそ手術に向かったはず。
それは幻想の中の演奏で幕を閉じるためのものだったのか、と思っちゃうというか。
もっと主人公との時間を作りたかったからではないのかな、とか。
互いが互いを感じ合った結果ヒロインの死を受けての幻想入り、
という感じだったけど、
肉体を捨てて心で繋がるっていうだけではちょっと納得できなかったかなぁと。
手術したけどやっぱダメで死んじゃうっていうのをちゃんとやってたら、
それはそれでただ辛いだけの絵になるかもしれないけど、腑に落ちない感じ。

ヒロインの死を後日談的に描くのは綺麗に見えるかもしれないけど。
舞台の主人公と手術へ向かうヒロインの姿のギャップの痛々しさを見た後、
手術されるヒロインが幻想の中へ入りそして消える、っていう身体の喪失の虚しさ。
それを目の前にして綺麗だとはとても思えなかったかな。



この辺がなんか見てて新鮮だった。


アニメ雑記 2015/3/8 を語る

2015-03-08 22:35:25 | ■アニメレビューとか
●英國戀物語エマ
原作が素晴らしかったのでアニメも見てみた。
2期は放送当時見ていたはずなんだけど全然覚えていなかった。
1話のナネットの自殺未遂のとこで作画的に盛り上がってたなくらい。

全体の印象としてはBGMの使い方が好きだった。
OPやEDがBGMなので、そのアレンジを主に本編でも使っていて、
OPEDで見せられる雰囲気を引用するような感じで、
作品世界観の年代や社会の雰囲気を味わいながら見れたかなと。
見終わって暫く経ちますけど、頭の中でBGMリフレインしてますし。
サントラ欲しい。

2期は原作改変が凄いという話だったけど、
アニメはアニメでまとまっていて良かった。

個人的に気になったのはケリーの役回りかな。
ケリーの遺品となる時計が動くたびによくない出来事が起こったりとか。
あと最終回でケリーがエマとウィリアムの関係を見通してるような描写とか。
原作でエマがウィリアムと結ばれたのってケリーの教育の下地があってこそ、
という感があったので、
そこを踏まえずにケリーをピックアップしていく描写っていうのが少し目につく感じだったかなと。

あとに最終回のハキムの描写には驚かされたかな。
ウィリアムの問題、ジョーンズの家の問題を、
エマを選ぶ/選ばないという二者択一に持っていうとする狂言回し的な振る舞いから、
ウィリアムとエマを結びつける流れを作るキャラになってるのが凄いなと。
ウィリアムがその二者択一に、というか答えが出ている問いに答えられるように取り計らっている、
っていう意外性に持って行かれたな、と。

10年前の作品なんだけど、それだけの月日が経った作品とはあまり思えなかったな。
自分がTVでアニメを見られるようになった時期の作品だからっていうのもあるからかもしれない。
というかもうそんなに時間が経っていることにビックリさせられる。


●機動戦艦ナデシコ 再視聴
アルドノアゼロも火星だし、エマでうえだゆうじの声聞いてたら見たくなった的な。

自分がナデシコ見たのって中二くらいだったと思いますが、あの頃は狂ったように見返してたので、
もう自分がナデシコの何処を見ても面白いと思うほどに最適化されてる感じで、
どの話数も見てて心が弾みます。

OP見返すと自分がイメージする疾走感と女の子の眼差しの原点ってこの作品だったんだなとか、
昔リョーコがなぜ赤面だったかわからない描写があったんですが、
あそこで始めてテンカワからアキトと下の名前呼んだのかと今回視聴してようやくわかったりとか。
メリークリスマス今夜はお祭りよ、とか今でも一人口ずさんでるよなとか。
5話とかあまりにも自分の中に浸透してる感があって見てて楽しかったな。
特にユリカの戦いに勝たなきゃ、の辺りとか相当自分の中に残ってるセリフだなーと。

ナデシコ見ててロボットアニメは敵を倒すっていうところから、
エネルギーやテクノロジーの物語、またはその謎や奪い合いに物語が変化している、
っていうのをゲキガンガーとナデシコの対比で改めて思ったかな。

だからアルドノアゼロでアルドノア自体が物語の目的になっていないのがちょっと意外で。
物語的には姫を手に入れた方がアルドノアを自在に操れる存在になる意味合いもあるし、
アルドノアが火星の秩序を作ってる時点で無関係ではないけど
アルドノアによってもたらされるものは稲穂によって否定されるっていうのが興味深い感じ。
スーパーロボットをリアルロボが迎え撃つという恰好も新鮮だけど、
人間がスーパーテクノロジーを乗り越える、
または否定するっていうところが見所なのかなーという感がするかなとか。
スレインが博士の息子っていうのも如何にもロボットアニメの主人公的立ち位置だし。
地球の資源について触れてるのを見るとテクノロジーだけでは生きられない、
っていうことなんだろうけど、地球側がアルドノアを狙っている描写があまり見られない、
っていうところに引っかかる感じというか
まあついでのどうでもいい話。


dアニメストア、移動中などを利用して見たけどやっぱ散漫な視聴になってる気がするので、
落ち着いてゆっくりアニメ見たい感じ。