流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 2024/6/8 を語る

2024-06-08 19:49:51 | ■アニメレビューとか
●トラぺジウム
前知識なしでアニメ映画だから見た感。
東西南北の学校から目立つ子をチョイスしてアイドルグループを作る、
めちゃくちゃ戦略的に凝った話で、主人公の行動力に感心してしまった。
絵的にも綺麗で、特に髪のツートンカラーは綺麗に描かれていたように感じたな。
ベッドに寝ころがって髪が広がったところで裏地が見えるんだけど、
起き上がったときにそこが隠れて表面の毛先と黒髪の部分が出るとか、
一連の流れがスムーズで細かな処理がうまくいっていてグッときたな。

あと下を向く作品は数あれど、
上を向く芝居があったのが良かったかな。
星というテーマがあったからこそかな。
イメージと芝居とテーマのリンクがあってこその絵という感じで、
割といい印象を受けたかな、と。

学園のアイドル的な立ち位置のメカッ子がアイドルやる違和感を、
ちゃんと追っているような感じでそこも好印象だったかな。
ばらばらになった4人が集まって、
主人公が相手を見るときに太陽をバックにしているのとか、
1カット内の説得力が物語を通じて触れられているなと感じられる部分も多々あり、
楽しんでみることができた1作でした。

最後に夢をかなえているのはやや飛躍した印象でしたけど、
パーフェクトブルーを思い出すと、あの作品の反転のような印象がしたかな。
女優とアイドルの関係の反転みたいな。
最後にそれぞれ女優とアイドルとして成功しているという点がそう感じさせられただけかもしれませんが。


●劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉
見てきました。

冒頭から今までとは違ったウマ娘の映像化だなと感じる一作でした。
レースシーンの臨場感はカメラアングルから作画のメタモルなど、
見せ方が練られており、かつウマ娘はなぜ走るのか、
速く走った先に何が見えるのか、という勝負の先にあるものを意識させられた感じ。

アグネスタキオンが博士系キャラだからできた展開かもしれませんが、
ジャングルポケットが最初に持っている玉、
願い玉、ともいうべき玉が象徴するものは何か、という話かもしれませんね。

特に中盤にアグネスタキオンが皐月賞で勝ったときに見せる景色、
速さの先にある遠雷、あるいは光、とは何なのか、というか。
ウマ娘の走りが無数のフィルムで描かれ、ウマ娘はなぜ走るのか、
走った先に何があるのか、という作品設定の根幹に触れつつ、
それを美しくかたどったのがジャングルポケットやアグネスタキオンがもつ玉、
だったのかもしれないなと。

個人的には光を目指す話でもあったのかもしれないなと思ったり。
以前10年で印象に残った10話の中でセイクリッドセブンの話をしましたが、
監督もアニメーター出身だったことを思い返すと、
似たような思想があったのかなと感じたんですよね、主観カットも多いですし。

玉が3Dなのも監督がアニメーター出身で描かないものを希望のものとした、
という印象があったりしまして。
そこに映像的な快楽の中に理性を垣間見たような気がします。

今回作画的にも崩し絵だったりして漫画的な画を入れていて、
懐かしさやアニメーターの作品らしいつくりだと感じられる部分があったな。
タキオンがポケットの足を触っているの、カレイドスター1話かと感じたりとか。
アクションで空気感を変えるのはあの辺あたりからきているのかなとも思わされる。
劇場作品で緒方賢一の声をこんなに聞けるのもよいかなと感じたかな。

アクションはオペラオーのマントが天高く舞う辺りのアクションは目立っていてよかったな。
スタッフ的にああいうアイディアはFGO的なのかもしれないとも感じたな。

作画が良いのももちろんでしたが、撮影的な部分、
光の扱い方などが綺麗で良かったですね。
この作品にしかない魅力が詰まっていたと思います。
MADBOXがやっているんですかね。

演出的にはフジキセキと歩いているときに前にいるのか後ろにいるのかとか、
花の見せ方とか、カットの意味合いを拾うのが楽しくて良かったな。
ある意味では既視感の塊かもしれないですが、アングル的な新鮮さで保たれていた気がする。

冒頭でポケットが自分の持っている玉を空に投げてキャッチする、
自分でつかむべき星を定め、手を伸ばす、
というのをやっているのがキャラクター的にグッとくるところですが、
映像作品として監督が目標としていたイメージもこれなのかなと感じたかな。

ダービーを征した当たりで停滞してから復活があまり盛り上がらなかった気がしますが、
それは目標を成し遂げた先、またはそのさらに先への道の険しさを知ってしまったこと、
光の速度に到達することは無理なんだ、
みたいな一種のあきらめが載っているのかもしれないなと思ったりも。
それでも走らなければならない。
なぜならそれが存在理由であるからだ、と。
そういう生きていく上での壁を強く意識させられた気がしたかな。

新時代と銘を打つだけあって新鮮な作品でした。
これからの作品がどのようなものになるのか、楽しみです。

ガールズバンドクライ OPとか を語る

2024-05-11 22:00:53 | ■アニメレビューとか
TVアニメ『ガールズバンドクライ』ノンクレジットオープニング|トゲナシトゲアリ「雑踏、僕らの街」

OPが好きでよく見返しています。
また一生見返す系のOPがきたなという印象。

個人的に見ていて最初に引っかかった電気のイメージ。
街に降り立つところで電気的なエフェクトがかかるので、
3Dキャラとは電気というエネルギーがないと見れないもので、
最初に糸のようなものが繋がっているのはエヴァのアンビリカルケーブルで、
つまりは人造的なものであるということのメタファーかなと思ったんですよね。

物語でもスマホの電源が落ちたり、照明器具を破壊したり、
そういった電気的なものが3Dである彼女たちを示していて、
それが物語的な意味をはらんでいく、的なことを考えていました。

今も同様に感じている反面別のことも考えてしまいます。
このOPはバンドメンバーをアニメ化したものではないか、ということです。



タイトルが出る前にスクリーンに画面が表示されるのがまず1つ。



タイトル。
ここで5色の線と煌めく光が出てきますが、
これは2Dキャラと3Dキャラの重なり合いがある世界、
というロマンを語っているのではないかと感じる。

OP自体が物語の要約という側面を持っていますが、
ここはそれを表現するキャラクターたちの世界観の重なり合いというのかな、
そういうものに触れているのかなと思うんですよね。

文字の中のイラストやモノクロの画面で分割しての漫画的な表現、
そしてカラーへっていうのは降臨した5人によって色づくのはアニメ化の表現、
最後の煌めきは3Dの表現(現実、のメタファーかもしれませんが)かなと。



基本的に2Dアニメのキャラは基本カメラ目線。
人形でも同様で。

人形を引用するのはイノセンス的な魂のありかの話でもあり、
3Dキャラこそマリオネットではないか、
みたいな問いを感じる部分でもあり、
面白いとこをついてくるなと思わされる。



メンバーが並んだカットもカメラ目線。



街を飛び交う光とライブの光のイメージの類似性。
そして電気的なエフェクトで2Dキャラとのリンク性と、
やはり電気のイメージはあるのかなと思わされる。



ライブ中の3Dキャラはカメラを見ないけど、
2Dキャラはずっとこちらを見ている。
そんなキャラクターに導かれるように疾走していくライブ感。


そしてライブでもカメラを動かしまくって、イメージのリンクさせてる。
またリング状のスクリーンが本当はそこでこのオープニングを流しているのではないか、
今は3Dキャラのパートだからイメージだけだけど、
画面が切り替わらなければ、2Dキャラがそこに映っているのではないか、
と予感させられる感じもあり。



キャラクターの方向性を描く2Dキャラ。


そんなイメージに中指立てていく。
タイトルで煌めいていたのはここだとわかるという。

基本的に3Dキャラはライブ中心で、
2Dキャラはイメージ的な動かし方、見せ方が多い。
この関係は現実とアニメ、虚構と現実に通じる部分があって、
最後にその関係に中指立てているようであり。

表現の役割による分割表現だったはずの2Dと3Dそれぞれが、
自分が主役であることを主張しているようでもあり。

役割を与えながらそこを飛び越えていく飛躍こそが今作オープニングの味、
という気がします。


ラストカットはその飛躍を特に感じられる部分。
集合絵ってありきたりなイメージですが、
アニメ化したキャラ(虚構)がやっていたことを3Dキャラ(現実)がやる、
みたいな連続の中での役割の転換が凄くインパクトあるなと。

またライブ演奏をして音合わせで動いていたキャラがラストは演奏せず、
キメポーズで決めっていうのも物凄い飛躍ですよね。
私たちを導くようにカメラ目線なのも、強い。

オープニング初めが2Dキャラで終わりが3Dキャラというのも、
アニメの歴史の要約でもありそう。
そういう3Dキャラへの置き換えに野心的な表現を示すのも、
実に作品にマッチしていて素晴らしいですよね。
本当に集合絵に感動したのは今作が初めてではないかと錯覚するほど。

3D作品は正直肌に合わないなと思っているんですが、
こういう発想の転換が見え隠れする作品はやはり見ていて楽しいし、
物語でどう表現の考え方が示されていくのかが気になります。

物語に対する様々な予感を感じさせながら、
絵とは何であるのか、表現とは何だろうか、
みたいなものを摂取できるこのオープニングに病みつきにさせられる。
本編見る前にオープニング鬼リピしてしまうのがやっかいか。

あと偶然にも色んな再生機器で曲を聴いたのですが、
印象がだいぶ違っていて、音の体験ってこんなに差があるんだな、
というのも感じられたのも良かったです。

酒井監督はラブライブでも印象深かったので、
今後も監督作は楽しみにしていきたいな。

響け!ユーフォニアム3 第四回 を語る

2024-05-03 17:19:49 | <響け! ユーフォニアム3>

山村卓也演出回。
サンフェス回でしたが、終わってみればコントラバス回という形でしたね。
コントラバスの見せ方って割と1期から山村回で目を引いていて、
長い伏線のような形になった回でしたね。
EDに演奏シーンをかぶせられるのも、
今作EDを手掛けられたのが山村さんなのでED演出者特権を感じる形でもあったり?
また1期のように馴染深い曲(今回はエルガーの「愛の挨拶」)を演奏してるの含め、
ちょっと原点回帰的な雰囲気も感じたな。
またお姉ちゃん回でもあり、そういう繋がりも意識した、
THE山村回という印象でちょっとびっくりしてしまいました。
また撮影処理もちょっと抑え目な雰囲気で意外に感じたり。


麗奈のドラムメジャーアクション。
久々に京アニアクション見たなという気分になったな。


前話数からの引用という感じでちょっと気になった。
割と演出のアイディア的に前話数と互換性があるように思えて、
どういうやり取りがあって仕上がった話数なのか気になったな。
特に後半のタクシーのシーン、
前話数でも車両を夜景の中で見せるカットがあり、
伏線的に作用しているんですよね。
シーンの場所となるところあらかじめ選定していないと、
こうはならないと思うので、どのように詰めていったのか気になります。


奏の退場、そっぽむいての横移動に違和感がないのが面白いな。
普通だとただスライドでいなくるとか、
ちょっとギャグっぽくなる感じだと思うんですが、
体を少し向けてスッといなくなるように見せていてちょっと目を引いたかなと。
スライドでいなくなってるのにそう感じさせない妙が良いというか。
ちょっと深刻なシーンでそういうのを今作で堂々とやる良さみたいな。
奏の役どころとしても面白いな、と。




葉月のアクションで見せつつトントン拍子で下校を描き、
その中で月永一家のあれこれ憶測など、結構詰め込んでますね。
特に電車で内でみどりが一緒でないので、
それに気づかないと、
なぜみどりは話が次の日のランチまで飛んだ?など、
割とテンポ感優先で、キャラ間の事情はみんな知ってるし、
その辺はちゃんとしてるからわかるでしょうのスピード感があり、
結構巻きが入ってる回だったかなと。
ED削るくらいですからね。

今回の話数、サンフェスの演奏シーンがないことへの批判があるみたいですが、
シナリオ的な巻きがあったのは事実かなと思いますし、
流石に三好一郎、高橋博行の変わりはいなかった、
という事実でしかないと思うので受け止めるしかないと思っています。
2期のコンクールも三好回でしたしね。


サンフェス立夏。
まあ1期も考えてみれば立夏を一番楽しみにして削られていたしな、とか。
余分な思考は置いておいて。
手を挙げる描写、やや1期1話のあすか先輩を思い出すようではあるか。



梓編である立夏編も原作としてあって、
そちらで強烈な印象がある梓ですが、
その片鱗を描写してくれたかなと思います。
ようやく立夏が少し見れたなという満足感は少しあります。


北宇治ファイトー!は初代の小笠原部長が一番印象深いかな。
3期は奏とのやりとりがちょくちょく入るのもよいですね。


この編のPANの見せ方は目を引いたかな。
龍聖のきっちりした描写をしつつ、
先生方とのやり取りを葉月たち越しに見せる、と。
また北宇治の後のはずの相手校が先に着替えを済ませてるの、
きっちりしているなという感じがありますね。


黒江真由。
戸松遥でママ描写見るとFGOしか思い浮かばないFate脳なので、
やっぱママなの?みたいな気分になる。


こういう何気ないやり取りに小物のデザインなど、
こういうのはやっぱ京アニ的な感じするなという感。



芝の描写が新鮮に感じられたな。
明らかにセルではなくハーモニーというか美術の上を歩いているのに、
靴に芝がついているような描写をしていて面白いなと。
あらかじめ靴を描くときに芝の部分だけ抜いて描いてるんですかね?
今まで気づかないだけでこういうのあったのかな。
ちょっと目を引かれました。


今回の沙里さん。
沙里の背が高いという描写、久美子の背が高い描写を引用している気がして、
時代部長の器をこういう風に描写するのかとグッと来たな。
頼もしさも同居していて、普通に憧れちゃうな。


高坂麗奈、後輩をねぎらう。
こういう厳しい麗奈の優しさもまた良し。


麗奈の後ろ姿にあすかを超えるものを見た、
という説得力が視聴者に伝わりづらいのが辛い部分か。
まあ久美子のそういう印象と視聴者の印象のずれ、
という不一致に触れた描写なのかもなとか。


アッチョンブリケ。
2期でのお返しみたいな。
ここでようやく山村回だったのかと気づいたワタクシ。


衝撃の事実で歪みや空白を強調する感。



このシーン、久美子の独白や久美子の言葉を受け取るみどりの表情など、
丁寧な印象があってよかったな。
特にみどりはメンタル的にすごく強い描写がシリーズで多かったので、
こういう年を重ねてしまったことに対して悩むみたいな意外な方向での描写が
特に効いたかなという感。
みどりも綺麗に描かれていて印象深いです。





求くんを月永呼びでわめく奏を諫める黒江真由。
前回の意趣返しかのよう。
久美子と真由が対奏で一体になるのも良い。
普通にいい子なんですよね黒江真由。


並ぶコントラバス。
メインになるカットが少ないので存在感が強いカットは反応しちゃいますね。


この辺も前話数意識しちゃうな。


下駄箱を閉める。
ここちゃんと下駄箱の扉がハーモニーになっていて、
時代は進んだなという感があります。
けいおん!で触れていたんですがキャプ消えてた。

みどりに気づかず声をかけて久美子が驚くの、面白い。


今度は求くんに驚く。
この辺は1期8話の秀一を思い出すかな。
しかしスマホが葉っぱのように薄い感。


川は3Dなんですかね。
結構いい感じ。



聞かせる相手の対比という感。
この外に向かって演奏しているというの、
1期5話の麗奈の演奏を思い出すと、麗奈の孤独を改めて印象付けられる感じ。
だから麗奈が後輩とやり取りしたりとか、
久美子とやり取りしていることっていうのが非常に際立つんですよね。
今の北宇治はそういう風にはならなかったんだ、という。




亡くなってしまった姉との対比としての演奏。


救いとしてのみどりの絵が良いのもグッとくるな。
1期Blu-ray3巻のジャケ絵を彷彿とさせられますね。
みどりがずっとひたむきな音楽好きっていうのをやってきたのが、
ここにきて炸裂していてGOOD。
芯の強いキャラクター像っていうのが年を重ねることで救いになる、
というのがシリーズを重ねてきた意義を感じさせられる。
これだけで3期見れて良かったなと思いました。感謝。




久美子言葉を印象付ける光。
それはたまたま当たる光かもしれないけど、
求にはどう見えただろうか、と。


久美子が姉を心配しちゃう感じ、良い。


楽器描写は少なめな3期ですが、
ユーフォの扱いだとか細かいところで触れてきてくれるの良いですね。
真由のシーンも後輩指導という形でユーフォ見せてくれて嬉しかったな。


みどりが外に向かって演奏していただろうという画。


からの求からのアタック。
こういう切り返し、良いですね。


求に対してどう対処していいかわからないところに、
向こうから来てくれた喜びから、
考えていたことを伝えるみたいな高揚感があってよい。
みどりがかわいくて良い。素晴らしい。



ED代わりに。
コントラバスが主になる演奏が意外で、
またそれが幸福な時間になっているのが実に良いですね。
もはや良いとしか言えません。



かつて演奏を聴いた場所は、いつの間にか学校になっていた、という。
久美子が聴きいってる姿もとても良いですね。

シリーズをまたいだ重厚な話数になっていて、
個人的には満足な回でした。
今後もこういう回が続いたら毎回号泣の嵐の予感という感。
次回も楽しみです。

響け! ユーフォニアム3 第三回 を語る

2024-05-03 12:21:41 | <響け! ユーフォニアム3>

沙里さん。
髪をかき上げるけど落ちてくる。
髪をいじる動作ってリズを思い出しますが、
今回は部室の鍵を開けること、髪の描写など、
ちょっとリズを下地にしたような印象がしたかな。
それにプラス手の描写か。
京アニ的な考え方のカット群だけど積み方が新鮮に感じられたな。


神社の朝の雰囲気も良かったですが、
この辺の光の反射を含めた朝の静謐な空気感みたいなのがいいかな。


反射というのが至る所に出てきて3期はこの方向なのかと、
ちょっと霹靂とさせられる部分でもあるかな。
やや過剰に感じる。
進路を語るところで机を並べて見せて自身の映り込みを見せるとか、
まあ割と絵で語ろうという意識が強いのかなという感。



個人的に引っかかったシーン。
すずめがよく動く、っていうのは2話でもやられていて、
今回の話数は特に力が入ってますけど、
このシーンは撮影のフィルターがやや薄めに感じて目を引いたなと。
割とバリバリ撮影効果を載せた画面を1話からやってきているので、
沙里さんの髪のハイライトを色味で見せようとしてる感じというか、
あまり撮影効果が載ってない感じがやや引っかかる感じ。

特にハイライトは頭が回ってもくっついて回るので、
少しそういう部分も強く意識してしまう感じ。



この娘、ノリノリだなと思っていると、



急に寄って被写界深度浅めの画面。
なんというかこういう描写はけいおん!の頃の山田演出的な考え方かなと。
そこまでは普通に日常的な動きを見せつつも、
繊細な部分にスポットを当てる時はアップで意識をピックアップするように。
今回の話は1話完結型で見せやすかったためか、
従来のTVアニメ演出を意識させられる回で、
ゲストキャラを扱いやすい回だったのでできたのかもなと思ったり。
2話で前フリはできてますしね。

演出は似西芽衣さん。
このシーンの感じを見ていて、たぶん今まで見たことない人だな、
という気がしていたのでちょっとワクワクしてしまっていました。


時間経過の演出で兼用カットありましたが、
どれも新鮮に感じたな。見上げる仰角の絵だからかな。


この辺は三好さんっぽさを感じたな。
ローアングルからの楽器なめだからかな。
意図としてはやや薄目な印象。


からの引きの絵。


×印の否定の感じはやっぱ狙ってるのかな。
黒髪ロング演出を引き継いでいるという絵かなと思ったりなど。
リコリコはだいぶ黒髪長髪キャラの化身みたいな印象だったので、
つい意識してしまう。


衣装合わせ。
服のフィット感を確かめるように服を触って裏地を見せるような描写、
服を見せるっていうのが珍しいので新鮮に感じられたな。
これが次のシーンの伏線的な意味合いを持つのも楽しい。
肉体的成長という意味では原点回帰的な一連かもしれませんね。
あと奏か真由かだったら自分は奏派のベクトルですかね。



大人って大変そう、という久美子の失言も原点回帰的。



滝先生の机周りの描写も新鮮感あったかな。
カップを取る俯瞰の絵とかノートを曲げて閉じる動作とか、
こういうのを見せたいという感じが新鮮に映るかなと。
ここも机への反射を描いていたりするんですよね。
どういう工程でカット内容を決めているのか気になる感。


この辺、麗奈の髪の感じが気になるかな。
冨岡さんみたいな印象があるというか。
毛先が印象的だからですかね。



雨の日の影の質感。
日に落ちる実影と床に反射してる像とを分けて描いてるとか。
こういうのも新鮮ですね。


で、沙里の反射と久美子の影が重なるとか、
複雑な見せ方を見せている。
部長に話がある1年生の図、というのをこう見せるかと印象深い。


ポン寄りでいって表情をじっくり見せたり。
この一連は冒頭との差異もあって目を引きますね。
特に髪の色味や顔への髪の影落としかなども違うので。
髪の描写は影でも作れるというのは今までも意識していましたけど、
あんまり触れてこなかったなという反省をさせられる気がしたな。

というのも、ここなんでカット割ったのかなみたいに思っていたんですが、
寄ったときの髪のかかり方が凄く絵になってる感があるんですよね。
上の動作のちょっと前を紹介すると、



前髪の影の落ち方のわずかなニュアンスで全然違うなと感じて。
より寄ったことで見えるものが違ってくる、
みたいなところに切実さが感じられるのにグッとくるというか。


手のニュアンスも冒頭のところとは違いますしね。
こういう意識の向け方がわかりやすく良いですね。
しかし麗奈と二人きりになるのはどういう拒否ニュアンスだったのかななど。



定点カメラっぽい感じからまた違った絵で、
またすずめの動きを見せるのが新鮮だけど、
深刻さと相反していて何があるんだろう前フリ感を強く感じる一連。


ボイコットふり。



間違えて素材の写真を載せてしまったかのような写実性でビックリしてしまったな。


ノートに書く。
麗奈と秀一とのノート、滝先生のノートなど、
音楽をまとめるためにノートに記載していましたが、
ここでは何も書けなくなっているの図。
具体的な案を講じるより、久美子の思いを優先するような感じ、
久美子自身への才、というのを印象付ける感じだったのかななど。



回想挟んでの寄り方、ここは回想のカット割りに順じた感あるかな。
影の中のやり取りで、暗い雰囲気を引っ張りつつも、
明るい天気に前向きな雰囲気を感じ、
久美子が奮い立つ姿を後押ししてる感。



黒江真由、発動。
たかが部活、とか言う過激な発言など。
手のニュアンスは読ませられるところかも。
というかこのあとの沙里の描写とも通じる感があるので。



神社の描写も新鮮で良かったですね。
玄関への入り方とか、普通正面から見せそうなところを横からとか、
神社の非日常感と合わせて新鮮に映ったな。
木漏れ日などの描写もぐっとくる。


狭い部屋にピアノがドン!とあり、鍵盤楽器は不吉が頭をよぎるけど、
そこを吹き飛ばす久美子パワー発動という感。




髪をかき上げるけど落ちるニュアンス、
沙里が結局どの場面に心を影を落としているのか、
というその場面へとPANダウンで見せてるあたり新鮮な透過の見せ方かなと。
心の動きとカメラのとらえるものの動きがマッチしているのにグッとくる感じ。
彼女が冒頭で何を祈っていたかにも通じるところがあるのもGOOD。



星にすがる絵、っていうのをやれるのは凄いなと思う。
ヒトデかもしれないけど。


小さい社が隣にあるを見せてるのもポイントかな。


ここでの力強いありがとう!の返し、強い。
沙里と同じように悩んできた久美子だからこその返しでもあり。
久美子の語りの中で初心者の子が成長しているのは、
久美子や麗奈や秀一がそういう姿を見ているから
っていう部長の目を意識させられるなと。

その中で見えてなかったことを、
ありがとう!で伝えられているのは良いなと。


沙里の中で芽生えた感情の波紋。


それがみんなの目標へと通じる。



目指しているものは同じだから。
1話に通じるところでもあるかな。
みんなで目標にしてたからこそ、部長として引っ張っていく、と。
1年生から見た3年生への頼もしさにグッとくる感。

ここが話的に一番盛り上がるところなので、
光のニュアンスを綺麗に散りばめていて良いですね。
後半に向けて前半は撮影効果も抑え目に、
だんだん変化をつけていって、というのが話として見やすくて良いなと。

しかし、たかが部活、という言葉に久美子が批判的なこと、
目標を決めたときに黒江真由がいなかったことから、
久美子の中で黒江真由への反発心が一定あることが読み取れるやり取りでもあったかな。



冒頭では朝の絵だけど夕景からの変化で、
新しい朝を迎えるようにしているのがまた良いかな。


リズは音楽室の鍵を開ける工程の話、というのがあったので、
またそれがリフレインされることで、
部活ものというのが繰り返されるところでもあるかな。

そしてそれはアニメ制作も同様であるように思える、というか。
いろんな含みを感じた話数でした。
似西さんのほかの演出回がまた楽しみです。

響け! ユーフォニアム3 第二回 を語る

2024-05-02 15:30:22 | <響け! ユーフォニアム3>

OP。
くみれい色が強い印象。
音楽の風を浴びる出だしが印象的でしたが、
憂いにみちた表情を見るとちょい引っかかる感じ。



春夏秋冬の写実的な風景から淡い形へ。
こういった表現はユーフォだとあまり見かけないので、
OPは全体的に目を引かれますね。
麗奈の瞳からでる星がカラフルなのも。




冬が終わり春が来る。
冒頭からの青い風景の中にいた久美子は冬の中にいたのか。
季節が巡る中で眠ってしまった麗奈が目覚める、
というのは原作読んでるといろいろ意識してしまう部分かも。


瞳の中の光は白く。
1期OPとは逆の瞳で麗奈とは違う星を宿しているのがわかる。
1期OPとは逆の教壇側なのが示唆的な感。
割と自分の中でハルヒと地続きだと感じているので、
実質ハルヒのアニメ最終作だという位置づけで見ています。
まあこれは個人的裏テーマ鑑賞みたいなものですが。


1期1話的な感じで集まってるぞという感じ。



からの久美子が離れてる絵。
黒江真由が久美子の牙城を崩しにかかっているような印象、
という風に誤認させるような読ませるような絵。
実際はつばめの位置が久美子の位置っぽいので、
そういう意味でもちゃんと外しているという感。
でも状況はそうではない、みたいな。

原作読んでると久美子が追い込まれるところはちょっと気にしてしまう感。
いやーしかし黒江さん、
楽しく吹きたいのに巧くないとダメって意識高すぎない?という感。



何気ないおっぱい比べとか。
自分は肉付きが少ない方が好きですね。


お、首切りレイアウト珍しいみたいな。
2期最終話でもやっていたけど、また違う文脈かな。
黒江さんの楽しい演奏とは真逆の厳しい口調?の麗奈みたいなフリ。
そもそも1期で滝先生が楽しく演奏するか高い目標を掲げて厳しくするか、
みたいな二者択一を迫ったわけですが、
黒江真由は楽しくて巧い演奏をしたいわけで、
この辺で引っかかりを覚えるわけですね。



ここでもどことない疎外感。
今回は久美子を部員から引き離す絵が多い感じ。




鍵盤楽器を見せる時は不穏な空気の時、
というのが1期のときからの印象ですが、
真俯瞰で見せるのとか1期でやったのに触れてきたな感あって、
ちょい気になったな。
映り込みは今回は凝っていこうという趣向なのかな。
足見せるのとか、ちょいちょい意識してしまいますね。


葉月が指導してるの、なかなかハラハラする感。
美鈴がちゃんと指導してるのを聞いているのは信頼関係の形としてグッとくるかな。
ただつばめ妹の成長度合いを意識するとハラハラしてしまう。


これは逆Aフレーム、つまり∀フレームってこと?
∀ということは今作は実質∀ガンダム!?みたいなボケた見方。

おっぱい比べとかこういう微エロをやるあたりに石原節を感じるとかある。


このカット、光の感じもいいですが、
カーテンのなびきはどういう処理なんでしょうね。
個人的にはもっとカーテンの主張が強いくらいが好きですが、
あくまでユーフォニアムが主役だから控えめなのかな。
しかし次のカットのカーテンの揺らぎによる反射の変化など、
一連が綺麗な描写で良いですね。
BGMもややポップな印象で深刻度はあまり感じさせない感じだけど、
聞いてるだんだんそうでもない感じか。



矛と盾かという感じのせめぎ合いを感じるような。


ここ、印象が2期最終回のアイキャッチのあすか先輩っぽいんですよね。
銀のユーフォニアム奏者ということで意識してる感。
あのアイキャッチはかなりインパクトがあったので、
似たようなカットを持ってくるのが強いと感じるかな。


部長には話しかけるけど黒江真由には特に話さない滝先生、という図。
兼用の絵だけどアップでそのままいって、またこの絵を挟む必要ないよね、
という気がするところがポイントなのかなという感。
今回は予兆というか静かな煽りの回という印象が強いです。


電車内の描写、映り込みと窓から見える景色の変化でおなか一杯という感。
割とこの話の肝だからか力入ってるなという感。

駅の俯瞰の絵やコンビニの絵なんかは今までになく新鮮かな。


麗奈の存在感を強く意識してしまったかな。



電車の使い方がまたこれまでとも違った感じ。
あまり秀一に響いていなさそうな感じの使い方とも思える。


せっかく久美子のためを思っていろいろやっているのに、
秀一が全然答えないの図、
だけど男子に優しくされてちょい嬉しい、
みたいなアンニュイな印象もあって新鮮だったかな。

この一連エピソードは2期8話へのアンサーとして印象的かなと。
この時は久美子の問題を麗奈は秀一を通して知ってしまったので、
秀一の久美子を思いやらない態度を責めるのがこのときの意趣返し、
ではないけど、麗奈の歯がゆさ、みたいなのが意識させられるかなと。
秀一は久美子とずっと深く関わってきたのに、みたいな。
そういう久美子を思う気持ちが秀一を通して強く出たので、
やっぱ2期のここかなと感じたというか。

あとイヤフォンを通じて二人で曲を聴くのとか、ああ正に、という感じで。
そういう意味で積み重ねた時間に感じ入るところがありました。


手前に物を置いてキャラを奥に、とか、
奥行きを作ろうという手間を意識させられるのは気になったかな。




曲を選ぶことと将来を選ぶことのダブルミーニング。
あまり物語として主張してないけど徐々に触れていく感じなのかな。


ここもAパート終わりと似たような意識かな。


クラリネット練習。
八重歯ってなのはA'sの時にメチャクチャいちゃもんつけてるコメントを見てからそわそわしてしまうので実に罪深い。


男子バレーボール。
スパイクに合わせて求くんが怒るの、カミーユっぽい気がしたな。
俺は男だよ!主張がスパイクに乗ってる感じが。




部長として離れてる絵と黒江真由。
学校に、部活に染まらないという意味で制服が違う感。
本人曰くズボラなだけ、ということですが。
やんわりと拒否している後輩奏ちゃんかわいいというシーンでもあり。


いろんな描写にハラハラさせられる話数でしたが、
一番ハラハラしたのはここかもしれない。
タラップ降りるの危なくない?みたいな。
アングルがよりそれを伝えてる感ある。
リアリティの追及としてわかるけど、ここは見せなくても、
という気分になってしまったな。
新鮮でいい絵なんですが。


やや長尺での芝居とかが目立つ一連だったかな。


一難去って。
久美子のつかれて雨で濡れたベンチに座る精神に共感するところあるかな。
いつものところにいたい、みたいな精神とか。


川の流れ。
流れてくる葉なんかが示唆的かなと。
映り込みを含め贅沢な絵のように感じられたな。



入射光からの影の変化が合わさって綺麗ですよね。
スマホの淵に反射する光も良い。
クラリネットが久美子のイメージでしたけど、
そういえば音合わせもクラリネットからやっていたっけと思い出す。

曲を聴くというシーンは1期1話の滝先生を思い出すかな。
あのシーンは久美子が過去に思いを馳せるシーンでしたが、
ここは未来への思いが描かれていて、
対になるシーンかもなと思えたりも。
そういう意味ではちょっと演奏シーンを見たいポイントではあったかな。



麗奈。
差し込む光の厚みが感じれるようでグッと来たな。
肝心のクラリネット1年がやや乗り気でない感じとか、
OPの春っていうイメージはこれか、
など答え合わせ的だったり不穏だったりなどいろいろ混じりつつ、次回へ。


今回はちょっと貯めてしまったので、
GW中に追いついていきたいかな。

響け!ユーフォニアム3 第一回 を語る

2024-04-07 17:54:11 | <響け! ユーフォニアム3>



練習音がイヤホンから流れる音へ。
そして奏でられる楽器の穴へと向かっていく。
そういう音のマトリョーシカというべきなのか、
音はどこから奏でられているか、
というそういう絡み方から始まったのがやや不思議な感じがしたな。
一体どういう枠組みの中の回想や見せ方なのかなと。
やや入り組んだ感じがしますね。

個人的に1話がタイトルを強く意識した話数だったように思えたかな。
冒頭でタイトルが出ますが、最後の方にもタイトルが出る。



上がサブタイトル前で下が全国大会金賞の目標を掲げたあと。
冒頭アバンでは久美子たち4人の女の子を中心にした学生生活もの、
みたいな雰囲気を作ってますけど、
下は厳しい部活ものという本来の作品の方向性が顔を出してからでる、
というのがポイントで、
1話をかけてタイトルをかこう緑の枠を描いていたと、
いう位置づけのように感じたかな。
作品の顔でタイトルの重要な装飾品ですので、
それをラスト付近に意識させるのはやっぱり意図を強く感じてしまったな。

あとアバンの入り組んだ音の在り方のオチが、
この緑の枠ということでもあるのかなと。
イヤホンが落ちる、楽器に落ちる、タイトルが落ちていくような効果、
という連続性を感じるのがミソというか。
久美子が寝ながらイヤホンで聞き、ユーフォニアムで奏でる音、
そういった努力がタイトルを囲っている、形作っている、という感じで、
久美子たちの日々の積み重ねという解釈が緑の枠に付加された感じ。

実は1期2期でもあまり意識してなくて、回想とかでも使われる謎の枠、
という感じでしたけど、これが小川演出流の解釈なのかなと、
そういうのが気になった感じでした。


日差しの入り方と床に落ちる影のコントラストというか。
床に落ちる光、にじみ方、反射っていうのは、
小川回だと初演出回で意識しちゃう感じだったので、
こういう床に落ちる感じは意識してみてしまうなぁ。

今回は床に落ちる影のがシルエット的で、
シリーズでも結構意識してしまう部分立ったかな。
久美子が教室に向かうあたりもやや浮いてる感。



映り込みなんかは1期7話の武本回が印象的だったので、
今回はそれとは違う感じで印象深いというか。

あと全体的にそれっぽさを求める感じだったようにも感じたかな。
例えばこの久美子のポーズ。



メチャクチャ山田演出意識してるな、と。
最初1話はコンテを石原さんがやっていると思っていたので、
見ていて不思議な感じがしたんですが、違っていて納得。


久美子と麗奈の戯れ、リコリス・リコイル OPのインスパイアだろうか。



1期2話を思い出す見せ方だなーと。
カメラ位置が逆だから余計にそう感じるのかな。
ユーフォニアムに文句を言っていたころと、
どこかの誰かの巧いユーフォニアムの音に思いをはせるのと。


見せている風景の中で鉄塔の存在感があり、
その音への関心の高さ、巧さ、みたいなものを意識させれる。
これは1期から同じ場所で何度もやり取りをしているからこそ、
見せてくる風景の変改の意味に意識的になってしまうシーンかなと。
電車が先に行ってしまうのも、やや示唆的に感じられる。
特別な存在としての麗奈が電車で見せられていたことを思い出すというか。
今回、意識は麗奈に追いついた話がでますし、久美子部長という、
特別感のある役職に就きましたが根本的な特別とはそういうものじゃない、
というのは作品を通じて描かれていたなというのを意識しちゃうかな。
原作既読者としても。


あすか先輩役が秀一かよー、みたいになる。前回が優子だっただけに。
シリーズで新入生歓迎の演奏をやるのは、
変わっていく北宇治を強く意識できる部分で良いですね。


葉月が机にしゃがんで反応するのもシリーズを追ってる感じ、か?
やや動きのジャンプが早く感じたな。
風景の変化の飛び方もちょっと早く感じたかな。
京アニのタイムラプス的な演出やジャンプカットとは、
やや異質に感じたのかもしれない。



デュワ!とは言わないけど。
そういえばエヴァパロやってたなと忘れかけていたのを思い出しました。
秀一よりはあすか先輩役が似合ってよい。


廊下を移動して階段をのぼるところで顔に光が入る。
ヴァイオレットでも似たようなことやってましたな。
滝先生目当ての巧い新入生を語っているところ、
というよりは滝先生という単語から引き出された情景という感。
LOVEという気持ちから、最後の年という意識から、
絶対に金を取りたいという言葉が出たのかなという感。
滝先生目当てに対するイラつきや、
負けられないという意識の肥大化からというのもあるかな。




そうした麗奈の姿を後ろ姿から見せるのが新鮮な感じ。
3年生という意識がそうさせるのかな。
麗奈という光で久美子が心情を吐露するのも良き。



麗奈のトランペットと自己を紹介してるの新鮮だったけど、
奏でのユーフォニアムと自己を演出してる感じも新鮮だったな。
あざかわいい好きなのでよい。


伝統のあれ。
PANの使い方が目を引いたかな。
この辺は小川さんっぽい感じする。


床におちる影は意識できたけど、
蛍光灯の光で照らされる天井、
みたいな光がにじむ感じはその延長になるのかな、
なんて思いながら見てしまっていたな。
ちょっと滑稽な感じに映るけど、
久美子の杞憂というのが滑ってるということなのかな。
意識はすでに高いところにあると。


後半になるにつれてPANで見せなーという感じに。
回想で鉄塔の絵を入れてるので、やっぱ意識的なのかな。


星の見せ方なんかは、非常にシリーズを意識された感じでグッときますね。
特に石原さん的であったり山田さん的な部分でもあるというか、
いろんな人の解釈が重なり合うものの1つだと思うので、
それをチョイスしてきたところにグッとくる感じ。
枠付きタイトルともに、『響け!ユーフォニアム3』が始まった!
と強く意識させられる部分でした。


映り込み。
動かして歪みのない形を見て、久美子の暗い感情が重なる感じ。
これまでの北宇治ではない感じを予感させるので、
意図的にやってるなら意識の高さにひれ伏す。



PANを使うわけでもなく、引きの絵で。
久美子の声がやや暗いのが先を暗示している感じ。
どうなるのか楽しみです。

アニメ雑記 2024/1/9 を語る

2024-01-09 21:08:07 | ■アニメレビューとか
久々の更新です。
こんなに間を開けてしまったので、今年は月1更新を目指します。
特に4月からはユーフォニアムの3期が始まるので、
できれば毎週更新したいですね。

昨年は旧作をたくさん見て新作は話題作を追うような形でした。
主に見たものとしては

・聖闘士星矢
・ドラゴンボールZ
・飛べ!イサミ
・ミスター味っ子
・シュタインズゲート、ゼロ、劇場版

などdアニメストアで見れる作品を見ていました。
8800話見ると神になれるらしいので、それを目標にしていた気がします。
現在8621話見ているのであともう少しで神になれそうです。

個人的に見ていて山内回が印象的な話数が多かった気がします。
聖闘士星矢の山内回は特に印象的ですね。
アテナの回は非常に演出意図が強い回で別物のようにも感じました。
ドラゴンボールZの後半の話数は新海誠に通じる道はこういう回なのかもな、
というようなことを思わされる光の使い方で印象深いです。
ブウ編の天下一武道会、ベジットの辺りですかね。
強い光を落として暗い感じを強調するのは発想としては現代の中村豊的なのかなぁみたいな。
まあ手法は全然違いますが。
ただこういうことをやられていたんだなと印象深い感じでした。

ドラゴンボールGTも見ようかと思ったのですが、
Zの形式になれるとGTは非常に体に合わず、
よく幼少期はこの急激な変化に耐えられたなと驚かされます。
西尾演出様様なんでしょうか。

年末年始もガンダムSEED、SEED DESTINY、水星の魔女、呪術廻戦2期、
ほか未見だった盾の勇者2期3期、ウマ娘3期などなど、
1クール作品も消化できたので、長い休みをアニメ漬けで過ごせていい休みでした。

しかし4クール未満の作品を見るともう終わるのか、
みたいな気がしてしまい物足りなくなってしまう感。
長編作品を見るクセがついてきたので、
これからはワンピース、NARUTO、BLEACHなど、
超長期作品も順次見ていこうかなと思います。
特定話数しか見ていなかったりするので。
未だにワンピースはチョッパー以降の仲間をよく知らないので、
劇場作品を見るたびになんか知らないキャラがいっぱいいる!
という感じになります。

昨年は新作TVシリーズはあまり見ていなかったので印象が薄いですが、
劇場作品は豊作だった印象です。
個人的に劇場作品はどれも感想書かないとなと思いながら、
その他予定の波への不安感からあまり文章をまとめきれなかったので、
Twitterで気づきはメモしておこうという形でした。
かがみの孤城 とか、一昨年の作品ですが、
ああいう作品の感想とかも書きたかったんですが、
タイミングを逃してしまったような感がします。

昨年はオタク活動以外を頑張っており、
そちらを継続しないといけない気がするので、
結局あまり更新しないかもしれませんが、今年もよろしくお願いします。

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト を語る

2023-08-13 15:26:00 | ■アニメレビューとか
見てきました。
自分の好きなシリーズがまだ続いてくれることに感謝。
特にアンサンブルコンテストはメインキャラ以外の部員が活躍するので、
ぜひアニメ化してほしい一作だったのでとてもうれしかったです。
以下ネタバレ感想。


4年ほど間が空いたので、どうだろうなと思ったんですが、
思いのほか違和感なく見れた気がします。
石原・小川コンテで演出が石原・北之原っていうのはちょっと意外な感。
楽器への人物の反射の絵とか結構使っていて、
こんなに頻発するような絵でもなかったなと、そういうのが気になったかな。

絵的にはロングショットでの芝居やキャラのポーズが特に気になる感じ。
なんだろう、同じような、というと語弊がありますが、
同じようなショットを使用することで学びを増やそうとしていたのかなと感じられたんですよね。
例えばキャラクターが前かがみになるようなポーズとか、
おどけたような反応とか、歩きのシーンの多さとか。
骨盤辺りを意識させるような芝居をさせようとしている感じがしたかなぁ、と。

最初の方で階段を下ってる辺りで足元を強調するくだりとか、
ちょっと珍しい絵だと思っていたんですが、
腰を中心にした動きの見せ方を満遍なくいれていて、
彼女たちが練習しているように中の人たちも練習というか、
課題をクリアするような絵を入れているような印象がしたかなと。

そういう中で床に落ちる楽器や譜面台の影とか、
みぞれの窓とか突飛なというかちょっと目を引く絵もあって気になった感。
特につばめと久美子が楽器を運んでいる辺り、
如何にも京アニ的な段取りをちゃんと描くぞというシーンであのきめ細かな影、
そして共同作業がドラマを形作っているのが個人的にグッときたかな。

あと瞳のアップの処理も見慣れないと思ったら特効で知らない方がクレジットされていて、
やっぱ新しい人が入ると新鮮だなと感じたかな。
まあたんとうされているかはわかりませんが。
なんだろう、そういう部分を結構強く意識した感じだったかな。

こういう絵は以前はあまり意識してなかったけど、
なるほどこういう魅力もあったのかと思わされる作品で、
見ていて感激してしまいました。

久美子と麗奈が座る絵ってよくありますけど、
久美子の方が身長が高いことを考えると久美子の方が足長いんだよな、
みたいにあらためて考えてしまったりも。

足の描写だと山田さんの演出の延長という風に感じられる方がいそうですが、
個人的にはそのフリをした全く違うものだと感じられて、凄くグッときた感じ。

久美子の指導的な視線が作品内にメタ的に介在するとこうなるのか、みたいな。
そういう作品との一体感が感じられたのが良いというか。

3期に向けて期待感が募る作品でした。
劇場限定Blu-ray買って見返したかったですが売り切れで残念。
3期で久美子がどう描写されるのか、楽しみです。

君たちはどう生きるか を語る

2023-07-16 12:14:54 | ■アニメレビューとか
以下ネタバレ感想というか見ていた時の心の動きのメモ。


最初見始めてなんか戦中の日本っぽいということで視聴意欲がここでかなり落ちた。
風立ちぬに続いてまた?もうそういう昭和の話は辛気臭いし説教くさいからやめてほしいなと思った。
火事も空襲警報的なやつなのかなと思ってしまっていたし。

主人公が母親の病院が火事だと知って炎を見る辺り、
舞い散る炎がCGっぽくて、なぜなんだろうと思った。
自分の中で宮崎駿の撮影はマクロス7 OPの引用だと思っているので、
まだその域を出ない、表現の幅が狭いような印象を受けた。
これは割と全編通じてそうかな。
まあマクロス7のOPより素晴らしい作品を見つける方が難しいのかもしれない。

着替えて外に出て走り出した主人公。
揺らめく景色、炎、人、その歪んだ世界が心象とリンクしてるように感じつつも、
有事の際のリアルな空気感を感じるようで、
全巻客が大平晋也の作画をかたずをのんで見守る形になっているの凄いな、
みたいに感じた。

この火災現場に向かう主人公の場面は、病院で主人公を待つ母の像、
母の死に際の姿を夢想しているのか、
実際に病院にたどり着いてやり取りがあったのかは不明だけど、
主人公に語り掛ける姿で何度か描かれる。
あくまで母が最期まで息子を気にかけてくれていたはず、
自分のことだけを見ていてくれたはずだという、
母を思う主人公の姿がやや気にかかる。

場面変わって、父と一緒に会う新しい母との出会い。
個人的に気になったのは車や電車の描写かな。
カーチェイスなどで車を生き生きと動かしてきた宮崎アニメですが、
巨大な艦船などはハーモニーで見せてきたりもした歴史を思い出し。
しかし今の時代、車がこんなに生き生きと動くのだろうか、という疑問があり、
宮崎アニメのリアリティラインは昭和の過去の時代や、
セルフパロディ的な引用の世界にしかないのだろうか、
というやや陰鬱な気持ちになってしまった。

しかしこのエンジンがあるものを生命を持つものと同じように描くようなのを見ていると、
人とエンジンの違いは何なんだろうか、という気持ちにもなり。
義母が人力車に乗ってくるのを見て、なぜ人と車をダブらせるのか、みたいな。
後半は鉄道が動かなくなり工場で生産した戦闘機の窓を民家に保管する描写があるけど、
飛行機や車、鉄道などエンジン、つまりは動力を積んだものを描かないことで、
人というものはどういう力で動いているのか、
人という動力は何なのか、というところにフォーカスしたいのかなという予感を感じさせる。
そして鳥とのやり取りの中でそれを明確化させたいのでは、みたいな。
そういう予感を感じさせられてしまったな。

主人公が屋敷についてお手伝いのおばあちゃんたちに付きまとわれ、
いつになったら美少女が出てくるんだろうと思っていると、
父と義母のラブロマンスが始まったり、鳥が襲ってきたり、なんかイベントが色々ある。
その中で主人公がはっきりと人と対話して意思を感じさせるのが、
塔にまつわるところで、内向的な主人公の興味の対象を印象付けるのはいいけど、
なんか一気に引き込み過ぎではないかみたいに感じた部分もあり。

昔いたという叔父が本をたくさん読んで狂ってしまったという語り、
全国のエリートを自称する人たちの怒りをかってどうするんだろと思いつつ、
この狂ってしまった、という語り口そのものは作劇的なミスリードだとわかりつつも、
なんでその言葉をチョイスしたのかちょっと引っかかる。
この時に思い出したのが、
昔TVでやっていた宮崎駿の想像上の創作部屋を3Dで作ったものが正にそんな形で、地球儀が置いてあったりしたこと。
これは他人から想像される己自身を投影したもの、
期待された架空の宮崎駿というエクスキューズなのかなと思ってしまったな。
だから他人の無責任な言葉だというものを思わず発露してしまったのがこの場面なのではないか、みたいに感じてしまった。

サギ関係の描写はあまり興味がなくて、
異世界に行くのもあまり興味が持てなかったかな。
帆船ばかりな描写で、やはりエンジンを脱した形で見せてきたかとか、
逆にここに戦艦が突っ込んでくるのかなとか色々想像はしてしまったけど。

母親を求める情動はこの作品の、主人公のエネルギーになっているけど、
それが炎と関連付けられているのは、心のエンジンは、
人のエンジンは情動という事かと思わされる。
だから仮初の母が水になるのは、その炎を見事に消したことのメタファー、
そして母から義母へと、思い人、優先する人を変えた転換としてるのかなと思えたかな。
割と直球的な解釈ですが、そういうものではないかな。
実際若い時の母と会えて、そばにいて、さらに求めるものがあっていい状況でもあったし。

弓を作ったり帆船に乗ったり、巨大魚をさばいたりなど色んな体験は、
結局こういう体験をして大人になるという含み感じてしまい、
そういう説教臭さをタイトルからして感じてしまい、
自分の感受性よくないなと思いつつも、
結局エンジンの扱い方さえも知らない現代人は、
自分自身がどう生かされているかも知らないのだよな、
と言われているようであり、そういう考え方をかってに読み取って共感したり、
なんだろう、タイトルからして色々考えてしまうのは確かかなぁという感はある。
世界が一人の積み木で出来ているわけないじゃんっていう。
そういう想像上にあるわかりやすい世界なんてない、という話でしかないんじゃないかみたいな。

鳥と呪いの関係はあまり興味が持てなかったけど、
捕食される側になることもありえるという話なのか。
鳥だと押井守監督とかが頭をよぎってよくないな、と思ったり。
個人的にサギはもののけ姫のジコ坊だと思ってしまった途端興味をなくしてしまったので、
それ以上の感想が出てこない。

義母が主人公に色んな感情をぶつけますが、いや、
確かに最初から愛されてるわけないけど、
でも愛そうしてくれていたのを主人公がわかっているから母と呼べたのかなとか。
ただそういうちょっと大人っぽい成長ができる冒険譚だったかというと疑問で、
子供になってしまった母ではなく、大人としての母を求める欲求なのかとか、
色々考えてしまったな。
義母が弓で主人公を助けたように、ああいう姿への憧れがそうさせるのか、とか。

主人公が石を頭に打ち付けて自傷行為をしますけど、
周囲への怯えや父への反抗心、母からの愛情を求めて、という形なのか。
ただ義母はずっとそばにいられる状態ではなく、
一緒にいてくれるのはおばあちゃんたちだけ。
こういう形で若い女性の愛情を求めるように扱うような感じ、ちょっと鼻につくような。
ただおばあちゃんたちも昔はすごい女たちだったんだ!えぼしみたいな!
みたいな形でフォローしてる感じで、そういう人たちに守られていると、
こういう状況にならないとわからないよなぁ、
世の中の人のこと、人の歩みなんかわからないよなぁ、
という語り口なのかもしれないなとも思う、かな。

叔父が世界を主人公に託そうとするところで空に浮かぶ物体が出るところで、
画が持ってるのは流石のレイアウト設計て言えばいいのかな。
普通だと異物感が強く安っぽい画面になりそうな気もしますが、
そういうのを感じさせないところが凄いなという感。
アニメーションについては充実していて破片も現代的な感じで細かく描いていて凄いなーと思ったり。
空の描写なんかもやっぱり好きだし、叔父が出るところで星座の形に宝石が埋め込まれていたりとか、そういうファンタスティックな描写も好きだったかな。

想像上の世界にいる叔父の世界をどうこうする気はなく、
受け継がないという形なのは、まあ普通の考え方かなという感。
宮崎駿という監督と絡めて語るのも正直個人的には飽きてきたので、
特に何度も見たい作品ではないけど新しい宮崎アニメを見たな!
という満足感は得れたなという感。

次回作があるなら日本以外が舞台の作品がいいな。
もう宮崎アニメで昭和の日本の景色を見たいと思いません。

あと全然関係ないけど炎使いキャラは煉獄さんの方がわかりやすくカッコいいので、
煉獄さんの勝ちです。

スキップとローファーとか を語る

2023-07-09 22:13:00 | ■アニメレビューとか


まだ未見で評判もいいし一気見するか!と思って見始めたら、
あまりにも素晴らしくて1話1話間を置きながら見ています。
OPのダンス、良いですねぇ。
色合いも良い。ちょっとラララランドを思い出す感じ。
あのラストのもしかしたら、という明るさを含んだ幸福感を続けているような感じにグッときます。


個人的に好きなカット。
ちょっと不器用さを感じながらも相手と合わせながら踊る姿が愛らしく映りますね。
いやー、荒んだ心に栄養を与えてくれるこの感覚、並の作品では得られない良さがありますね。


特に引っ掛かりの多い2話。
花とカーテンの揺らぎに雰囲気があって、
こういう落ち着いた見せ方ができる余裕があるのがいいですね。


影の感じにやや暗い雰囲気。
画の意味合いを感じさせてくれますね。






ネットでの対比。
舞台側へ行く主人公に対し、いつの間にか去って行く男子。
舞台の意味合いがよくわからなかったように、
ネットのこちら側、あちら側という意味合いや、ネット自体の意味など、
いろんなものを含む情報の錯綜に翻弄されるのが心地よい。
良い意味で読ませる混乱というかそういうのがあるのかな。
また京アニ作品を連想してしまう部分でもあるかもしれない。



西日の作る影による奥行き。


この辺の描写は個人的にはとらドラ!2話的なアイディアを感じてしまったかな。
手前の柱と奥の柱が重なるのを見せる。
なぜこんなカットをやる?という余白が雰囲気を作っていて非常に良いですね。




会話の中で何度も柱は重なる。
カメラが主人公たちを捉えながら。
同じ方向に進んでいる中で重なるものと、重ならないものがある。
主人公と彼は決して重ならないが、柱が示すように、いつかは、少しの間は重なるのかもしれない。
そんな瞬間が何度も何度も訪れるのかもしれない。
しかし、それは今じゃないという語り口が非常にクールに感じたなというか。



彼との別れ。後ろにはそれまで通ってきた柱。
何かを抜けてきた。
そんな多くの背後にある何か、を予感させれる感じが良いですね。
背景をおざなりにしないところ、キャラクターの存在を支える場、
というのを色んな意味合いを含みながら見せるのに本当に痺れさせられる。
この感覚、久しく忘れておりました。







ネットのように複雑な四角いものはだんだん無くなり、
感情を見せたその場では、シンプルな壁が広がる。
たくさんのものがあるようでいて、極めてシンプルなもの。
そんな心情の奥行き、複雑さを絵にしているようなカット割、レイアウトにグッとくるという感。