流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

シン・ウルトラマン を語る

2022-05-14 16:50:25 | ■アニメレビューとか
見てきました。
シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオンときてのシン・ウルトラマン。
ゴジラのときは今復活すべき大作として心待ちにし、
エヴァのときはようやくエヴァが終わるという期待感からの鑑賞意欲が強かったですが、
ウルトラマンに関してはシン・ゴジラのブームに乗った一過性のもので、
シン・シリーズとしての立ち位置を意識すればいいのかなくらいの意識でした。
今回見てゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダーの流れは旧作の発表順と同じなので、
そこは意識した方がいいかなと思いましたが、
鑑賞時はそんなことも忘れて楽しんで見ることができました。

初代ウルトラマン、セブン、帰ってきたは再放送で見ていたため、
平成のウルトラマンは自分の世代のウルトラマンとして受け取りづらく、
昭和のウルトラマンこそ自分のウルトラマン、という意識がありました。
その自分も満足できる作品が見れたという感触が強いです。


以下ネタバレ感想。
未見の方は過去のシン・シリーズの感想でも。




冒頭でタイトルが出るところでシン・ゴジラからのシン・ウルトラマンというタイトルが出るのは、
ウルトラQからの続き物としてのウルトラマンを、
シン・ゴジラを受けてのシン・ウルトラマンにしていたように思えたな。
特に冒頭は読ませる気もないのかシン・ゴジラで連発したテロップ解説の連発で、
少し驚かされると同時に、
人間の手で怪獣を倒してきた歴史に触れており、
ウルトラマン最終回がペンシル爆弾でゼットンを倒したこと、
つまりはウルトラマンに頼らずに怪獣を倒すを実践してきたことを、
シン・ゴジラの補助線を引きながら触れている印象で、
ゼットンは出ないのか、それかまた違った形を見せられる予感が強かったです。

怪獣は禍威獣、科特隊は禍特対という名称になり、
コロナ禍の禍から取ったのかなと思っていたら、
シン・ゴジラの巨災対の延長上のような組織が出てきて、
シン・ゴジラベースの禍特対なんだなという印象が強かったです。

個人的にPCで怪獣の解析をしているのは、
ウルトラマンの怪獣大図鑑的なVHSの映像を思い出して、
そういうのも踏まえているのかなぁとも思ったり。


最初の禍威獣が電気を食べるで送電線の絵が結構出てくるので、
こういうのはエヴァと繋がってる感があるなぁと思ったら、
変電所の描写や複導体の作り、鉄塔のボルト位置など3Dでの作りが詳細に描写されていて、
始めて創作された映像でここまで作り込まれた送電線を見たな、
という気分になりました。
全く関係ないですが、一部の鉄塔はアームの形や幅から、
ちょっと怪獣パンドンっぽいな、
ということは普通の三角鉄塔はセブンに見立てられるのか、
みたいなことを思っていたりしたので、
妙なところで自分の中の意識と映像がリンクしたなみたいな気分になりました。

鉄塔の形状による分類 ←これの矩形鉄塔
ちょっと似てません?似てないか。

とりあえず細かな送電線描写が良かったです。
川崎の工業団地っぽいところで戦うのも、
首都高でウルトラマンのバトル見れたらグッときそう、
みたいなことも思ったり。
禍特対の描写からバトル場所や描かれるものの幅が広く、
多くの方が自分の見える場所に立つウルトラマンを想像できたのではないかと思えました。

またウルトラマンの戦い方が怪獣プロレスをあまりせず、
光線での戦いメインだったのが印象的です。
あと敵の光線に耐える姿を見て、
シン・ゴジラの熱線ではシン・ウルトラマンは倒せないのではないか、
という描写のようにも思えたかな。
ウルトラマンとゴジラのメタ的な関係を引用しての形だったのか、ちょっと気になりますね。

個人的に涙なしには見れなかったのはザラブ星人の目を盗んで、
ベーターカプセルを手にし、変身するシーン。
今回はシン・ゴジラのようなPC画面越しのショットなど、
極端なアングルが多発しますが、
その中で浅見がリモコンを持ってるカットがあるんですよね。

そしてベータカプセルを神永に渡すときに、
そのアングルと同じようなレイアウトで見せてくるわけです。
リモコンは相手を誰でもいろんなボタンで操作しますが、
ベータカプセルはボタンは一つで使えるのも一人だけ。
浅見がそういう唯一無二のものを手にし、それを預ける信頼感。
ここでまずグッと来るわけですが、
その後にザラブ星人が変身したニセウルトラマンに浅見が捕まってしまう。
ガンダムの手のひらの上に載せられるような形で。
そこで神永がベータカプセルを使用したときに神永がウルトラマンの拳の中にいるように見せられる。

ウルトラマンが登場したときは腕を伸ばし拳を作った状態で登場しますよね。
あれを地上で見せたらこうなる、というのを描きながら、
ウルトラマンの手の中にあるものは、
ベータカプセルのボタンが一つしかないのは、
ウルトラマンが変身する唯一の理由は、
そういうものに触れられている感じがするのがGOOD。
もう正直涙なしには見れなかったですね。
ウルトラマンとザラブ星人の戦闘で大号泣してるの、
不思議な気分でした。

ザラブ星人が手で様々な操作をするのも対比になっていたのかな。
今作で一番グッと来たシーンでした。
PVもここの変身を最後に持ってきていましたから、
中盤最大の盛り上げ場という感じだったんでしょうね。
自分はもうこれだけで今作を見れて良かったと思いました。

今回は禍特対とウルトラマンの友情というか相棒モノというか、
そういうバディを背中を見せるポーズなどから連想させていて、
しつこい描写もこう繋がるとわかってくる感じがあり、
演出意図を伝えることに割りと真摯だったように思えたかな。

旧ウルトラマンはうっかりハヤタ隊員を死なせてしまって、
ごめんなさいした後に自分の命を分け与えて一心同体になりますが、
今回はそこは省き、子供をかばって死んだ隊員と、
いつの間にか融合していたような形に。

今回の融合は元の神永の遺体?があるように見せているため、
ウルトラマンが神永の体の状態をコピーして意識を体内に混在させているような形なんでしょうかね。
ちょっとバディものっぽいのも合わせ関係がウルトラセブンっぽい気がしたかな。

ゾフィーが人間は危険だとゼットンを解き放つの、
おいおいアンタがゼットン使っちゃうの?とか、
ゼットンの巨大感の見せ方、トップをねらえの建造中のエルトリウムの描写っぽいとか、
ゼットンの一兆度の炎の現代的な描き方は、
なんかエウレカセブンのアクシズもどきから線を引かれた感じで、
やってくれたなエウレカセブンみたいな気分になったな。

あと声優も強者感あって、これは影の刺客かとも感じたな。
ゼットンはパワード系のメカっぽい感じだったので、
初代ゼットンを期待しいると、そこは少し肩透かしかもしれません。

ゼットンを倒すのに地球人の英知とウルトラマンの力が必要なの、
ウルトラマンの最終回の現代的な解釈はそこなのか、
と思うと全体の構成に納得感があってグッと来ました。
ひとすら数式と格闘する地味なシーンが世界を救う描写に繋がるので、
そういう地味さを大事にしていたのは割りと自分の仕事に疑問を持つ現代人には勇気がもらえる場面ではないでしょうか。
上でも書きましたが、多くの人に刺さることを念頭に入れている感じが個人的には好きなところです。

ゼットンの鳴き声はオリジナルと同じっぽいとか、
そもそもBGMがほぼオリジナルと同じとか、SEとか、
音ってやっぱ大事だったなと思ったり。
その辺はやっぱ良いと思いつつもそれでいいのかとも感じてしまう。
ただシン・ゴジラでエヴァやったの、やっぱ外したと思ったのかな。
このリファインとしての正しさは果たしてそれでいいのか、
みたいに感じてしまうんですよね。
絶賛はしたくないけど、それがないとたぶんこのようには楽しめなかった。
そういう狭間があるのが音の世界という感。

主観ショットは割りと目配せ的によくやっていて、
いつ神永とウルトラマンは対峙するのかと思っていたんですが、
神永本人の主観は最後の最後で、
本人の選択は全くの未知数なのがちょっと気がかり。
最初に子供をかばって死んだところを担保しているような感ですが。

ウルトラマンがブラックホール的なのに飲み込まれるの、
大脱出劇というか、ここもやっぱトップをねらえ!なんだなという感じで、
よく考えたらトップもバディ的な考え方だし、
エンタメとしてトップはやっぱ原点にして結構完成されていたんだな、
みたいな気分になりました。
ゾフィーが助けてくれるのもシン・エヴァ的なトップの補完かな、みたいな。
旧作のチープさを感じるようなところも残してくれているのが良いですね。
またゾフィーとウルトラマンの会話が、
原点のハヤタとウルトラマンのやり取りに被せているような気もしたかな。

色々書きましたが、旧ウルトラマンが好きな方はぜひ見に行っていただいて、
感想書いていただきたいですね。
ぜひ見て楽しんで悶々としていただきたい。
そういう感じの作品でした。

名探偵コナン映画を一気観したので一言感想 を語る

2022-05-05 18:19:49 | ■アニメレビューとか
今年のGWはワクチン3回目を打って出た熱を紛らわすのに映画名探偵コナンシリーズを見ていたので、とりあえず一言感想メモという感じで。
ちなみにネタバレ全開です。

●第1作 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
当時のTV放映時にも鑑賞。
最後の赤と青の仕掛けはかなり印象に残っていました。
犯人の絶対的自信からの絶望への落差が特に。
爆弾の図面を引いたりそれによってコナンたちを罠にかけたりと、
犯人として探偵との戦いに挑戦的、
そして爆弾魔の犯行にしたことで、
以降の作品の犯人も爆弾魔かつ探偵との戦いに前のめりになった感があり、
シリーズの方向性を示していた作品だったのかなという感。

●第2作 名探偵コナン 14番目の標的
個人的に一番好きなタイトル。
当時TV放映時に録画もしていたので一番ヘヴィロテしてる作品でもあり。
犯人の動機、正体の意外性などインパクトが強い作品でした。
小五郎の奥さんに毒入りチョコを送りつける辺りの狡猾さなどを考えると特に。
食に関連する犯人がそれを利用する恐ろしさに震えた記憶があります。
今考えると未婚そうっぽい感じだったので、
あの時点でレストランのやり取りが犯人にも見えない憎しみを深めていたのかな、みたいに思えてしまったな。
事件の発端となった事故を起こしたのも女性でしたし、
割と女性に関しては容赦なしの犯行になっていたような気がします。
今作は眠りの小五郎が犯行を推理していますが、
これはTVシリーズの延長というのと、
本作における小五郎の立ち位置を気にしての措置だったのかな。
個人的に小五郎が活躍する作品はどれも好きです。
あとこの作品に限りませんが、リモコン式の爆弾をどのように準備し設置しているんでしょう。
映画コナンの犯人は金田一の犯人以上に万能でやることが多く忙しそうです。

●第3作 名探偵コナン 世紀末の魔術師
こちらも当時録画してヘヴィロテして見てました。
ちょっとルパンっぽい作風の作品ですよね。
前作から一転女性が犯人だったのが意外でした。
あとロシア語をコナンがわからないためか、
コナン以外の知で謎が解けていくのが引っかかったかな。

●第4作  名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 
TV放映時に一度視聴。
蘭の記憶が失われるのが結構辛くて見返すのが辛いイメージでした。
見返したら終盤のスケボーのシーンが派手で良かったです。
また今作のPVは記憶を失った蘭とセットでよく覚えているので、
本編は違うセリフを言っていたのが意外でした。
原作者が原画を描いてるのはどこなんだろう、
みたいなのを当時から気にしていた記憶。

●第5作 名探偵コナン 天国へのカウントダウン 
TV放映時に一度視聴。ただ一度だけじゃないかも?
富士山が見れなくなって辛い、みたいな動機にあまり興味が持てなかった記憶。
カウントダウンする灰原の姿が印象に残る感じだったかな。

●第6作 名探偵コナン ベイカー街の亡霊
TV放映時に一度視聴。
切り裂きジャックに興味が持てなくて毎回気乗りがしない。
ホームズという元ネタの世界にいく意味がわからない、
みたいなことを思ってしまうからでしょうか。
子供の頃はボードゲームだったかで切り裂きジャックをネタのしたものを、
よく近所のお兄ちゃんたちと遊んでいたので、
今更切り裂きジャック?という感じだったのかもしれません。
ホームズ色がバリツ方向に傾いた現代、
というのを今作を見ながら考えてしまったかな。

●第7作 名探偵コナン 迷宮の十字路
TV放映時に視聴。先日も放映していたので二回は見てるのかな。
幼少期の和葉と平次が可愛くてそこの印象が強いです。
義経や弁慶の逸話はTVシリーズでの小五郎の印象が強く、
今更そこを引っ張ってこられてもな、という印象だったように思います。

●第8作 名探偵コナン 銀翼の奇術師 
TV放映時に一度視聴。
PVでもうお互いの名前を呼ぶのはもういいよ、
とコナン映画に飽きてきた頃だったように思います。
トリックがだんだん安っぽくなり、
ここまでしつこく描写されたらミステリー解こうという気がなくてもわかるよな、
みたいに思えてかなり落胆したような記憶があります。
その後のスペクタクルが映画の主題になった感があり、
ミステリーの後退からもうコナンはいいかなと思えたのがこの頃。
ちなみにコナンは第1話から見てきているので8年近く見ていたのか、という感。

●第9作 名探偵コナン 水平線上の陰謀
当時未見今回初鑑賞。
正直あまり興味を惹かれない作品かなという感じでしたが、
園子が攫われて閉じ込められている恐怖感やボートでの追跡劇のアクション、
真犯人と小五郎の対決に最後の救出劇など見どころが多い作品で面白かったです。


こういうアオリの画はコナンでは珍しいですよね。
一連特徴凄く出てる感。


最後の救出はヘリの光の入れ方が良かったですね。
蘭とコナンの関係を二人のものとして終わらせないところに月日を重ねたものを感じられてグッときます。

●第10作 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
TV放映時に一度視聴。
10周年でタイトルが大仰だったので期待していましたが、
思ったより事件の内容に面白味が感じられなかったかな。
このときに一度古谷徹は犯人役をやっていたんだなとか。


一瞬ですが、アオリがちょっとコナンっぽくないかも?
というのがちょっと新鮮だったも。

●第11作 名探偵コナン 紺碧の棺
TV放映時に一度視聴。
当時たまたま見ましたがあまり面白味を感じられず、
以降もうコナンの映画を率先して見る必要はないと思い、
から紅までコナン映画を見なくなった引き金になってしまいました。
FGOは意外とアニメでネタになるような人物を広くカバーしてるよな、
と今見ると思ったり?
自分はコナン灰原の相棒感が好きなので、改めて見てその辺で楽しめました。

●第12作 名探偵コナン 戦慄の楽譜
初視聴。
コナンとゲストの相棒めいた関係が新鮮だったかな。
最後の最後でコナンが障害になることや、
灰原が合図を送るところの小学生女子が男子のリコーダーを吹く辺りとか、
最後にいろんな引っ掛かりを持ってきたなという感。
あとヴァイオリン奏者たちの影が薄く、
なぜこのキャラクターの存在が必要だったのかなど、
キャラクター配置が気になる感じだったかな。

●第13作 名探偵コナン 漆黒の追跡者
初視聴かと思ったけど終盤の流れは見覚えがあったので見ていたかも。
北斗七星と北極星のトリックとか、
その辺はちょっと好きなポイントだったかな。犯人の意外性とか。
蘭が犯人の変装を破って、その奇異な姿に怯むなど人間的な描写が良かったかな。

●第14作 名探偵コナン 天空の難破船
初視聴。
キッドが出る作品はあまり良い印象になりづらいのかな、
 みたいなことを思ったりしてしまう。
飛行船ハイジャックから本命は仏像強盗というのがちょっと、
という感じですが、紺青の拳を見たあとだと、
犯人ちゃんと手下の扱いを心得ていて偉い、という気分になった。
あっちもキッド映画だったのでコナン映画の中のキッド出演は別ジャンルかもな、
みたいなことを思ってしまう一作でした。

●第15作 名探偵コナン 沈黙の15分 
初視聴。
新潟が舞台なのかへぇ~と思ったらダムのモチーフは黒部ダムで、
これどこの織田裕二が主演の映画?みたいなことを思ったり。
事故で眠り続けた少年の目覚めから始まる物語が新鮮だったな。
あとコナンと灰原の相棒感がまた良く、
ホワイトアウトの織田裕二と石黒賢の関係を思い出して、
コナンを助けるのは灰原がいいのではと思ったりしたけど、
流石にそれはなかったな、と。
冒頭の地下鉄の爆破や終盤のダム爆破など、
田舎の強盗風情にこんな大規模なテロができるものなの?
みたいな引っ掛かりが物凄く、
コナンの荒唐無稽な爆弾魔の完成形かもしれないと感じたな。

●第16作 名探偵コナン 11人目のストライカー
初視聴。
いい加減爆弾魔はもういいよと思ったけど、
今回はちゃんと爆弾に向き合おうと思ったのか部屋で大量の爆弾を用意する犯人を描いたり、
どういうルートで爆弾を入手したかに触れられていて、
もうただの爆弾アニメじゃないというのを見せつけてくるような感じ。
コナンの爆弾解体作業もサスペンダーを安全帯代わりにして宙乗りして作業を行うなど、
爆弾設置箇所の荒唐無稽さをコナンの秘密道具で向き合っていて良いと感じたな。
ただ爆弾解体してるの観客の誰かは気づきそうだし、
最後のスタジアムの爆発の中のボール回しもちょっと爆弾を軽く考えている感じで、
子供と爆弾の関係については甘かったような気がしたな。

●第17作 名探偵コナン 絶海の探偵
初視聴。
冒頭から爆弾が出てきて、また爆弾か!と思ったら爆弾が関係なくて、
やっぱ爆弾についてコナン映画は思い入れがあるんだなぁと思えた一作。
蘭の死を覚悟したキャラクターたちの絶望が深く、終盤のシリアスさが強い印象。

●第18作 名探偵コナン 異次元の狙撃手
初視聴。
今作からFBIキャラが登場してきてよりキャラ物が強まった感。
最初のスナイパー事件は爆弾の影をあまり感じませんでしたが、
後半のコナンのスーパーアクションや蘭のアクションなど、
アクション映画としての側面が板についてきたという感があったな。
東京タワーからスカイツリーと、
黒の組織やFBIが絡んだところで象徴的な建物を扱っているのが印象的かな。
蘭がアクションするのも流れをくんでる感じ。

●第19作 名探偵コナン 業火の向日葵
初視聴。
七人の侍のコナンが菊千代だったら最後死ぬのでは? と思っていたら、
本当に死にかける感じでちょっと驚いた。
そういう映画じゃないだろうと思っていたので。
ヒマワリの絵に関するドラマに興味を惹かれたかな。
特におばあさんが灰原にアドバイスをする一連は、
次回作にこの意識が持ち越されている気がして気になったかなと。
冒頭のキッドのアクションなどがまた一層今までのコナンらしくなくなり、
より他のアニメでありそうなアクションになってきたような感があったかな。
派手で良いけど独自色が薄まってきたようなそういう片鱗をかんじてしまったかなと。
映画の舞台となる建物の設計や崩壊の仕方など、
そういうものを考察しながら見たほうが有益なのかな?
みたいなことを思い始めてしまう一作という感。

●第20作 名探偵コナン 純黒の悪夢 
初視聴。
今回見た中では一番楽しめた作品だったかもしれない。
安室、赤井の登場と黒の組織との対決など見どころが多い感。
記憶をなくした組織のメンバーが子どもたちとの交流を経て変わっていく、
というのは非常にベタに感じますが、ベタで良かったなと思います。
また安室が爆弾を解体するの、
シリーズのよくわからない爆弾を止めたことのメタファーっぽい感があったかな。
タイトルの意味が最後にわかるのも凄く粋でグッときました。

●第21作 名探偵コナン から紅の恋歌 
何回目かの視聴。
前作で爆弾についての考えを改めたのかなと思ったら、
懲りずにまた爆弾使ってたんだな!みたいな気分になった。
カルタをモチーフにした作品の中で謎を解くのに一番苦労してそうなのが灰原で、
こんな謎の解き方でいいのだろうか、みたいに感じてしまったな。

●第22作 名探偵コナン ゼロの執行人
初視聴。
安室の女という言葉が生まれた作品だしどんな作品かなと思いましたが、
思ったほど安室が活躍してなくて、予想していた内容と乖離が大きかったかな。
夕日をバックにした情景の見せ方、眼鏡のツルの反射など、
心情描写が繊細で今までのコナンでは見られない見せ方で良かったです。
画面の中や端に小さく何かを描いてアリバイ工作的な描き方をする人もいますけど、
やっぱり
監督はやはりしたたかな方だなと思いを新たにする感じ。

●第23作 名探偵コナン 紺青の拳
初視聴。
キッドがハメられる辺りは密室殺人の謎で行くのか?
と久々にミステリー色の強い感じでワクワクしましたが、
あまりそこは関係なくてガッカリしてしまったな。
キャラクターのオーラ力を見る犯人だったので、
結局一番強いオーラを放ったキャラが目立った感じに。
コナンにも中村豊の波がきていたのかとちょっと驚かされました。
流行ってますね中村豊作画という感。

●第24作 名探偵コナン 緋色の弾丸
昨年映画館で鑑賞。
初めて劇場で見たコナンではないと思うけど、
こだま監督作でどれを劇場で見たかは忘れてしまっているんですよね。
たぶん14番目は劇場で見てると思うんですが。

銀の弾丸の使い方が、その発想はなかった、という意味で楽しかったかな。
幻のオリンピックを破壊するという意味合いを感じてしまい、
その痛快さもあってコナン映画の爆発を全肯定できる久々の作品だな、
という印象があったかもなーという感。


とりあえずこんな感じで。
コナン映画に爆発は不可欠という感じなので、その辺は意識していきたい。
いつかドラえもん映画的な感じで個別記事も書きたいかな。
クレしんも長らく止まっているので。

アニメ雑記 2022/4/23 を語る

2022-04-23 21:41:22 | ■アニメレビューとか
●SPY×FAMILY 2話


契り(ちぎり)を結ぶ、で画面手前でエフェクトが千切れるの、
最近はあまり見ないけど、見慣れた演出かなって感じですが、
契約としての見せ方と家族が破綻する可能性、
そして追っ手が木端微塵など割と多くの情報を含む感じで、
そういう多くの意味合いを含ませたところにグッときたかな。
手堅い作品の中で確かに光るものがあるのが人気作のアニメ化だな、
という強さを感じさせてくれるかなぁと。
1話見て即原作全巻読んだので、先の展開はある程度わかりますが、
アニメでどのように見せてくださるのか楽しみです。

●かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック- 3話


アーチのイメージは何となく1期9話のイメージが強く、
割とぶっ飛んだ回だったので同じ方かなと思ったら監督回だった。




富士山と言えばひだまりシャフト尾石回ですが、
先に唐突に富士山をドンッ!
と見せてそこから煌びやかなイメージからの変換やギャップを見せたりと、
割と攻めの強い画が多くて楽しかったな。
首の皮の1枚のグロさとか2点の光源とかはさんかれあの頃を思い出す感じ。
かぐや様の監督回は浮き沈みが激しい感じで、
なんでこうなっているんだろう?と割と謎がついて回るシリーズになっている気がして、
その点が若干見ていて居心地が悪いイメージあるかなぁ、とか。


●ヒロインたるもの! 3話
原作はあるものの、ほぼアニメオリジナルになるんでしょうか。
シリーズ構成が成田良美だったので気になってる感じ。
式守さんもあるのでそちらも気がかりな感。


光と影の見せ方が気になるかな。
2人が主人公を意識する回でこういう光のイメージの描写は気になる。
手すりに手をかけて問う形もちょっと生っぽい雰囲気があって、
そういうシチュエーションも引っかかる感じだったな。


影と光とを意識させる絵から、画面内の比率をだんだん意識させられる。
そういう振れ幅を取りながら振り子のようにカットを積んで、
また食い違いをさせながらキャラクターを印象付けているのが目を引かれたな。




影の中の人は影の感情を見せる、というお姫様描写から、
対比として影から出ることがない存在として、
消えゆくものとして描かれるヒロイン。
感情の表と裏を描きながら、裏表のない主人公は消えていくしかない。
そう語る様な反射の絵が気になる感。

またお姫様役が2人の手を取ることで、
光の下に出たヒロインが2人の手を取る状況、
または2人のどちらかを選ぶ状況がくるのだろうかという、
先の物語の予感を含ませる、シナリオと絡める演出も含め、
目を引かれたかな。


お姫様へさらけ出される2人の気持ち。
ここではお姫様はあくまで感情の陰と陽を描いてますけど、
2人は手前にいるか奥にいるかという位置関係の説明になっていて、
夜の勉強のシーンとは反対になっている。
これは主人公にとって2人が対等な存在であるように描いてる風でもあるように思えたけど、
先で何か描くポイントがあるのかな。


光を浴びる存在として描きながら、
本性を指摘されたら後ずさりで影に入っていくのとかなんとべタな、
という感じでしたが真正面からやってるのは好感が持てるかなと。

明日ちゃんのセーラー服アニメ 12話 を語る

2022-03-27 05:55:50 | ■アニメレビューとか

原作通りであまり言う事はない、かな。
OPのシルエットでここを持ってくるだろうという意識はあったので、
期待通りのものが見れて大満足という感。

あと今作はBGMでピアノやヴァイオリンがメインの曲だと、
どうしても最終話を意識した感じだったのかなぁとか、
そういうことを考えてしまっていたな。

今回途中でピアノとヴァイオリンが重なって木崎さんが分身したような感じになりますが、
そういう音が重なり合うような瞬間を感じられるステージだったのかなと思います。


軽音部が終わってから演劇部へ。
アニメのステージイベントは大体が演劇か軽音かという感じですが、
06年の涼宮ハルヒの影響ってまだあるんだなと感じたな。
というのも出し物のステージイベントで軽音部の後というのは、
歴史的にハルヒ後っていうのを意識せざるを得ないので、
あの後を引き継ぐ覚悟がないとこういう見せ方はやらないんじゃないかと感じたので。
あとセーラー服主体に考えると、涼宮ハルヒ+けいおん!という形は意識しちゃうかな、みたいな。

けいおん!を主体に考えるとステージ上の内輪感、
つまりは明日小路と木崎江利花の高密な繋がりを意識しちゃうけど、
ハルヒを意識すると外側と繋がること、クラスメイトたちの繋がりを意識させられて、
ホントに話的な意味でも制服的な意味でも、いい線いっているのかな、とか思います。


ステージがライトでボヤっと光ってる感じが観客席側から見る生っぽさがあったかな。


しかしステージ上は明るく。
床の反射によって雅な舞台に立つことを印象付けられますが、
その舞台を一番目にするのはステージ上にいる小路たちで、
それ故の緊張感がある感じが良いかなと。


音の聞こえない世界に入る音。
足音という自分が奏でた音を他人が踏襲する。
自分の音しか聞こえない、足音は自分だけのもの、からの意外性。

そして制服ではなくドレス。
セーラー服が明日小路の正装なら、これは木崎江利花の正装で、
その姿でステージに立つ意気込みを感じさせられる部分ですね。
目立つ服を着る2人の意識ってどんなものだろうか、みたいな。
そういうドラマを感じさせるのがタイトルからの引用っぽく印象深いですよね。

服関係は原作の味ですが、音はアニメ特有のもので、
アニメが内包できるものの大きさを意識しちゃうかな。




ダンスや光の加減がかっこよくグッとくるかな。


仕掛け人の兎原さんがステージ上にいつつも音を出さないの、
完全な黒子としてステージと観客を繋いでいる感じで、
本当にグッときますね。
兎原さんが尊重しているものにグッとくる感じというか。


原作にある動きの取り入れ方もいい。
今回、ほかの回に比べても原作通り度高いですね。


ピアノの淵をなぞる反射にトキメク。





ヴァイオリンを渡してステージから消える。
ステージを作ったのは兎原さんが観客に戻る。
合間に入る木崎さんの表情、瞳のハイライトの線的なエフェクト的動きや、
目線の見せ方なんかは繰り返し意識させられる部分でグッときます。


構図的な面白さに影の付けの印象深さ。
特に小路のステージに落ちている影つけ、
原作が割とライトが十字光していて、
アニメも80年代的なエフェクト祭りになる可能性もあるなと考えていたので、
その名残っぽいものが見れた気がして1人で勝手にグッと来てしまった。
ドレスを透過する光で木崎さんのボディラインを印象付けてるのも。



ターンの中で真正面からは見せない涙。
曲が繰り返し、ターンも繰り返す。

前回の記事で日常の中の細かなリフレインに触れましたが、
こういった繰り返しがメインの中で小路の涙が印象付けられるのは、
正しくそういうことだったんだろうなという感で見てしまっていたな。


ミサンガ。
割とこういう小物を使った繋げ方って、
京アニなんかがオリジナルでよくやるイメージでしたが、
今作で特に大きく取り上げないけども、
何気にクラスメイト全員がやっている、ということを徹底して描写する。

このしつこさが割と引っかかる部分でもあるんだけど、
1話の中で統一感を持ってやる凄みみたいなのはやはりあって、
よくやりきったし見せ切ったなという、
そういう制作側の意気込みを強く感じる描写でした。

キャラクター同士の描写というより、
作り手側の気合こそが描写されているんじゃないか、
と感じるところにグッとくるというか。
そこにキャラクターが後退を感じてもその意気込みで納得する、みたいな。




残像、スポットライト、浴びるような光線。
光の描写の多様な形にグッとくる感じ。
9話で光のパイプオルガンの話がでましたけど、
正にそういうものを意識させるようなラストが個人的に好きです。
原作のテイストが残ってる感じも好み。


後姿が非常に雅ですね。
後ろを振り向かないところに時代の流れを感じたかな。


完全に観客と化した兎原さん。
2人を繋ぐ役、クラスメイトを繋ぐ役、そしてそれを楽しめる役。
素敵な出来事はやはり下準備ができる人がいないとできない、
小路1人の力ではこの成功はないというのを強く意識しちゃうポイントですね。
兎原さんのドラマは2期ですかね。楽しみです。
という2期やるんだろうか。
個人的にはぜひこの感じで2期やってほしいですが。


小路はややハーモニーっぽい感じかな。
お辞儀を印象的に描いているのにグッとくる。



2人のお辞儀。
ステージの2人の世界ではなく観客とつながる世界、
だけど2人の世界でもある、みたいな。
そういうのが交互にくる感じに広がりがあるのかな、という感。



髪の描写とか細かくて好きです。


1話を彷彿とさせられる。
ステージのジャンプと合わせ、1話繋がりなところにグッときますね。
襟の描写とか、カバンを背負うあたりから描写していて、
そのきめ細かさにグッとくる。


OPの手を引く誰かを引用するような形の、
挨拶をする誰か。
個人的には2人いたので蛇森さん戸鹿野さんペア的な解釈、かな。

最後まで楽しんで見ることができて良かったです。
繰り返しになりますが最初は全く期待していなかったので。
自分が原作既読で好きになれるアニメは稀なので、
稀有な作品になってくれてよかったかなと。

今シリーズはクラスメイトの描写マシマシで最終回を迎える形でしたが、
続くとなると家族の話だったり特定のクラスメイトの話になったりで、
今回みたいな味のある作品になることはないんじゃないかとも思うので、
このシリーズを大切にしてほしい気持ちもあるかな。
どうなるのか楽しみです。

明日ちゃんのセーラー服 9~11話とか を語る

2022-03-20 10:52:36 | ■アニメレビューとか
●9話



髪切り。夏服は一旦お預けで。
フルメタTSR以降、散髪回はつい意識してしまうというか、
構えてしまう感じがするかな。
音響的な髪を刈られる雰囲気が好きなのかもしれない。
ASMRとかで割と定番ですしね。
あと信頼している相手に身を委ねる感じとか。
変身中という儀式めいた感じもあるかな。



読書と眼鏡。
舛成回で眼鏡キャラというのはいいけど8話だって眼鏡キャラやん!
みたいなツッコミを入れたい感。
ただ読書家の女子ってなると全然話は変わってきますよね。ROD。
読書家女子を横目で見る雰囲気を見せてるのが個人的にグッとくるかな。
この作品を見てると忘れがちですが、
女子の仕草をこれだけねちっこく見せるの、なかなかないですし。
左手に栞を差し込んでスタンバってる感じとか、
読み慣れている雰囲気にグッときます。


パンツルックな小路と木崎さんが新鮮ですね。



買い物の中での気づき。
セーラー服を着た人がいる、
というところに反応するかというミスリード。
ショッピングモール内を見て回る中でのやり取りでは新鮮だったかな。


合間に入る小物なども力入ってる感じで。
一瞬で流れますがやはり光物に目が行ってしまうのかな。
兎原さんのマニキュアとか、2期があれば繋がる一面というか、
そういったのをふんだんに盛り込まれている気がします。
木崎さんがアウトドアショップでカラビナいじってるのとか。
ぜひ2期はやってほしいな、という感。



薄明光線。光のはしご。
自分は天使のはしごと呼んでいたので、
宮沢賢治引用の光のパイプオルガン呼称は新鮮だったな。
自分の中のパイプオルガンはロボットとかだったりするので。

宮沢賢治引用は今回が古城さん回だからというのが根本にありそうですが、
こういった美しい情景をそれだけで終えるのはやや勿体ない気もして、
オルガン、鍵盤からのピアノという連想ゲーム的なやつなのかなと、
ちょっと意識しすぎる感じだったり。

ただ木崎さんがパイプオルガンを引用したので、
恐らく彼女が気に入っている表現なのだろうな、という感があり、
実にこの作品のアニメオリジナルらしい回り込み方だな!
みたいなことを思ってしまいましたが定かではない感。


ハンバーガー食べるのに周囲を見るの、
どこの小笠原祥子だよ、みたいなことを思ってしまったな。
ハンバーガーを始めて食べましたという話は色々ありますが、
この食べ方がわからず食器を探す、
みたいなのは自分はマリみての祥子さまをどうしても連想してしまうなと。
小路と木崎さんがパンツルックなのも割とその辺意識してしまうところ。



風船や栞の描写など、読めるところも割と多くて、
またアニオリだけど情報量の多い回で良かったですね。


●10話





積乱雲と窓の合間から見るクラスメイトの姿。
やや7、8話の焼き直し感があるかな。
9話から飛んで水上さんを入れ込むところとかを含め。
アバンが本編とは全然雰囲気違っていて、
やっぱ7、8話辺りの影響があったのかな、みたいなことは思ってしまったり。



ポンポンってこうやって作ったんだっけ、
と遠い記憶を手繰り寄せてたけど全く思い出せず。
ちょっとした懐かしさがありましたね。





空間的な移動というか、入り組んだ構内を歩かせるというか、
姿が一旦見えなくなったキャラを追うカメラワークなんかは新鮮かな。
移動時間やアウトしたキャラがカメラが動くことでインしてくるリズムとか。
小路の一生懸命さというかは伝わってくる感。
構図的にツッコミ入れ用みたいな感じとも重なって、
コミカルであるという感じに寄った感はあったかな。どうなんでしょう。




発育いい系女子。
肉に包まれる感じって書くといかがわしい感じかな。


太陽に向けて。
光をエフェクト的に描くのは7話でもやっていたので、
割と作品が好む作風なのかもなと思えたり。





豪快なスイングは原作のポージングが印象的でしたが、
アニメはアニメで新鮮な感じかな。


●11話



ピアノの存在感が大きいのが新鮮な感じかな。
ステージ上ですが、
入り込む木崎さん側が大きな扉から入っているような感があり、
こういう見せ方もありなんだなという感にグッとくるというか。



なまめかしいポーズも好みかな。
爪を切りピアノを弾くイメージをする。
夜の鈴虫が鳴いている雰囲気の田舎くささというか、
そういった夏の夜の雰囲気の中のピアニスト女子感、良いですね。


原作的にこれ食べるのは兎原さんでは、
みたいな気もしますが、
今の木崎さんの心境はそういうものかもしれないと思うとグッときますね。
最終回は正直めっちゃ楽しみです。





この一連、かなり兎原さんポイント高いアニメオリジナル(原作通りでしたすみません)ですよね。
でも木崎さんがなまめかしいのでついそっち見ちゃうというか。
木崎さんめ!



時折見せる目のクロースアップも意思が感じられる感じにグッとくるかな。



腕オバケ。
色トレスで割と目立っていて目を引きますね。




本を読み終わり、新しい幕が開ける。
もしくは古い物語を読み終え、新しい物語へ出会う予兆、なのか。
こういう演出いいですね。
また9話における古城さんのような読書をしている風景の反復でもあって、
本を読む中にも含む色合いが多様なことに触れているような感があってよい。
アバンが大体教室に入る1日の始まりからスタートしますが、
こういった細かなリフレインが作品を豊かにしているなぁと感じます。
毎日の繰り返しの日常が多様だからこそ変化にグッとくるのかもな、とか。



先生と引きの構図、家の中だったり構内のこういう構図だったり、
風情がある感じで良い感じでしたね。
小路がずっと一緒にいた人という、
奥行きのある人物像としての彩りを意識させてくる感じかなとか。
校舎内や体育館の張り紙など、
小路が6年間1人でいた空間だけどもそこにある寂しさに触れない感じというか、
むしろ人がたくさんいた頃を思わされる、
学校という場が更新されずにまた多くの子供が集まったところにグッとくる感じかな、とか。
ある意味で時が止まった空間描写だったのかもしれない。


個人的にバレー女子の憧れはまだあるかな。



この辺のボール追ってレシーブする感じのニュアンスは好みな感じ。



帰ってきたハンカチ使ってるっぽいのとか。
こういう巡り方をスッと描けるところに本作への信頼感があるのかも。




木崎さんが思い描く夏、なのかもしれない。



リボンがAKIRAのテールランプの残像のごとく。



ここでも太陽は見せるのかという感。




海の上を滑っているというか疾走する姿は綺麗なんだけど、
リボンのエフェクトやカメラワークのアクティブさがちょっと気になったかな。
優雅であってほしい気持ちが強かったというか。
まあ小路のアクティブさを考えるとこれでよさそうな感もあるけど、
三浦コンテだったしバトルアクションではないんだよな、
みたいな引っ掛かりがあったので。



木崎さんの中の小路が若干人形っぽい感じがするのが、
実物大の小路ではないことを強調しすぎている気がするというか。






木崎さんの風に流れる髪がいいですね。
こういう優雅な感じが好きというか。




リボンエフェクトの縦横無尽さは木崎さんを包むという意味では良いけど、
見たい少女を象徴するものではないかなと感じちゃったかな。
しかし水上を滑る少女像っていうのは好きな像でもあり、
ちょっと悩ましく感じる一連でした。
たぶん自分が艦これで見たい描写ってコレだったな、みたいなことも思ったり。



あとBGMがピアノとヴァイオリン?と木崎さんを印象付ける楽器なのも良いですね。
割と7話的な発想な気がするけどそれ以前はあまり意識してなかったのでどうだっただろうか。


最終回は今シリーズ11話分を総括する描写がくるんじゃないかと思うので、
直近の話数を振り返る意味で記事にしてみました。
最後まで楽しんで見たいところです。

アニメ雑記 2022/3/13 を語る

2022-03-13 15:58:39 | ■アニメレビューとか
●ブルーサーマル
見てきました。
映画レビューサイトで見覚えのある方が書かれてるな、
というのがコロナ禍でも見に行くキッカケでした。

以下ネタバレ感想。


映画『ブルーサーマル』ロングバージョン予告(120秒)/ 3月4日(金)公開

見ていて思ったのは物をよく壊すとか、
大事にしない描写にリアリティを感じてよいかなと感じたな。
空港で看板にぶつかる辺りとかアニメだと煙を足しそうな気がするけど、
そういう過剰エフェクトが存在しないのが新鮮でした。
これは目に見えないブルーサーマルをエフェクトとして描かない、
という拘りからも感じた部分で、
橋本敬史という日本有数のエフェクトアニメーターに航空描写を任せながら、
エフェクトというものにあまり頼らずに航空描写を行っているのが非常にストイックに感じました。

自分はヘリに何回か乗った程度の経験しかないですが、
浮遊感や空の描写などは非常の綺麗で良かったですね。
雲から指す光に照らされる一瞬の機体の光の反射など処理が綺麗で非常にグッときます。
上から見た大地の描写も説得力を感じました。

序盤はそういうものの破壊というか、
物を壊したり投げたりっていう日常で物を雑に扱うところからアプローチしてるのが新しい日常描写にように感じました。
車の中に雑に杖を投げ込んだりとか。
なかなか意識しないとこういう描写はできなだろうなと感じたので。

あと物語的に最初から家庭が崩壊してる感じなので、
最初から壊れている関係からどう形が変化していくか、
という感じでもあったので、
破壊というか雑というか、
そういうニュアンスを最初から多めに入れていたのかなという気がします。
なぜ最後にああいう形になったのかきちんと説明されませんが、
壊れたものの再生を願ってそれが叶わなかったとき、
人は消えてしまうという描写だと思ったので、
ブルーサーマルという飛翔で壊れたものに近づこうとするところが、
やっぱ作品的なキモだったのかな。
この辺をどう捉えるかがまだ考えが及ばない感じかな。

機械関係の描写が充実していて良かったですね。
あとこれだけ整備とかやっていて現実の安全意識に則したような描写しておいて、
アニメとかでよくあるワイヤー切れて大事故とか、
そういう雑な展開にされたら嫌だなと思っていましたが、
そういうのがなかったのも好印象かな。

あとEDが本編後ダイジェスト?っぽく、
ハーモニーで描かれてるのも魅力的に映ったかな。

期間限定ですが本編冒頭がyoutubeで見れるのでそちらで見て興味を持ってもらえれば。
【本編冒頭映像11分6秒 期間限定公開!】映画『ブルーサーマル』 / 絶賛上映中!  

天才王子の赤字国家再生術のエンディングとか を語る

2022-03-09 22:20:52 | ■アニメレビューとか


前エンディング。
内フレームでその話数のダイジェストを流して、
最後に2人の秘密基地、2人が2人でいられる空間を見せて締め、
というオーソドックスながら素朴な感じで気に入っていました。
特に出だしで花のフレームが広がるのとかなかなか凝っていて、
最近じゃ椿の花を咲かせて落とした『平家物語』くらいしか思いつかなかったので、
妙にパワーのある、ちょっとしたセンスの光るエンディングだなと。

しかしまさかの完成版?が出現。


ダイジェストではなく王子たちの暮らしの一コマを描いたEDに。
作品の統一感的にダイジェストではなくなったのがやや残念か。
色合いが鮮やかになったのも目を引きますね。
どういう意図なんだろうなとちょっと考えてしまいます。


テロップを打つ人のセンスなのか、
映像的に狙ってるのかわかりませんが、
曲名を見せるところの絵がディテールが細かい絵が来るのもいいですね。
曲名でフォントがやや強調される場面で、
ペンに埋め込まれた宝石を意識させるちょっとした特別感。
本当にちょっとしたところですが、
こういったシンクロの積み重ねを味わうのがやはり好きなので、
ついつい見てしまいますね。
凄いと言われる映像だけが自分を豊かにするとは限らない、
というのを今作のEDを見ていると実感してしまう感じかな。



最後にフレームが大写しになって2人の姿を強調する。
前エンディングとは違いキャラがいますが、
花のフレームの処理が変わっているのもポイントですかね。

前はフレームが透過して消えていく、
ちょっと写真のようなというか、画というイメージが強い形でしたが、
今回は花のフレームをカメラが飛び越えていくような、
作品世界に入り込むような処理になっているので、
2人のいる世界を強調しているのがポイントでしょうか。

前エンディングはあくまで2人がいた過去を、
今回のエンディングは2人がいる世界を、今を見せている。
そういうギャップがあるのが面白いポイントですかね。

前エンディングからスタッフが気になっていたんですが、
本編で気になって調べた方と同じ方だったので、
見直したら当該話数の感想記事とかも書きたいかな。


今作は主人公とヒロインの関係が00年代のラノベっぽくて、
そこが個人的には好きなポイントかな。
自分が大好きなヒロインを認めないやつはぶっ殺す!という、
そういう過激なオタク像を肯定する感じが好きというか。
互いしか見えない共依存的なところとそこにしか見えない自分像など、
なんだか見ていて懐かしい感じがするというか。
割とカツカツな画面っぽいのにキャラの画は結構持たせていますし、
少なくない意地が見えるのも割と好きかな、と。
最後まで楽しんで見たいところです。

その着せ替え人形は恋をする 8話 を語る

2022-03-04 21:10:22 | ■アニメレビューとか

姉妹。
喫茶店のシーンはあまり姉妹のやり取りを1カット内で見せず、
あえてカットを割ってるところにちょっとした断絶を意識させられる。
ジュジュ様の冷淡な反応も妹に好意を表明されたときは戸惑う。
他者の反応と妹からの反応で明確な差がある。



写真を撮っているのは妹なので、
「作者」としてPANアップで写真を見せながら、
あくまで素材はジュジュ様、姉である、
という自らの写真技術を褒められることへの距離感が見て取れる。
しかし姉が褒められるのは嬉しい。
2人の持つちょっとした自尊心の在り処に触れられてる感が好きですね。




妹がカメラを構える素朴な感じ、
シャッターを切る感情にあえて寄らないところにどことない生っぽさがある。
ステレオタイプにはしゃぐのもいいかもしれない、
それは次回やるのかもしれないけど、
思わずカメラを向けたくなる相手というその動作に惹かれる感じ。
好きだ、という感情ばかりを表明することが愛情を表明するとは限らない。
そういうある種のストイックさすら感じる。

これは言葉の限りで2人を褒める喜多川さんとの対比というか、
2人の反応、反抗、なのかもな、とか。


カメラフレーム。
ジュジュ様を撮影する際は、そのフレームサイズも変わる。
普段とは違った雰囲気、妹のオフセリフでの語りは静かですが、
姉の可愛さを引き出そうとするところに、
写真に向き合っているところに眼差しというか真剣みというか、
そういうものを感じずにはいられなかったかな。
そうした感情をすくいとるような技術の見せ方というんでしょうか。
喜多川さんをスマホで撮影する五条くんを思い出すと、
そのまなざしの強さより意識してしまう部分かも。




光属性、闇属性、中間?という感じだろうか。
五条くんのちょっと興味があるような体のふりこなしが目を引くかな。
はしゃぐでもなく、しかしワクワクがないわけではない、みたいな。
今回はフリッカー作画なんかがどれも大げさすぎず外していないという感じで、
自分物芝居は好みな感じ。


個人的に引っかかった1カット。
1話で逆行を背負いに行く喜多川さん不自然だな、
と感じていましたが、逆光というキーワードで攻めたい感じだったのか、
と思うと納得できてくるかなと思えたというか。

光属性の2人は闇落ちしてる2人をそれぞれの力で世間へと橋を架けたわけで、
そういう共通項を描くために1話で逆光という絵が必要だったんだなと思えたというか。
また逆光でその顔に光を当てる存在がジュジュ様にとっては妹で、
喜多川さんにとっては五条くんだったということなのかと思うと、
1話も五条くんを立てた描写と見えなくもない、と思えたというか。
そう思わせる演出の手腕に惹かれる感じというか。
この辺はほとんど演出の方なんでしょうか。それとも監督か。気になる。



今昔の朝アニメを考えると00年代後半にこんな魔法少女アニメやってたっけ?
みたいな気分になるので、そろそろ少女は魔法少女が好き、
というのは時代遅れな気がしてきたな。
もちろんプリキュアという絶対の作品もあるんだけど、
ここで想定されている作品は+まどマギみたいな印象なので。

あと魔法少女の魅力をバトルに絞る様な感じもちょっと演出の好みに寄り過ぎではとも感じる。
何というか強さというのを単純にバトル描写に持っていかれるのは、
何か少女に持っていて欲しいキャラクター像と乖離しているというか。
まあこれは自分の好みですが。

深夜アニメの魔法少女はオタクアニメからのスピンオフが想定させられ、
どちらかというと少女が見ることを想定したアニメとは離れている気がするので、
そろそろ魔法少女という記号から外れて何らかの発明がされて欲しい気持ちが強いです。
ただそうするとやっぱ変身アイドルとかになるんでしょうかね。
だったらプリキュア想定のこの路線でもいいのかな、とか。
悩ましい。



変身アイテムを止めで強調するの、ちょっとグロテスクに感じる。


まあ現実の玩具はアニメのそれと違うというのを強調する意味合いですが、
たださっき見てたアニメでは変身アイテム使うシーンなかったよな、みたいな。
プリキュアとかで変身アイテムを手描きで魅力的に描いているのを見ると、
流石にこういうちょっと嫌悪感あるかな。
まあ変身できない玩具が悪いという表明としてわかるところではあるんですが。




鏡の中、ガラスの中の虚構。
そして鏡の中の実像、しかし存在は虚構、みたいな。
鏡というフレームに映し出される自分。
今回はこうしたフレーム内に見る誰か、というカットが頻発しますね。

コスプレって究極的に鏡の中の虚構、
を楽しむことなのではないか、と思っているので、
それが叶う容姿だったのがジュジュ様の運の良さなのかなと思えたり。




逆光は五条くんから見ても同じなはずだけど、
逆光にときめくのは喜多川さんのみ。
=で括れるほど人間は同一ではないし安くはないという感。

そこにある、世界に確かに存在するものに対する気づき。
それが今作の提示するものの1つであるというのを再認識させられる話数でした。

後半の海は青さではなく白さというか、
そういう風景で見せるのが新鮮だったかな。
確かな眩しさを感じられる情景に品があって良いですね。
作画の良さは色々語られてるのでもういいかなという感。

明日ちゃんのセーラー服 8話 を語る

2022-02-27 09:06:56 | ■アニメレビューとか

今回は水上VS小路を肴に龍守さんを見せるような感があったかな。
冒頭かららしさを感じる。
アバンで本編の水泳勝負を先出ししたり、
原作の見せ方を尊重していたのが気になる感じ。

今回の話数、話の思想的には水上、キャラクター愛は龍守、
しかし主人公は小路っていう前回より更に多層的に盛り込んだ回だったように感じたな。



空間を見せる絵っていうのが若干新鮮に感じたな。
廊下の先の窓が見える立体的な組み合わせは面倒そう。


小さい龍守さんを象徴するような1カット。
こういう視点の在り方から演出のらしさを感じてしまう感じ。
谷川さんと並ぶと№2という意味合いも感じつつ、
さらに小ささを感じてしまう。
今回の話で言えば龍守さんは敗戦後なので、
敗者としてのあり方が小路と対比される存在という感じで、
キャラクター性が強く出ていたような感じでしたね。



空間を見せるようであったり平面的であったり。
今回はカメラの位置が壁ぶち抜き的で、
リアルなカメラ位置とは若干異なっていたのかなという感じ。


原作の謎の龍守さんの動きをアニメで取り入れているのいいですね。
手のりタイガー監督に任せたくなる気持ちがわかるというか。


前回の話数を下敷きにするなら外からのショットで、
2人が対立するっていうのを印象付けているのは気になる感じ。
7話は外からで今回は廊下側っていう違いがありますが、
前回の話数を受けているとちょっと気になりますね。
監督のアイディアであったりするのかな。





色んなところにカメラを向けるなと思いながら、
侵入してくる足にハッとさせられる。
学校の雰囲気を見せてるのかなという予想を裏切る水上という女生徒、強い。




下方から上から目線を発して図星をつかれ慌てふためく。
教壇からみんなを見下ろすような上から目線でいったけど、
水上さんという今話数の圧倒的強者に見事に返り討ちに合う。
眼鏡で目を見せないという内面を隠すというのが、
見事に見透かされたことの裏返しで、
そういう龍守さんに集中している感じが良いですね。




龍守さんって真面目なんやな、
で切り返しで水上さんの主観かと思いきや下からのアングル。
図星を突かれたのとは違う、
龍守さんの繊細な部分に触れたことがわかるような透き通った目。
上から目線なのに下からというえぐる様な視点の返しが印象的ですね。



嫌われることも厭わない水上さんの言葉に反応する。
龍守さんの戸惑いをあおりで見せるのが続くのが気になりますね。



龍守さんから窓へカメラが振られて場面は明日家へ。
この辺もアングル的な楽しさはあるかな。
小路がまた部屋を出ようとして影を落とす表情になるの、
ちょうど陽の光を背にする自然的な影の落とした方で、
小路の弱みを見せてつけていて、そういう自然な感じが良いですね。
アングル的に不自然から入って自然に寄っていく。
グッときます。



水着の伸縮感やロッカーのセル感がない見せ方とか、
時代は進歩してるんだなと感じられる一連。
映り込みや光の見せ方なども凝った感じで良いですね。


水着小路の脇の強さ。
水泳シーンはいつものハーモニー調は影を潜めていましたが、
肉体的なところや質感のグラデーションは凝っており、
普段とは違った一面を見せていてグッときます。



白背景バック、めちゃくちゃ長井演出だな、
やはり龍守さんなのか、みたいな気分になりました。


視点の在り方。
水上さんはあくまで小路の上にいる。
しかし龍守さんが水上さんの上にいる。


セーラー服争奪戦が嘘だったことで視点の在り方も変わる。



そんな中で変わるのは水上さんの龍守さんを見る目。
龍守さんをえぐる様な言葉を投げかけた水上さんが、
その目で龍守さんの真面目な一面を見る、
それに照れる龍守さんと、
踊り場でのやり取りのリフレインが効く一連でグッときたな。



そして夏の始めの一場面が衣替え、
主役はあくまでセーラー服だったことを告げる。
セーラー服争奪戦だったわけだし?
小路の普段は見られない逆張り的な負けん気を描いた回だったけど、
話的には順張りで話が通ってくる意外性。
色んな要素を何とか繋げようとする感じが見ていて気になる感じ。



家のリビング、1階で待つ父は、
夏服セーラー明日小路が降臨するのを待っている、
と思うと一気に小路が最上段にいる感じになって、
水上さんたちとの視点の在り方の相対化がなされた感じがあるかな。
まあ水上さんがセーラー服にこだわっていたのが嘘だったので、
まやかしが解けたことで再び小路のステージになった、
というのが正に水上さんの手の上にいたって感じになるかな、と。



原作の1ページの中でアクションの連続を描いていたのを残像で見せるの、
なるべく原作のイメージをアニメに落とし込もうとしてる感がありグッときたな。


そしてさらに小さきものの視点で締める。
水上さんによってまやかしにされたセーラー服への憧れが、
妹の視点で再び復活。

今回の話数はやりたいことがてんこ盛り過ぎな感じがしましたが、
演出的に何とかまとめた感もあり力技な回だったように感じたな。
水泳作画もグッときますね。
息継ぎのタイミングで表情を切り返しで見せるの、
原作通りとは言えFree!の山田尚子回とか思い出してしまいました。

今作は画が良い、演出が良い、脚本が良いと、
上流工程が見えやすいのが特徴的かもなぁとか。
最終的にどこに着地するのか楽しみです。

明日ちゃんのセーラー服 7話 を語る

2022-02-20 11:06:36 | ■アニメレビューとか




ナメもので見せる。
教室の出入りや木崎さんを前にしての、という感じから、
アバンからこの話数のコンセプトを示していたなという感。


やや間延びするような時間を描いたかと思いきや、
教室に入ってくる今回のゲスト。


そして隣の木崎さんは相手を見ず、
小路だけが挨拶を返すこの歪み。
小路を中心に友情を育む作品の中で挑戦的な1カットのように感じる。
こういう独特の合図があるのが話題になる話数の特徴なのかなという感。



様々なカバンをもって部活へと向かう同級生の中で、
部活に行かない蛇森さんがギターケースを片手にたずさえるまで、
という感じもあったのかな。



あふれ出る期待とは裏腹に影を落とす蛇森さん。
こういうのも出てくるんだなという感。


雑誌をめくるだとか教本を読むだとか、
そういう1人で学ぶ時間を贅沢に描いているのが今回のキモかなと。
やってみて、できるようになる。
普通の作品だと飛ばしがちな工程ですが、
できるようになるまでの始まりの努力から逃げない姿勢、良いですね。
小路の友達を作るまでの不安感と重なる風でもある。
何かを始めるまでの心情的な壁の乗り越え方が示されるのにグッとくる。




部屋に入ると、という反復。
戸鹿野さんが扉を開けると、
という役割を担っているキャラで、
また蛇森さんのパートナーとなるまでが描かれているのかなという感。



埃のかぶった何か。
木崎さんサイドも蛇森さんと同様の何かがある見せ方ですよね。
そういう意味でまだ蛇森さんと木崎さんは対等だという意識付けなのかもしれない。



開いてる扉の向こうに光を浴びているのが明日小路。
しかし戸鹿野さん的には興味がないのか、
ややボカした絵に。




夕方になってもまだ続けている。
今度は影の中に入っている。
光属性だけでないことを知ったことで認識したような感じが、
戸鹿野さんの内面を描いているようで気になりますね。
合わせて開かれた扉の向こうにいるのが小路っていう見せ方も。


2人の会話はひめゴト、
というように閉ざされた扉が少女間のやりとりの閉鎖性を物語ってるような。
そして同ポジで見せて、戸鹿野さんが開く扉の向こう、
蛇森さんが突然ギターを練習していることを含むひめゴトを意識するような絵に変化する。
こういう意味合いの変化を意識させる同ポジはちょっと京アニの武本さんチックな印象だったかな。


戸鹿野さんが扉を開けたら今度はゲームしている蛇森さん。
乙女は千変万化する。



蛇森さんが見る扉の向こうの戸鹿野さん。
小路を参照するなら、
蛇森さんにとって戸鹿野さんは内側が開かれた相手という形になるのかな。
戸鹿野さんの努力に打たれる姿にグッとくる感じ。


ここはアバンの小路と木崎さんの焼き直しっぽい感じ。
つまりはお互いを知ったことで小路と木崎さんのような関係になれたのでは、
という描き方だったのかなと。
緑に茂る感じもアバンのやや重い感じからリフレッシュした感じで良いですね。



授業中も帰り道も。
小路のように外に出る姿を描かれるのが新鮮かなと。
何かを真剣にやるという尊さに違いはないことを触れてくれているようでもあり。


扉を開けるのは蛇森さんではなく戸鹿野さん。
こういう勇気を分け与え方もあるのかと見ていて思ってしまったな。
終始扉を開ける役だったなという感。
だからこそのラスト、という感じもあるけど。



木崎さんの演奏。
色合いの変化が奏でる演奏の雰囲気を感じさせてくれて良いですね。
反射や細やかに動くカメラワークなども目を引かれます。
音が歩き出すような雰囲気がやわらく良いという感。


この光に入れ方?はピンポンのOP辺りを思い出す印象。
強烈な1カットですよね。


引っかかった1カット。
音楽が流れる学校という雰囲気と兎原さんがくるぞという説明を合わせたカットっぽいですが、
なんか全セルでやりたいアニメーターの自己満足にも映って、
もったいなく感じるカットだった。


手芝居が印象的だったな。
オバケの入れ方もさっとしていて流れるように見れる。
ちょっとしたところのきめ細やかさにグッとくる感じ。


BGMでピアノが流れていて、
木崎さんの演奏を引っ張るアイディアはなかなか面白い音響演出に感じたな。
合わせて木崎さんの演奏に心を奪われている小路に、
奥でそれを見つめる蛇森さんという、
アバンからの関係性を変奏して見せている感があるかな、と。



ギター演奏。
楽器演出は京アニの十八番という感がありますが、
今作で挑戦していて良いですね。


演奏を聴いてそして拍手して。
キメとしてのハーモニーの健在さや、
外からのショットで友情を印象付けるような感じ、
作品の持つ魅力と今回話数で見せている絵がババっときてなるほどなぁと思わされました。





砕けた感じのやり取り。
蛇森さんの調子乗っちゃう高揚感もわかるし、
それを見てさらに調子に乗らせる戸鹿野さんの気持ちもよくわかる。

小路と木崎さんを通じて、
あの2人だけが特別ではないというのを印象付けられる話数でもあったかな。
人は常に誰かの特別である、というか。

しかしここまで原作で描かれないクラスメイトをがっつりやるとは思わなかったな。
原作エピソードを見たいと思いつつもうまいことオリジナル展開が続くので、
この感じで見たい欲もあり。
次回はどうなるか、また楽しみです。