流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 9/15 を語る

2014-09-15 21:57:39 | ■アニメレビューとか
●黒執事 Book of Circus
黒執事シリーズはあまり熱心に見てなくて、
1期も2クール目に入ってから何となく見れるなーと思って、
見終わってみれば結構楽しめてた感があるし納得できる終わり方だったなと結構印象に残っていて。
再放送も結構楽しみに視聴していたり。2期の再放送がなかったのが地味に残念。

今作は心機一転で原作準拠なシリーズで監督なんかも一新され、
また気持ちを切り替えて見ることが出来たかな。
原作がどのような形で終わるのか、結構興味が出てきた感じ。



OP見て最初に感じた違和感はシエル、セバスチャンではなくサーカス団から始まったこと。
やっぱメインの2人が主役なのだし、サーカス編とは言ってもやっぱ主役を見たかったかな、
と初見は思っていたり。

ここのステージに入り込んでいくカメラワークなんかは凝ってて毎回新鮮にOPが見れた気がしたな。
鏡の中に入っていくのもファンタジー作品っぽい雰囲気でそういうところも好みでした。





しかし終わってみればサーカス団とシエルたちの関係を反映したOPだったのかなと思う。
シエルたちの部分って画面が黒いフレームで覆われていたりして、
そのファンタジー性というかを強調されていた感じがするかなと。
だからサビのサーカス団が明るくクリアに描写されているのが凄く映えて目立つ。
そしてセバスチャンがナイフを投げた辺りからまた黒フレームに覆われるっていう。







この一連の流れを見るとOPの最後はシエルたちがサーカス団を乗っ取る格好になってますよね。
最後にお辞儀をするセバスチャンとか。
そこはジョーカーの役割じゃないのか、という。
OPでははっきり描かれませんでしたが、サーカス団の結末を見ると皆殺しENDで、
最後はシエル、セバスチャンの話として締められている感じが印象的かなと思います。

1期が悪魔、死神、天使と人外が主に戦ってたんで、
3期で戦う相手が人間だったっていうのは個人的にはちょっとスケールダウンした印象があった。
最後の方なんかもファントブハイブの使用人にすら勝てないとかちょっと哀れすぎるくらい。
今更人間同士のイザコザをどうしてあえて描いているのか、というのが気になる感じというか。

ただ最終話見ててシエルの叫びが結構響いたんだよなぁ、と。
電車の中でシエルがオレンジ食べてるけど、会話の内容的に命を喰らって生きている感が出ていて、
そういうシエルの意識なんかが気にかかった感じ。
自分のトラウマで気に入らない光景を全て焼き払ったシエルの意識はそういう感じなのか、と。
そして最後のセバスチャンの人間への視点がある種の救いになっているのかなとも思ったり。



人質になっていた子どもたちなんていなかったんだ。
この辺の入り込んでいくようなカメラーワークなんかは目を引いたな。
高速TUで見せるのはやっぱ絵を重ねただけっていうのをなるたけ意識させないためなのかな。



高速で動く雲。
風の音をあまり強調せず風の強さを雲の動きや靡きなんかで見せるのは、
場の静寂感を意識させたいシーンだからでしょうか。
シエルの背中越しに見る空の近さとか、
壮絶な風景を目の当たりにした雰囲気なんかを意識させてくれててグッときたなと。



この長回しもやるなぁ、と。
後半は結構目を引くようなポイントが結構あったなぁ。
今作はアスペクト比をいじるようなところが結構あったなという気が。
シャフトさんは勿論最近は長井監督も結構使ってたしとある飛空士とかでもやってたし流行なんだろか。
まあ映画的な感じは確かにするけども。



OPと同じくジョーカーのお辞儀。
自分自身ピエロというか物語へと誘うキャラっていうのは結構好きだったり。
ある意味滑稽な生き様を最後に晒すわけなんだけど、
彼方に消えていくサーカス団の姿は美しくもあり、綺麗なカーテンコールだったのかもなと思えたり。

まだOVAとかでシリーズが続くらしいのでできるだけ追いたいシリーズになってきたかなぁ、と。
TVでもまたシリーズやって欲しいですね。


●アルドノア・ゼロ





今更ながらOP見てて伊奈帆の歩みがメカの足に変わっていて、
スレインが鳥を示唆しているのに気づいたり。
スレインが戦闘機じゃないっていうのがミソかなと。





ここも対比的。
伊奈帆が少々堅物すぎて一体この鋼の心はどこからきてるのかなと思ってたんだけど、
イメージ自体がロボットなのかと妙に納得してしまったなという話。
そう考えるとやっぱ姫様はスレインを見ているのでは、という気がしてならないんだけど、
そこのところがどうなっていくのか楽しみ。
今のところをOPを担保にしてその辺小出ししてるのがむず痒く、見事に術中にハマってる感じ。
最近は2クール目に急展開、みたいなのがあんま無いような気がするけど、
やっぱ綺麗な姫様見続けてたいなぁ、と改めて思ったり。


●ばらかもん



自分らしさを形作る。
線を引いたら引きっぱなしではなく、それが止められ形になる。
線が何かしらの意味を持つ瞬間というか、意味をもたせる切り方だと思うんですよね。
そこまで筆でスッと線を引いていく描写が有りますけど、それだけでは形にならない。
線を払う書き方があってやっと書道だという意味合いを受け取れる、という。
アニメというか絵と同じような意識がやっぱこの辺はあるのかなという気が。



やっぱ歌詞とリンクするような見せ方が好きで。
キャラクター紹介的なカット割があるけど、そこを逆に利用した感じが新鮮で凄く好きなんですよね。
君、のところで女の子見せてるのとか個人的にはやっぱグッと来るわけで。
こうやってキャラを見せることで主人公が1人1人を見てる感覚が見ててあって、
そういうところなんかも好印象なところかなという感じ。

話としては結構楽しんでるけど、やっぱ1話とか最新話のアバンとか見るとうーんって気がするかな。
やっぱプロレス的な感じが嫌なんかなぁ。
女子中学生を眺めるとかそういうのでは結構好きなんだけど。


アニメ雑記 9/3 を語る

2014-09-03 23:10:02 | ■アニメレビューとか
●花物語
ただ楽しかったという話をもっとメモしていきたい。



変わらない日常。
冒頭の駿河の日常シーンは新鮮だったな。
レイニーデビルの一件の後の駿河の罪の部分を見ているようでもあって。
SHAFTだと面倒な作画は極力避けている印象があるけど、
こうやって包帯を巻くような面倒そうなことをやっているのを見ると、
そういった自意識の部分っていうのを気にかけてなのかなと思ったり。

あと今回の神原駿河は最近の流行で言えば置いて行かれた後輩の話だったので、
冒頭の教室で3人の軌跡を追うように机に座るところなんかは惹きつけられたかな。

そんな罪の自意識を抱えた孤独な駿河が沼地と出会ってぶつかっていく感じが良かったなと。
実直な駿河に対して神原選手と距離を取り相手を上から見る沼地との対比とか。
まあ見たたままというか。



星の日周運動的な。
何気に反時計回りしてる日周運動的なものってあんまないんですよね。
ぱっと思い出すのは空の境界くらい。
しかしロングでの絵での会話劇を見てると声優の存在感をやっぱ意識してしまうような。



お前は青春をしたんだ。
この一言で終わるのが凄く綺麗に感じたな。
セカンドシーズンの終わりとしても美しいと思う。
物語シリーズの原作本っぽい赤い本が整然としている点なんかは示唆的ですね。

なんか沼地しかしゃべってないような気がするなとか、
沼地というキャラクターに変調するこの感じはなんなんだろうな、
と思ったけど、この締め方でなんか全てが綺麗に見えた感があったな、と。
先輩たちもいなくなった学校で、1人で罪を抱え込みつつやや塞ぎこんでいた駿河が、
沼地との関係を通して改善したい自らの苦しみが、
そういう意味では話が以前からお膳立てさせられすぎてる感があり、
そこが美しさに繋がってたのかな、と。
それまでの物語シリーズがあってこその物語っていうのがあるから尚更というか。
タイトルに相応しい内容だったかな、と。
まあ、まだファイナルシーズンや傷物語があるんですが。

やっぱ恋物語といい今作といい、阿良々木との対比が強い話が好みな傾向な感。
化物語、偽物語、セカンドシーズンと話を重ねるごとに見るのが楽しみなシリーズなのが嬉しいな。
最後までこんな感じで見れればなと思います。


●東京喰種 8話





この辺かっこ良かったな。
武器で壁を作ってグールとの距離感を見せつつ獲物を見る目を攻撃性を強調してるのがグッと来る感じ。
アクション色が強いとああアクションだなって目で見ちゃうんですが、
こうやって変則的な武器で作る特殊なレイアウト演出が入るというのが目を引くポイントなのかな。
一連のシーンは田中宏紀さんっぽいですががクインケ赫子のデザインなんかもしてらっしゃいますし、
そういうのもあってのシーンなのかなとちょっと思ったり。


●アイカツ 97話



手紙の伏線がようやく。
昼間だって眩しい夏だって、星は消えないんだよ、っていう語りかけがGOODだったな。
とらドラ!最終話なんかでも似たようなことやってましたけど、
やっぱこういうの好きだなーと改めて見てて感じたかな。
とらドラ! 25話(最終回) を語る

しかしいちごが困ったときっていうのが、後輩を導けないときってのが引っかかる感じ。
美月との差になってるポイントでもある気がするという点で。

今回なんでも聞くよ、語りかけるいちごの言葉にあかりが反応する辺りとか、
間を読ませるようなところがちょっと気になったかな。

あとジョニー先生が前回真面目モードになって不安感煽ってたけど、
今回あかりが復活したらジョニー先生もいつの間にかテンション元に戻ってたので、
ジョニー先生が与えてる作品へのテンションなんかも垣間見れて新鮮だったかな。

2年目ももうすぐ終わりますが、個人的にはソレイユの3人でキメて欲しい気持ちが強いかな。
アイカツ8とか人気キャラが選ばれたりOPでいちごが前にでて2人が後ろで踊ってたりとか、
その距離感がどうもむず痒いし、2年目の最初の頃のあおいのエピソードなんかも思い出すと、
最後はその辺に触れて欲しい気もするわけで。
まあどうなるかわかりませんが、楽しんで見れたらいいな。