流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

天元突破グレンラガン 27話 を語る

2007-09-30 11:14:57 | <天元突破グレンラガン>

脚本:中島かずき  絵コンテ・演出:今石洋之  作画監督:錦織敦史
ついに最終話。昨年PVを見てから長いようで短かったです。
冒頭の天元突破グレンラガン登場シーンからテンション高すぎでした。
特にグレン団と合体するっていうのがカッコよかった。スケールが銀河レベルなのもびっくり。
中島さんがムックなどでゲッターに関して触れてましたがゲッター以上のスケールになったのでは?
これを超えるスケールを出そうとしたら概念的なものになるのではないでしょうか。
それこそエヴァみたいな。

話としてはまた予想を外しまくってしまったわけですが、1話冒頭はロージェノムじゃないかと見てて思いました。まさかのまほろまてぃっく的な変化には戸惑いましたが、あの展開で見ていくとそうなるかな、と。そうするとだいぶ辻褄も合いそうな気がします。20年後の世界でグラパール隊があることに少し戸惑いましたが、今回の『二重螺旋』の下りでグレン団の荒くれはグラパール隊を作る礎になったんだなぁ、とか色々螺旋的な部分が明確になった気がします。最後に結婚式を挙げるくだりが入っていたのが個人的にうれしかった。



巨大なことを利用した演出が良かったです。まさに神々の闘いみたいな。空全体がスクリーンの役割を果たしてる。空をスクリーンで使って怪獣対決を見るなんて贅沢な。こうした情景的とも言えるシーンを最終話にもってくるところがいいですね。Aパートも見所満載でしたが何やってんのかよくわからなかったのが残念。夏目さんと思われるスロー爆発が目に付きましたが、アンスパ風イナズマキック?も夏目さんなのかな。



銀河を投げるなんという荒唐無稽なことが普通に行われてて見てて壮観でした。特にアンスパがビッグバン技を出す前後からのテンションが凄い。引いていくカメラワークの臨場感や銀河を練ってる腕の動かし方が面白い。インフィニティビッグバンストームのところも良かった。あとメカだけでなくグレン内部のキャラクターの芝居が結構好み。特にダリーが一回腕を離して踏ん張ってるところとか。



今回一番良かったのはやはりロージェノムでしょう。15話の時もロージェノム良かったですが。流石、螺旋王ですね。担当はすしおさんでしょうか。15話もすしおさん作監でした。ロージェノムのラゼンガンが登場した後の突っ張った攻撃の仕方やエフェクトがそれっぽい。エフェクトがメタモルして巨大ドリルになるところとかハフハフした感じが溜まらないです。ドリル喰ってる顔に若干色が見て取れるのも味がありました。



ひたすら殴り合い!破片の量、画面の密度が濃くて凄い爽快です。
見え難いですが、若干雨宮さんっぽいようなメカ。
あー、テレ東には空気を読んでほしかった・・・。まあ、ココに限らずですが。
決着は吉成さんでしたね。次々と分離していくところはループネタでしょう。
そして決着は初期のもので。15話の様にコアドリルではありませんでしたがロボットアニメらしい決着の付け方で満足。多段爆発もあって見事な幕引きでした。今石監督は吉成さんの起用するところは拘っていましたねぇ。気持ちの良い回には吉成さん起用みたな。今回はTVシリーズだったので量を優先した感じなのかな。OVAみたいなコッテリしたものも見てみたかったようにも思います。その辺は少し残念。


総括。ガイナの若手の方が奮闘していたのが印象的でした。古くからいる方なら平松さんがかなり印象的でした。少なくとも今までのイメージがかなり変わりましたし。26話のコンテなども印象的でした。ドラマ的に重要な部分などを刺激的な作画で盛り上げていて良かったです。若手の方ではやはり雨宮さんが凄かったです。今後の活躍も楽しみです。

話としてはドリルを中心によく纏まっていた気がします。3部以降の年月を隔てた後のやり取り、時代が変わっていくやり取りとドリルをかけているのが面白かった。ただわかりやすい分、ドラマ的に深い部分もあまりない気がしたのが。ただ子供向けの朝の時間帯を上手く利用した作品だったと思います。1部、2部、3部、4部とキャラの立て方や主眼が変化していってるのもオムニバス的で足りないドラマ分に厚みを持たせてあったように思えます。

部の形式は年代ごとのテーマをせっていしていたみたいですが、最終的に言うなら、『過去と現在を織り成していく』ということなのかな。グレンのように昔風でも現代的なこともやれるんじゃないかという。グレンがそういうアニメだったかはもう少し考えないと見えない気がしますが、最終話を見終えたときはそういう風に思いました。

とりあえず規制がうざすぎるのでDVDを楽しみに待ちます。


アニメ雑記 9/30 を語る

2007-09-30 07:29:46 | ■アニメレビューとか
●アイドルマスター XENOGLOSSIA

脚本:花田十輝  コンテ:長井龍雪  演出:桜美かつし 長井龍雪
キャラ作画監督:竹内浩志   メカ作画監督:西井正典 椛島洋介

なんというか、ギャルゲ主人公が女の子を置いていなくなるって感じの展開は新鮮でした。
ハーレムから抜け出して相手を守る展開にインベルの成長が感じられて哀愁漂っていたような。

春香を送り出した後のインベルの描写が素晴らしかった。今まで目の光だとかで意志をあらわしていたけど、ここは完全にインベルに1個の人格があることを意識していて人間味ある芝居になってました。最後まで声や言葉などを視聴者に伝えなかった点も良かったな。整備士の子たちが整備してくれるハーレム具合だったりマスターにしか興味が無かったのに、という話を置いてるところとか繋がりが見えやすくて良かったです。割と流されるままっていう感じだったインベルが巣立ちしたかのような演出、あとポーズへの拘りが感じられてメカ愛を感じます。この辺は山根さん?教えてエロイ人。
他にも最後の爆発→花びら、ヒエムスのやや溜めよりな動きやエフェクト辺りが目を引いたかな。地球をバックに3人が出てくるところなんかはとってつけられた気がしましたが(今までが内輪の話だったからいきなり地球のためっていうのもね)結構カッコよかったです。

アイマスはゲーム原作で話がまるっきり違ってましたが、ロボットアニメ好き、メカと人間のやりとりが好きな自分としては楽しめた作品でした。8スタの次回作に期待。


●ひぐらしのなく頃に解 12話
ちゃんと放送してくれるようで何よりです。

作画監督:新井淳
重要な設定バレ回のはずが随所に散りばめられている影が気になって笑わずにはいられなかった。あらゆるところに新井さんがつけたと思われる影が。車のちょっとしたところにチラリとあったり。砲台辺りはエフェクト込みで面白かったです。銃撃で1期の水鉄砲回が頭を過ぎりました。


●祝 ハピラキ ビックリマン

脚本:三条陸
先週の超展開には驚きましたが、驚くべき速さで解決したのにも吹きました(笑)
涙を堪えるゲンキたちに泣かされた。田中真弓さんのところで決壊した。
4クールお疲れ様でした。


アニメ雑記 9/29 を語る

2007-09-29 16:44:22 | ■アニメレビューとか
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1170307
キャラ紹介最初と最後の子の辺りから堀口さんっぽいニュアンスを感じる。
特になんか細かく動いてるところとか。
あと花畑を疾走してるところなんかからも少しっぽいような。
花畑はkanonのOPの延長っぽい。結構インパクトありますね。
しかし、靡きのセンスというかはAIR辺りから変わってないっぽいのがなんとも言えない。

●ヤミと帽子と本の旅人

桃華月憚見る前に見ておこうと思い視聴。最初はわかりづらくて混乱しました。あの揺れるカメラワークが13話も続いたら吐いちまう~、とか思いましたが1話限りで安心しました。西田亜沙子さんのキャラを堪能できたのがまず良かったな。百合を楽しむこともできてきたし全体的に楽しめました。作品のオチが上位構造ネタ?と言えばいいのかわかりませんが本の中の本の話、それが繰り返されていくというオチはなかなか面白かったですが、主人公にはもう少し幸福になってもらいたかったようにも思います。BGMやら演出やらが空気を読んで無いというか突拍子が無い気がしたのがちょっと気になったかな。



直接のきっかけは友岡さんが作監で入ってたからなんですが、斉藤さんも3話に参加してました。情報は出ていたようなんですが見逃していたので見てて驚きました。恐らく観覧車のシーン。窓を叩くところとかちょっとニュアンスが残っていたように感じました。ミサイルのエフェクトや着弾時の爆発も斉藤さんの色がよく出ていたかと。今に比べるとだいぶ大雑把な印象がします。あとこの爆発がなのはA's 7話に繋がってるかな、と思いました。今だったら火柱がもっと雷撃みたいな感じになるだろうなぁ。ただ回転というか渦巻きっぽい動きは健在なんだなぁ。リアルバウトハイスクールではあんまりその辺を意識させられなかったけど片鱗はあったかな。何気にピエロがジェット噴射で飛び去っていくところのポーズや動きが面白かったです。キャラクターは作監、総作監の手が結構入ってるような気がします。
しかし、ここは作品全体で見ても浮いていたシーンだったなぁ。ミサイルって時点でもうね。
あと斉藤さんも観覧車やってのかぁ、とかちょっと思ってみたり。


●劇場版 機動戦艦ナデシコ見て妄想
今まで見たアニメの中ではNo.2のハマリ度だったと思う。DVD入荷してたんで久しぶりに見てみました。軽いノリでえぐい事やってるのはなかなか良い。ナデシコはオタク馬鹿にしつつオタク最高な話だったと記憶してるんですがどうだったっけな。今のハルヒにハマッてる人にナデシコとかその前後のアニメ見せたらどういう反応するのか興味あるなぁ。

今ナデシコ見て一番興味深いのはコミニュケかな。ウィンドウが動き回って話しするっていう。もうあの頃には攻殻とかで電脳なんかが登場してましたが、あのコミュニケってものもなんかいいんですよね。腕につけてる時計から受信送信してるところとかウルトラセブンっぽいし、そういう『通信』することのカッコよさというか、そういう通信手段に対する憧れみたいなものがあったと思うんですよね。今は携帯電話でテレビ電話が使えるので同じ状況にあると言っていいと思うんだけど、TV電話活用してる人って実際どのくらいいるんだろう。自分はメールしか使わないんでよくわからないのですが、最近は相手との通信手段も多様化してきているので、そういうのを主眼にした作品とか見てみたいかな。

当時の通信手段とか見てると、エヴァは音声、ナデシコはディスプレイ、攻殻はネット?(でいいか)とそれぞれ違った持ち味を持ってるのがなかなか興味深い。ガイナは音声のみ、っというのが上手い気がします。トップのスミス離脱とかエヴァ全般、トップ2の4話とか。ナデシコはナデシコで画面の動きや色彩で感情表現させたり試みとしては面白いところが多かったように思います。こういうSFチックなものへの憧れやカッコ良さの追求とか、そういうものは00年代では廃れているのかなぁ、と最近思いました。

結構メチャクチャ言ってるな・・・。



なぜUCC缶が・・・。

内容については後でまた書くかと。


アニメ雑記 9/28 を語る

2007-09-28 13:23:53 | ■アニメレビューとか
●モノノ怪 『化猫』
うーん、話としては登場人物の繋がりがバラバラで話もまとまった印象を受けずに終わってしまった感じがしたな。特にこれからバトル!ってところで切られた気がしたのでちょっと肩透かし。それに前作の化猫のイメージがあるので、それに比べるとちょっとインパクト不足だったかなぁ、と。2期は『海坊主』『鵺』が良かったな。3期があるならまた見てみたいけど、シリーズ化とかするのかな。

とりあえずビックリマンにサプライズを期待。
モノノ怪スタッフがガイキングみたいにビックリマンやってくれたらうれしいんだけど。


●ToHeart2 OVA 3巻
文化祭でささら登場。うーん、2巻が個人的に好きすぎたせいか3巻はイマイチめり込めなかったなぁ。2巻は海とか情景的に絵になるようなところが好きだったから、ドタバタっぽくなるとなんか違うかな、と。ささらの心情にのめりこめなかったと言うべきか。
ゲームの背景なんかも出して、やや原作とかけた演出が際立っていた気がします。
先輩とささらが対峙してるシーンなんかが見所かな。
OVAの最終巻としてはちょっと物足りなかった。2巻以外はとっておかなくていいかな。
私も麦藁帽子に白のワンピースがツボだったのかー、とかちょっと自己嫌悪。


●いぬかみっ!THE MOVIE
面白すぎ。変態、ギャグが極まってます。テンション高すぎです。
なのはコスのオヤジとかなかなかの破壊力です。
啓太と曜子の戦闘シーンが友岡さんかな。いぬかみ26話のような啓太の空中バタバタなんかも良かったですが、ようこが邪炎を放つ辺りが良かったなぁ。しなやかな動かし方と崩し方がカッコいい。ようこの邪炎はよく使われるので、その違いを楽しむのが面白いです。大群の仮名さんに邪炎放つところも逆さま体勢で放ってるところとかも早回し気味なところがツボでした。あとリーマンの束縛変身シーンは誰なんだろ。なんか見たような気がするエフェクトの動きだったけど。



ロボット登場に驚くようことかが結構好き。なんて面白いポーズなんだ!後半はほとんどが斉藤に見えるんですが、どうなんでしょう。間のところどころを他の方がやられているのでしょうか。仮名さんの歌の一部、仮名さんが降ってくる、辺りは斉藤良成さんっぽい感じが。その後の仮名ロボから啓太の爆砕せよ!の前後が斉藤さんかな?ネギま!?以降の斉藤さんは破片がややブロック化してますね。あと、今回は股開きとか金田系特有のアクションを連発していて普段に比べてもかなり暴走気味でした。友岡さんも斉藤さんの持ち味を生かす形で作監したのかな。拘りポーズの連発や独特の斜め首捻りとかが決まりすぎです。爆砕せよ周辺は別の方ですかね。ようこの大蛇炎は斉藤さんっぽい。色っぽくて個人的に特に好みだったシーン。溜め具合とかがツボでした。これ劇場見に行けばよかったな。後半は斉藤さんの一人舞台と言っても過言ではないかと(笑)

啓太の爆砕せよやようこが全体的にカッコよくて、それだけでいいなぁ。
何気にいぬかみはカッコイイアニメ(笑)だと思うんですよね。TV版の最終回は凄かったなぁ。
あれぐらいのテンションのものを今期まだ見てないような気がしましたがグレンがあった。
曜子は堀江由衣のやったキャラでは一番好きだなー。
もうなのはやらずにいぬかみ2期やってほしくなってきたよ・・・。

今見返したらデスノネタあたりのデフォルメとかも良かった。


School Days 12話 を語る

2007-09-28 06:53:23 | <School Days>
最終回は狂気染みた内容だったけど、全体としては綺麗な作り方をしているのでウケるんだろうなぁ、とか思った。最終的にはエログロで語られる部分が多くなりそうなアニメですが、全体の雰囲気作りなどがうまくて良かったです。最終話は確かにグロでしたが、そこに至る経緯までのキャラクターの内面が丁寧に描写されているのが良かった。エロで引っ張るわけでもなくグロで引っ張るわけでもなく。最終話に全てを集約してる構成はうまかったなぁ。殺害ENDまでしなくてよかったけど、そこは原作を立ててか。ぶっちゃけ最終回予想しか興味無かったので、終わってしまうと評価する点がなかなか見つからずに右往左往してしまってます(笑)
個々の演出の面白さや細かいところはいいんですが、全体を見て評価するとなると、また違うんだと思うので。そういう評価の仕方ができないし、語呂が無いからできないのが正直なところ。最後のboatの元ネタと言われる部分も自分は見てないからわからなかったし。まあ、それはとりあえず置いておいて作品の話。


脚本:秋月ひろ 上江洲誠  
絵コンテ・演出:元永慶太郎  作画監督:ごとうじゅんじ 田中基樹


刹那と世界のやり取り。刹那が見ていた芝居の延長として使ってる辺りが良かったな。
前後を見ると、やっぱ世界は刹那が誠を好きなこと知っていたのか、
くっつけようと計画してリサーチしてたら自分が好きになっていたのかな。
お互いその辺のことをはっきり伝えなかったから変なわだかまりができてしまったのかも。
人のためにと思ったら惜しくなって自分のものに。世界の辿った道筋が見えてきますね。
世界史ってかんじかな。全体的に見ていくと世界が物語の中心だったのかも。
最終回も世界の描写を優先していましたし。

「私、寛容だから、それぐらいのことは許して上げます」
じゃあ、それ以上は許さないってことだよなぁ。
最後まで誠は流されていたのも笑う。言葉の言葉に全て責任を預けてキスしたり。
その辺のダメップリを最後まで貫かせてるのもすごいな。



ゴミになった自分が作った料理。自分が作ってきた誠との繋がり。
その賜物である赤ん坊を捨てる、っていうところにかけてるのかな。



画面をスクロールしながら大きくなっていくヤカンの音。世界が我に返るところと合わせてよかったな。携帯電話は最後まで重要なアイテムでしたなぁ。この辺、誠が殺害されるところや世界が混乱して逃げさる辺りとか細かい芝居が多くて良かった。この辺りが田中宏紀さんかな。目のグリグリや世界の挙動不審な行動はなかなかでした。Bパートは鬼気迫る表情とか全体的に良かったなぁ。Bパートは作監の田中さんが面倒見てるのかな?
携帯電話は本当に考えられていたなぁ。どっかの修羅場になったら水を差す使い方をするアニメに比べると研究されていると思う。本当はもっと会って言葉を交わせばいいだけなのに、それができない。そういうことの暗喩だとも思う。大切な話も携帯でって・・・。



買い物袋の描写、イマイチ意図が汲み取れませんでした。



あー、この辺は趣味が悪いなぁ。中に誰もいませんよって…。
世界を警察に突き出して終わりじゃダメなんですか?世界が犯人じゃ無かったらどうしますか?
まあ、その辺は復讐でかたが着いてしまいますが。
カバンの中身、誠の死体を刻んで頭だけ持ってきたのか。
世界殺害あたりは規制がかなり効いてるらしいですね。ちょっと気になります。

そして最後はNice boat。

総括。話が進むにつれてキャラの裏の面を暴いていくのがメインっぽく感じたなぁ。
キャラクターの隠された膿みを見せていくのが実に陰湿でした。言葉は最後まで裏表が無かった、罪が無かった、というのは一貫していて、言葉人気を再確認しました。最後に大きな罪を背負ってしまいますが、復讐という裏に歪んだ正義と愛があるからへっちゃら。
あと、始めのころはまだ母親の存在があったと思うんですが、後半になるにつれてだんだん大人がいないのが自然になってきていて、エロゲ特有の両親の排除を家に女を招いた時のお約束として使っていたのかな、と思いました。また親と話したりしないことが、言葉を交わさないキャラクターを暗喩していた・・・とも思える。少々苦しい意見だとは思いますが。
あと、なんだかんだで構成がよく、ラストに向けて一直線なアニメだったと思います。
その分カタルシスに当たる部分が趣味の悪い殺害ENDに集約されている点がちょっとなぁ。
その筋の方しか楽しめないし、特別マニアックでもない。
ヤンデレというひとつのカテゴライズを楽しみたい方向け、という感じかな。
そういう中では現時点で名作と言っていいアニメではないでしょうか。

サマーデイズとか、その辺を今後期待してます。


アニメ雑記 9/27 を語る

2007-09-27 14:23:55 | ■アニメレビューとか
グレンラガンDVDと一緒に大量に買い物。久しぶりに新品でアニメ誌買ったなぁ。メージュとアニメディア。メージュは先月分も。ストレンヂアの記事目的。公開が楽しみでしょうがありません。あと、アニメ誌は版権画見てるだけで面白いですね。らき☆すたの版権の絵柄が本編で見覚えない方で誰だろうと思ったら武本さんだったとかそういうのが面白い。
あと季刊Sとか今更ぱにぽにのガイドブックとか買いました。龍輪さんが16話のルパンだったとは。見逃していました。やっぱ目立つエフェクト関係はほとんど阿部さんなのかな。見返したら結構それっぽい気がする。
他に『月詠』見返してみたりとか、kyoとか満月をさがしてとかその辺見返してます。
月詠はDVD版しか見てなかったのでTV版の紙芝居っぷりにびっくりです。
あー、劇場版いぬかみ、はやく見なければ。あと東鳩2 OVA3巻。


●劇場版灼眼のシャナ
見てなかったんで。うーん、なんか劇場版Zを見せられている気分だったなぁ。
アラストールの登場シーン辺りは見応えあった。

●訃報 逢坂浩司さん
http://animesama.cocolog-nifty.com/animestyle/2007/09/post_263f.html
私はVガンや逢坂さんの関連した作品を通じてアニメを見る楽しさを知っていったので、
逢坂さんがこのようなことになり残念です。
ご冥福をお祈りいたします。


アニメ雑記 9/25 を語る

2007-09-25 17:00:10 | ■アニメレビューとか
昨日は久しぶりバイトなしの一日休みだったけど、酒飲みながらFate/stay nightを見るという愚行を犯して1日潰してしまった。ぶっちゃけどうでもいいアニメなのになぜか見返してしまうんだよなぁ、Fate。2期のOPとか何度聞いても慣れないけど。演出もいまひとつな気がするし。1期はサビの入りとサビのセイバーのところは良い感じ。あの辺は良かったと思う。だからなんだという話なんだけど。なぜこんなに見返すんだ、と思うと川澄さんのセイバー目当てとしか思えない。まほろまてぃっくと同じ理屈かな。最終話はエフェクトなんかも特に気合入ってるから前半だけ何回も見てしまう。

どうでもいい話なんだけど、今日やっとずっと気になっていた『トト』という漫画を読み返しました。アベノ橋見てからずっと何かに似てるなーと思ってて、そうだあの漫画だ、と思い探してた漫画です。作者は長田悠幸さん。他の作品は読んだことないです。これ当時読んだときに絵柄とか作風が好きでした。でも週刊マガジン読者層からはそっぽ向かれてしまったようですが。あの時に今のマガジンに失望したんだよなー。絵柄は確かにマガジンらしくない気がするけど、その後に連載始まったウミショーがアニメ化までいってるのを見ると納得いかないな。今のマガジン読者層に自分は取り残されている感じが否めないと感じた瞬間だった。未だに購読中だけど。トトはどっちかというとガンガン、ジャンプよりだったかも、というよりアニメ的な臭いのする漫画だったのが災いしたのか。アレ、今のufo辺りがアニメ化したら面白くなりそうなのに。ガイナでやれば御の字だと思うけど。個人的に愛着ある漫画でした、という話。


あと先週と今週の瀬戸の花嫁とか、ギガンティックとか、おお振りとか、ぼくらのとか、色々書こうと思ったことが全然まとまらない感じ。個人的にはらき☆すたみたいに作品ごとにもっと細かい感想とか書こうと思うんだけど、全然ダメだなー。秋で方向転換したいんだけど、いつもそんなこと言ってる気もする…。


天元突破グレンラガン 26話 を語る

2007-09-25 16:18:35 | <天元突破グレンラガン>
なぜ敵が3Dでなくなってしまったのか理解できない~。
あの千手観音像をモチーフにしたというか坊主が合体した感じのメカはなんなんだろ。
仏教の輪廻転生をイメージしてるのかな。
巷でループネタから『デッドリーブス』を挙げてる方がいて、未見の私は焦燥感でいっぱいです。

脚本:中島かずき  絵コンテ:大塚雅彦 平松禎史 演出:大塚雅彦 
作画監督:平松禎史 平田雄三 阿部慎吾


ついに終盤。ブー太が変身して思ったんだけど、1話の冒頭って現在の物語以前の話だったんじゃないかなぁ。ブー太の声優は今回伊藤静さんだったし。1話冒頭に至る経緯がよくわからない。でも、グレンラガンが最後に行動してるから、一応最終回の状況を作れる状況ではあるのかもしれない。うーむ、どうなんだろ?もし世界がループしていたとして、そこをどう乗り越えるのか。『天元突破』するのか気になる。

カミナ登場。アニキのグレン団でシモンを見送り。今思うとカミナは気に入らないやつからはアニキと呼ばせなかったりロシウに噛み付いたり、人を引っ張っていこうとするキャラじゃなかったのかもなぁ。シモンがいなければ何もできなかったのかもしれない。シモンが仲間たちを束ねているところを見るとそう思う。ドリルのように仲間をひとつにできる。ドリルというか螺旋力を引き出せるのがシモン、ということなのかな。じゃあ、アニキってどういう存在よ?と考えたら、アニキは宗教だったのかな、とか思った。言うなれば神。その宗教に楯突いたのがロシウ。思えばカミナとロシウは最初から揉めまくっていたなぁ(笑)
最後の戦いの場にいないのもその辺を考慮してるのかもしれない。

今回は最終回間際ということで派手派手だった。
中でも最後のグレンラガン登場シーンが一番印象的だったなぁ。
あれは雨宮さん等のバリ誇張と少し違っている感じがして新鮮な感じが。


アニメ雑記 9/23 を語る

2007-09-23 04:33:57 | ■アニメレビューとか
●さよなら絶望先生 12話



脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:尾石達也 作画監督:大田和寛 田中穣 守岡英行

最後の最後に尾石コンテ。OPも初期のものに。
しかし、アバンでいきなりの爆発にビックリ。流石最終回ということでしょうか。
本編は今回も普通に乗り切った感じだったなぁ。
そういえば今回、先生の絶望バンクが無かったなぁ。
絶望したくなかったんだろうか(死にたくなかったんだろうか)。





Bパート。グレンの平松パート意識しまくりだなぁ、と思われる殴り飛ばし。
特に先生が殴られて吹っ飛ぶあたりは良かった。
平松さんの時みたいに豪快な予備動作を入れてくれればなぁ。
アバンの爆発と殴るところは阿部さんんかなぁ。殴りはグレン繋がりのカットでしょうか。
パロディという名目で色々な方の作画をやってる?とか思うんですがどうなんでしょう。
そもそも尾石さんがなぜこのシーンをわざわざ用意してたのか気になる。
アバンの爆発はディティールが細かくてびっくり。blood辺り意識してそうだなぁ。

実写は脚本の高山さん。なんでシリーズ構成が最終話やらんのじゃ?
とか思いましたが、やり投げor遊び回というノリだったのかなぁ。
改蔵キャラが結構出ていたりするのを見ると、監督が原作者の作品でまたなんかやりたい、
とコメントを出してるいたのを思い出す。やるのかなぁ。
個人的に次があるならスタッフがぱにぽにみたいに作画で遊べる原作がきてほしいですが。

シャフトの次回作はef。今回みたいなエフェクトとか見れそうにも無いアニメだと思うんですが、
先行DVDを出すくらいなんだからきっと力作になってるんだろうな、と期待してます。


●アイドルマスター XENOGLOSSIA 25話
『それはきっと、愛じゃないもの!』
ついに愛を語るところまでいったのか。メカに告白したりメカと愛し合うというのはなかなか。
お互いの違うところを見つけあう、それはつまり人間とメカってことですか?雪歩との音声だけのやり取りで、雪歩が自分が相手を見ていなかったことに気づかせるシーンなんかは上手くいっていて良かったなぁ。相変わらず真は付け焼刃って感じだったけど。



春香VS雪歩。ああ、こういうメカVSメカのタイマン勝負を見せてくれてうれしいです。
やっぱ殴りあわなきゃ。じっくりと殴り合いを見せてくれてるのがまたいいです。
一発殴って怯ませて持ち上げて投げる、までの一連の流れがスムーズに決まってて良かった。
腕を破壊してそれを打ち付ける辺りの凶悪っぶりも素晴らしい。
そういえば、なんだかんだでアイマスの見せ場は殴り合いだったなぁ。
この辺は煙とかも力入ってる。小松さんかな。

もうじきアイマスも終わりか。ちょっと名残惜しい。
でも堀江声の雪歩をもう見なくてすむと考えればいいのか。
田村ゆかりはアイマスぐらいのキャラがちょうどいいと思うんでまたこういうのやってほしいな。


●ひぐらしのなく頃に解
そうか、高野が黒幕だったのか!原作知らないとアニメ見ててドキドキします。
聡子が電話で梨花たちの話を聞き終えたときにセミの声が聞こえてくるというのは良かった。
外界からシャットダウンした聡子が再び外に目を向けたことを意識させられて良かったな。

例のドタバタで放送しなかったらやだなぁ、
と思っていたら普通に放送してたんで、ひぐらしは問題ないのかな?
他の地域では放送されてないっぽいんで
ちゃんと次回を放送するなら今の1周遅れがなくなりそうでなによりです。


●ぽてまよ  最終回
不覚にも泣いた。
このスタッフの今後に期待。


●GENEON CLUB
マリみて。改めて見て祥子様に大爆笑です。
EDは中島敦子絵。OVAと比べると全然キツイ絵柄に見えないから不思議です。
4期楽しみだなー。次回でこの枠も終わりだけど、最後は何になるんだろう?
しかし、1話だけ放送っていうこの枠の試みは何をやりたいのかイマイチわからなかったな。
毎週違うアニメが見れたのはよかったけど。
またこの手の色物番組をやってくれたらうれしいです。


●魔法少女リリカルなのはStrikerS 25話
なのはVSヴィヴィオ~。やっぱ必殺技が気持ちよく決まるとスカッとするなぁ。Aパートは結構いいな、と思うところともっさりしたところの落差が激しくてイマイチ乗り切れなかったけど。原画にかりな×2。予想通りの方なら、たぶんAパートのヴィヴィオ戦の一部とヴィータ、・・・だと思う。Bパートの暴れるヴィヴィオのところは小田さん?

ネギま!?確認終えて今『なのは1期』を久しぶりに見てるんですが、1期はやっぱいいですね。9話の友岡さんの奮闘ぶりとか見直すと凄い。Aパート海上のエフェクトは友岡さんかな。斉藤さんはディバインバスター。12話はほとんど友岡さんのエフェクト作監が入ってると思うんですが、斉藤パートはほとんど見たまんまというのがちょっと笑えます。関連して斉藤作監のA's 7話、友岡さんと思われるところもあんまり修正入ってなさそう。お互いその辺意識してやってるのかな。

あとA's 7話の斉藤作監、ガン×ソードで描いてたような砂塵の渦巻いた感じのエフェクトを描いてるようなんですが、斉藤さんの具体的な担当箇所が判断できない。修正なのか原画なのか…。AパートとBパートのフェイトVSシグナムの一部は斉藤さんだと思うんだけど…、他の方が間をやってるのかなぁと見えるカットがあったり。まあ、ガンソの方が間違いじゃなければですが。


アニメ雑記 9/21 を語る

2007-09-21 05:20:15 | ■アニメレビューとか
●ToHeart2 OVA 2巻


絵コンテ・演出:桂憲一郎  作画監督:柳沢まさひで
この辺やっぱいいな。ペットボトルのお茶を飲むところとか凄くいい。
気泡の出し方や内容物の減り方、口を離したときの表情作りとか。
海岸をあるく少女が風に吹かれながら麦藁帽を抑える、とかいい演出。
ここだけでキャラクターを好きになれてしまうなぁ。
原作では一番印象が悪いんだけどね。自分の単純さがちょっと嫌になるなー。
他のメインキャラを郁乃の視点で見てるので、そういう視点がうれしいというのもあるかな。
あんまり他のキャラに入れ込むということも無いし。
あと、このOVAシリーズでここ以上のお気に入りシーンは出ないだろう、
とか勝手に思ってます。

●SHUFFLE! MEMORIES プリムラ編
細田直人さんのEDが気になったので。
やっぱ映像特典で大きいサイズで見れるようになってる。
いい商売してますなー。

●I''s Pure 1巻
脚本:大石哲也 絵コンテ:神戸守 演出:小高義規 作画監督:宮田奈保美
最近気になる神戸守さんの監督作品のOVA。原作は見ていません。キャラデザはりんしんさん。随分と色っぽいキャラデザで見てて面白い。原作からだと思いますが、何気に制服のデザインがツボにはまる。内容は普通の恋愛モノなんだけど、見てて気持ち良すぎだった。図書室の下りとか気持ちよすぎてヤバイヤバイ。最近だとこういうアニメじゃToHeart2 OVA 2巻とかが印象いいんですが、アレより気持ち良かった。



私はまだ神戸コンテはサイコドライバーを見ただけなんで特徴をよく把握してないのですが、図書室でのやり取りは時間を意識させる空気作りが巧くて良かったです。1秒ごとに動く秒針や秒針のSEが気持ちいい。



枠に収める画面に逆光。
BGMを鳴らさずに臨場感を煽ってます。机で瀬戸と伊織との距離感の出し方がいい感じ。
表情の見せ方がよくて、心情の魅せかたがこそばゆい。
伊織がタイマーが鳴る前に部屋を出ようとしていたことに対して、
瀬戸がガッカリするところでまた逆光。また瀬戸に声をかける。
伊織の大まかな行動の流れを逆光をキーにして見せてます。



シーンの切り替わるところで出てくるこういうカット。
割とシーン終わりや印象的に見せたいところで使われてますね。


屋上のやり取りも良かったな。
風の靡きやSEや表情の見えない伊織のカットが気持ちいい。
背中越しのやり取りが互いの気まずさと距離感をうまく見せてます。
影の線も結構目に付いたな。



ここも風をうまく使ってる。伊織の仕草を色っぽく出そうとする工夫かな。
流れる髪を押さえたりスカートを抑えてみたり、
その後のドタバタと合わせて風の使い方が良かった。
会話の中で伊織の女の子っぽさというか色気を感じられていい感じ。
アニメで細かい芝居をすると浮いてしまう面があると思うんですが、
それを風でカバーしてる感じが良いんだよなぁ。
何気に伊織のバックに桜とは洒落ています。

BGMはシーンを繋ぐところで使ってるって感じで後はSEだけってのが良かったな。
フルメタTSRの散髪回に似た良さと言えばいいのか。
そういう空気を作るのが巧いなぁ、と思いました。

しかし、神戸守監督の経歴見てると、結構見たことあるアニメが多いな。特にNHK関係の作品はほとんど子供の頃見てたアニメばっかり。そうか、気づかない内に色々見てたのか。まあ、今回はメモという感じでとりあえず感想でした。