流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

シン・ウルトラマン を語る

2022-05-14 16:50:25 | ■アニメレビューとか
見てきました。
シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオンときてのシン・ウルトラマン。
ゴジラのときは今復活すべき大作として心待ちにし、
エヴァのときはようやくエヴァが終わるという期待感からの鑑賞意欲が強かったですが、
ウルトラマンに関してはシン・ゴジラのブームに乗った一過性のもので、
シン・シリーズとしての立ち位置を意識すればいいのかなくらいの意識でした。
今回見てゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダーの流れは旧作の発表順と同じなので、
そこは意識した方がいいかなと思いましたが、
鑑賞時はそんなことも忘れて楽しんで見ることができました。

初代ウルトラマン、セブン、帰ってきたは再放送で見ていたため、
平成のウルトラマンは自分の世代のウルトラマンとして受け取りづらく、
昭和のウルトラマンこそ自分のウルトラマン、という意識がありました。
その自分も満足できる作品が見れたという感触が強いです。


以下ネタバレ感想。
未見の方は過去のシン・シリーズの感想でも。




冒頭でタイトルが出るところでシン・ゴジラからのシン・ウルトラマンというタイトルが出るのは、
ウルトラQからの続き物としてのウルトラマンを、
シン・ゴジラを受けてのシン・ウルトラマンにしていたように思えたな。
特に冒頭は読ませる気もないのかシン・ゴジラで連発したテロップ解説の連発で、
少し驚かされると同時に、
人間の手で怪獣を倒してきた歴史に触れており、
ウルトラマン最終回がペンシル爆弾でゼットンを倒したこと、
つまりはウルトラマンに頼らずに怪獣を倒すを実践してきたことを、
シン・ゴジラの補助線を引きながら触れている印象で、
ゼットンは出ないのか、それかまた違った形を見せられる予感が強かったです。

怪獣は禍威獣、科特隊は禍特対という名称になり、
コロナ禍の禍から取ったのかなと思っていたら、
シン・ゴジラの巨災対の延長上のような組織が出てきて、
シン・ゴジラベースの禍特対なんだなという印象が強かったです。

個人的にPCで怪獣の解析をしているのは、
ウルトラマンの怪獣大図鑑的なVHSの映像を思い出して、
そういうのも踏まえているのかなぁとも思ったり。


最初の禍威獣が電気を食べるで送電線の絵が結構出てくるので、
こういうのはエヴァと繋がってる感があるなぁと思ったら、
変電所の描写や複導体の作り、鉄塔のボルト位置など3Dでの作りが詳細に描写されていて、
始めて創作された映像でここまで作り込まれた送電線を見たな、
という気分になりました。
全く関係ないですが、一部の鉄塔はアームの形や幅から、
ちょっと怪獣パンドンっぽいな、
ということは普通の三角鉄塔はセブンに見立てられるのか、
みたいなことを思っていたりしたので、
妙なところで自分の中の意識と映像がリンクしたなみたいな気分になりました。

鉄塔の形状による分類 ←これの矩形鉄塔
ちょっと似てません?似てないか。

とりあえず細かな送電線描写が良かったです。
川崎の工業団地っぽいところで戦うのも、
首都高でウルトラマンのバトル見れたらグッときそう、
みたいなことも思ったり。
禍特対の描写からバトル場所や描かれるものの幅が広く、
多くの方が自分の見える場所に立つウルトラマンを想像できたのではないかと思えました。

またウルトラマンの戦い方が怪獣プロレスをあまりせず、
光線での戦いメインだったのが印象的です。
あと敵の光線に耐える姿を見て、
シン・ゴジラの熱線ではシン・ウルトラマンは倒せないのではないか、
という描写のようにも思えたかな。
ウルトラマンとゴジラのメタ的な関係を引用しての形だったのか、ちょっと気になりますね。

個人的に涙なしには見れなかったのはザラブ星人の目を盗んで、
ベーターカプセルを手にし、変身するシーン。
今回はシン・ゴジラのようなPC画面越しのショットなど、
極端なアングルが多発しますが、
その中で浅見がリモコンを持ってるカットがあるんですよね。

そしてベータカプセルを神永に渡すときに、
そのアングルと同じようなレイアウトで見せてくるわけです。
リモコンは相手を誰でもいろんなボタンで操作しますが、
ベータカプセルはボタンは一つで使えるのも一人だけ。
浅見がそういう唯一無二のものを手にし、それを預ける信頼感。
ここでまずグッと来るわけですが、
その後にザラブ星人が変身したニセウルトラマンに浅見が捕まってしまう。
ガンダムの手のひらの上に載せられるような形で。
そこで神永がベータカプセルを使用したときに神永がウルトラマンの拳の中にいるように見せられる。

ウルトラマンが登場したときは腕を伸ばし拳を作った状態で登場しますよね。
あれを地上で見せたらこうなる、というのを描きながら、
ウルトラマンの手の中にあるものは、
ベータカプセルのボタンが一つしかないのは、
ウルトラマンが変身する唯一の理由は、
そういうものに触れられている感じがするのがGOOD。
もう正直涙なしには見れなかったですね。
ウルトラマンとザラブ星人の戦闘で大号泣してるの、
不思議な気分でした。

ザラブ星人が手で様々な操作をするのも対比になっていたのかな。
今作で一番グッと来たシーンでした。
PVもここの変身を最後に持ってきていましたから、
中盤最大の盛り上げ場という感じだったんでしょうね。
自分はもうこれだけで今作を見れて良かったと思いました。

今回は禍特対とウルトラマンの友情というか相棒モノというか、
そういうバディを背中を見せるポーズなどから連想させていて、
しつこい描写もこう繋がるとわかってくる感じがあり、
演出意図を伝えることに割りと真摯だったように思えたかな。

旧ウルトラマンはうっかりハヤタ隊員を死なせてしまって、
ごめんなさいした後に自分の命を分け与えて一心同体になりますが、
今回はそこは省き、子供をかばって死んだ隊員と、
いつの間にか融合していたような形に。

今回の融合は元の神永の遺体?があるように見せているため、
ウルトラマンが神永の体の状態をコピーして意識を体内に混在させているような形なんでしょうかね。
ちょっとバディものっぽいのも合わせ関係がウルトラセブンっぽい気がしたかな。

ゾフィーが人間は危険だとゼットンを解き放つの、
おいおいアンタがゼットン使っちゃうの?とか、
ゼットンの巨大感の見せ方、トップをねらえの建造中のエルトリウムの描写っぽいとか、
ゼットンの一兆度の炎の現代的な描き方は、
なんかエウレカセブンのアクシズもどきから線を引かれた感じで、
やってくれたなエウレカセブンみたいな気分になったな。

あと声優も強者感あって、これは影の刺客かとも感じたな。
ゼットンはパワード系のメカっぽい感じだったので、
初代ゼットンを期待しいると、そこは少し肩透かしかもしれません。

ゼットンを倒すのに地球人の英知とウルトラマンの力が必要なの、
ウルトラマンの最終回の現代的な解釈はそこなのか、
と思うと全体の構成に納得感があってグッと来ました。
ひとすら数式と格闘する地味なシーンが世界を救う描写に繋がるので、
そういう地味さを大事にしていたのは割りと自分の仕事に疑問を持つ現代人には勇気がもらえる場面ではないでしょうか。
上でも書きましたが、多くの人に刺さることを念頭に入れている感じが個人的には好きなところです。

ゼットンの鳴き声はオリジナルと同じっぽいとか、
そもそもBGMがほぼオリジナルと同じとか、SEとか、
音ってやっぱ大事だったなと思ったり。
その辺はやっぱ良いと思いつつもそれでいいのかとも感じてしまう。
ただシン・ゴジラでエヴァやったの、やっぱ外したと思ったのかな。
このリファインとしての正しさは果たしてそれでいいのか、
みたいに感じてしまうんですよね。
絶賛はしたくないけど、それがないとたぶんこのようには楽しめなかった。
そういう狭間があるのが音の世界という感。

主観ショットは割りと目配せ的によくやっていて、
いつ神永とウルトラマンは対峙するのかと思っていたんですが、
神永本人の主観は最後の最後で、
本人の選択は全くの未知数なのがちょっと気がかり。
最初に子供をかばって死んだところを担保しているような感ですが。

ウルトラマンがブラックホール的なのに飲み込まれるの、
大脱出劇というか、ここもやっぱトップをねらえ!なんだなという感じで、
よく考えたらトップもバディ的な考え方だし、
エンタメとしてトップはやっぱ原点にして結構完成されていたんだな、
みたいな気分になりました。
ゾフィーが助けてくれるのもシン・エヴァ的なトップの補完かな、みたいな。
旧作のチープさを感じるようなところも残してくれているのが良いですね。
またゾフィーとウルトラマンの会話が、
原点のハヤタとウルトラマンのやり取りに被せているような気もしたかな。

色々書きましたが、旧ウルトラマンが好きな方はぜひ見に行っていただいて、
感想書いていただきたいですね。
ぜひ見て楽しんで悶々としていただきたい。
そういう感じの作品でした。

名探偵コナン映画を一気観したので一言感想 を語る

2022-05-05 18:19:49 | ■アニメレビューとか
今年のGWはワクチン3回目を打って出た熱を紛らわすのに映画名探偵コナンシリーズを見ていたので、とりあえず一言感想メモという感じで。
ちなみにネタバレ全開です。

●第1作 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
当時のTV放映時にも鑑賞。
最後の赤と青の仕掛けはかなり印象に残っていました。
犯人の絶対的自信からの絶望への落差が特に。
爆弾の図面を引いたりそれによってコナンたちを罠にかけたりと、
犯人として探偵との戦いに挑戦的、
そして爆弾魔の犯行にしたことで、
以降の作品の犯人も爆弾魔かつ探偵との戦いに前のめりになった感があり、
シリーズの方向性を示していた作品だったのかなという感。

●第2作 名探偵コナン 14番目の標的
個人的に一番好きなタイトル。
当時TV放映時に録画もしていたので一番ヘヴィロテしてる作品でもあり。
犯人の動機、正体の意外性などインパクトが強い作品でした。
小五郎の奥さんに毒入りチョコを送りつける辺りの狡猾さなどを考えると特に。
食に関連する犯人がそれを利用する恐ろしさに震えた記憶があります。
今考えると未婚そうっぽい感じだったので、
あの時点でレストランのやり取りが犯人にも見えない憎しみを深めていたのかな、みたいに思えてしまったな。
事件の発端となった事故を起こしたのも女性でしたし、
割と女性に関しては容赦なしの犯行になっていたような気がします。
今作は眠りの小五郎が犯行を推理していますが、
これはTVシリーズの延長というのと、
本作における小五郎の立ち位置を気にしての措置だったのかな。
個人的に小五郎が活躍する作品はどれも好きです。
あとこの作品に限りませんが、リモコン式の爆弾をどのように準備し設置しているんでしょう。
映画コナンの犯人は金田一の犯人以上に万能でやることが多く忙しそうです。

●第3作 名探偵コナン 世紀末の魔術師
こちらも当時録画してヘヴィロテして見てました。
ちょっとルパンっぽい作風の作品ですよね。
前作から一転女性が犯人だったのが意外でした。
あとロシア語をコナンがわからないためか、
コナン以外の知で謎が解けていくのが引っかかったかな。

●第4作  名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 
TV放映時に一度視聴。
蘭の記憶が失われるのが結構辛くて見返すのが辛いイメージでした。
見返したら終盤のスケボーのシーンが派手で良かったです。
また今作のPVは記憶を失った蘭とセットでよく覚えているので、
本編は違うセリフを言っていたのが意外でした。
原作者が原画を描いてるのはどこなんだろう、
みたいなのを当時から気にしていた記憶。

●第5作 名探偵コナン 天国へのカウントダウン 
TV放映時に一度視聴。ただ一度だけじゃないかも?
富士山が見れなくなって辛い、みたいな動機にあまり興味が持てなかった記憶。
カウントダウンする灰原の姿が印象に残る感じだったかな。

●第6作 名探偵コナン ベイカー街の亡霊
TV放映時に一度視聴。
切り裂きジャックに興味が持てなくて毎回気乗りがしない。
ホームズという元ネタの世界にいく意味がわからない、
みたいなことを思ってしまうからでしょうか。
子供の頃はボードゲームだったかで切り裂きジャックをネタのしたものを、
よく近所のお兄ちゃんたちと遊んでいたので、
今更切り裂きジャック?という感じだったのかもしれません。
ホームズ色がバリツ方向に傾いた現代、
というのを今作を見ながら考えてしまったかな。

●第7作 名探偵コナン 迷宮の十字路
TV放映時に視聴。先日も放映していたので二回は見てるのかな。
幼少期の和葉と平次が可愛くてそこの印象が強いです。
義経や弁慶の逸話はTVシリーズでの小五郎の印象が強く、
今更そこを引っ張ってこられてもな、という印象だったように思います。

●第8作 名探偵コナン 銀翼の奇術師 
TV放映時に一度視聴。
PVでもうお互いの名前を呼ぶのはもういいよ、
とコナン映画に飽きてきた頃だったように思います。
トリックがだんだん安っぽくなり、
ここまでしつこく描写されたらミステリー解こうという気がなくてもわかるよな、
みたいに思えてかなり落胆したような記憶があります。
その後のスペクタクルが映画の主題になった感があり、
ミステリーの後退からもうコナンはいいかなと思えたのがこの頃。
ちなみにコナンは第1話から見てきているので8年近く見ていたのか、という感。

●第9作 名探偵コナン 水平線上の陰謀
当時未見今回初鑑賞。
正直あまり興味を惹かれない作品かなという感じでしたが、
園子が攫われて閉じ込められている恐怖感やボートでの追跡劇のアクション、
真犯人と小五郎の対決に最後の救出劇など見どころが多い作品で面白かったです。


こういうアオリの画はコナンでは珍しいですよね。
一連特徴凄く出てる感。


最後の救出はヘリの光の入れ方が良かったですね。
蘭とコナンの関係を二人のものとして終わらせないところに月日を重ねたものを感じられてグッときます。

●第10作 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
TV放映時に一度視聴。
10周年でタイトルが大仰だったので期待していましたが、
思ったより事件の内容に面白味が感じられなかったかな。
このときに一度古谷徹は犯人役をやっていたんだなとか。


一瞬ですが、アオリがちょっとコナンっぽくないかも?
というのがちょっと新鮮だったも。

●第11作 名探偵コナン 紺碧の棺
TV放映時に一度視聴。
当時たまたま見ましたがあまり面白味を感じられず、
以降もうコナンの映画を率先して見る必要はないと思い、
から紅までコナン映画を見なくなった引き金になってしまいました。
FGOは意外とアニメでネタになるような人物を広くカバーしてるよな、
と今見ると思ったり?
自分はコナン灰原の相棒感が好きなので、改めて見てその辺で楽しめました。

●第12作 名探偵コナン 戦慄の楽譜
初視聴。
コナンとゲストの相棒めいた関係が新鮮だったかな。
最後の最後でコナンが障害になることや、
灰原が合図を送るところの小学生女子が男子のリコーダーを吹く辺りとか、
最後にいろんな引っ掛かりを持ってきたなという感。
あとヴァイオリン奏者たちの影が薄く、
なぜこのキャラクターの存在が必要だったのかなど、
キャラクター配置が気になる感じだったかな。

●第13作 名探偵コナン 漆黒の追跡者
初視聴かと思ったけど終盤の流れは見覚えがあったので見ていたかも。
北斗七星と北極星のトリックとか、
その辺はちょっと好きなポイントだったかな。犯人の意外性とか。
蘭が犯人の変装を破って、その奇異な姿に怯むなど人間的な描写が良かったかな。

●第14作 名探偵コナン 天空の難破船
初視聴。
キッドが出る作品はあまり良い印象になりづらいのかな、
 みたいなことを思ったりしてしまう。
飛行船ハイジャックから本命は仏像強盗というのがちょっと、
という感じですが、紺青の拳を見たあとだと、
犯人ちゃんと手下の扱いを心得ていて偉い、という気分になった。
あっちもキッド映画だったのでコナン映画の中のキッド出演は別ジャンルかもな、
みたいなことを思ってしまう一作でした。

●第15作 名探偵コナン 沈黙の15分 
初視聴。
新潟が舞台なのかへぇ~と思ったらダムのモチーフは黒部ダムで、
これどこの織田裕二が主演の映画?みたいなことを思ったり。
事故で眠り続けた少年の目覚めから始まる物語が新鮮だったな。
あとコナンと灰原の相棒感がまた良く、
ホワイトアウトの織田裕二と石黒賢の関係を思い出して、
コナンを助けるのは灰原がいいのではと思ったりしたけど、
流石にそれはなかったな、と。
冒頭の地下鉄の爆破や終盤のダム爆破など、
田舎の強盗風情にこんな大規模なテロができるものなの?
みたいな引っ掛かりが物凄く、
コナンの荒唐無稽な爆弾魔の完成形かもしれないと感じたな。

●第16作 名探偵コナン 11人目のストライカー
初視聴。
いい加減爆弾魔はもういいよと思ったけど、
今回はちゃんと爆弾に向き合おうと思ったのか部屋で大量の爆弾を用意する犯人を描いたり、
どういうルートで爆弾を入手したかに触れられていて、
もうただの爆弾アニメじゃないというのを見せつけてくるような感じ。
コナンの爆弾解体作業もサスペンダーを安全帯代わりにして宙乗りして作業を行うなど、
爆弾設置箇所の荒唐無稽さをコナンの秘密道具で向き合っていて良いと感じたな。
ただ爆弾解体してるの観客の誰かは気づきそうだし、
最後のスタジアムの爆発の中のボール回しもちょっと爆弾を軽く考えている感じで、
子供と爆弾の関係については甘かったような気がしたな。

●第17作 名探偵コナン 絶海の探偵
初視聴。
冒頭から爆弾が出てきて、また爆弾か!と思ったら爆弾が関係なくて、
やっぱ爆弾についてコナン映画は思い入れがあるんだなぁと思えた一作。
蘭の死を覚悟したキャラクターたちの絶望が深く、終盤のシリアスさが強い印象。

●第18作 名探偵コナン 異次元の狙撃手
初視聴。
今作からFBIキャラが登場してきてよりキャラ物が強まった感。
最初のスナイパー事件は爆弾の影をあまり感じませんでしたが、
後半のコナンのスーパーアクションや蘭のアクションなど、
アクション映画としての側面が板についてきたという感があったな。
東京タワーからスカイツリーと、
黒の組織やFBIが絡んだところで象徴的な建物を扱っているのが印象的かな。
蘭がアクションするのも流れをくんでる感じ。

●第19作 名探偵コナン 業火の向日葵
初視聴。
七人の侍のコナンが菊千代だったら最後死ぬのでは? と思っていたら、
本当に死にかける感じでちょっと驚いた。
そういう映画じゃないだろうと思っていたので。
ヒマワリの絵に関するドラマに興味を惹かれたかな。
特におばあさんが灰原にアドバイスをする一連は、
次回作にこの意識が持ち越されている気がして気になったかなと。
冒頭のキッドのアクションなどがまた一層今までのコナンらしくなくなり、
より他のアニメでありそうなアクションになってきたような感があったかな。
派手で良いけど独自色が薄まってきたようなそういう片鱗をかんじてしまったかなと。
映画の舞台となる建物の設計や崩壊の仕方など、
そういうものを考察しながら見たほうが有益なのかな?
みたいなことを思い始めてしまう一作という感。

●第20作 名探偵コナン 純黒の悪夢 
初視聴。
今回見た中では一番楽しめた作品だったかもしれない。
安室、赤井の登場と黒の組織との対決など見どころが多い感。
記憶をなくした組織のメンバーが子どもたちとの交流を経て変わっていく、
というのは非常にベタに感じますが、ベタで良かったなと思います。
また安室が爆弾を解体するの、
シリーズのよくわからない爆弾を止めたことのメタファーっぽい感があったかな。
タイトルの意味が最後にわかるのも凄く粋でグッときました。

●第21作 名探偵コナン から紅の恋歌 
何回目かの視聴。
前作で爆弾についての考えを改めたのかなと思ったら、
懲りずにまた爆弾使ってたんだな!みたいな気分になった。
カルタをモチーフにした作品の中で謎を解くのに一番苦労してそうなのが灰原で、
こんな謎の解き方でいいのだろうか、みたいに感じてしまったな。

●第22作 名探偵コナン ゼロの執行人
初視聴。
安室の女という言葉が生まれた作品だしどんな作品かなと思いましたが、
思ったほど安室が活躍してなくて、予想していた内容と乖離が大きかったかな。
夕日をバックにした情景の見せ方、眼鏡のツルの反射など、
心情描写が繊細で今までのコナンでは見られない見せ方で良かったです。
画面の中や端に小さく何かを描いてアリバイ工作的な描き方をする人もいますけど、
やっぱり
監督はやはりしたたかな方だなと思いを新たにする感じ。

●第23作 名探偵コナン 紺青の拳
初視聴。
キッドがハメられる辺りは密室殺人の謎で行くのか?
と久々にミステリー色の強い感じでワクワクしましたが、
あまりそこは関係なくてガッカリしてしまったな。
キャラクターのオーラ力を見る犯人だったので、
結局一番強いオーラを放ったキャラが目立った感じに。
コナンにも中村豊の波がきていたのかとちょっと驚かされました。
流行ってますね中村豊作画という感。

●第24作 名探偵コナン 緋色の弾丸
昨年映画館で鑑賞。
初めて劇場で見たコナンではないと思うけど、
こだま監督作でどれを劇場で見たかは忘れてしまっているんですよね。
たぶん14番目は劇場で見てると思うんですが。

銀の弾丸の使い方が、その発想はなかった、という意味で楽しかったかな。
幻のオリンピックを破壊するという意味合いを感じてしまい、
その痛快さもあってコナン映画の爆発を全肯定できる久々の作品だな、
という印象があったかもなーという感。


とりあえずこんな感じで。
コナン映画に爆発は不可欠という感じなので、その辺は意識していきたい。
いつかドラえもん映画的な感じで個別記事も書きたいかな。
クレしんも長らく止まっているので。