流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

けいおん!! 21話 を語る

2010-08-25 02:37:37 | <けいおん!!>


髪回。
今回は色々な髪型の唯を見ることができて楽しかったな。
自分は『けいおん!』の最初の版権の唯の姿を期待して視聴してるところもあるんだけど、
憂の姉真似だったり唯の髪型だったりその一瞬に見たいものがあるかも、
とそういう感じで見れたところもあったかなぁ。
相変わらず髪の描写はやっぱたまんないですね。
教室で紬が唯の髪セットしてるのとかああいう感じいいなぁ。
紬のヘアブラシの設定が一番カワイイかも、とかちょっと思ったり(笑)



しかし今回はいつにも増してダラケた印象が強かったなぁ。
なんだろう、梓の描写も澪の描写も全然追わないなんよなぁ、と。
もう残り話数が少ないせいかもしれないけど、
梓がもってる不安をもっと見せたいなら学祭が終わった雰囲気をもっと大事にして欲しかったし、
澪が皆と一緒にいたいなら、それももっと掘り下げるような演出をして欲しかった。
あと教室でピンつけ忘れた云々のとこの和の会話も、
何を研究してるのか言ってなかったりとか引っかかりもあったし。
なんかイマイチ冴えないな、と。
怠けているうさぎによろしく、今回はそういう回だったってことなのかなぁ。



インしてきたりとかこの辺は面白いリアクションやろうとしてる感じ。
しかし梓は一応部長を引き継ぐことになるんだろうけど、
そういう事務的なとこは描かないんだなぁ。
律の口ぶりだと梓のことを思ってるところがあるんだなぁと分かるけど。
なんか髪をいじる回からこういうところに踏み込むのかぁと、少し残念に思う。
でもそれがけいおんらしい、のか。



この設定は誰が作ったんだろ?
今回唯の写真の昔の卒アルの描き分けとか、
なんか絵の解説されてるような気分になった。
その感じが今までにない感じだなぁとか。



撮影練習。
紬が律の髪いじってる辺りとか澪の目線意識してて引っかかった。
そして律のヘアバンド直す澪に驚く雰囲気を見てる梓。
そういう梓の見る先輩っていうのは引き続きやってる感じ。

しかし紬だけ正面からの画じゃなかったけどなんなんだろう。
唯が前髪気にしてるそれは女子高生のそれっぽい感じはしたなぁ。
今回もふざけ声だったりこういうのよくやってくれてうれしいなと思う中で、
こういうのも出てくるのかと新鮮だった。





ザックリ。
しかし以前唯の顔への傷だったりダメージを気にさせる部分あったけど、
髪をザックリとか一応そこに繋がるようなとこあるような?



左のモブ2人かわいいよね。
右のおさげの子は1話からずっと待ってたけど今回は思いっきり出ててちょっとうれしい。
ああ、しかしコレこの子かわいいーとか卒アルでやってしまうアレだよなぁ、とか。



ブイブイ。
カメラマンは男性っぽいけど男性目線って彼女たちの生活に影響を及ばさない、
そういう外側の視点を男目線には用意してるのかなとか思ったんだけどどうだろ。
今回途中、梓が擬似的なカメラマンになってたけど、
先輩たちとの関係をそういうものに結びつけるような意味合いもあるような引っかかり。
まあこの辺どうでもいい話。

澪たちの進路の話のトコ、教務室前で小躍りする紬とか可愛かったな。
廊下にうつりこんでる風な処理してるのとかも目につきますね。
今話って紬が髪いじったり大学だったり皆を惹きつけるとこ描いてるような。

澪の描写って唯の反応を受けてっていう風なとこを踏まえてるけど、
実際は律だったりと離れることだったりをどう受け止めてたんだろうなぁ。
クラス替えで一人になったときもそうだけど。
なんか律にうまく乗せられてるような部分もあったのかなぁ、とか。
でも唯も律もまだ確定してなかったしあの4人分集めたモンブランケーキのように、
自分のものをさし出して集めることを念頭において他2人も引っ張ったって感じだったのかなぁ。
結果的に2人の進路もそっちで固まったし。
まあこの辺は深読みするだけドツボにはまりそうなんでどうでもいい話だけど。
横断歩道の辺りで別れとか律との空気感みたいのやってたけど、
ああいう特別な別れを意識するんじゃなく当たり前に帰れる日常を欲したのかなぁ、
とか横断歩道関連の辺りは思ったり。

卒業アルバムで終わりかと思いきやまだ続くってのは、
この作品でよくあるここで切らないのかぁという引っ掛かりに通じる気がして、
ちょっと一度毎話どういう終わり方させてるか調べてみてもいい気がしてきた。
まあこれもどうでもよさそうなとこだけど。

この話は結局髪が良ければ全て良しだと思うんだけど、
そこが良いためにそこを叩きづらい感。
やっぱ髪をやるよりはそういうことやるんだったらそっちメインに据えてやって欲しかったな。

脚本:吉田玲子
絵コンテ・演出:北之原孝將
作画監督:池田晶子

北之原さんだったらシリアスいけると思ったしなぁ。
ポワポワな回にしなくてもよかったかなぁと思う反面、
やっぱこういうのも良いかなと思うトコもあるのでなんだかなぁ。


けいおん!! 20話 を語る

2010-08-18 02:38:16 | <けいおん!!>


最後の学園祭ライブ。
冒頭は澪のネタを引っ張る感じだったけど、
ライブが始まるところで梓視点からライブ会場へというところは、
梓が先輩たちと演奏できる最後の学園祭ってのを強調しつつ、
逆光からライブ会場へ向かうカメラワークがまたそれを強調してくれてて、
待ちに待ったライブなんだなぁっていう期待感が煽られる感じ。
こういうの石原さん好きだよなぁ。
Bパートの冒頭で会場内に入っていく空気感とか見せてるの見ると、
CM開けてあらためてライブに入る感覚っていうのをやられてる感じ。



幕が上がり、あらめてこのポーズ。
卒業というのを唯たちが意識し始める回でもあったと思うので、
ここからまた新しい2期が始まる予感みたいのもあるのかな。



舞台と客席。
Tシャツのサプライズで和が間に入ったことでより客席と舞台が近くなった感じがしたなぁ。
それまでは軽音部の視点で舞台裏、ライブが進む感じだったけど、
ここで和がサプライズで観客の代表として入ったことで距離感が近くなったし、
舞台と客席という相互のコミュニティが出来上がるキッカケになっていたかなぁと。
しかしそれが舞台と客席の違いをクッキリ浮かび上がらせてて、
そのコミュニティへ入っていけない視聴者というのも意識させられちゃったな。
はっきりと違うものだと強調される舞台と客席の分断された感じがどことなく侘しいんだけど、
お互いに呼びかけあったり演奏したりしてコミュニケーションすることで、
こんな楽しい空間ができるんだよ、っていうそういう空気感ができててグッときたなぁ。
紬の辺りとか見てて凄く幸せそうで、そういうのが見れて良かった。



隠しカメラ的な。
ライブの映像撮ってますって感じで客観的。
ちょうど客席とやりとりしてる部分だったからより外側にいる感じがするかな。



ライブ中に色々カメラふるけど、
その中で望遠だったりちょっとアクセント的なもの入れて、
いつもと違う空気感を作ろうとしていた気がする。
唯ナメで会場見渡すのとか内輪なんだけどこれだけ多くの人の前で弾けてる、
そんな注目を浴びせるライトだったりフラッシュだったり、
このライブを特別なものにしようっていう空間作り。
回り込みとかこの辺やっぱ石原さんだなぁ、と。
客席と舞台を交互に見せたり場のコミュニケーションの盛り上がり方良かったな。



ホント、こういうやり取りとか客席からの視点とか繰り返して徹底してたなぁ。
ここって男の先生視点っぽくも見えるような。
あと和が呼ばれるトコでステージ端にライト当ててまた舞台との壁を作るんだけど、
やってることは内輪でのことで和のoffセリフ拾ったりして、
軽音部のコミュニティを把握することのできる視聴者的な部分はそのまま、
舞台上のキャラクターのやり取りを見れる特権があるんだけど、
客席側から遠巻きに見てるっていう不可思議な距離感があって、
そういう視聴者的なライブの楽しみ方っていうのを意識させられる感じだったかなぁとか。
客席に呼びかけてるから客席側からのカットが多用されてるけどやっぱり視聴者である感じというか。
というかクラスの皆が呼びかけてるのを遠巻きに見てる、
内輪で盛り上げてるのを外部から見てる楽しさを強調してたかなと。
それが客席側からだったり視聴者的な部分だったりする。
舞台上での客観はそういうのをより意識させられる感じかなぁ。

紬のところって先生→澪と有名人が来てその次だから反応が薄くなるかなっていう予感があるけど、
そこで呼びかけてくるクラスメイト?だったりがいて、
内輪的なものが会場に広がって共有されるような感じがまた良かった。
しかし客観性を保ちつつその中でオーバラップで唯の紹介とかてんこ盛り過ぎな気も。
でも唯がどういう存在か、HTTかどういうものかっていうキャラ付けが客席でされていって、
その代表として歓声を浴びる唯、そして最後に冷ます辺りとか、ああ唯だなぁって感じで、
そういう空間の幸福感っていうのがやっぱあったかなぁ。
MCボーカルの役得だけど、やっぱり唯がいたからっていうのがあったよなぁ、と。



そして最後はやっぱり内向きで終わるのねー。
歌詞も憂に向けたもののような感じでこれも内輪的。



ライブ終了後の部室。
梓視点で始まり梓視点でライブの次の話へ。
今回は梓が目立つステージじゃなかったけど、梓の視点っていうのは扱いたいんだなぁと。
澪がありえない「その次」を口走った後に皆が続き、
澪はもう続かなくなったなぁと思ったらもう泣いてるっていう。
最初見てて、まだ卒業とか最後のライブっていうのは意識させないのかって思ってたから、
この辺は不意打ちで思わずグッときたなぁ。
梓視点で卒業を意識させて不安煽ったりとか見せてたけど、
先輩たちの次がないっていう意識の共有の中で梓がああいう風に立ちまわるのを見てると、
ちょっと先輩たち立てすぎだろ、とそういう見方もしちゃうかな。
梓だけ4人の輪から外れてるようにしてるカットもあるけど、今回はそういう風に見ちゃったなぁ。
いやはや、今回はこの作品をはじめて本当に楽しみきって見れた気がしたなぁ。
ホント、見てて楽しかったです。

脚本:村元克彦
絵コンテ:石原立也
演出:米田光良
作画監督:門脇未来
楽器作監:高橋博行

石原コンテ米田演出門脇作監。
石原さんにライブは1期と同じ役回りって感じですね。
ここで山田監督や堀口さんはこないのかなぁと、まだ見ぬ最終回への期待が募るなぁ。


ブラック★ロックシューター を語る

2010-08-17 00:00:09 | ■アニメレビューとか
BLACK★ROCK SHOOTER Blu-ray&DVDセット ねんどろいどぷちB★RSセット付き (初回限定生産)BLACK★ROCK SHOOTER Blu-ray&DVDセット ねんどろいどぷちB★RSセット付き (初回限定生産)
吉岡忍

B★RS Project 2010-12-17
売り上げランキング : 6

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

メガミマガジン買って視聴。
個人的には吉岡忍監督の作風っていうのが垣間見れる作品でそういう部分で楽しめたなぁ。
見てて思い出したのは京アニ版『kanon』ですね。
『kanon』の吉岡さんの回は基本的に真琴の話が中心だったんですが、
その中で原作では出会うはずのない2人、真琴とあゆの出会いを描いた回があったりして、
それを思い出したときにB★RSはあの延長線上にあるのかなと思いました。

そう思ったら全体的にちょっと『kanon』の真琴っぽい気がするんですよね。
マトとB★RSの関係が真琴とキツネのように思えてくるというか。
ヨミの姿を模したキャラを救ったり、マトのヨミに会いたいっていう気持ちがB★RSと引き合わせたり。
だからキツネである真琴と、人間の真琴の出会いという締めくくりが、
マトとB★RSの融合でという形で描かれてるのかなぁ、とそんな風に受け取れました。
本来は出会わない自分との出会い、
そしてそれを導くのは親友であったり恋人であったりするんだろう、
っていう感じなのかなーとか。

しかしクロスカッティングで2つの物語が出会うように描かれてますが、
話の流れ的にはあの融合からヨミを助けだす流れに入るって感じのようにも思えるんですよね。
その流れだと後半がバトル一辺倒になって単調になりB★RSの散策も意味が見出しづらくなるので、
こういうトリッキーな編集をしているのかなぁ、とか。
そういう流れで捉えてみると見るとあまり上で書いたような意味合いは薄くなりますが、
まあそういう風に描いているわけでもないと思うので受け取り方次第ですかね。
脚本は谷川流さん(これは驚いた)と監督が共同でやられていたようで、
本の段階で既に吉岡成分が強い作品だったのかなぁなんて思いました。
まあどうでもいい話。

しかしプロモーションなんかでヤマカンが前に出てくるのは致し方ないとは言え、
吉岡監督完全にスルーされててなんだかなぁ。
最後にカッコよくテロップも出ているのに。



本編は冒頭からテンション高い作画で楽しめたな。
いちいちエフェクトなんかが中村豊さんのそれでやっぱ人気あるんだなぁと。
ここまでそれっぽい作画してるっていうのも逆に珍しい気もします。
しかしここでB★RSと戦ってるキャラとかなんなのかよくわかりませんね。
世界観は結構説明投げっぱなしなとこは尺の関係ってのもあるんでしょうけど。
次回もあるっぽい?のでそれに期待ですかね。
細かいとこだと人を探すように歩きまわるB★RSのとこで原作PVの風景とか見せてたりとか、
そういうことはしていたみたいですね。



丘の上から見る風景。
マトの見る風景は自分の街と通学路以外のものをあまり描かないようにしていたような。
ヨミと一緒にいることが出来た空間の外に出るっていうことを制限していた気がする。



バトル2。
ここのところ、鎌を振ったところで出る効果線とかちょっと目立つ感じでしたね。



真っ白なメール欄。
そこにメッセージを書き込んで贈るっていうのは、
携帯電話の中身、写メで何を撮ったのかとか2人で携帯見て何を笑っているのか、
っていう部分を見ていて思っていただけに2人の距離を感じさせる部分だったかなと思う。
メールで距離感を見失うっていう感じ使い方はあんまし意識したことはなかったなぁ。
真っ白な感じが、また背景見せてない電車とか学校の窓なんかを思い出して、
マトはその空間から抜け出せず、ヨミを探しに街を出れずっていうのを意識させられたかなと。



そういえば異世界では2人で並んだ時の段差をやたら使ってたけど、
マトとB★RSが出会ったトコは舞台的なレイアウトは使わずに、
カット割で見せていく感じだったけどこの辺はキャラクターの対立じゃなくて、
意識の位相差みたいな感じで描きたかったのかなとか思ったり。
マトとB★RSは同一だけど高位なのはB★RSみたいな。

あと参考になるかわからないけどkanonの吉岡さんの回の感想とか。
kanon 4話 を語る
http://yaplog.jp/lucyman/archive/618
kanon 10話 を語る
http://yaplog.jp/lucyman/archive/687
kanon 16話 を語る
http://yaplog.jp/lucyman/archive/756
kanon 22話 を語る
http://yaplog.jp/lucyman/archive/825
過去の文読むと今と大して変わってなくてなんだかな。

しかしヤマカンの新作といいこの作品といい、
『MUNTO』が京アニスタッフの中では大きいものだったのかなぁ、とか少し思う。


けいおん!! 19話 を語る

2010-08-11 02:50:23 | <けいおん!!>


頭から男キャラ強調で軽音キャラから始まらないっていうのはかなり驚かされました。
思わずヤマカンが頭に思い浮かぶほどビックリしたといいますか(笑)
変な格好の女の子が入ってきたのをガン見してその主観から学園祭の模擬店だったのか、
と学園祭回かーと見せてOPへの流れ、という風なもののように見えたけど
視聴者の目線と店員を結びつけようとしてるのがなんだかな。
男が女の子を見ることを強調されてるのが面白くない人もいるんじゃーとか。
まあ澪が男を演じる律を演じる回なのでこういうのも入れたくなるのかなぁ、とか。
まあどうでもいい話。



前回からまた輪をかけてモブ回って感じ。
ドーナツとか石貨とかのイメージとかあったけど円のイメージは何だったんだろう。
この辺、クラス全員で舞台を作ってるっていうのを出そうとしてるけど、
円陣作って手を合わせてるのがクラスの一部だけっていうのはどうなんだろう。
紬の立ち位置がなんか色々良かったな。
舞台には立たないけど演じてるキャラクターたちのキャラを立たせていたし、
サポート役で他のクラスメイトとの絡みもあってクラスの中心に近いところにいたりとか、
こういう部分がなんか見てておいしいなーとか見てて思いました。
どうでもいいですが、鬼太郎子ちゃん(本名分からない)がオカルト研と知り合いってやっぱ狙ってるのか。
しかしこの時期にオカルトとは。
なんか他に強調されてた出し物もその辺に含まれても良さそうな?



今回横顔で不機嫌だったり笑い出しだったり見せようとしてて、
そういうところがなんか気になった。
ちょっと分かりにくそうなとこを使うんだなぁというか。



澪のジュリエットを演じてる律の左手が目立つ芝居。
大体律って右腕あげてる印象があるんだけど、ここでは逆。
この思わず腕振っちゃう芝居っていうのがちょっと目を引く動かし方だったなぁ、と。
恥ずかしそうに腕を振って否定しようとするけど防御の方に腕が出てきてしまうって感じなのかな。
肘まで挙げちゃうところの前の手を振るとこのツメとかちょっと目を引いちゃいますね。
手を振っての否定から防御の動作に入っちゃうような流れの予備動作的な感じなのかな。
成功してるかは判断しかねるけどこういう仕草を出してくるところが面白いなと思いました。

劇は普通にカッコよかったし舞台を見る梓たちと一緒に唯の表情だったりでハラハラできたし、
舞台裏から見る舞台のカッコ良さだったり対比もあって良かったなぁ、と。
そういえば今回も舞台だったり照明を扱っているよなぁとか思ってみたりとか。
しかし大道具なくすキャラだったりの伏線が冒頭にあったりとかそういうのもあるんだけど。
やっぱりモブキャラっていう一面もあってちゃんとそれが強調されきれずにいたり、
そういうのもどうなんだろうなぁとか。



この辺とか部室内は引っかかったかなぁ。
どうでもいい話なんだけどなんか澪が練習で律のフリに答えるトコだったり、
墓探しのトコで律の顔ナメで強調してる部分とか、
なんかそれっぽいものを見せられてる気がしてくるんだよなぁ。
こういうのを監督は混ぜてくるんじゃないか的な。
まあ自分がこういうの1期1話で印象深かったのでそれを扱われてる感じがするというか。

そういえば律がジャージのチャックあげてるとこ、修学旅行の澪意識してるよなぁ。
まだ澪を演じる部分っていうのが残ってるのかなぁ、
とか考えながら今回はあの回の方だったりが来てるのかとスタッフのことも脳裏をかすめたり。
今回は梓を含めたお泊り会で、梓がいつも悶々とさせられるところにまた触れてるのかなぁと。
『ぶ』のキーホルダーを見れば視聴者的にはわかるのかもしれないけど、
やっぱり時と共に人は変わるし、常に不安はあるっていう部分が、
下級生っていう紅一点から描かれてるのかなぁという風に今回は思えました。
今回ああ言ってるけど卒業式があったら、やっぱりまた梓は不安になるんじゃないかなぁ、
とかそんな風に思えてしまったなぁ、というか。
そういう不安を継続的に描け続けてるってことは、そこに普遍的なものがあるからなんでしょうかねぇ。

脚本:横谷昌宏
絵コンテ・演出:内海紘子
作画監督:池田和美
楽器作監:高橋博行

というわけで横谷脚本内海演出回。
なんかこういう劇の回だったりがちょうどよく内海さんにきたり、
シリーズの構成というかローテはやっぱかなり計算されてるんだろうか。
そういうのも監督が決めてるのかなぁ。この辺のバランスの取らせ方はちょっと気になる。
作画面だと舞台で笑い出す律澪だったり後半の部室内の徹夜前後の目の芝居だったり、
特徴でてそうなとこがあるの原画が誰かわかららず悶々させられるいつもの京アニっぽい部分もあり、
上であげたようなとこもありで楽しめたかなぁ。


アニメ雑記 8/9 を語る

2010-08-09 03:15:59 | ■アニメレビューとか
</object>

OP見てると木々の装飾されたフレームのせいかキャラクターを遠い存在に感じるので何となく気が滅入る。
OPのこういう部分だったりだったり新井里美のナレーションだったりっていうのは、
お伽話という物語との距離感を感じさせる部分を強調するためなんだろうか。
ナレーションは新井里美がおもしろいってだけの気もするけど。
OP後半は開放感のあるイメージなんだけど、
亮士に微笑で飛び上がる大神さんっていうのはなんか面白かったり。
あと冒頭の昔々のフレーズから山々に囲まれた街が出てくるわけで、
OPのイメージにあるフレームをどこか意識させられて、本編でもついつい目が行くんだけど、
今回はそういったフレームをうまく扱ってみようという回だったように思えたなぁ。





主に亮士の回想を中心にして最後に大神さんの回想使われていたフレーム。
亮士がした大神さんへの告白や林檎の言葉を思い出すところで使ってて、どちらも場面は川原。
林檎との会話の回想は亮士が林檎の言う強さっていうのを、
どのように咀嚼するのかっていう部分を引き出す感じだったかなぁと。
林檎が大神さんと仲良くなれたのは暴力的な強さではなかったことを思い出させる電車が印象的で、
亮士の回想とともに出ていって、終わると共に帰ってくる。
そういう回帰的な部分なんかは良いかなーとか。
そうやって最初のダメダメだった告白を改めて、気持ちを新たにしてる部分もいいなぁと。

しかし大神さんがいじめられてた子を助けたことや、大神さんを守れる強さを欲する亮士なんか見ると、
どこか食い違ってるようにも思えてくるんだけどどうかなぁ。
林檎が大神さんの心をひらかせたのは亮士の思うようなものではなかったはずで。
でも大神さんを開放するためにはああいったアドバイスを亮士にする必要があったのかなとか。
足の描写がちょくちょく入ってたけど、
亮士自身が自分を偽らずに出てきたものっていうのが大神さんの望むものだろうっていう部分とかは、
ちょっとグッと来る部分かなぁ、とか。



大神さんの回想。
大神さんの過去の回想の中ではこういったものは見られなかったのに、
この亮士の告白だけは違う、というカット。

こうした回想って心に響いた部分っていうのを強調したりするのに使われてるけど、
OPで感じた文脈をそのまま当てはめると、
亮士の想いをしっかりと受け入れられずに物語として、
お伽噺のようにして自分の囲みの中にしまってしまっているようにもなるのかなぁとか思う。
告白をはぐらかす大神さんについてナレーションが『お約束』だと言ってるように、
この反復がこの作品内で続いていくことを提示していることを補強してるようにも思えてくるような。
亮士の告白は強さを予感させるようでいて、いつも通りのラブコールと取ることもできますし、
大神さんの告白の回想も、告白されたことでの心理描写の掘り下げをやっただけではとも思える。
男の子として強くなることを夢想し続け、
女の子として誰かに守られたい信じられたいと夢想し続ける、
と設定しながらそれを叶わぬもの、遠い物のように置いてるように思えてくるかなぁというか。
ちょっと違うかもだけど、
物語内のキャラクターがフレーム内のことを物語として消費している風に見えるというか。
果たしてめでたしめでたしでシリーズ終われるのかなぁ、という視点で見てるからかもしれませんが。
まあどうでもいい話。


けいおん!! 18話 を語る

2010-08-04 02:43:46 | <けいおん!!>


澪律回というか主に澪にスポットを当てながら律の表情を拾っていく回だったかなと。
1期の2話で澪はこういうバイト出来ない!ってのを強調してそういうのをみんな排除してたけど、
今はそれを無理やりやらせたりとかそういうことができる空気になってるだなっていうのがいいかなぁと。
クラス内でのやり取り見ると軽音部員、主に澪律が目立ってて、
うーん、浮きすぎてるぜ軽音部とか思ったり。
クラスメイトは把握できてないんで役の候補に上がってる子とかを調べたりとかしたいなぁ。
そういえば1話でかわいいなと思った子が全然出ねーとか思ってたらOPの手前で大きく映ってる子がそれっぽい。
誰を動かすかってのはやっぱ決まってるのかなぁ。声優さんの問題もあるし。
あと何気に貴重なしゃべる男キャラも登場してましたね。

そういえば坂本さんの回はしんみりする回ばっかりだったからコメディで通してて楽しい回だったなぁ。
律が相手の意思に反する行動をするようなとこは強調してみせたりとか、
拒否というよりギャグで、砕けた感じで見せてて画的な面白さもあって良かったかなぁ、と。
どうでもいいけど梓がトンちゃん見て逃避ってる澪から顔を背けて律に振ってるトコ見ると、
やっぱああいう澪を見るのが嫌ってとこなのかな。

あと思い切り引いた構図と俯瞰からの構図とか、間を埋めるようなキャラ配置、最後のナメ、
今回は作品全体のイメージに寄ってきてる回のように思えたかなぁ。
ただちょっと間を置かないでズンズン進んで違和感ってのもあったかなぁ。
引きすぎてもっとキャラみたい部分とか、実はペンだったの辺りとかもうーん、と。

個人的に澪がクラスメイトを律だと思い込んだりとか、律を演じたりだとか、
そういう役を与えたり作り込んだりする部分が引っかかったなぁ。
律だと思えば、唯だと思えばってとこで役を練りこみすぎてディスるのとかどうなのみたいな。



漫符をが手前のキャラのせいで見えないってどうなの、とか。
このへん明らかに違和感って感じだったなぁ。



唯さんと紬さんが澪ちゃんに脱ぐように勧めてるようにも見える気がする不思議。
ポニーテール萌えなのかはだけた扇情的な感じなのはやっぱ反応しちゃうなぁ。
律もまたエロいし。唯紬のツッコミとかコミカルで、ああいう部分をもっと楽しみたいですね。
2人がノリノリっていう図がまた仄々とする感じしますし。
あとこの辺、ちょっと色味に少し引っかかり。

そういえば今回、アイキャッチの声が唯から律になってましたね。
サブタイ出る所の曲が2期になって変わったりとかマイナーチェンジしてるけど、
こういうのって儀礼的なものだと思うし極力変えてほしくなかったりします。
この間カレイドスター26話まで見たんですが、
そのときも途中でマイナーチェンジした部分があって結構ショックでしたし。
そういう意味では、毎回自分は唯の声を聞きたいって思ってるんだなぁとかそういう発見もありますけど。
そういえば今回は澪律で、唯は木の役ってことでそこまで目立ってなくてちょっとやきもきしたな。
他の4人が色々な表情をしてくれるのになぁって。そのバランスにちょっと引っかかり。
服のサイズどうこうもそうだけど、こういうとこで唯VS澪みたいなのを掘り下げてほしくないなぁ。



久々にウサギ。ロミジュリってところからなのかな。
ただ最後に亀見せてるとこもあり、唯が何かやるようなとこも匂わされてるような。
ウサギ組と亀組ってとこなのかもだけど。
そういえば前回亀のぬいぐるみ抱きしめてた載ってだれだっけ。

教室で2つの電灯を見たとき、ああ思いついたときに出た電球マークやってるのか、
とか最初思ったけどスポットライト的な感じもあるのかな。
和と紬のやり取り、紬の返しの演技がちょっと新鮮。

そういえば接客のやり取りで笑顔オチってのもちょっと不思議な感じ。
律も特訓の成果がでてる~とか言ってるけど、笑顔の特訓しに行ったわけじゃないし(笑)
なんか冒頭の笑顔気絶とかける感じで無理やり笑いを誘うネタで落とされたような気が。
演出も部室で落ち込んで顔を隠しつつ梓どついて涙ながしの律と、
最後の梓と唯のやり取りを焦らすように隠すような部分だったりとか、
先に出たアイディアに依存するような感じで落としてるのかなとか少し思ったり。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:坂本一也
作画監督:秋竹斉一
楽器作監:高橋博行

というわけで花田脚本坂本演出回。
花田さんがこんなに脚本やるような作品になるとはなぁ。
一時期戦々恐々されてたのが嘘みたい。
今回は漫符だったりのキャラの表情とか楽しんで見れたし、
秋竹さんの回では結構印象深い回になりそうな感じ。