流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 2022/8/27 を語る

2022-08-27 22:52:17 | ■アニメレビューとか
●よふかしのうた OPとか

TVアニメ『よふかしのうた』ノンクレジットOP 【Creepy Nuts「堕天」】| 毎週木曜日24時55分からフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送中!


普段ラップとか聴かないんですが、もう一発で落とされたOP。
歌詞とシンクロした画づくりが面白いですね。
教会を意図して作ってみたり、
あるはずのないものをあるように描く楽しさ。
昼と夜の曖昧な境界みたいなものかもしれない。


出だしのシャフトっぽさ、
というか新房さんのBL影っぽさがまた良い味を出してますよね。
立体としての影ではなくデザインされた影。
その平面っぽさはどこか机上の存在のように思わせられる。
それが次元をまたぐことで立体となる、というニュアンスが楽しいというか。





ダンスの途中を切り出すことで生まれる躍動感立体感がクセになる。
出だしのインパクトが非常に強く一気に掴まれますね。
色使いもシャフトを経由してきた方の作品だなと感じられる。


空間の逆転は『みだらな青ちゃんは勉強ができない』のOPを思い出すかな。
割とアイディアはダブるんだなみたいなことを考えてしまう。
あっちは大沼系でこっちは板村系みたいな。

地形が円形に歪んで空を穴のように表現してるのが好きかな。
空に落ちていく、というのを深淵に向かっていくように、
宇宙に向かっていくように描いているのが、
よふかしの味をうまく表現しているように感じているので。
夜の闇に感化される感覚というのを映像的に表現されてる感覚があるんですよね。
中二病的な感じで。


円形になっているのが広大な穴っぽいところの残滓っぽいけど、
もちろんそんな穴なんかなくて、
夜の街にそんな深淵なんてないというのが趣旨な気もして、
そういう描いたものに対するカウンター的な側面も好きかな。

今期は『メイドインアビス』という深淵を描くダークファンタジーの真骨頂な作品があるので余計にそういう意識を持ってしまうかな。夜の街を歩くことで得られるこの世の理は社会性の中にしかなく、宇宙の深淵足りえない、みたいな。

結局、穴に落ちているようで、
その周辺の街、メイドインアビスのような始まりの街にいるだけで、
どこにも一人では行けないし、その外側も存在しない、
という中二病の全能感が己が知る範囲内にしかない、
みたいな小ささのある感じが好みかなというか。


OP序盤の異次元感、そして後半の現実に引き戻されるように摩天楼に、
地に落ちていく感じは正直だんだんパンチが弱くなってきて、
普通のアニメになっていく感じが寂しいんですが、
夜の非日常感とはその程度のものでしかない、ということかもしれない。
そういう感じが凄く好きなんですよねぇ。


フィクションとノンフィクションの狭間なのかな。
実際にPVを作っているかのように画面を見てるけど、
実はというところのフィクション性みたいな。
夜の世界の話だけではなく吸血鬼の話なのだから、
と言われている感はあるかな。


Creepy Nutsの「よふかしのうた」がED曲で、
この曲が作品の基だったことも含め驚いてしまったな。
よく作品の音楽を手掛ける方がOP,EDの作曲をしてほしいと思ってますが、
作品の基盤イメージの曲を作った方の曲がずばりOP,ED曲になるって凄いですよね。
自分の納得感はその延長線上にあるんだな、と感じました。


ED。
泡風呂に入るナズナのイメージが入るの、
アダルトなイメージからだろうか。


フィクション性に触れた上でナズナを様々な角度で見せ、
その実在度を強く印象付けてるのがヒロインの存在度数に触れてる感じで印象的かな。
吸血鬼なんていない、ナズナなんていない、こんな女の子はいない、
しかしここにいる、みたいな。
撮影で使ったようなミニチュアを破壊するの、
OPの続きを描いているようでもあるのかな。



度々挿入されるナズナのイメージ、
昼のイメージなどは本編からはあまりイメージできないわけで、
そういう姿を含め実在性に触れるような感じなのかな。

夜という魔性の姿がナズナなんだろうか。

個人的には今期では結構楽しんで見れているのでこれからも楽しみです。

Engage Kissとか を語る

2022-08-07 20:27:55 | ■アニメレビューとか

4話。
光の使い方、反射などの使い方が目を引いたかな。
青を基調としたアヤノのイメージの引っ張り方みたいな。
そこから光の当たり方より人物の向き合い方の変化で見せて、
記憶の無いシュウの違和感を引き出すとか。


女の涙、強し。
一筋の描き方が綺麗で目を引きました。
思い出も共有できない悲しさ。
自分はこういう三角関係の場合元々の繋がりのあるキャラに引っ張られがちで、
本作も当然のようにアヤノ派。
今時ヤンデレなキサラも好きですが。





記憶の中のアヤノが浮かび上がる。
この時にアヤノがまだイヤリングをしてるのが個人的に気になる。
戦闘のときはシンプルなピアスですが、普段は大きめのものをしている。
これはデートの時もそうだったようで、
アヤノの中でどういった位置づけのアイテムなのか気になる。
服装の変化が大きい分、変化のない部分が気になる感じ。


ちょっとユーフォニアムっぽいかな。
今作、妹に拘ってる辺りとかちょっと魂狩っぽいので、
京アニっぽいイメージ+魂狩でちょっと武本さんを思い出す感じ。


映り込みやおでんへの切込みによる変化の意味合いなど。
ただ演出的なパンチが強いかというとそうでもなく、
意味合いを読ませるというよりは雰囲気重視な気がするかな。


最初の女は強い、
というのはシュウの初めての女がアヤノということになるので、
割と重要な情報だなぁという気も。
キサラの最後の女になれればいい、
という潔さや目の下にある皺で描かれる病んでる感が個人的にはグッとくるかな。
男の今までを知る悪魔が病むほどの愛、
みたいなものを意識してしまうというか。



映りこみ、合わせ鏡の中に消える悪魔など、
反射を引っ張りながらラストカットは刃物に反射した光を描くのみ、
というのが洒落ているしEDの最初のエフェクトにもかけてる感じだったのかな。
個人的に鏡の悪魔の正体などが捉えにくいという気がしたので、
本筋の話というか物語の流れを説明してほしい気がしますが、
三角関係の肴程度の意味合いしか考えてしないのかなぁ感。
1話の見積もり描写とかいるかな?っていう気がここまでくると感じてしまうので。




5話。
ポーズやアングル的な面白さはあるかな。
アヤノの銃撃なんかは毎回気合入ってる感じ。
割とパワードスーツに着替えての銃撃戦とか、
そういうのは個人的に趣味じゃないのであまり気乗りしないのですが、
アヤノの描写は服装から読む場面があるので気にかかるという感じ。

アヤノは髪の描写が演出によって結構変わるので、その辺も好きかな。
目を隠したり、揺れたり、みたいな表情が出る感じの髪が好きというか。


お尻アングル。
割とお尻意識して見せてる気がするけど、
お尻は異世界迷宮が頑張っているのでまだ弱く感じちゃうな。
エロゲ的な下敷きを感じさせる作品なので、
割とキサラのエロゲキャラっぽさは好きなんですよね。
制服のスカートのデザインとか。
キサラは髪のサラサラ感を意識させるようなうねりがあってその辺が好きかな。

あとカーブミラーを意識させるの、
個人的に超電磁砲の山内回を思い出すけど、
今回の同ポジ演出、カーブミラーという連想からかな。


神出鬼没の宅配業者、完全にギャグ要員だなぁという感。
中の人も豪華なので妙なところで力入ってるなと感じる。
待ち構えるように速攻で物が届くシュールさ。
アニメだなぁという感がやはりほしい感じなんですかね。


くつろぐアヤノ。
この部屋着の描写が割と新鮮かな。
スリッパ履いたままソファーに寝転ぶのか、とか。


シュウの登場で慌てて着替える。
ストッキング描写は脚本家繋がりで冴えカノの霞ヶ丘詩羽思い出しますね。
やはり負けヒロインなのか、みたいな。


同ポジ、ローソクの光が作る怪しさに接吻の文字強調。
これで何もないわけがない、という描写のような。



膝枕に頭なで、羨ましすぎて辛い。


鏡の悪魔は合わせ鏡で出てくるから目を合わせないように、
目をふさいで、というのがちょっと無理やり迫る描写っぽくあり雅。

個人的に気になったのはピアスの有無。
というのも過去の記憶の中で帰りを待つアヤノはいつものピアスをつけていて、
今回はそれがない。ネックレスもない。
鏡の悪魔が出てくる恐れがあるから外しているという描写だと思いますが、
飾り気のないアヤノの姿が何かを決意させたのかと思わないでもない。
アヤノの部屋着が残念というのは出てくるけど、
普段つけているものをつけていないというセリフは出てこない。
そういうアヤノの細かな描写が気になるという感じかなと。

やった後に黒タイツを履いてないとか、
そういう描写もまあ気になるけど、個人的にはその辺が気になるかなっと。



キサラと同じような接吻。
こういう同ポジの使い方の既視感はあるんだけど、
いかんせんパンチは弱い気がする。
キッスのイメージは強いんだけど。
まあこのローソクが消えるまでの行為、
という時間を意識させれる部分はありますけども。


髪への反射。
今まであまり見せない描写なので目を引くかな。
これで最後だから、これで捨ててあげるから、
と迫りながら最後にはキサラに記憶を消させて、
求められた事実を自分だけのものにする。
なかなかに聡い感。
たとえこの時間が消えても、求められたことには変わりないわけで。
しかし目をつぶりながらだからやっぱ着衣でやっちゃったのかなぁ感。


割れたガラスに反射する悪魔。
反射は武本さんだともっと人物を細切れにする感じだし、
同ポジの変化をもっと明確にするよな、とか考えてしまっていた。



病むキサラ。
涙の粒が飛ぶ感じ、無理やり唇を奪ってのシュウの腕OUTのキサラの翼IN、
というリズム感はわかりやすい力の譲渡で楽しい感じ。


鏡の悪魔は滴る水を合わせ鏡にして登場していたけど、
まあ割とアヤノの愛液の描写っぽくもあったわけで、
悪魔の登場した場所を踏みつけにするのと同じく、
アヤノの気持ちも踏みにじる感じにしたかったのかなという感。
ただアヤノが求められた時点でその考え方は空を切るだけな気もする。


公園の描写、EDでも出てくるので割と意識強めに持ってしまうんですよね。
なぜこの形にしたのかという意識というか。
だから自分も引っ張られて意識してしまうという感はあったかな。


ED。
キサラがスルっと回転する感じ好きですね。
1話とかでもですが、髪サラサラなんだろうなぁ、みたいな感じが好み。


セーラーカラーはひるがえさないように、
というのが乙女のたしなみなので、そこはかとないエロさを感じる。
女子の衣類をめくるという描写によってそう感じるのかな。


内容は深刻だけど、
曲調が明るいので割とどうにかなっていく作品なのかなぁ感。
個人的にはキサラの病み感とアヤノの正ヒロインをガンガン攻めて欲しい、かな。

リコリス・リコイルとか を語る

2022-08-04 23:56:23 | ■アニメレビューとか

千束の背中で語るアニメなのかなという感が強いかな。
顔を見せるまでの溜めを作るはよくある演出ですけど、
千束のよく動くキャラというのは後姿や顔の動きで強調されていて、
割と正面を向きがちなたきなと対比される1話かな、と感じていたんですが、
話数を重ねるごとに千束の動かし方、回転、振り向きの積み重ねがきいてきて、
いったい千束に何をさせたいのかという感じになってくる。
意味不明な描写の積み重ねは可愛さだけではない何かを予感させられる。
そこがそこはかとなく不気味、ではあるかな。

安済知佳 のイメージは響け!ユーフォニアムの高坂麗奈が基本イメージなので、
全然イメージと違うキャラ、むしろ相棒のたきなの方が安済キャラっぽいので、
途中までEDでクレジットを見たときたきなが主役だったのかと早合点したほど。

タイトルのデザインがダリフラを思い出すなど色んなイメージの集合っぽさみたいな、
そういうのはちょっと感じるかな。



ドアの開け方。
正面から入るたきなに対して背中から入る。
表情を見せるという意味では同じだけど、
この背中から、を一度意識するとそのイメージの連続に興味が惹かれる感じ。



顔を隠してる風からしっかり表情を見せたり。


IN/OUTは濃淡であるような。


スクライド始まったな、と思わないでもない。
2人組だし拳を作るし。





たきな動くときに千束は逆に動かない、みたいな。





たきなが動くと千束の明るい顔が迎える、とか。
もちろん当てはまらない事例は多々あるし、
アクション中はむしろ千束はずっと正面から描かれるパターンが多い。


1話で最後にお店に入ってきた人は背中を見せてドアを閉め、正面を向く。
千束の振り向き、背中から、という共通項があるのがやや引っかかる感じ。


4話。






背中を見せる、なのか、背中を取られる、なのか。


千束、振り向きの絵、多すぎだよな、と改めて感じた5話。

2,3話は録画ミスったのでとくには触れず。
3話の背中を見せずに回転し、たきなを正面から捉える、
というのと、背中を見せる千束がどう絡んでくるのか気になるかな。


5話は車いすのじいさんがよく回るな、と感じたな。
ホームで見失う辺りも千束が背中を見せてから車いすを回して振り向いて、
それから移動したり、このカットの振り向きだったり。
車いすでよくやるやるなぁ、みたいな。


千束は不意打ちをくらうと正面の表情を取られるお約束、なのか。



EDの回転とスライドと顔を見せない千束は割と作品のイメージが凝縮されてる気がする、かな。
カット割りでアクションは作れるという実践をアニメーター出身者がやっているのは興味深いかも。



OPも対比的なようで千束は後姿をよく見せてる感。

この千束を追うようなイメージは語るたびに千束愛を語る風に勘違いされそうなのが個人的にちょっと不快ではあるかな。
作品を追う興味を得る対象がただの追っかけみたいにさせられるてる感じが。
なので今作は個人的にちょっと苦手です。