このところの私の体の師匠は、いいとこのお嬢様であり奥様でもあるんだけど、野生味爆発の神キャラで柄が悪く口が悪い。
ついでに関西弁。
あほか、はざら。
うんこやで、もよくある。
「ちょっと待ってちょっと待って今回いいこといっぱい言うねん」って言うけど内容以前に「ゲボ吐くで」が面白くてげらげら笑っちゃう。
もちろん口が悪いだけなら笑えない。
彼女から溢れてくる笑い混じりの圧倒的な肯定のパワーで楽しくなって笑うんだ。
さてそれは前置きで。
少し前のこと。
ぶつぶつと息子が掃除機をかけてくれないとか、家事で疲れちゃうとか、なんだったかもう内容も忘れたようなことを彼女に愚痴ってた。
返事がないからしゃべるのをやめて彼女を見たら、静かに光る顔でちょっと笑って「よかったな。ふつーのことを文句言えるようになって」と言った。
よかったな、がだんだん沁みてきて無口になった。