平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

映画『インディゴ』

2005年02月20日 | 最近読んだ本や雑誌から
「すぴこん」(スピリチュアル・コンベンション)という行事の中で上映された映画『インディゴ』を観ました。これはインディゴ・チャイルドに関する物語です。ストーリー的にもなかなか面白い映画でした。

インディゴ・チルドレンについてのホームページは以下のように述べています。

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1999年 アメリカで「インディゴ・チルドレン ~ 新しい子どもたちの登場」という本が出版されました。(日本語版2001年刊 ナチュラルスピリット 03ー5410ー7731)
インディゴチルドレンとは「新しく風変わりな精神的特質をもち、 これまで公には記録されたことのない行動パタ-ンを示す子どもたち」のことで、 「直感的な理解力に富んでいて、自分なりの価値観をひそかに宿している、 型破りでル-ルに従わない」特質を持っているといいます。
彼らはまさしく「新しい種類の子どもたち」で、新しい時代のリ-ダ-的存在 だというのです。
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「インディゴ」は日本語では「藍色」です。このような子供たちがインディゴと呼ばれるのは、そのオーラの色のためです。

この言葉を作ったアメリカの超心理学者ナンシー・アン・タッぺは人間のオーラを見ることができるそうですが、近年、インディゴのオーラの子供たちが多く生まれているそうです。別のホームページはこう述べています。

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ドリーン・ヴァ―チュは、古いエネルギーのもとに築かれた私達の社会は、インディゴの子供達の才能を押さえつけてしまっているといいます。学習障害児やADHD(注意欠陥多動性障害)とういレッテルを貼られている子も沢山いると。確かにインディゴの子供達は賢く、実際どこかしらの分野で高いIQの持ち主が多いにも関わらず、創造性が完全に抑圧されているのです。
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こういう子供たちは、現在の社会システムにうまく適合できず、問題児、困った子供と見られることもあります。

この映画の主人公の女の子グレースは、たしかにインディゴの一人なのですが、特殊なインディゴです。

グレースは問題児というよりも、超能力者です。彼女は、ウェブ(霊的な網)を通じて、他のインディゴとコミュニケーションを取っています。彼女は、人の心を読み取り、未来を予知し、病人を癒やします。彼女はその素晴らしい英知によって大人を救い導きます。

彼女はイエス・キリストの子供版とも言える存在です。

この映画は、『神との対話』の著者ニール・ドナルド・ウォルシュと、平和の歌手ジェームズ・トワイマンによって共同で制作されました。トワイマンの本『愛の使者 トーマスからのメッセージ』(ナチュラルスピリット)や『愛と光の使者 オズの子供たち』(徳間書店)に、まさにこういう子供たちが登場します。

トワイマンはそこでは「サイキック・チルドレン」という言葉を使っていますが、グレースは「サイキック・チャイルド」と呼んだほうが適切です。

しかし、こういう超能力に目覚めた子供たちが本当にいるのでしょうか? トワイマンの本はフィクションではないのか? 常識的な大人はまずこう尋ねるでしょう。

私は個人的にはグレースのようなサイキック・チャイルドに直接会ったことはありませんが、そういう子供が存在する可能性は否定しません。

というのは、私の子供(娘)に、多少インディゴ的、サイキック的な気配が感じられたからです。それがもっと進めば、グレースのようになっていたでしょう。

娘が子供のとき、友だち(男の子)が我が家に遊びに来て、「Mちゃん(私の娘)のおうちはすごいね。あっちにもこっちにもいっぱい神様がいるんだね」とあちこち指さしたそうです。その子の母親は、「この子は時々変なことを言うのよ」と笑っていたそうです。(妻から聞いた話です)

その男の子もまさにサイキック・チャイルドだったのでしょう。でも、親がそれを「変な子」として否定していれば、その子は今ではきっと普通の子になっているでしょう(今は遠くに引っ越しました)。

世間の親御さんは、自分のお子さんが、天使が見える、妖精がいる、神様が話している、などと、大人の常識では理解しがたいことをしゃべっても、いちがいに否定したり、精神異常視したりしないでほしいものです。

この映画が、インディゴ・チルドレンやサイキック・チルドレンの存在を知らしめる一助になれば有意義なことです。

日本ではこの映画は「リメンバーワン」という団体によって自主上映されています。