平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

アトランティスの再浮上?

2005年02月07日 | Weblog
スマトラ沖地震・津波の話題の続きです。

災害の直後に、「Atlantis Rising」(アトランティスの浮上)という題名のメールが届きました。

それを読むと、近年地球に生じている様々な異変は、アトランティス大陸再浮上の前兆だというのです。

アトランティスというのは、プラトンの『ティマイオス』と『クリティアス』という対話編に出てくる水中に没した国です。実在したのか架空の地名なのか、はっきりしません。

アトランティスが島であったか大陸であったか、地中海にあったのか、大西洋にあったのか、フロリダ湾にあったのか、諸説紛々ですが、いずれにせよ、スマトラ沖地震でさえあれだけの被害を引き起こしたのですから、どこかで島なり大陸なりが浮上したら、沿岸諸国には甚大な被害が及ぶことになります。

上記のメールと前後してさらに、「このままでは、今回の津波と同じような大災害が5大陸すべてで起こるので、地球を癒やす祈りを捧げてほしい」というマヤの長老たちの呼びかけも届きました。

たしかに、近年、世界各地で異常気象や地震、噴火、津波、台風などが頻発しています。これは、地球が大きな異変もしくは変動期に入っていることを示すものかもしれません。

そういうところから、色々な物騒な予言が出てくるのでしょう。

しかし、霊的な予言は、決してそのまま現実化するものではありません。エドガー・ケイシーという有名な霊能者が、1968年ころにアトランティスが再浮上するという予言を行ないましたが、これは見事にはずれました。

未来は人類一人ひとりの想念・行為の集積によって決まります。たとえ幽界(現実世界のひな形の世界)に大災害の様相ができあがっていても(霊能者はそれを見て予言をします)、それは、人類の想念・行為を改めることによって、防いだり、小さくしたりすることができます。ブダペスト・クラブのアーヴィン・ラズロ博士が言うように、「未来は予測するものではなく、創造していくもの」なのです。

様々の災害は、人類は現在のような地球を搾取し、破壊する生き方を改めよ、という地球からの警告なのでしょう。

アトランティスの再浮上などということが起こらないように、私たちは地球への感謝、人類平和の祈りを捧げていかなければいけないと思いますし、それによって、災害を小さくすることが十分にできると思います。なぜなら、水が人間の想念波動を受け取るのですから、地球自体も想念波動を受け取らないはずはないからです。