平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

塩水が燃える?

2007年05月31日 | エネルギー問題
http://news.livedoor.com/article/detail/3180867/http://news.livedoor.com/article/detail/3180867/より

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フロリダのサニベル島に住むJohn Kanziusはガン治療のためのラジオ波発生装置をテストしていたら、この装置によって塩水がろうそくのように火をともすことを偶然発見したとのこと。

この装置があれば水をガソリンに代わる新たなエネルギー源として利用できる可能性があるため、期待が集まっているようです。

詳細は以下から。
Fla. Man Invents Machine To Turn Water Into Fire - News Story - WPBF West Palm Beach

装置のテストとして試験管に塩水を満たしたものとペーパータオルをセットし、スイッチを入れたところ突然ペーパータオルが発火。今度はペーパータオル無しで同じようにセットしてみたら、水に火がついたそうです。

炎の温度は華氏3000度(摂氏約1649度)に達するとのことで、これを利用したエンジンの実験も行っていて、Kanziusはこの発明で世界のエネルギー問題解決される日が来ることを望むと述べたそうです。
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これはアメリカのいくつかテレビ局でも放映され、その映像が動画投稿サイトYouTubeにアップされています。(上記のサイトから行けます)

癌の治療法の一つとして、放射線治療があります。癌になったカンジアスさんは、電波でも同じ効果があるのではないかと考え、自分でラジオ波を発生させる装置を作り、それで癌を治したそうです。

そのラジオ波を塩水に照射し、火をつけたところ、燃えだしたというのです。

塩水が燃えるなんてすぐには信じられない話で、もちろん、水の中に何か可燃性の物質を紛れ込ませたインチキの可能性もありますが、ほかの科学者が装置を検査してみれば、真偽はすぐに判明します。

塩水を燃やすことは十分に可能です。

どんな人でも、小学校か中学校で塩水を電気分解する実験をしたことがあるでしょう。水はH2Oで、水素原子と酸素原子の結合分子です。これに電解物質である塩を加えて電気を通すと、水素分子と酸素分子に分解することができます。水素を集めて火をつければ、もちろん燃えます。

カンジアスさんの装置は、電波によって塩水を電気分解したものと思われます。

問題は、その電波の発生に要するエネルギーと、発生した水素を燃やすことによって得られるエネルギーのどちらが大きいか、ということです。もし、入力した電気よりも大きなエネルギー出力を得られたら、これは現在の石油や原子力に代わる安価でクリーンなエネルギー源が発見されたことになります。塩水は世界中にありますからね。ぜひ科学者によって検証してもらいたいものです。

ドロシー・マクリーンさんの講演会

2007年05月29日 | Weblog
少し前の話になりますが、先週の水曜日(5月23日)に、中野ゼロの小ホールで開かれたドロシー・マクレーンさんの講演会を聞いてきました。

ドロシーさんは、植物の聖霊(天使)の声を聞くことができる能力の持ち主で、アイリーン・キャディさんと並んで、スコットランドのフィンドホーン共同体の共同設立者です。

87歳という高齢ですが、杖をついて歩く以外は、体も頭もしっかりした感じでした。少し風邪気味だったのか、声に雑音が入り、やや聞き苦しかったのが残念でした。お話の内容は、すでにホーケン『フィンドホーンの魔法』という本で読んでいたのとほぼ同じ内容なので、それほど目新しいことはありませんでした。

ただ、自然界だけではなく、都市や国にも天使がいる、という話題が面白かったです。ドロシーさんはカナダ人ですが、カナダ人は国民的アイデンティティが曖昧で、「アメリカ人でない」ことにアイデンティティを求めている、というお話には笑いました。

ドロシーさんは、5月20日に白光真宏会富士聖地で開かれた第三回「世界平和交響曲」の行事にゲストとして出席しました。「世界平和交響曲」は、ラズロ博士が呼びかけた「グローバルピースメディテーション&プレヤーデー」の一つの行事ですが、ラズロ博士の呼びかけはそもそも「世界平和交響曲」に刺激を受け、啓発されたものです。日本から発した平和の祈りが、全世界に平和の波を呼び起こしたのです。

白光真宏会とフィンドホーンの間には強いつながりがあります。アイリーン・キャディさんは白光誌(白光真宏会の機関誌)にメッセージを寄せてくれましたし、フィンドホーンには何名か白光真宏会の会員(ヨーロッパ人)がいます。彼らは毎月、フィンドホーンで世界各国の平和を祈る行事を行なっています。そういう関係で、ドロシーさんも今回「世界平和交響曲」に参加してくれたのです。

※マクリーンとマクレーンの両方の表記があるようです。



90カ国、100万人以上の参加者

2007年05月26日 | 世界平和瞑想デー
5月20日のグローバルピースメディテーション&プレヤーデーは大成功に終わりました。以下はブダペストクラブ・アンバサダーの柴田光廣さんからいただいたメールです。行事の様子を要領よくまとめているので、ここに紹介させていただきます。

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 5月20日の世界瞑想デーへのご理解とご協力に感謝いたします。 また、各地の会場以外でも、多くの方々が、家庭や職場で本人または友人達と一緒に世界の平和を祈って頂け、非常に嬉しく思います。

 主催センターからの連絡によりますと、20日の祈り・瞑想には全世界で90カ国、100万人以上の参加者が有りました。 サモアでは国を挙げて参加しました。 日本のみならず、世界各地から色々な報告が届いておりますが、下のメイルのコピーはアルゼンチンの方から来た一例です。

 このイヴェントの案内メイルで触れましたように、20日の世界各国に於ける真摯な祈りと瞑想は、米国プリンストン大学のネルソン教授のチームのコンピューター・ネットワークによってモニターされ、人類史上初めて”グローバルな祈りの効果測定”の試みが為されました。 結果は科学的な検討を経て後日発表される予定です。 

 日本では朝霧高原の白光真宏会の富士聖地で、約一万人が参加して世界の平和を祈りました。 参加者全員で一国一国の平和と世界の平和を祈る前に、天台宗、カトリック、プロテスタント、イスラーム教、ユダヤ教、神道、チベット仏教、シーク教の各宗派のリーダーの方が、それぞれ各宗派に基づく平和の祈りを奉げました。 また、これらの方々とは別に、日本からは立正佼成会、金光教、天理教などの信者の方々や、科学者の方々も数多く参加されていました。 (因みに私は真言宗徒です。)

 ブダペストクラブ会長のラズロ博士は、白光真宏会が30年余年もの間、純粋に世界の平和を祈り続けてきたことに感銘を受け、第三回目のSOPP(世界平和交響曲)に合わせて世界平和瞑想デーを提唱し、このグローバルなイヴェントを組織されました。 

 世界の平和を願う気持ちは、あらゆる人種・世代・国と地域・文化・宗派を超えて共通だと思います。 そして皆が世界の平和を祈り平和を願えば、世界は必ず平和になると思います。

(Mail from Argentina)
Dear Feri, Ervin and all of you,
Congratulations to all, here in Buenos Aires were many groups that meditated in this global peace meditation, we were a group of 300 in the Plaenetario Park, and in addition to our organization we know that groups in 35 cities of Argentina.

Until the next one and my desires so that this continues growing...
(アルゼンチン、ブエノスアイレスで300人のグループで祈りました。そのほかにもアルゼンチン35の都市で祈りの集まりが持たれました。)

麻生太郎「自由と繁栄の弧」(2)

2007年05月25日 | Weblog
麻生外務大臣の講演の続き――

・いま世界の大問題はグローバル・ウォーミング(地球温暖化)だ。生産活動あたりの石油消費量は、日本を1とすると、アメリカが2,中国は8,インドは9,ロシアは18,5。つまり、日本が最も効率が高い。

・二酸化炭素のもとになる石油の消費量を減らすには、原子力発電が重要。世界には6つの原発製造会社があるが、そのうち3つが日本、2つがアメリカ、1つがフランス。ところが、米仏の会社にも日本の資本が入っている。日本なしには原発も作れない。
※当面は、二酸化炭素の排出を減らすために原発もやむをえませんが、放射性廃棄物の処理方法が確立していません。原発では、私は古川和男氏が提唱する「トリウム型原発」に関心を持っています。『「原発」革命』(文春新書)をお読み下さい。

・現在の中東の問題は、つまるところイスラエル・パレスチナ問題から発している。ユダヤ人が、ここは2000年前のおれの土地だからよこせ、と言われて、今までそこに住んでいたパレスチナ人が納得できるわけがない。
・パレスチナ問題は宗教や民族の問題ではない。それはチリを見ればわかる。チリにはユダヤ人とパレスチナ人が非常に多い。しかし、両者は仲良く暮らしている。それは、両者とも働けば豊かになることができる環境にいるから。
・テロの原因は絶望と貧困。これを解消すれば、テロはなくなる。
・イスラエルはキブツで成功した。パレスチナにもキブツのような農業団地を造り、そこで農作物を作る。農作物は作るのは簡単。売るのが難しい。イスラエルが輸出を許さない。それではヨルダン経由で輸出させればいい。日本が販売を手伝う。
・日本の支援でジェリコに農場をつくっている。そこで穫れたトマトがヨーロッパで高級品として売れている。豊かになればテロもなくなる。イスラエルは何をすればいいか、と尋ねられた――何もしないのがいちばんいい、と私は答えた。
※「テロの原因は絶望と貧困」というのはまさにその通りです。麻生氏が言うように、それを解消するために日本は経済的に支援できます。しかし、パレスチナ人が豊かになりさえすれば、問題が解決するというのは、少し甘い考えだと思います(もちろん経済援助は必要です)。なぜなら、その大前提は、ユダヤ人が領土の分割を認めて、パレスチナ人国家を承認することです。そしてパレスチナ人が豊かになることをイスラエル人が是認することです。
しかし、ユダヤ人の中には、イスラエルの土地は神によって与えられた神聖な土地である、という宗教的信念に凝り固まったユダヤ人がいます。そういうユダヤ人は、土地を少しでもパレスチナ人に譲ることは、神の命令に背くことだと信じています。ジェリコは旧約聖書の「ジェリコの戦い」の土地で、ここはユダヤ人の聖地だと信じているユダヤ人がいます。また、パレスチナ人が豊かになることは、彼らの経済力、ひいては軍事力を高め、イスラエルにとって危険だ、と考えるイスラエル人が政府高官、軍人の中にもいます。日本がパレスチナ人に民生支援しても、彼らは日本の支援で作った農場、住宅、工場を破壊する可能性もあります。
逆に、パレスチナ人の中にも、イスラエル人をすべて追い出し、土地を全面的に取り戻すまで戦うべきだ、と信じている人々がいます。
双方にいるこういう原理主義者の信念をあらためさせなければ、土地の妥協的分割は不可能で、したがってパレスチナ人の経済的向上による問題解決も不可能でしょう。民生援助とともに、宗教的和解への努力も必要ですが、それは日本の外務省ができることではありません。宗教者の出番です。

・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの一神教は、ルーツを旧約聖書に持っている。旧約聖書では労働は処罰と見なされている。これに対して日本の古事記を読むと、天照大神は機織りをしているし、ほかの神々も野に出て働いている。日本では仕事は美徳なのだ。
・それをよく示しているのが、欧米と日本の定年、リタイアの違い。欧米ではリタイアする人は大喜びで、まさに刑務所からの出所祝い。これからは仕事をしないで遊べる。ところが、日本では定年はお葬式のような悲しさ。
※たしかにそういう一面もありますが、俗論ですね。日本人が定年を喜べないのは、年金が少なく、定年後の生活が不安だという要因があります。また、それまで仕事(会社)に埋没していて、仕事以外の生き甲斐を見出せないことも原因です。会社人間は、会社をやめると粗大ゴミになると言われています。私の知人たちで、年金を十分にもらい、仕事以外の人生の目標を持っている人は、みな生き生きと第2の人生を送っています。なんでもかんでも宗教の違いで説明するのは危険です。

・日本は八百万の神々を持っている多神教の国。そこにイエス・キリストが来ようがマホメットが来ようが、800万+1,2ということで簡単に受けいれることができる。
※これも俗論ですね。神道は多神教ですが、明治初期の廃仏毀釈や戦前の朝鮮半島のように、その多神教をシステムとして他者に強制するときには、摩擦が起きます。多神教か一神教かという問題と宗教的寛容は別問題です。もちろん多神教のほうが一神教よりも宗教的寛容に向かいやすいでしょうが、一神教でも宗教的寛容は可能です。また日本にも、S学会のような、非常に排他的・独善的な宗教もあります。同じ法華経を信奉していても、R会のように、新宗連のような宗教協力に熱心な団体もあります。そもそも、一神教と多神教を対立的にとらえ、多神教のほうが上だ、というような発想それ自体が宗教的寛容の精神からずれています。

以上、麻生氏の講演の要点と、それに対する私のコメントを記しました。いくつかの点で考え方の違いがあるとはいえ、日本は困っている国々の「自由と繁栄」のために積極的に貢献しなければならない、という氏の理念に私は強く賛同するものです。

麻生氏はユーモアのセンスもあり、1時間の講演は聞いていて飽きることがありませんでした。

麻生氏のことは3月15日にもこのブログで少し触れましたが、現在の政治家の中では私は高く評価しています。安倍首相の「美しい国日本」というのは抽象的で内容空疎ですが、麻生氏には、日本人に元気を与える具体的で明確なビジョンがあることがよい点です。麻生氏のビジョンは、海外では大きな反響を呼びましたが、日本ではまだあまり知られていないようです。

麻生氏の「自由と繁栄の弧」については、こちらに詳しく述べられています。



麻生太郎「自由と繁栄の弧」(1)

2007年05月24日 | Weblog
機会があって、5月24日に、評論家の竹村健一さんが毎月1回開いている朝食会に出席して、麻生太郎外務大臣の講演を聞くことができました。演題は「自由と繁栄の弧」。講演のポイントを書いてみます。(※は私のコメントです。)

・この数年で、海外における日本への評価が大きく変わった。昨年、BBCが行なった世論調査で、日本はカナダと並んで、世界に最もよい影響を与えている国と見なされた。一昨年の調査でもそうだった。
※このアンケート調査については、私も2007年3月7日に書いています。

・日本のGDPはアメリカに次いで世界の10.2%をしめる。1400兆円の個人金融資産を持つ。その半分は70歳以上の人々が所有している。
・金は目的ではなく、手段。ところが、日本人はその金をどう使うか知らない。ひたすら黒字をため込む。世界から見ると、薄気味悪いキャラ。
・1990年の冷戦終結以来、世界には新しい国が生まれた。国づくりの最中。日本は60年前の敗戦で、ゼロから立ち直り、ここまで来た。この経験を伝える。
・自由と法の支配という共通の価値観を共有する。
・冷戦以後の日本の経済協力への評価は非常に高い。ポーランドやハンガリーへの民主化支援。紛争後のユーゴへの経済支援。アジア経済危機の時の金融支援。日本の援助を受けた国はよくなり、日本に感謝している。
・アフガニスタンはいま世界の麻薬(ヘロイン)の75%を生産している。その麻薬の密輸を防ぐための洋上オペレーションに日本は協力している。日本は給油艦を出し、イギリスやフランスなどの軍艦に給油援助している。洋上給油は非常に難しいが、海上自衛隊の技術は高く、God's Hand(神の手)とまで言われている。
※NATOはタリバン勢力を制圧するためにアフガニスタンに軍事介入していますが、日本は直接戦闘はしないものの、NATOの軍事活動を背後から支援しているわけです。これは、イラクにおける米軍支援と同じ構造です。
しかし、このような軍事的介入でアフガニスタンが安定するとは思えません。日本の軍事的援助はNATO諸国には喜ばれますが、アフガニスタン国民の幸福にはつながりません。
アフガニスタンの農民がケシ栽培するのも、それが手っ取り早い金稼ぎの手段だからです。アフガン農民が昔のように、通常の農作物で生活できるような基盤をつくってやらなければなりません。干魃に見舞われている土地に灌漑用水を引き、小麦の栽培を支援しているのは、中村哲医師を中心とする民間のペシャワール会です。日本政府はこのような民生支援にこそ力を注ぐべきだと思います。
NATOはいずれアフガニスタンに手がおえなくなり、アフガニスタンから撤退せざるをえないでしょう。

・イラクでは、地上部隊は撤退したが、航空自衛隊はいまも残っている。これに対する評価も高い。
※航空自衛隊は米軍支援の輸送活動に従事しています。航空自衛隊の活動を高く評価しているのは、主にアメリカです。

・イラクでは、アメリカ軍は帰れ、日本は残れ、という声が高かった。なぜ日本だけがイラク人に愛されたのか。フランスがそれを分析して、報告書を出している。それによると、日本は人道復興支援に徹した唯一の軍であったことが理由だ。そして最も規律が高かった。ほかの国の軍隊と違って、無銭飲食ゼロ、婦女暴行ゼロ、脱走ゼロだった。
※ということは、米軍をはじめ、その他の国の軍では、こういう規律違反が生じているということのようです。こんなことをされたら、イラク人は外国軍を憎むはずです。自衛隊がイラク国民から肯定的に迎えられたのは、戦闘は断念し、あくまでも人道復興支援に徹したからです。これはやはり現憲法の歯止めがあったからでしょう。もし自衛とか秩序回復とかの名目で、自衛隊も「テロリスト」を武器で攻撃してよい、ということになったら、自衛隊も他国の軍隊と同じに見られることでしょう。他国軍の規律違反は、テロリストと民間人との区別がつかない状況で「敵」を殺さなければならない心の荒廃から生まれているものと思われます。

・イラクに行った自衛隊員の歓迎式に出たことがあるが、みな実にいい顔の持ち主だった。親や兄弟の顔とはどこか違う。明らかにイラクに行って立派になったのだと思う。
※それは自衛隊員が困難な状況の中で、困った人々のために献身的に働いたからだと思います。もし彼らが、イラクで大勢のイラク人を殺してきたら、決して立派な顔にはならなかったでしょう。日本の役割はあくまでも人道復興支援活動であるべきだと思います。

・自衛隊がやれることは、道路、電気、水道しかない。しかも全部はできない。そこで、人々を集めて議論させ、何をしてもらいたいかをその場で決めさせた。そして、彼らに「This is democracy.」と言った。
・イラク人を労働者として雇ったときには、必ずその日1日分の労賃を、中間に人を入れず、一人ずつ直接手渡した。それは公正さの教育になった。こういうことが、フランスの報告書にちゃんと書かれている。
・そして、やる気のありそうなイラク人がいると、「お前もやってみるか」と言って、ブルドーザーの運転をさせる。仕事を手伝わせる。つまりそれは技術指導で、技術屋を育てることになる。
※自衛隊のこのような活動は本当に素晴らしいと思います。民主化や近代化は、爆弾を落として「テロリスト」を殺してできるものではありません。

・現地の人と一緒に働くというのが、日本人のやり方だと思う。私(麻生)はアフリカで仕事をしたことがあるが、アフリカ人と一緒に働いているアメリカ人やイギリス人は見たことがなかった。
・日本人と一緒にいると、自分が向上する。よくなる。儲かるようになる。

※ここで竹村氏が、「グローバルNATO」について話してくれ、と口を挟んだ。竹村氏は、安倍首相が訪欧のとき、NATO本部を訪れ、講演したことを高く評価している。麻生氏は、日本がNATOに接近したことにより、ロシアは危機感を持ち、日本との関係を改善したがっているように感じる、と答えた。

世界平和瞑想&祈りの日―ラズロ博士のメッセージ

2007年05月12日 | 世界平和瞑想デー
この行事の発起人、ブダペスト・クラブ会長アーヴィン・ラズロ博士のメッセージ。当日、各地の行事で朗読される予定。

http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/message.html

 この歴史的な行事に参加されている皆様に、心より敬意を表したいと思います。皆様は今、世界を変革する瞑想と祈りを行なおうとしておられます。私たちは、瞑想や祈りが人々を癒し、植物や動物を癒し、生命あるすべてのものを癒すことが出来るのを知っています。それは科学的にも証明されています。私たちは今、まさにそのように瞑想や祈りで地球を癒そうとしているのであり、それを実現する瞬間に立ち会おうとしているのです。

 これは、これまでの常識を打ち破る実験であり、皆様が、今日のことを思い出される度に、誇りと喜びが蘇ることでしょう。これを行なうのは、単なる学問的興味や歴史的観点からではなく、地球が今差し迫って癒しを必要としているからです。もし、私たちがこれまで通り地球を脅かしつづけたならば、地球はもう余り長く私たちを支え続けることは出来ないでしょう。私たちは、この宇宙の中の我が家を破壊しつつあるのです。これまでの生き方を変えることは、まさに私たち自身のために他ならないのです。そして幸いなことに、私たちは変えることが出来るのです。

 私たちが地球や人々、そして生きとし生けるものに与えている損傷は、目先の利益しか考えない狭い価値観と自己中心に優先事項を決めてきたことが原因です。私たちは、この生きた地球を蝕む癌になってしまったのです。しかし、私たちは癌であり続けるよう運命づけられてはいません。私たちは、自らの価値観や優先事項を変えることが出来るのです。この地球のバランスを取り戻すための癒しの手になることが出来るのです。この地球は、その微妙なバランスのもとで悠久の間、進化を育んできたのであり、それを私たち人類が知らず知らずの内に脅かし、破壊してきたのです。

 有害な癌細胞から、先見の明を持った癒し手に変わることは、私たち次第なのです。まずは、自らの意識を変えることから始まります。そして、その意識変革を周りの人々にも及ぼし、最終的には、世界のすべての人々にそれを促してゆくのです。それは、今すぐ始められなければいけません。そして、事実もう始まっています。新しい精神主義が世界に現われつつあります。それは、新しい観念に基づき、すべてものとの関係を築きあげ、責任を担う精神です。

 今日、私たちは、この変革を進める上で、積極的な貢献を果たそうとしています。その方法は、シンプルで効果的なものです。日頃、心を占めている、あらゆる心配事、問題、先入観を解き放って心を空にし、ただ一つのこと「平和」のみを想うのです。私たちの町に住むすべての人たちとの平和、それぞれの国における地域間の平和、そして、この宇宙においてかけがえのない、そして今危機に瀕している、この青い星に存在するすべての国々の平和のみに心を向けるのです。

 今日、2007年5月20日、皆様は世界各地で同じように祈り瞑想する、10万人を越える人々と一つになります。そして、小さくはあっても力強い「バタフライ効果」を生み出してゆきます。それは、近くから遠くへと、多くの人々に広がっていきます。この地において、そして世界各地で行なわれる、この歴史的な祈りの日、「グローバル・ピース・メディテーション」において、皆様方は、人類が近視眼的利己主義から、責任ある地球市民へと自己変革を遂げるのに必要な「臨界質量」になるのです。私たち一人一人、そして人類すべてが、地球の癌細胞である利己的な自分から、平和で持続可能な文明を創る、責任ある担い手へと変わっていくのです。世界に平和を築くことは可能なのです。皆様方、そして人類大家族の一員である全員が、意志とビジョンを持って、この重要な試みを成功に導くことが出来ますよう願っております。



世界平和瞑想&祈りの日(4)

2007年05月11日 | 世界平和瞑想デー
(5)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info4.html

時間の同期

 効果を最高に高めるために、瞑想と祈りのタイミングは精密に同期されます。ただし、これらの行事は世界各地の遠く離れた地域で開催されますので、同じ時間に行なうことはできません。しかしながら、3つの特別な時間帯が設定され、採用されます。

◇東アジア/オーストラリア:昼前後

◇ヨーロッパ:昼、インド:午後

◇アメリカ中部時間の午後=ハワイ時間の午前

※より詳しい時間帯は
http://www.geocities.jp/byakkou51/20070520.htm
にアップしましたが、これも一部です。

各地の行事の時間帯が少しずつ違うため、5月20日は、日本時間の朝10時から夜11時まで、世界中で大勢の人々がたえまなく世界平和を祈り続けることになります。

(6)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info5.html

〇結果の報告

 異なった信仰と東西の文化を結んで、世界各地で一連の大規模な祈り/瞑想が共同して行われるイベントは、まさに「世界初」です。このようなことはいまだかつて行なわれたためしがありません。この行事が複雑なコンピュータのような感受性が高い人工機器や相互作用を行なう人間集団に対して与える影響は、前例のない効果を生み出すかもしれません。

 それを統制され、科学的に検証可能な方法で示すことは、センセーショナルなニュースとなり、関心をいだくすべての人々にきわめて興味深いものとなるでしょう。それらの人々の中には、宗教的・スピリチュアルグループ、持続可能性意識の高い前向きの企業、公共メディアが含まれます。それは人類の未来にとってきわめて肯定的なニュースになるでしょう。なぜなら、それは、私たちの思考、いや私たちの意識すらもが、私たちの、そして私たちの周囲の人々の、生き方、行動の仕方に影響を及ぼすことができるのだ、ということを示すことになるからです。それはいわゆる「バタフライ効果」を生み出し、暴力と混沌に向かう解体の運命と、より平和で人間的で持続可能な文明に向かうブレイクスルーの運命との相違をつくり出すことができるかもしれません。ブダペスト・クラブ、宗教間協力で行なわれる世界平和瞑想と祈りの日の参加団体、そして個人的な協力者がこのプロジェクトを推進する任にありますが、彼らはその結果を適当なチャンネル(新聞発表、インターネット、テレビのレポートやインタビュー)を通して、地域と世界中に発表します。

※バタフライ効果
 気象現象のようないわゆる「複雑系」では、初期条件のほんのわずかな違いが結果における大きな相違を生み出すことが知られている。たとえば、アマゾンの密林で一羽の蝶が起こしたかすかな空気の振動が、地球の裏側の日本での台風のコースを変えたりする。まさに We can change the world.


〇今後の予定

 2007年度の宗教間協力の世界平和瞑想と祈りの日の成功を受けて、類似の行事が毎年行なわれるようになります。それは、2012年にブダペスト・クラブが呼びかける「地球を抱きしめる」儀式で頂点に達するでしょう。この行事では、大勢の人々が手をつないで、地球を一周する巨大な人間の鎖をつくります。地球上の様々な場所における地域的な瞑想/祈りの行事がすでに測定しうる有意義な効果を及ぼしてきたことを考えると、何百万人ものボランティアが手をつないで地球の平和と調和を瞑想し祈ることは、人間家族の生活と未来にとって危機的であると広く認識されている時点において、私たちの生活と未来のために決定的な相違をつくり出すことが予想されます。


世界平和瞑想&祈りの日(3)

2007年05月10日 | 世界平和瞑想デー
(4)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info3.html

効果の測定

1 コンピュータに対する世界的な効果

 世界平和瞑想と祈りの日の行事は、世界の異なった地域に設置されている特別にプログラムされたコンピュータに対する影響に関して、世界的規模でモニターされます。これらのコンピュータは、0と1の数字をランダムな系列で一定に生成します。ロジャー・ネルソンは元プリンストン大学工学部・変則現象研究所の所長で、現在は彼自身の研究プログラムである「地球意識プロジェクト」を主宰していますが、彼は、彼のREG〔Random Event Generator ランダム事象生成装置〕のネットワークを通じて、コンピュータによって生成される数字をモニターし、瞑想と祈りの間に、とりわけ集中的な祈りを行なっている時間と手をつないでいる時間に特別な注意を向けて、それらの数字がランダムさからどの程度有意に偏差するかを調査します。(意識的な期待や意図による可能なバイアスを避けるために、モニタリングは参加者には伝達されません)。その結果は検証され、その後、新聞・雑誌と一般に公表されます。

※REG〔Random Event Generator ランダム事象生成装置〕
 電子的な雑音を、0と1の数字に変換する装置。通常、0と1の数列はアトランダムに並び、そこには秩序はない。しかし、人間の思念がこの装置に影響を及ぼし、数列に一定の秩序をもたらすことができることが明らかになった。つまり、人間の意識は何らかの形で電子の振る舞いに影響を及ぼすことができるようなのである。

 個人の思念だけではなく、集団の意識もREGに影響を及ぼす。REGデータの解析によると、新年の祝賀、大きな災害や悲劇(たとえばダイアナ妃の葬儀や911事件)などの出来事が、人類の意識を一つに集め、大きくふるわせていることを示唆している。

 ネルソンらのグループは、現在世界約50箇所にREGを設置し、そのデータをインターネットを通じて集約している。彼らはいわば「地球の脳波」を測定しているわけである。

 「地球意識プロジェクト」については、リン・マクタガート『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』(インターシフト)に解説されている。またインターネット上では、http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/3-7.htm に説明がある。

 ネルソンは「世界平和瞑想と祈りの日」の行事がREGにどのような変化を引き起こすかを測定しようというのである。


2 地域コミュニティに対する効果

 社会的統合、個人の達成や個人間の達成、環境に対する付随的なインパクトは、人々の価値観や優先順位に強く依存しています。コミュニティの中で人々は、他者の価値観や優先順位に影響を及ぼしています。精神的に安定し、健康的な思考態度をもった人々は、コミュニティのすべての人々に肯定的な影響を及ぼす集合的意志を生成します。善い意図をもち、精神的に安定した人々の共同の瞑想と祈りは、この効果を高めます。彼らが瞑想者のいる社会的コミュニティに有意義なインパクトを及ぼすことが見出されました。すなわち、犯罪率が減少し、自殺率が低下し、満足度が上昇し、環境に対する否定的な影響が減少しました。(このような効果はマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーによって1960年に予言され、マハリシ効果として知られています。)過去25年間にわたり、50回近くの科学的研究が、厳密な研究方法と評価手順を用いて行なわれましたが、それはこの効果が存在することを確証しています。世界平和瞑想と祈りの日の枠内では、カリフォルニアの技術者で人間開発専門家であるジョゼフ・ジオーブに率いられたグローバル・コヒーレンス・フィードバック・システムが、特別にデザインされたアプリケーションを用いて、瞑想/祈りの行事が、それぞれのコミュニティとそれを取り巻く社会的・文化的地域にどのような社会的インパクトを及ぼすかをモニターします。

※マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー
 インドの宗教家。詳しくはここを参照のこと。

 本ブログの筆者としては、ホームページがマハリシについて言及しているのは、正直に言って、あまりいただけません。マハリシにはかなり毀誉褒貶がありますし、彼の教える超越瞑想(Transcendental Meditation: TM)なるものが、それほど立派な瞑想法とは思えないからです。

 マハリシ効果というのは、

「1974年、TM実習者がその都市人口の1%以上に達した11の都市では、立地条件が似通った1%に満たない他の11の都市と比較したとき、犯罪発生率が平均で17%も低いということが分かりました。

これは、それまで個人的なものと考えられていたTM瞑想の効果が、実は社会的なレベルでも現れるという画期的な発見でした。 その後、これに類するような結果が世界中で現れました。

極一部の変化がある割合に達したとき、全体的な変化を引き起こすという現象は、相転移と呼ばれ自然界には良く見られる現象です。このTM実習による社会の相転移は、それを前もって予測していたマハリシの名前にちなんで、マハリシ効果と呼ばれています。 」

というものです。
http://www.maharishi.co.jp/course/tm/index.html

 TMやマハリシ効果については、批判も少なくありません。

 ただし、瞑想が個人の心の平安をつくり出すだけではなく、社会的な平和にも効果があるということは、今後、多くの人々が徐々に認識するようになる事実だと私は考えています。さもなければ、祈りや瞑想で地球や人類を癒すということが成り立たちません。そういう現象に「マハリシ」という個人の名前が使われるのは残念です。

 マハリシはTMが特権的にすぐれた瞑想法だと主張していますが、方法や効果は違っていても、様々な瞑想や祈りは――正しいものであれば――それなりの社会的効果を及ぼすはずです。TMだけが特別ということはありません。5月20日の行事は、異なったグループがともに世界平和という唯一の目標のために協力するところに大きな特長があります。私はむしろ、この現象は今後はもっと一般的に「祈りの社会的効果」と呼ぶべきだと思っています。


世界平和瞑想&祈りの日(2)

2007年05月09日 | 世界平和瞑想デー
(3)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info2.html

●目的

 意識は人間の価値観と行動に対して、したがって生命圏における生の内実に対して、微細ではありますが、危機的瞬間には決定的な影響を及ぼすものと考えられます。このことに鑑み、この瞑想の目的は、世界の異なった地域において、戦争と暴力によって引き裂かれ、脅かされ、生態学的に脅かされ、非常な危機に瀕している私たちの惑星を癒すために、ともに瞑想し祈ることに関心をいだき、そのことにスピリチュアルに関わっている地球市民のクリティカル・マス(臨界量)を、彼らの集合的意識の力によって結集することであります。

●行事内容

 世界平和瞑想と祈りの日の世界規模の行事は、異なった信仰と文化背景をもったきわめて多くの善意の人々を一つに巻き込み、彼らは心を一つに、地上に平和が、人々の間に善意が生まれ、自然との調和を再確立する道が見出されるように祈りまたは瞑想します。これらの行事は以下のような個別プログラムを含んでいます。

・主催者によって企画された一般的な開会式。スピーチ、歌、踊りなどを含む。

・人々の間と国々の間の平和と調和、人間の生命圏との関係における平和と調和に意識を集中した一定時間の瞑想または祈り。

・著名な霊的指導者に指導された15分~30分の集中的な瞑想または祈り。その最後に、「May Peace Prevail on Earth」(世界人類が平和でありますように)のような祈願また祈りを3回繰り返す。

・5分間の閉会式では、参加者は地球儀または類似の地球を表わす象徴物のまわりに円をつくり、深い沈黙の中で手をつなぐ。



世界平和瞑想&祈りの日

2007年05月08日 | 世界平和瞑想デー
世界平和瞑想&祈りの日のホームページができましたので、順次、邦訳します。

(1)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/index.html
世界平和瞑想&祈りの日は、数多くの地域的、世界的なグループが協力して主宰する行事で、これまでで世界最大の宗教間協力の瞑想と祈りの行事です。この行事は、2007年5月20日に催される、地域の平和と世界の平和のための一連の瞑想と祈りから成り立っています。このプログラムには、現在存在しているほとんどすべての種類の信仰体系、宗教団体、先住民族グループ、瞑想団体から100万人以上の人々が参加するものと予想されています。

(2)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info.html
今年の行事は、2012年にブダペスト・クラブが行なう「地球をだきしめよう」という儀式で頂点に達する年間行事の最初の行事です。この最初のグローバルなイベントは、今回の参加団体の一つである、日本の富士聖地(白光真宏会)の活動によって霊感を与えられたものです。この価値ある自主的活動にぜひご参加下さい。参加団体と関連行事の詳細についてはここをクリックしてください。


行事が開かれる主な場所と予想参加人数
日本、富士山、1万+5千(日本各地で)
・オーストラリア、シドニー、1千
・インド、ワンネス寺院、5万
・インド、オーロビル、5千
・インド、ラクノウ、モンテッソーリ学校、500
・イスラエル、テル・アヴィヴ、1500~3000,さらに国内で1万~2万
・ハンガリー、ブダペスト、4千~5千
・スロヴェニア、リュブリヤナ、チボリ公園、1千
・イタリア、ルッカ温泉、ヴィラッジオ・グロバーレ、100~200+4千(イタリア国内)
・イタリア、ダマヌール、1500
・アメリカ合衆国、ウィンディビル、スクール・オブ・メタフィジックス、6千
・アメリカ合衆国、ダルース、1千~5千
・アメリカ合衆国、ハワイ、1千~5千
・サモア、国中
World Peace Prayer Society、500

※参加団体は今後も増えていくものと思われます。