平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

均衡ある発展

2007年08月23日 | 世界平和瞑想デー
いま北海道の小樽に来ています。

テレビのニュースを見ていたら、8月22日には東京では最高気温が37度にのぼり、電力需要が今年最大になったとのことです。柏崎・刈羽原発の停止もあり、停電が危惧されましたが、大企業や官公庁の節電によって、なんとか停電は回避されたとのことです。

今年の北海道も例年に比べるとかなり暑いですが、首都圏とは比べものにはなりません。どんなに暑くても、夜、寝苦しいということはありません。エアコンを使う必要もありません(そもそも持っていません)。

北海道のニュースでは、景気の悪い話が多いです。例の「白い恋人」の賞味期限ごまかし問題については、すでによくご存じでしょうが、それ以外の話題では、北海道の大学生の就職率が全国平均よりも5%低いそうです。それは、大学生の地元志向と、企業の求める能力と学生の希望職種のミスマッチが原因だ、という分析でした。

小樽の人口は、私がこの町で高校まで通っていた昭和40年ころには20万人でした。それが現在は13万人です。町を歩くと、あちこちに空き店舗、空き事務所、空き家、空き地が目立ちます。北海道でまずまず景気がいいのは札幌だけで、あとの都市は沈滞気味です。北見では東急デパートが閉鎖され、500人の従業員が職場を失うというニュースがありました。

日本経済が回復基調にあるといっても、それは東京だけの話で、地方は疲弊しています。先の参議院選挙では、そういう地方の不満が爆発したのではないでしょうか。

東京に権力、お金、情報、人間が集中することは、ある意味では効率的ですが、一極集中は様々な歪みも生み出します。それは結局、東京にもはね返ってくるのです。

今回の電力危機はその一例です。地球温暖化が加速し、しかも新たな原発も作れないということになれば、毎年のように夏には電力危機を迎えることになるのかもしれません。

東京で使う電力は、みな地方で作られています。新潟県や福島県は原発を引き受けて、東京のために電気を供給しているのです。電力会社がいうように、原発がそんなにクリーンで安全な電力源だというのなら、東京に原発を作ればいいわけですが、それに賛成する都民はいるでしょうか? 東京は地方の犠牲の上に、繁栄と便利な生活を享受しているのですが、それも限界に達しています。

東京の権力、お金、情報、人間を一部、地方にゆずり、地方の均衡ある発展をはかることは、政治の急務だと思います。


昭和天皇の大御心

2007年08月04日 | 世界平和瞑想デー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070804-00000025-mai-soci
より

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<A級戦犯合祀>昭和天皇が懸念 元侍従長が歌人に語る
8月4日11時11分配信 毎日新聞

 靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)に対する昭和天皇の「戦死した人々のみ魂を鎮め祭る社であるのに、その性格が変わる」「戦争に関係した国と将来、深い禍根を残す」との懸念を元侍従長の故徳川義寛氏が歌会始の選者を長く務める歌人の岡野弘彦さん(83)に語っていたことが分かった。A級戦犯合祀については、元宮内庁長官の故冨田朝彦氏のメモなどに昭和天皇が強い不快感を示していたことが記録されていたが、具体的な理由の一端が浮かび上がったのは初めて。
 岡野さんの著書「四季の歌」によると、皇室で短歌の指導をしていた岡野さんのもとに、当時侍従長の徳川氏が3、4カ月に1回、30~40首の昭和天皇の歌を持ってきていた。86年秋ごろ「この年のこの日にもまた靖国のみやしろのことにうれひはふかし」という歌を初めて見た。岡野さんが昭和天皇の憂いの理由を尋ねると、徳川氏が明かしたという。
 徳川氏はさらに「はっきりお歌いになっては、さしつかえがあるので、少し婉曲(えんきょく)にしていただいた。筑波(藤麿(ふじまろ))宮司は合祀を押さえてこられたが、松平(永芳)宮司になると、お上のお耳に入れることなく合祀を決定してしまった。それからお上は、靖国神社へ参拝なさることもなくなりました」と述べたという。
 昭和天皇は75年まで同神社に参拝していたが、A級戦犯合祀が明らかになる前の76年以降、参拝はしなかった。【大久保和夫】
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昭和天皇は実に公平、客観的にものが見えるお方でした。ところが、右翼的な人々の間には、いまだに「富田メモは謀略だ」と言っている人たちが少なくありません。そういう人たちは、まさに親の心子知らずで、昭和天皇を悲しませるだけです。

終戦の詔勅を録音した録音盤を奪ってクーデターを起こそうとした軍人は、真に日本を愛し、天皇を愛していたのでしょうか? 彼らは自分たちの手前勝手な神国思想を天皇に投影していただけでした。松平永芳宮司もそれと同じようなことをしたのでした。

日本人が一日も早く、日本の平和と世界平和を祈り続けられた昭和天皇の大御心に目覚めることを祈らずにはいられません。


リーパー氏の父上

2007年08月03日 | 世界平和瞑想デー
以前に広島平和文化財団理事長のスティーブン・リーパー氏について紹介しましたが、リーパー氏の父上であるディーン・リーパー氏はたいへん立派な方でした。

1954年9月26日に青函連絡船の洞爺丸が台風によって座礁・沈没し、1100名以上の乗客が死亡するという大事故がありました。そのとき、その船に乗り合わせていたカナダ人とアメリカ人の2人のキリスト教関係者が、救命具をほかの日本人に譲って亡くなりました。

この無償の愛の行為は多くの人々の感動を呼びました。三浦綾子の『氷点』の中でも描かれています。

その亡くなったアメリカ人というのが、スティーブン・リーパー氏の父上のディーンさんで、その当時33歳という若さでした。

このエピソードは、http://www.seiai.net/0410seisyo.html に出ておりますので、ぜひお読み下さい。

そこに、「リーパー夫人と長男(=スティーブさん)は世界平和実現に向けて現在も精力的に活動しています。遺族に共通しているのは、キリストの愛に生きていることと大の日本びいきということです」とあります。

ディーンさんは今スティーブさんと一緒になって、広島から世界平和のために働いてくれているのでしょう。







人類が心を一つに平和を祈る日

2007年07月31日 | 世界平和瞑想デー
毎年8月になると、日本人は平和の問題について否応なしに考えさせられます。8月6日の広島原爆記念日、9日の長崎原爆記念日、15日の終戦記念日があるからです。

これらの日々は、また祈りの日々でもあります。

8月6日の広島原爆の日には、8時15分から1分間黙祷が捧げられます。
8月9日の長崎原爆の日には、11時2分から1分間黙祷が捧げられます。
8月15日の終戦記念日には、正午から1分間黙祷が捧げられます。

今年の5月20日には「世界平和瞑想デー(Global Peace Meditation Day)」という行事があり、7月7日に「ライブアース」という行事があり、7月17日に「ファイアー・ザ・グリッド」という行事がありました。誰がどういうきっかけで呼びかけたにせよ、人類が心を一つに平和を祈ることは尊いことです。平和を祈る心の波動が一つに共鳴して、大きな力を発揮するからです。

そのエネルギーはおそらく「強さ(参加者の意識の高さ)×量(参加者の数)」によって決まるでしょう。平和を祈る人が一人でも多いほうが望ましいに違いありません。

しかし、その祈りを呼びかけるために「光の存在」だとか「宇宙存在」だとかの「お告げ」は必要ありません。まあ、そういうものが好きな精神世界系のオタクもいるのでしょうが、そういう怪しげなものから引いてしまう良識的な人々も多いわけです。

しかし、そんな「お告げ」がなくても、すでに

8月6日の8時15分
8月9日の11時2分
8月15日の正午

は過去60年間、毎年何千万人の日本人がともに祈りを捧げてきた日です。支持する政党が違い、信ずる宗教が違っても、この日に一度も平和の祈りをしなかったという日本人はいないのではないでしょうか。それができる日本人はやはりすごい民族だと思います。

一人ひとりの祈りは小さいかもしれないが、それが集まれば大きな力になります。

とくに8月6日、8月9日は、人類がこぞって祈りを捧げるべき日であると思います。それは、原爆犠牲者の冥福を祈る祈りでもよいし、世界平和の祈りでもよいでしょう。この日が、日本人だけの祈りの日にとどまるのではなく、全人類が世界平和を祈る日にならなければなりません。

今年はWorld Peace Prayer Societyが全世界の人々に、広島平和公園で行なわれる1分間の黙祷に全世界で同時に参加してくれるように呼びかけています。8月6日と8月9日が人類全体の祈りの日になる第一歩が踏み出されました。

世界人類が平和でありますように
May Peace Prevail on Earth



ファイアー・ザ・グリッド

2007年06月29日 | 世界平和瞑想デー
ある知人が教えてくれたのですが、7月17日(火)に地球を癒やすために世界中で同時に祈りを捧げよう、という運動があります。これは、シェリー・イェーツさんという、臨死体験をしたカナダの女性が提唱したものです。

シェリー・イェーツさん臨死体験中に光の存在に出会い、その存在が、地球に祈りを捧げるように大勢の人々に呼びかけなさい、と命じたというのです。

地球には「グリッド」と呼ばれるエネルギーの格子が取り巻いているのだけれど、今、そのグリッドが傷ついている。多くの人類が同時に祈りや瞑想を行なうことによって、そのグリッドを修復することができるのだそうです。

祈りの時間として呼びかけられているのは、

日本時間:7月17日(火)20時11分から1時間

です。

詳しくは
http://www.firethegrid.com/jap/home-fr-jap.htm

グリッドのことは、私も何人かのアメリカ人から聞いたことがありますが、私は霊能者でないので、実在するのかしないのかは確言できません。要するに、地球を取り巻いている霊的エネルギー・フィールドのことのようです。

聖心女子大学の教授をなさっていた鈴木秀子さんも臨死体験者ですが、鈴木秀子さんの著書を読むと、たしかに光の存在というものがあって、それが私たちを守護していてくれることがよくわかります。それはまさに、6月27日に書いた守護霊・守護神です。

鈴木秀子さんにはお会いしたことがあり、講演をお聞きしたこともありますが、本当に立派な先生で、こういう方がおっしゃることなら本当だろう、と思わされます。

シェリー・イェーツさんの光の存在は、鈴木さんの光の存在よりも大きな事を企てようとしているようですが、この運動には色々な要素がまぎれ込んでいることがうかがわれます。

2007年7月17日というのは、数年前に「世界平和交響曲」(SOPP)の期日として、神界の五井先生が最初に指定した2007年7月7日と似ています(この指令は途中で5月20日に変更されました)。

今回、祈りが呼びかけられている時間は、グリニッジ時間の11時11分で、それが日本時間の20時11分になるのです。

私にはよくわかりませんが、11:11という数字は神聖な数字のようで、5月20日のSOPPに参加し、白光真宏会富士聖地の波動を絶賛してくれたパトリシア・コータ・ロブレスさんも以前からたびたび11月11日とか、11時11分に祈るように呼びかけていました。

また、2004年に富士聖地に来たことがあるチェロキー族のシャーマンであるシルバースターさんも、昔から11:11を重視していました。

同時に世界平和を祈るというのは、世界平和の祈りのメンバーが昔から実践している行為ですし、歌手のジェームズ・トワイマンなどもよく呼びかけています。

シェリー・イェーツさんの潜在意識が、人類の想念波動圏にある様々な情報をキャッチして、それをこういう形にまとめ上げたものと思われます。

今日のニューエイジ系の人々は、特定の団体にコミットすることを嫌います。したがって、どんなによい事でも、特定の団体が中心にあると、それだけで反発する部分があります。それに対し、そういう団体に属さない個人が呼びかけると、なんとなく安心するのでしょう。しかし、その個人の影響力が強くなると、結局、何かしらの団体的なものができてしまいます。

シェリー・イェーツさんの「光の存在」がどの程度本物かは、彼女の今後の行動によってわかるでしょう。

誰がどういうきっかけで提唱したにせよ、地球のために愛と平和の祈りを捧げることはよいことです。世界平和の祈りのメンバーがこの時間帯に同時に祈ってくだされば、「ファイアー・ザ・グリッド」の参加者に世界平和の祈りの光明波動が届くと思います。

5月20日の世界平和瞑想&祈りの日の結果

2007年06月02日 | 世界平和瞑想デー
◇グローバルピースメディテーション&プレヤーデーの写真

 世界中の行事の写真がアップされました。ラズロ博士も写っています。

http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/index.html#

 「Gallery」をクリックしてください。画像が多いので、表示されるまでにしばらく時間がかかります。美しく感動的です。

◇CommonPassionのBreakthrough Celebration

 「グローバルピースメディテーション&プレヤーデー」は「CommonPassion」というグループと協力しています。このサイト名は、「Common Passion 共通の情熱」という意味ですが、同時に「Compassion 思いやり」という意味も含ませています。

 「地球意識プロジェクト」のロジャー・ネルソン氏も「CommonPassion」に参加しています。

 「CommonPassion」は5月15日から29日までの2週間を、「Breakthrough Celebration」とし、平和のために祈りと瞑想をしてくれるように世界中に呼びかけました。「CommonPassion」の立場からは、5月20日の「グローバルピースメディテーション&プレヤーデー」は「Breakthrough Celebration」の中の一つという位置づけのようです。

 2週間の「Breakthrough Celebration」のデータが、以下に出ています。

http://www.commonpassion.org/mayevent/viewdata.php

 これを見ると、2週間の参加者は

・個人として登録 897人
・団体(グループ)登録 256団体
・合計 335,978人

です。ただし、これには、ブラーマ・クマリスの90万人は含まれていません。ブラーマ・クマリスのダディ・ジャンキさんは、世界中の90万人のメンバーに、この日に平和を祈るように呼びかけてくれました。これを含めると120万人以上です。

 最も多くの祈りと瞑想の行事が開催された日は5月20日です。

 また、http://www.commonpassion.org/mayevent/viewactivities.php には、行事が開かれた場所・団体がリストされていますが、これは「CommonPassion」のサイトに登録されたデータで、富士聖地の行事はリストアップされていません。

◇祈りの効果の科学的測定

 5月20日の「グローバルピースメディテーション&プレヤーデー」には、「地球意識プロジェクト」のロジャー・ネルソン氏が、REG(ランダム事象生成装置)という機械を用いて祈りの効果の科学的測定を行ないました。その結果がホームページに発表されています。一口で言うと、5月20日の祈りによって、非常に大きな変動が測定された、ということです。

Current Results 最近の結果」のいちばん下に、240番の「Global Peace Day」の欄があり、濃い赤で「p=0.045」という数字が出ています。「p」はprobabilityで、数字が小さいほど「偶然ではありえない」可能性を示しています。濃い赤は、きわめて偶然ではありえない数字を示しています。黒は無意味な数字、薄い赤は中間的な数字とお考え下さい。地球意識に衝撃を与えた濃い赤の出来事はそれほど多くありません。たとえば、2001年の911事件は「0.031」です。つまり、ネルソン氏の測定によると、5月20日の祈りが地球意識に何らかの影響を与えたと考えられるということです。

 具体的なデータの解説は統計学の専門用語が出ていて、一般人には理解しづらい内容です。

90カ国、100万人以上の参加者

2007年05月26日 | 世界平和瞑想デー
5月20日のグローバルピースメディテーション&プレヤーデーは大成功に終わりました。以下はブダペストクラブ・アンバサダーの柴田光廣さんからいただいたメールです。行事の様子を要領よくまとめているので、ここに紹介させていただきます。

*********************
 5月20日の世界瞑想デーへのご理解とご協力に感謝いたします。 また、各地の会場以外でも、多くの方々が、家庭や職場で本人または友人達と一緒に世界の平和を祈って頂け、非常に嬉しく思います。

 主催センターからの連絡によりますと、20日の祈り・瞑想には全世界で90カ国、100万人以上の参加者が有りました。 サモアでは国を挙げて参加しました。 日本のみならず、世界各地から色々な報告が届いておりますが、下のメイルのコピーはアルゼンチンの方から来た一例です。

 このイヴェントの案内メイルで触れましたように、20日の世界各国に於ける真摯な祈りと瞑想は、米国プリンストン大学のネルソン教授のチームのコンピューター・ネットワークによってモニターされ、人類史上初めて”グローバルな祈りの効果測定”の試みが為されました。 結果は科学的な検討を経て後日発表される予定です。 

 日本では朝霧高原の白光真宏会の富士聖地で、約一万人が参加して世界の平和を祈りました。 参加者全員で一国一国の平和と世界の平和を祈る前に、天台宗、カトリック、プロテスタント、イスラーム教、ユダヤ教、神道、チベット仏教、シーク教の各宗派のリーダーの方が、それぞれ各宗派に基づく平和の祈りを奉げました。 また、これらの方々とは別に、日本からは立正佼成会、金光教、天理教などの信者の方々や、科学者の方々も数多く参加されていました。 (因みに私は真言宗徒です。)

 ブダペストクラブ会長のラズロ博士は、白光真宏会が30年余年もの間、純粋に世界の平和を祈り続けてきたことに感銘を受け、第三回目のSOPP(世界平和交響曲)に合わせて世界平和瞑想デーを提唱し、このグローバルなイヴェントを組織されました。 

 世界の平和を願う気持ちは、あらゆる人種・世代・国と地域・文化・宗派を超えて共通だと思います。 そして皆が世界の平和を祈り平和を願えば、世界は必ず平和になると思います。

(Mail from Argentina)
Dear Feri, Ervin and all of you,
Congratulations to all, here in Buenos Aires were many groups that meditated in this global peace meditation, we were a group of 300 in the Plaenetario Park, and in addition to our organization we know that groups in 35 cities of Argentina.

Until the next one and my desires so that this continues growing...
(アルゼンチン、ブエノスアイレスで300人のグループで祈りました。そのほかにもアルゼンチン35の都市で祈りの集まりが持たれました。)

世界平和瞑想&祈りの日―ラズロ博士のメッセージ

2007年05月12日 | 世界平和瞑想デー
この行事の発起人、ブダペスト・クラブ会長アーヴィン・ラズロ博士のメッセージ。当日、各地の行事で朗読される予定。

http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/message.html

 この歴史的な行事に参加されている皆様に、心より敬意を表したいと思います。皆様は今、世界を変革する瞑想と祈りを行なおうとしておられます。私たちは、瞑想や祈りが人々を癒し、植物や動物を癒し、生命あるすべてのものを癒すことが出来るのを知っています。それは科学的にも証明されています。私たちは今、まさにそのように瞑想や祈りで地球を癒そうとしているのであり、それを実現する瞬間に立ち会おうとしているのです。

 これは、これまでの常識を打ち破る実験であり、皆様が、今日のことを思い出される度に、誇りと喜びが蘇ることでしょう。これを行なうのは、単なる学問的興味や歴史的観点からではなく、地球が今差し迫って癒しを必要としているからです。もし、私たちがこれまで通り地球を脅かしつづけたならば、地球はもう余り長く私たちを支え続けることは出来ないでしょう。私たちは、この宇宙の中の我が家を破壊しつつあるのです。これまでの生き方を変えることは、まさに私たち自身のために他ならないのです。そして幸いなことに、私たちは変えることが出来るのです。

 私たちが地球や人々、そして生きとし生けるものに与えている損傷は、目先の利益しか考えない狭い価値観と自己中心に優先事項を決めてきたことが原因です。私たちは、この生きた地球を蝕む癌になってしまったのです。しかし、私たちは癌であり続けるよう運命づけられてはいません。私たちは、自らの価値観や優先事項を変えることが出来るのです。この地球のバランスを取り戻すための癒しの手になることが出来るのです。この地球は、その微妙なバランスのもとで悠久の間、進化を育んできたのであり、それを私たち人類が知らず知らずの内に脅かし、破壊してきたのです。

 有害な癌細胞から、先見の明を持った癒し手に変わることは、私たち次第なのです。まずは、自らの意識を変えることから始まります。そして、その意識変革を周りの人々にも及ぼし、最終的には、世界のすべての人々にそれを促してゆくのです。それは、今すぐ始められなければいけません。そして、事実もう始まっています。新しい精神主義が世界に現われつつあります。それは、新しい観念に基づき、すべてものとの関係を築きあげ、責任を担う精神です。

 今日、私たちは、この変革を進める上で、積極的な貢献を果たそうとしています。その方法は、シンプルで効果的なものです。日頃、心を占めている、あらゆる心配事、問題、先入観を解き放って心を空にし、ただ一つのこと「平和」のみを想うのです。私たちの町に住むすべての人たちとの平和、それぞれの国における地域間の平和、そして、この宇宙においてかけがえのない、そして今危機に瀕している、この青い星に存在するすべての国々の平和のみに心を向けるのです。

 今日、2007年5月20日、皆様は世界各地で同じように祈り瞑想する、10万人を越える人々と一つになります。そして、小さくはあっても力強い「バタフライ効果」を生み出してゆきます。それは、近くから遠くへと、多くの人々に広がっていきます。この地において、そして世界各地で行なわれる、この歴史的な祈りの日、「グローバル・ピース・メディテーション」において、皆様方は、人類が近視眼的利己主義から、責任ある地球市民へと自己変革を遂げるのに必要な「臨界質量」になるのです。私たち一人一人、そして人類すべてが、地球の癌細胞である利己的な自分から、平和で持続可能な文明を創る、責任ある担い手へと変わっていくのです。世界に平和を築くことは可能なのです。皆様方、そして人類大家族の一員である全員が、意志とビジョンを持って、この重要な試みを成功に導くことが出来ますよう願っております。



世界平和瞑想&祈りの日(4)

2007年05月11日 | 世界平和瞑想デー
(5)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info4.html

時間の同期

 効果を最高に高めるために、瞑想と祈りのタイミングは精密に同期されます。ただし、これらの行事は世界各地の遠く離れた地域で開催されますので、同じ時間に行なうことはできません。しかしながら、3つの特別な時間帯が設定され、採用されます。

◇東アジア/オーストラリア:昼前後

◇ヨーロッパ:昼、インド:午後

◇アメリカ中部時間の午後=ハワイ時間の午前

※より詳しい時間帯は
http://www.geocities.jp/byakkou51/20070520.htm
にアップしましたが、これも一部です。

各地の行事の時間帯が少しずつ違うため、5月20日は、日本時間の朝10時から夜11時まで、世界中で大勢の人々がたえまなく世界平和を祈り続けることになります。

(6)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info5.html

〇結果の報告

 異なった信仰と東西の文化を結んで、世界各地で一連の大規模な祈り/瞑想が共同して行われるイベントは、まさに「世界初」です。このようなことはいまだかつて行なわれたためしがありません。この行事が複雑なコンピュータのような感受性が高い人工機器や相互作用を行なう人間集団に対して与える影響は、前例のない効果を生み出すかもしれません。

 それを統制され、科学的に検証可能な方法で示すことは、センセーショナルなニュースとなり、関心をいだくすべての人々にきわめて興味深いものとなるでしょう。それらの人々の中には、宗教的・スピリチュアルグループ、持続可能性意識の高い前向きの企業、公共メディアが含まれます。それは人類の未来にとってきわめて肯定的なニュースになるでしょう。なぜなら、それは、私たちの思考、いや私たちの意識すらもが、私たちの、そして私たちの周囲の人々の、生き方、行動の仕方に影響を及ぼすことができるのだ、ということを示すことになるからです。それはいわゆる「バタフライ効果」を生み出し、暴力と混沌に向かう解体の運命と、より平和で人間的で持続可能な文明に向かうブレイクスルーの運命との相違をつくり出すことができるかもしれません。ブダペスト・クラブ、宗教間協力で行なわれる世界平和瞑想と祈りの日の参加団体、そして個人的な協力者がこのプロジェクトを推進する任にありますが、彼らはその結果を適当なチャンネル(新聞発表、インターネット、テレビのレポートやインタビュー)を通して、地域と世界中に発表します。

※バタフライ効果
 気象現象のようないわゆる「複雑系」では、初期条件のほんのわずかな違いが結果における大きな相違を生み出すことが知られている。たとえば、アマゾンの密林で一羽の蝶が起こしたかすかな空気の振動が、地球の裏側の日本での台風のコースを変えたりする。まさに We can change the world.


〇今後の予定

 2007年度の宗教間協力の世界平和瞑想と祈りの日の成功を受けて、類似の行事が毎年行なわれるようになります。それは、2012年にブダペスト・クラブが呼びかける「地球を抱きしめる」儀式で頂点に達するでしょう。この行事では、大勢の人々が手をつないで、地球を一周する巨大な人間の鎖をつくります。地球上の様々な場所における地域的な瞑想/祈りの行事がすでに測定しうる有意義な効果を及ぼしてきたことを考えると、何百万人ものボランティアが手をつないで地球の平和と調和を瞑想し祈ることは、人間家族の生活と未来にとって危機的であると広く認識されている時点において、私たちの生活と未来のために決定的な相違をつくり出すことが予想されます。


世界平和瞑想&祈りの日(3)

2007年05月10日 | 世界平和瞑想デー
(4)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info3.html

効果の測定

1 コンピュータに対する世界的な効果

 世界平和瞑想と祈りの日の行事は、世界の異なった地域に設置されている特別にプログラムされたコンピュータに対する影響に関して、世界的規模でモニターされます。これらのコンピュータは、0と1の数字をランダムな系列で一定に生成します。ロジャー・ネルソンは元プリンストン大学工学部・変則現象研究所の所長で、現在は彼自身の研究プログラムである「地球意識プロジェクト」を主宰していますが、彼は、彼のREG〔Random Event Generator ランダム事象生成装置〕のネットワークを通じて、コンピュータによって生成される数字をモニターし、瞑想と祈りの間に、とりわけ集中的な祈りを行なっている時間と手をつないでいる時間に特別な注意を向けて、それらの数字がランダムさからどの程度有意に偏差するかを調査します。(意識的な期待や意図による可能なバイアスを避けるために、モニタリングは参加者には伝達されません)。その結果は検証され、その後、新聞・雑誌と一般に公表されます。

※REG〔Random Event Generator ランダム事象生成装置〕
 電子的な雑音を、0と1の数字に変換する装置。通常、0と1の数列はアトランダムに並び、そこには秩序はない。しかし、人間の思念がこの装置に影響を及ぼし、数列に一定の秩序をもたらすことができることが明らかになった。つまり、人間の意識は何らかの形で電子の振る舞いに影響を及ぼすことができるようなのである。

 個人の思念だけではなく、集団の意識もREGに影響を及ぼす。REGデータの解析によると、新年の祝賀、大きな災害や悲劇(たとえばダイアナ妃の葬儀や911事件)などの出来事が、人類の意識を一つに集め、大きくふるわせていることを示唆している。

 ネルソンらのグループは、現在世界約50箇所にREGを設置し、そのデータをインターネットを通じて集約している。彼らはいわば「地球の脳波」を測定しているわけである。

 「地球意識プロジェクト」については、リン・マクタガート『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』(インターシフト)に解説されている。またインターネット上では、http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/3-7.htm に説明がある。

 ネルソンは「世界平和瞑想と祈りの日」の行事がREGにどのような変化を引き起こすかを測定しようというのである。


2 地域コミュニティに対する効果

 社会的統合、個人の達成や個人間の達成、環境に対する付随的なインパクトは、人々の価値観や優先順位に強く依存しています。コミュニティの中で人々は、他者の価値観や優先順位に影響を及ぼしています。精神的に安定し、健康的な思考態度をもった人々は、コミュニティのすべての人々に肯定的な影響を及ぼす集合的意志を生成します。善い意図をもち、精神的に安定した人々の共同の瞑想と祈りは、この効果を高めます。彼らが瞑想者のいる社会的コミュニティに有意義なインパクトを及ぼすことが見出されました。すなわち、犯罪率が減少し、自殺率が低下し、満足度が上昇し、環境に対する否定的な影響が減少しました。(このような効果はマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーによって1960年に予言され、マハリシ効果として知られています。)過去25年間にわたり、50回近くの科学的研究が、厳密な研究方法と評価手順を用いて行なわれましたが、それはこの効果が存在することを確証しています。世界平和瞑想と祈りの日の枠内では、カリフォルニアの技術者で人間開発専門家であるジョゼフ・ジオーブに率いられたグローバル・コヒーレンス・フィードバック・システムが、特別にデザインされたアプリケーションを用いて、瞑想/祈りの行事が、それぞれのコミュニティとそれを取り巻く社会的・文化的地域にどのような社会的インパクトを及ぼすかをモニターします。

※マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー
 インドの宗教家。詳しくはここを参照のこと。

 本ブログの筆者としては、ホームページがマハリシについて言及しているのは、正直に言って、あまりいただけません。マハリシにはかなり毀誉褒貶がありますし、彼の教える超越瞑想(Transcendental Meditation: TM)なるものが、それほど立派な瞑想法とは思えないからです。

 マハリシ効果というのは、

「1974年、TM実習者がその都市人口の1%以上に達した11の都市では、立地条件が似通った1%に満たない他の11の都市と比較したとき、犯罪発生率が平均で17%も低いということが分かりました。

これは、それまで個人的なものと考えられていたTM瞑想の効果が、実は社会的なレベルでも現れるという画期的な発見でした。 その後、これに類するような結果が世界中で現れました。

極一部の変化がある割合に達したとき、全体的な変化を引き起こすという現象は、相転移と呼ばれ自然界には良く見られる現象です。このTM実習による社会の相転移は、それを前もって予測していたマハリシの名前にちなんで、マハリシ効果と呼ばれています。 」

というものです。
http://www.maharishi.co.jp/course/tm/index.html

 TMやマハリシ効果については、批判も少なくありません。

 ただし、瞑想が個人の心の平安をつくり出すだけではなく、社会的な平和にも効果があるということは、今後、多くの人々が徐々に認識するようになる事実だと私は考えています。さもなければ、祈りや瞑想で地球や人類を癒すということが成り立たちません。そういう現象に「マハリシ」という個人の名前が使われるのは残念です。

 マハリシはTMが特権的にすぐれた瞑想法だと主張していますが、方法や効果は違っていても、様々な瞑想や祈りは――正しいものであれば――それなりの社会的効果を及ぼすはずです。TMだけが特別ということはありません。5月20日の行事は、異なったグループがともに世界平和という唯一の目標のために協力するところに大きな特長があります。私はむしろ、この現象は今後はもっと一般的に「祈りの社会的効果」と呼ぶべきだと思っています。


世界平和瞑想&祈りの日(2)

2007年05月09日 | 世界平和瞑想デー
(3)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info2.html

●目的

 意識は人間の価値観と行動に対して、したがって生命圏における生の内実に対して、微細ではありますが、危機的瞬間には決定的な影響を及ぼすものと考えられます。このことに鑑み、この瞑想の目的は、世界の異なった地域において、戦争と暴力によって引き裂かれ、脅かされ、生態学的に脅かされ、非常な危機に瀕している私たちの惑星を癒すために、ともに瞑想し祈ることに関心をいだき、そのことにスピリチュアルに関わっている地球市民のクリティカル・マス(臨界量)を、彼らの集合的意識の力によって結集することであります。

●行事内容

 世界平和瞑想と祈りの日の世界規模の行事は、異なった信仰と文化背景をもったきわめて多くの善意の人々を一つに巻き込み、彼らは心を一つに、地上に平和が、人々の間に善意が生まれ、自然との調和を再確立する道が見出されるように祈りまたは瞑想します。これらの行事は以下のような個別プログラムを含んでいます。

・主催者によって企画された一般的な開会式。スピーチ、歌、踊りなどを含む。

・人々の間と国々の間の平和と調和、人間の生命圏との関係における平和と調和に意識を集中した一定時間の瞑想または祈り。

・著名な霊的指導者に指導された15分~30分の集中的な瞑想または祈り。その最後に、「May Peace Prevail on Earth」(世界人類が平和でありますように)のような祈願また祈りを3回繰り返す。

・5分間の閉会式では、参加者は地球儀または類似の地球を表わす象徴物のまわりに円をつくり、深い沈黙の中で手をつなぐ。



世界平和瞑想&祈りの日

2007年05月08日 | 世界平和瞑想デー
世界平和瞑想&祈りの日のホームページができましたので、順次、邦訳します。

(1)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/index.html
世界平和瞑想&祈りの日は、数多くの地域的、世界的なグループが協力して主宰する行事で、これまでで世界最大の宗教間協力の瞑想と祈りの行事です。この行事は、2007年5月20日に催される、地域の平和と世界の平和のための一連の瞑想と祈りから成り立っています。このプログラムには、現在存在しているほとんどすべての種類の信仰体系、宗教団体、先住民族グループ、瞑想団体から100万人以上の人々が参加するものと予想されています。

(2)http://www.globalpeacemeditationprayerday.org/info.html
今年の行事は、2012年にブダペスト・クラブが行なう「地球をだきしめよう」という儀式で頂点に達する年間行事の最初の行事です。この最初のグローバルなイベントは、今回の参加団体の一つである、日本の富士聖地(白光真宏会)の活動によって霊感を与えられたものです。この価値ある自主的活動にぜひご参加下さい。参加団体と関連行事の詳細についてはここをクリックしてください。


行事が開かれる主な場所と予想参加人数
日本、富士山、1万+5千(日本各地で)
・オーストラリア、シドニー、1千
・インド、ワンネス寺院、5万
・インド、オーロビル、5千
・インド、ラクノウ、モンテッソーリ学校、500
・イスラエル、テル・アヴィヴ、1500~3000,さらに国内で1万~2万
・ハンガリー、ブダペスト、4千~5千
・スロヴェニア、リュブリヤナ、チボリ公園、1千
・イタリア、ルッカ温泉、ヴィラッジオ・グロバーレ、100~200+4千(イタリア国内)
・イタリア、ダマヌール、1500
・アメリカ合衆国、ウィンディビル、スクール・オブ・メタフィジックス、6千
・アメリカ合衆国、ダルース、1千~5千
・アメリカ合衆国、ハワイ、1千~5千
・サモア、国中
World Peace Prayer Society、500

※参加団体は今後も増えていくものと思われます。


2007年5月20日、世界平和瞑想デー Global Peace Meditation Day

2007年04月28日 | 世界平和瞑想デー
※以下は
http://yes-to-life.com/peace_day_186.html
の和訳です。文中に出てくる「ダマヌール」というのは、イタリアのスピリチュアル・グループです。
「ダマヌール」のホームページにも簡単な案内が出ています。
http://www.damanhur.info/en/html/ArcMagazineDet.asp?IDArt=1085


人類の集合的意識が後戻りしない地点に到達したことを表すための実験が、2つの団体によって企画されています。この2団体は、世界における平和の文化を推進する長年の努力によって世界的に有名です。それは、科学者にしてノーベル平和賞候補者のアーヴィン・ラズロ博士によって創始されたラズロ財団と、ブダペスト・クラブです。ブダペスト・クラブには、ダライ・ラマ、リヴ・ウルマン、ヴァーツラフ・ハベル、ピル・ヴィラヤト・イナヤト-カーン、ピーター・ユスティノフ、ミハイル・ゴルバチョフ、ピーター・ラッセル、エドガー・ミッチェル、デズモンド・ツツ、ピーター・ガブリエルなどの著名人が参加しています。

世界平和瞑想デー(Global Peace Meditation Day)とは、2007年5月20日に行なわれる行事の名称で、世界の12の場所で10万人以上の人々が心を一つにして同時に瞑想に参加すると予想されています。

その目的は、すべての大陸のできるだけ多くの人々が、惑星地球の平和と自然との調和というテーマのもとで、出会い、ともに瞑想することです。ラズロ財団の招待状には次のように述べられています。

「意識は価値観と人間行動に対して、したがって生命圏における生の内実に対して、微細ではありますが、危機的瞬間には決定的な影響を及ぼすものと考えられます。このことに鑑み、この瞑想の目的は、世界の異なった地域において、私たちの惑星を――戦争と暴力によって引き裂かれ、脅かされ、生態学的視点からは非常な危機に瀕している惑星を――癒すために、瞑想し祈ることに関心をいだき、そのことにスピリチュアルに関わっている市民のクリティカル・マス(臨界量)を、彼らの集合的意識の力によって結集することであります。」

科学者、哲学者、そしてこの行事の主催者は、何十万人もの人々の心を一つにした思念は、価値観と人間行動に関して、全地球に対して認知可能な効果を及ぼすであろうと確信しております。そして、1960年代にアメリカで行なわれた実験のときに示されたように、地域レベルでは暴力のパーセンテージの感知できる減少が起こるものと期待されています。この瞑想の効果は、アメリカ合衆国プリンストン大学のロジャー・ネルソン教授に率いられる特別研究グループによって検証され、世界の新聞によって発表されるでしょう。

その検証実験は、0と1をランダムに生成するようにプログラムされている精巧なコンピュータを用いて行なわれます。瞑想の間、コンピュータは数字の列の有意味な変異を検証するためにモニターされます。研究者たちは、心を一つにした思念は、コンピュータによって生成される数字に秩序だった系列を作り出すであろう、と確信しております。

一連の瞑想を結びつけ、東西の信仰と文化を協調させるイベントがこのような大きなスケールで組織されたことは、地球の歴史上いまだかつてありません。これはまさに「世界初」なのです。

フィールド(場)に対する調和した意識の肯定的影響に関する実験は、1970年代初めから行なわれました。1974年に4つのアメリカの都市で行なわれた研究では、都市の1.1%の人口が超越瞑想のプログラムに参加したときに、都市部の犯罪率が最低になることが発見されました。

瞑想によって作り出された「フィールド」が、その都市の全生活に秩序と調和をもたらしたのです。集合的意識においてより大きな一貫性が生まれるこの現象を、科学者たちは、超越瞑想の創始者を称えて「マハリシ効果」と名づけました。マハリシはすでに1960年代にこういう効果が起こると語っていたのです。のちにほかの数百の都市で行なわれた研究でも、同じ肯定的な結果が生まれています。

人間意識のフィールドが出来事に――そして機械やコンピュータの作動にも――影響を及ぼすこの能力は、国際的な科学界によってますます受けいれられつつある事実となっています。この方向の実験は、カリフォルニアのノエティック・サイエンス研究所によって、0と1の偶発的な数列を生成する乱数発生器を用いて行なわれています。

繰り返されたテストは、集合的な意識はこれらの偶然的な数列を、ポジティブなフィールドがあるときには秩序をつくり出す方向に、ネガティブなフィールドのときにはエントロピーを増大させる方向に、影響することができることを示しているように見えます。複雑なコンピュータのような非常に感度の高い人工機器や相互作用を行なう人間集団に対するこの実験の効果は、前例のない効果を生み出すかもしれません。

統制され、科学的に検証可能な方法でそれを証明することは、センセーショナルなニュースとなり、人類の未来に非常な肯定的な影響を与えることでしょう。なぜなら、それは、私たちのものの考え方と私たちの意識状態が、私たちの生き方と行動のあり方に影響を及ぼすことを証明することになるからです。それはいわゆる「バタフライ効果」を生み出し、暴力と混沌に向かう解体の運命と、より平和で持続可能で人間的な文明に向かうステップの相違をつくり出すことができるかもしれません。

2007年の世界平和瞑想デーの肯定的な結果を受けて、これらのイベントは毎年行なわれるように取り決められ、それは、ブダペスト・クラブによって企画される2012年9月の「地球を抱きしめる儀式」で頂点に達することになるでしょう。

日時:イタリア(中央ヨーロッパ時間) 2007年5月20日12時~13時
   (日本時間 2007年5月20日19時~20時)
Tel: +39.0125.789773 * peacemeditation@damanhur.it
Organized in Italy by Federation of Damanhur, Conacreis, and Lama Gangchen World Peace Foundation

イタリアのダマヌールで私たちの瞑想に参加できない方は、もちろん世界中の別の地点で私たちと一緒に瞑想するか、地域のほかの人たちと一緒になるか、あるいはオンラインで http://www.worldpeace.org/ に接続し、その瞑想に従って下さい。世界中のもっと多くの地点が集合場所として選ばれれば、変更された最新の情報をお伝えします。世界を変えるこの行事の主催者のウェブサイトに行くには「ここ」をクリックして下さい。現在のところ、瞑想が行なわれる場所と予想される参加人数は以下の通りです。

日本、富士山麓、1万人
オーストラリア、シドニー、500人
インド、ワンネス・テンプル、5万人
インド、オーロビル、5000人
インド、ラクノウ、500人
イスラエル、テル・アヴィヴ、1500~3000人
ハンガリー、ブダペスト、4000~5000人
イタリア、ダマヌール、1000人
イタリア、ヴィラッジオ・グロバール、ルッカ温泉、4000人
アメリカ合衆国、ダルス、1000~5000人
アメリカ合衆国、ハワイ、1000~5000人
サモア、15万人