難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

厚労省から全国障害児者実態調査試行調査調査票案が。

2010年09月22日 08時27分14秒 | 障がい者制度改革
総合福祉法部会で、全国障害児者実態調査の検討状況の説明と同時に統計係から、ヒアリングを実施する案内のファックスがあった。

そのファックスには、障害者手帳を持っている人と持っていない人にも調査を実施するとあり、WGで検討されていた「補聴器をかけても、聞こえに困難を感じる人」とある。

ファックスにあったurlは以下。
http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p100921-1.html
この中に、調査票(研究班案)がある。
○ 全国在宅障害児・者実態調査(仮称)の基本骨格(案)(PDF: 197KB)
○ 全国在宅障害児・者実態調査(仮称)試行調査の調査票 (研究班案)(PDF:485KB)
(参考)全国在宅障害児・者実態調査(仮称)試行調査実施要領(案) (PDF:101KB)

こういう調査項目(問 20)では難聴者の実態は測れない。

問20 概ねこの6ヶ月の間の日常生活を送る上での支障 
(P13-14)

難聴者、障害者に限らず人間の生活機能全体の理解のためには、ICFモデルが重要だが、これでは心身機能、構造と一部の活動に偏りすぎだ。
活動、参加の障害の状況がどうなのか見えない。

逆に、仕事が出来ずに収入がなく生活が困難という「参加障害」からその元になっている「活動」、「心身機能」、環境因子、個人因子を探っていく手法もある。

ワシントングループの手法がICIDHの時代で古いのではないか。


ラビット 記

※勤務先近所の田んぼ

難聴に関するワシントングループの質問票は不適当!

2010年09月20日 21時58分49秒 | 障がい者制度改革
ハワイの風さんから、ワシントングループのレポートの問題点が指摘された。

この文書の中で、補足質問の例が出されているが、これが総合福祉法部会の実態調査項目に入っているのかどうか、未だに聞かれていないところを見ると入っていないのだろうか。

i. Do you have difficulty hearing someone talking on the other side of the room in a normal voice?
部屋の反対側から誰かが普通の声で話して聞こえますか。
ii. Do you have difficulty hearing what is said in a conversation with one other person in a quiet room?
静かな部屋で一人の人と会話で言われたことが分かりますか。

こうした質問で、聞こえの問題を調査をすることが必要だ。

一般質問の
2. Do you have difficulty hearing, even if using a hearing aid?
は、単純に「人の話や電話などが聞こえなかったりしますか」にすべきだろう。

「私たち抜きに私たちのことを決めないで」のスローガンが泣く。


ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ところで、例のワシントン・レポートですが、英語の原文を見たところ、日本語の訳は正確だと思います。
http://www.cdc.gov/nchs/data/washington_group/meeting5/WG5_Appendix7.pdf

経済事情で補聴器を買えないといったような、社会的障壁まで考慮に入れて英文の質問が作成された感じではありません。
1)めがねをしても見えない 

2)補聴器をしても聞こえない 
というのが全く同等の障害であるかのように並列されています。
ひょっとしたら英語の作成者たちも、めがねと補聴器が同じ修正機能を持つ完璧な補正機器と思っているのかもしれません。
聴覚障害、特に難聴の専門家が質問作成チームにいないんじゃないでしょうか。国連の専門家間でさえ、難聴に対する真の理解はうすいということですかね。
難聴者が補聴器をしても完全な聴者になるわけじゃもともとない、ということを理解していない視点です。
補聴器をしてもよく聞こえないのは使用している人全ててじゃないですか。
めがねとは全く反対ですよね。これが世界中の国々で使われることになる質問表になるにしてはお粗末かなと思います。質問の解釈に幅が出すぎますね。

同じ人でも環境によって障害者である度合いが変わるというような視点も欠けています。
例えば、私が無職の時は特に聴覚障害者であることを意識していませんでしたが、復職してみるといかに様々な細かい音を理解しなければならないか、より重度の難聴者になった気がします。

だからある意味では機能(医学)的なレベルでの測定よりも、周りの環境によって感じられる障害の重さ、障害の度合いを測るという社会環境要因を踏まえた質問も加えたら、ワシントンレポートを越える日本独自の質問表ができますね。がんばりましょう、というかがんばって主張していただきたいです。

7月総合福祉法部会でいきなり登場!ワシントングループ。

2010年09月20日 21時11分43秒 | 障がい者制度改革
2010年7月の総合福祉法部会の資料が下記にある。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/07/0727-1.html

上記で、下記のurlが指定されている。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000nbcn.html
全国障害者(児)の実態調査ワーキングループの第5回資料だ。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/2010/07/txt/0727-1_09-3.txt

この資料に、ワシントングループというのが出てきます。
実態調査のもとにワシントングループというのが作成した調査方法を採用することが書かれている。

<例>
・眼鏡等の機器を使用しても、見ることに困難(difficulty) を伴う
・補聴器等の機器を使用しても、聞くことに困難を伴う
・歩行や階段の上り下りに困難を伴う
・思い出すことや集中することに困難を伴う
・入浴、衣服の着脱のような自身で行う身の回りのことに困難を伴う
・話し言葉を使用して、意思の疎通(例えば、理解したり、理解してもらうこと)を行うことに困難を伴う
・もの(2キロ程度)の持ち上げや小さなものをつまんだり、 容器の開閉をすることに困難を伴う
・疲れやすさや痛みがある
・金銭管理や日常の意思決定に困難を伴う
・幻覚・妄想、そう・うつ、けいれん、薬物などの中毒その他の精神の障害がある
・対人関係やコミュニケーションの困難さ、パターン化した興味や活動、読み書き能力や
・計算力などに特化された困難さ、不注意、多動・衝動的な行動のいずれかがある
・児童の場合は、発達状況などからみて特別の支援や配慮をしている

【参考2】
 上記の例示は、ワシントングループが障害統計に関し国勢調査用等に作成した質問内容(six question set)等を参考に例示した。なお、ワシントングループは、「国連障害測定に関する国際セミナー(2001年6月)」において障害データが国際比較できるような統計的・手法的作業が国際レベルで必要とされたことから、非公式・一時的に組織された市民の集まり(CITYGROUP)であり、会合はこれまでに9回行われその概要が国連統計委員会に報告されている。

この「・補聴器等の機器を使用しても、聞くことに困難を伴う」が難聴者の実態を把握するものにはならない。

眼鏡はかければすぐに視力が調整されるが補聴器は付ければすぐに聞こえるものではない。
補聴器を付けて言葉が聞き取れるようになるまで数ヶ月から1年かかる。言葉は脳で聞いているからだ。

敬老の日で補聴器業界団体が合同で広告を出しているが難聴者人口を1900万人としている。そのうち900万人は難聴の自覚がない人だ。

そもそも「補聴器をかけても」としたら補聴器をかけているかいないかで難聴者が対象から漏れてしまう。国際的な評価方法というがこの世界で補聴器を手にすることのできる難聴者、難聴児がどのくらいいるのか。

実態調査は当事者を入れて設問項目を作るべきだ。そうでないとその調査の目的であるこれまで支援の谷間にいた障害者の発掘にもならない。


ラビット 記

新羽田空港のユニバーサルデザイン化

2010年09月20日 13時20分44秒 | バリアフリー
昨日のNHK「ろうを生きる、難聴を生きる」は新しく開港する羽田空港のユニバーサルデザイン化の取り組みだった。
昔懐かしいM君も登場しちょっと年をとっていたが元気そうだった。

空港側が障害者当事者と施設のユニバーサルデザイン化に取り組んだのは素晴らしい。
ぜひとも各施設やデベロッパーは見習ってほしいし法制化してほしい。
番組に登場した松森果林さんのコメントでも、このことを最初に挙げていた。

また、ハードとソフトの両方が充実することもその通りだ。ADA20周年の米国で、補聴援助設備や字幕表示装置の貸し出しが義務付けられてもその施設のサービス員がそうした設備の使い方も設備のあることも知らなかったり
したことがバリアーになっていることをスミソニアン博物館や国会議事堂で実際に体験したばかりだからだ。

エレベーターの聴覚障害者用の非常ボタンの設置は音声の聞こえない、または日本語の分からない利用者のためと思えば必要なものだ。
障害者権利条約は社会のユニバーサルデザイン化と合理的配慮の両方を求めていることに注意したい。合理的配慮は個々のニーズに対応することだ。聴覚障害者に対応することは必要なのだ。

ただ、実際に行かないと分からないが音声を利用する難聴者のためのユニバーサルデザイン化はどう対応しているのか気になる。
たとえば、アメリカや英国では空港の磁気ループの設置が取り組まれているが新羽田空港には一カ所もないのだろうか。

非常ボタンのマークについても検討に参加した難聴者たちが全難聴や東京都中途失聴・難聴者協会に空港チェックに声をかけて欲しかった。
耳マークの標識版を空港内の全店舗、窓口に設置するように取り組もう。


ラビット 記

「さんふらわあ」に簡易筆談器。

2010年09月20日 10時30分00秒 | 日記(つぶやき)

ハーマイオニーさんから情報提供。
ありがとう。
「さんふらわあ」号って、苫小牧に行くんですよね。
http://www.sunflower.co.jp/ferry/plan/index.shtml


ラビット 記

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茨城県大洗港のフェリー「さんふらわあ」乗り場に、簡易筆談器配置のお知らせがありました。
搭乗手続き窓口と船内に、簡易筆談器が設置してあるそうです。o(^_^)o
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~商船三井フェリーからのお知らせ~
お客様にご利用頂いております当社窓口には【簡易筆談器】をご用意致しております。
また、ご乗船中も快適にお過ごし頂く為に『さんふらわあ』船内にも配置しております。
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補聴器の新聞広告 難聴者の目から

2010年09月20日 02時35分36秒 | 日記(つぶやき)
9月20日の敬老の日の特別企画として、補聴器業界共同の全面カラー広告がでた。

日本補聴器販売店協会、日本補聴器技能者協会、日本補聴器工業会の合同広告の上下に各補聴器メーカー、補聴器店の広告が配されている。

日本補聴器工業会の赤生秀一理事長の写真が笑顔なのがよい。
歌手の松崎しげるさんも補聴器ユーザーとして何度も登場している。

この広告はいろいろなことを示唆している。
広告のタイトルが「聞こえ変われば人生は変わる」だ。
これは逆に難聴になって人生が暗くなってしまう問題があることを示しているが、難聴が聞こえの障害ではなく、関係性の障害であることを補聴器業界が打ち出したのは画期的ではないかと思った。

赤生理事長は冒頭で難聴者は1900万人もいること、大半が難聴を自覚していないことを指摘している。
1900万人というのは、難聴を自覚していない、従って補聴器も装用していない900万人と補聴器を持っていても日常的に使っていない人、使っている人をあわせて1000万人いることを示している。国民的な障害だろう。

赤生理事長は補聴器を装用する意義に関して、難聴になると周囲の人が話しかけるのがおっくうになって話しかけない、本人も疎外感を感じて人付き合いを減らしてしまう、とまさに関係性の障害であることを力説している。

松崎さんは補聴器装用は眼鏡のようなもの抵抗はないと話しているが、これは高齢者の心理的抵抗の問題を和らげようとしたのかもしれないが補聴器は付けたらすぐ聞こえると誤解されかねない。
「補聴器を使うことは眼鏡をかけるようなもの」と大きな見出しにもなっているだけに問題だ。デメリットを隠してはいけないという広告審査機構の基準にも反するのではないか。

各広告のキャッチフレーズは「ピーピーしない」、「あの日の音風景」、「話そう。楽しもう。」、「アフターサービス万全」、「心あたたまるサービス」、「もっとつけたくなる」など今の補聴器と販売の問題が何かが伺える。

組織された補聴器装用者団体の声も取り上げてほしいところだ。


ラビット 記

障害学の始まり、その内容。

2010年09月19日 23時49分33秒 | 日記(つぶやき)
「◆立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点メールマガジン
2010年9月15日発行 増刊号[通巻10号]」が届いた。

結構なボリュウムで圧倒されるが、3の障害学の内容が参考になった。
英語版、韓国語版も付いている。エライ労力がかかっていることが分かる。
ろう者学に比べ、難聴者学はないのが残念。生涯努力する。


ラビット 記
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■生きて在るを学ぶ
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今回は増刊号を皆様にお届けします。
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【1】 税制/医療的ケア/障害学/新刊
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◇1「税制・2010」 書籍情報の他、雑誌掲載の文章、意見交換会での報告など掲載。
http://www.arsvi.com/d/t072010.htm
今後の議論・政策に資するものとなるよう、増補を続けてまいります。

◇2「医療的ケア・2010」 国の検討会での議論、報道、民間団体の意見など掲載。
http://www.arsvi.com/d/a02m2010.htm
なかなか「実態」を知っていただけないところがあります。ぜひ御一読を。

◇3 日本の障害学・障害者運動を知っていただくための文章を掲載。
http://www.arsvi.com/ds/ds.htm
英国の研究者による集中講義にもあわせ、英訳・韓国語訳版も掲載しています。

◇4 立岩真也新刊『人間の条件──そんなものない』(8月16日刊)
http://www.arsvi.com/ts2000/2010b2.htm
著者による紹介、書評、読者の反応なども読んでいただくことができます。

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【2】 編集人後記
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記録的な猛暑となった今年の夏ですが、朝晩は涼しくなってきて、秋の到来を感じる今日この頃です。
秋といえば色々ありますが、私としてはやはり「読書」です。
本拠点関連の刊行物も多数あります。
http://www.arsvi.com/a/n.htm
みなさまも一冊いかがでしょうか。              
   (片岡稔)
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■発行者:立命館大学生存学研究センター センター長 立岩 真也
〒603-8577京都市北区等持院北町56-1
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8342
E-mail: arsvive2010@gmail.com
■編集担当:片岡 稔(プロジェクト・マネージャー)
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【補】米国で難聴の青年急増

2010年09月19日 08時22分31秒 | 日記(つぶやき)
アメリカの医学会誌に、ローランド博士が難聴の青年が急増しているというデータを発表した。
1995年には20人に一人だったのが2006年には5人に1人だということだ。

アメリカの難聴の基準はWHOの基準より低く大人で26dB。会話の困難なレベルは補聴器なしではModerate56dBだろう。

Degree of Hearing Impairment Descriptions
*Slight to mild 21-40(children) 26-40(adults)
Mild to Moderate 41-55
Moderate 56-70
Severe 71-90
Profound 91 plus
引用先(書名:INTRODUCTION TO AUDIOLOGIC REHABLITATION 著者 Ronald l. Schow Michael A. Nerbonne ISBN 0-205-31946-7)
引用:http://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/2

WHOの国際障害分類による.平均聴力レベルによる難聴の分類は、以下の通りである。
 ① 26~40dB = 軽度難聴.(デンマーク・アメリカ.ほかで.「聴覚障害」認定)
 ② 41~55dB = 中等度難聴.(WHOの基準・スウェーデン.ほかで「聴覚障害」認定)
 ③ 56~70dB = 準高度難聴
 ④ 71~90dB = 高度難聴.(日本.ほかで.「聴覚障害」認定)
 ⑤ 91dB~  = 高高度難聴
引用:http://www12.tok2.com/home2/airtax04/routyo.htm

高齢化社会で高齢者の難聴だけではなく、若年性難聴も人為的な影響で増えていることを考えて、諸対策が必要だ。


ラビット 記
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米で10代の難聴が急増 大音量の音楽の影響か
2010.08.18 Wed posted at: 14:15 JST
http://www.cnn.co.jp/select/AIC201008180011.html
(CNN) 米国で10代の若者の難聴が急増しているという調査結果が17日、米国の医学会誌に発表された。
調査を実施したローランド・イービー博士は、12―19歳の若者の難聴比率を1990年代半ばの統計と比較した。その結果、軽度の難聴にかかっている若者の割合は30%増え、会話に支障がみられる程度の重い難聴は
77%も増えていることが分かった。

難聴を持つ若者は1994年の時点で20人に1人の割合だったのが、2006年までには約5人に1人に当たる推定650万人へと急増したという。

(以下、省略)

元のCNNニュース
http://pagingdrgupta.blogs.cnn.com/2010/08/17/adolescent-hearing-loss-on-the-rise-in-u-s/

字幕付き邦画「海猿3」本日から上映

2010年09月19日 08時03分40秒 | バリアフリー

今日から蒲田宝塚で「海猿3」の上映が始まる。
毎週日曜は字幕付きで上映される。
上映時間 10:45ー1:00
     1:10ー3:25
     3:35ー5:50
     6:00ー8:15

映画館はJR蒲田駅北口の商店街をずーーと歩いたところにある。映画館の入り口が商店街から見えない。スーパーの看板の下から入るような感じだ。

昨夜テレビで「海猿」の字幕放送の放映があったが、途中までしか見られなかった。

問題に直面して初めて分かるバリア 

2010年09月18日 20時01分06秒 | 日記(つぶやき)
今日は中途失聴・難聴者の会の講演会でいろいろ話した。

障害は環境と障害を持つ人との相互作用とか、聴覚障害者関係性の障害と話したが、帰路カートを二つ抱えて駅舎の階段が実際にバリアーだと分かった。

駅でホームに行くのも今まで使わなかったエレベーターに乗った。電車を降りるとエレベーターかエスカレーターのあるのは右か左か分からず探してしまった。いつもは取りあえず近いところで降りたり上ったりするがエレベーターのあるところを探さなければならなかった。

プロジェクターの入ったカートが重いので数段の階段でも避けてスロープや段差の低いところを探して通った。

そうだ、足の悪い仲間の腕を抱えて階段を降りていたら、イケイケのツンデレみたいな女子高生が道を譲ってくれた。オジサンは感動したな。単なる偏見か?


ラビット 記

米で10代の難聴が急増!

2010年09月18日 10時26分38秒 | 日記(つぶやき)
これは何年も前から警告されていたが、最近のデータとして発表されたのは重要だ。
我が国でも、難聴の青年は急増しているはずだ。耳元で音を聞くという行為が行われるようになったのはそう昔ではない。
5年前に20代だった人は15年後に40代。30代だった人は50代。壮年期だ。20年間耳元で音を聴き続けていると聴力に何らかの影響があるだろう。

感音性難聴は補聴器では限界がある。人工内耳がもっと普及する??


ラビット 記
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米で10代の難聴が急増 大音量の音楽の影響か
2010.08.18 Wed posted at: 14:15 JST
http://www.cnn.co.jp/select/AIC201008180011.html
(CNN) 米国で10代の若者の難聴が急増しているという調査結果が17日、米国の医学会誌に発表された。
調査を実施したローランド・イービー博士は、12―19歳の若者の難聴比率を1990年代半ばの統計と比較した。その結果、軽度の難聴にかかっている若者の割合は30%増え、会話に支障がみられる程度の重い難聴は77%も増えていることが分かった。

難聴を持つ若者は1994年の時点で20人に1人の割合だったのが、2006年までには約5人に1人に当たる推定650万人へと急増したという。

(以下、省略)

元のCNNニュース
http://pagingdrgupta.blogs.cnn.com/2010/08/17/adolescent-hearing-loss-on-the-rise-in-u-s/

明日の講演「聞こえないことについて」

2010年09月18日 01時08分00秒 | エンパワメント
明日は午後から、地域の難聴者、中途失聴者に講演だ。
なかなか話の軸が定まらない。

10年以上も昔は「中途失聴、難聴について」などというテーマが多かった。
耳の構造とか、難聴者の聞こえ方とか、コミュニケーション方法のいろいろとか話していた。

帰宅する電車の中ではたと気づいたのが、関係性の障害の説明だ。
聞こえないことがその場のコミュニケーションの問題だけでなく、その影響と影響に長い間の蓄積の結果である人とのつながりが細くなること、社会とのつながりが薄くなることの障害を説明しよう。

これに、障害者権利条約の障害の捉え方やICFの生活機能モデルをつなげて話して、聞こえないことを新しい視点で考えてもらおう。
これをうちわを使った対話方式で進めてみたい。


ラビット 記

ハワイの大学で 男女の職業の選択 

2010年09月17日 18時54分11秒 | 日記(つぶやき)
ハワイの大学でカウンセラーの仕事に復帰したハワイの風さんに、今月初めの介護技術講習会の会場となった女子大に介護福祉コースがあることを伝えたら、あちらでは男女がお互いにいろいろな職業を目指していると。

介護職も資格を取っても食べられるかというと難しい。


ラビット 記
※昨夜までの雨も上がり、快晴の朝の空。勤務先が見える。
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それにしても若い女性しか介護福祉士を目指さないのはちょっと残念ですね。

こちらの大学では「非伝統的キャリア推進運動」をやっていて、女性の車整備工とか電器技師とか男性の看護士とか宣伝しています。




PHS復活!「難聴者の生活goo」再開です。

2010年09月17日 08時46分53秒 | 日記(つぶやき)
3日前から、PHSがキー操作ができなくなるという故障のため、「難聴者の生活goo」の投稿ができなくなっていた。

予備として入手していた同じPHSにSIMを差し替えて、オンラインサインアップした。
これで再開できる。


ラビット 記


何とか、送受信できているようだ。
人工内耳は汗で、PHSも雨濡れで接触不良かもしれない。

会社の田んぼも明日は刈り取りだ。