人工内耳の適応基準が昨年変更になっています。純音聴力90dB以上が、平均聴力70dB以上で最高語音明瞭度が50%以下となっています。
中等度難聴者も対象に。
中等度難聴者も聞き取りが良くない場合は、人工内耳の対象になります。
これは、欧米の動向を踏まえたものです。
「海外の成人人工内耳適応基準は,国もしくはメーカー ごとに細かく異なっている.純音聴力検査の閾値は, 70dB 以上が主流となってきており,アメリカ,中国,ドイツ,オーストリアなどがこれに当てはまる.」
「4 .1998年と2017年適応基準の違い 最も大きな違いは,
聴力および補聴器装用効果の適応 基準が拡大,明確化したことである(表2).
「純音聴力 90dB 以上」が「平均聴力レベル 70dB 以上」となり,
「補聴器の装用効果の少ないもの」という抽象的な表記 が,「適切な補聴器装用を行った上で,装用下の最高語 音明瞭度が50%以下」と明確化された.
注意が必要なの は,「平均聴力レベルが 70dB 以上,90dB 未満」の場合 は,「補聴器装用下の最高語音明瞭度50%以下」が必須 なことで,高度難聴者に対する語音聴力検査の重要性を再認識いただきたい.」
詳しくは、以下をご覧ください。
成人人工内耳の新適応基準(2017年版)
愛媛大学医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科 羽藤直人
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/121/8/121_1114/_pdf
中等度難聴者も対象に。
中等度難聴者も聞き取りが良くない場合は、人工内耳の対象になります。
これは、欧米の動向を踏まえたものです。
「海外の成人人工内耳適応基準は,国もしくはメーカー ごとに細かく異なっている.純音聴力検査の閾値は, 70dB 以上が主流となってきており,アメリカ,中国,ドイツ,オーストリアなどがこれに当てはまる.」
「4 .1998年と2017年適応基準の違い 最も大きな違いは,
聴力および補聴器装用効果の適応 基準が拡大,明確化したことである(表2).
「純音聴力 90dB 以上」が「平均聴力レベル 70dB 以上」となり,
「補聴器の装用効果の少ないもの」という抽象的な表記 が,「適切な補聴器装用を行った上で,装用下の最高語 音明瞭度が50%以下」と明確化された.
注意が必要なの は,「平均聴力レベルが 70dB 以上,90dB 未満」の場合 は,「補聴器装用下の最高語音明瞭度50%以下」が必須 なことで,高度難聴者に対する語音聴力検査の重要性を再認識いただきたい.」
詳しくは、以下をご覧ください。
成人人工内耳の新適応基準(2017年版)
愛媛大学医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科 羽藤直人
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/121/8/121_1114/_pdf