難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

中途失聴者、難聴者の手話は、障害者意識の自覚、権利擁護のためです。

2022年10月08日 12時04分51秒 | 権利
ドラマのこともありますが、難聴者、中途失聴者のコミュニケーションに、その人それぞれが形を作っています。そのどれをにも、優劣を付けることはできません。まして日本手話と比較して、手話ではないということで、貶めることは許されないです。

手話の使用が禁じられた抑圧の歴史を持つろう者が難聴者、中途失聴者のいろいろな形のコミュニケーション方法、様式を卑下することがあってはならないのは当然です。

一般に、失聴したばかりの人に対する社会の支援システムがない中、社会に無理解に落ち込む中で、一人で情報を集め、苦闘されている人は多いです。
1200万都民に対する東京都の広報誌に「東京都中途失聴・難聴者対象手話講習会」の言葉が載っている意味は小さくないです。

20年を過ぎた事業は皆スクラップ&ビルドの対象になるなかで、「東京都中途失聴・難聴者対象手話講習会」が40年も継続しています。
この講習会の運営は、東京都中途失聴・難聴者協会が運営しています。高齢者も多いですが、手話を学ぶことで、自分の障害をきちんと受け止めることが出来るようになり、他のコミュニケーション方法や福祉制度の利用を通じて、権利意識を高めているのです。
いわば、セルフアドボケイト(自己権利擁護)の学習の場です。

中途失聴者、難聴者の手話を、手話の観点だけから見るのではなく、権利擁護の観点から捉えることが大事です。


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