難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

昨年の今日、ニューヨークの国連で、懸命のロビー活動

2007年08月20日 12時18分56秒 | みたびニューヨークで
060817_0506~001.jpg国連会議場060818.jpg2006年8月14日から25日まで、国連で第8回アドホック委員会が開かれていた。

ドン・マッケイ議長は、7月10日に作業の進め方に関する議長提案の手紙を出している。この会議で、何としても合意を得るという意気込みが伝わってくる。

全難聴は8/16(日本時間)から8/20(米国時間)まで、短期間ながら、精力的に行動した。
難聴者のコミュニケーションには、文字通訳(speech to text interpreter)をアピールするのが最大の目的だった。国際難聴者連盟のデューガン理事長も駆けつけ、国際障害コーカスIDCとの交渉したが、この段階ではIDCでは無理だと言われ、カナダ政府、日本政府などに執拗に食い下がった。

サイドイベントを予定していた会場が取れなかったり、機材の確保など波乱万丈の4日間だった。

この様子は、「国連inNY 現地リポート」に詳しい。
(レポートの最下段の8/16から始まっている)
http://kokuren2005.269g.net/category/229682.html

当「難聴者の生活」でもカテゴリー「みたびニューヨークで」で報告している。
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/cat_194703.html

ドン・マッケイ議長と各国の政府、障害者当事者団体の努力により、この第8回アドホック委員会の最終日に、条約について基本合意が得られた。
外務省のホームページより
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/shogaisha0608_g.html

今は、日本政府の批准の準備に対して、障害者側からこういう解釈が必要だという提案が積極的に行われなければならない。

国連の障害者の権利条約の内容は、世界の障害者運動の到達点を反映している。難聴者運動もこの内容を学ぶ必要がある。

ラビット 記




障害者の権利条約、国連で採択に。

2006年12月13日 19時03分20秒 | みたびニューヨークで
JDF経由で、国連広報センターからのプレスリリースが届いた。

ラビット 記
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United Nation Information Centre, Tokyo
UNIC
国際連合広報センター
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(広報資料)
プレスリリース06/087-J

2006年12月13日

障害者の権利に関する画期的な条約、12月13日に採択へ

全世界の障害者およそ6億5,000万人の権利を保障する条約案は12月13日、国連総会に提出、採択される運びとなりました。

この条約の採択により、21世紀初の重要な人権条約が成立します。総会での採択後、条約は192の加盟国による批准と実施に委ねられることになります。条約は20カ国が批准した時点で発効します。

4年にわたる総会委員会での交渉の末、各国は8月25日、この画期的な条約案に合意しました。コフィー・アナン国連事務総長は「全世界で障害を抱える6億5,000万の人々にとって、歴史的な成果」だとして、条約案への合意を歓迎しました。

人権活動家は、この条約によってついに、各国が障害を持つ人々を社会の片隅に追いやることができなくなると期待しています。条約を批准する政府には、明確に定められた権利を有する法の対象として、障害を持つ人々を取り扱う法的な義務が生じます。

50カ条からなる条約案は、国際人権法の空白を埋めるものとして、障害を持つ人々の権利を詳しく規定しています。具体的には、市民的・政治的権利、アクセスの確保、参加と受け入れ、教育を受ける権利、保健の権利、労働の権利、雇用の権利、社会保障などが盛り込まれています。さらに重要な点として、条約案は、障害を持つ人々が平等な地位を手に入れるためには、社会の態度を変えることが必要だとの認識を示しています。条約の案文は http://www.un.org/esa/socdev/enable/でご覧になれます。

この新条約の支持者たちは、障害を持つ人々が建前としては健常者と同じ権利を与えられていながら、雇用、教育、保健医療、法律上の権利行使など、本質的に生活のあらゆる側面で差別を受けているのが実情だとしています。にもかかわらず、障害者は社会で数限りない貢献を果たしています。コミュニティに完全に溶け込めれば、さらに大きな貢献が可能となることでしょう。

条約案の作成には、全世界の障害者の権利擁護者が重要な役割を果たしました。その中には政府代表団のほか、各国の人権機関や障害者団体の代表も含まれています。

条約は各国が負担できない措置を義務づけるものではありませんが、障害を持つ人々の交通手段、教育、雇用、余暇活動へのアクセスを改善できる措置の導入に向け、段階的な取り組みを続けることは要求しています。

条約を批准する国々は、障害者の権利を改善するための法律を制定したり、その他の措置を導入したりすることだけでなく、障害を持つ人々を差別する立法措置や慣行、慣習を廃止することにも同意します。現在のところ、障害者の問題に取り組む立法措置を導入している国々は、45カ国にすぎません。条約は3月30日から署名、批准できるようになります。

総会はこの条約に加えて、通報に関する18カ条の選択議定書も採択する予定です。この議定書により、個人や団体は国内的な救済手段が尽くされた場合、障害者の権利委員会(Committee on the Rights of Persons with
Disabilities)に申し立てを行えるようになります。

独立の専門家からなるこの委員会は、条約発効後に設置され、条約義務の履行に関する進捗状況の定期的な報告を締約国から受けることになります。

さらに詳しくは、国連広報局(Department of Public Information)のEdoardo
Bellando(電話:(212) 963-8275、Eメール:bellando@un.org )またはDaniel
Shepard(電話:(212) 963 9495、Eメール:shepard@un.org )までお問い合わせください。

* *** *
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-53-70
UNハウス8階
Tel: 03-5467-4451
Fax:: 03-5467-4455
UNIC Tokyo Homepage: http://www.unic.or.jp/(日本語)
United Nations Homepage: http://www.un.org/







Court Reporting ( コートレポーティング=法廷速記)  

2006年09月06日 08時21分45秒 | みたびニューヨークで
court-report2.jpggroundzero2.jpgニューヨークで行動をともにした在米9年の難聴女性からのメールを本人の許可を得たので紹介したい。

右の写真が、地下鉄の車内広告にあったコートリポーティングを学びませんかという広告。
左の写真が、グラウンドゼロ。

ラビット
………………………
皆さんと別れたあと一人でJFK空港へ行く途中、地下鉄の中でこのような広告を見つけました。高給でデマンド(要望)の高いコートレポーターになりませんか?という大学のコースの宣伝広告です。
そういえば、私たちのサイドイベント中、英語の文字通訳をしてくれたコリーンさんは一時間に135ドル請求してましたよね(誰が請求書もってるのだったっけ?)。
技術が身につくまでは数年かかると聞きますが、一度身につけば法廷、会議、講演会などに引っ張りだこ。言語通訳のように安定収入の期待できる専門職として確立しつつある感じがします。
もちろん日本もこのようになるべき、という意味じゃありません。両国には文化、言語、社会や個人の発達の形成も違うお国事情がありますから、日本は日本なりの文字通訳の発達の過程があるべきです。
この報告は、あくまでもアメリカでの彼らの職業(文字通訳)が一般社会からも注目と尊敬を集めているのであろうことの証左としてこの広告を感慨深く発見した、ということにすぎません。
………………………
ラビット 記



国連・第8回アドホック概要(報告) が、外務省HPに掲載されています

2006年08月30日 18時31分44秒 | みたびニューヨークで
060829_0840~002.jpgJDFから以下のメールが入った。

外務省の人権・人道課のホームページには、日本政府の立場で、これまでの関わりが紹介されている。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/index_shogaisha.html

ラビット 記
………………………………

国連・第8回アドホック概要 ( 報告) が、外務省 HP に
掲載されています

皆様

 8月14日から同月25日までの約2週間にわたってニューヨークの国連本部で開催さ
れた「障害者の権利条約第8回特別委員会」の概要(報告)が、このほど外務省から
公表されました。
 この概要では特別委員会で検討・決議された論点などが簡潔に整理されています。
詳しい内容はこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/shogaisha0608_g.html をクリックし
てご覧ください。

日身連




国連障害者権利条約特別委員会で採択される!

2006年08月26日 12時35分37秒 | みたびニューヨークで
060826_1003~001.jpgJDF関係者から以下のニュースを受け取った。
これは、ビッグニュースだ!

ラビット 記
………………………
今、JDFの条約専門委員会メーリングリストで下記のニュースが流れました。
「米国東部時間、8月25日午後7時52分に特別委員会は条約草案を含む報告書を採択しました!」





全難聴と国際難聴者連盟、JDFのサイドイベントで

2006年08月19日 20時14分19秒 | みたびニューヨークで

サイドイベント2.jpg
サイドイベント1.jpg18日のAPDFアジア太平洋障害者フォーラムのサイドイベントが13時から14時半まで開かれ、その後、全難聴と国際難聴者連盟、JDFとの合同サイドイベントが開かれた。
サイドイベントは、「世界の中途失聴・難聴者の権利」というテーマで開かれた。
サイドイベントは、高岡理事長がこれまでの経過と難聴者の権利が盛り込まれることの重要性を強調し、難聴者の困っていることと、3つの対策を打ち出したビデオを上映した。
その後、国際難聴者連盟のデューガン前理事長が文字通訳の有効性を説明し、今回の国連の権利条約にはまだ十分な形で明記されていないことを紹介し、今後の活動の支援を訴えた。

ラビット 記


国連障害者権利条約特別委員会のPC要約筆記入力状況

2006年08月19日 20時10分50秒 | みたびニューヨークで

入力中0083.JPG
ヲPC.jpg国連の障害者権利条約の会議で初めて、パソコン要約筆記が行われた。
パソコン要約筆記者は、全国要約筆記研究会の会員だ。
IPtalkで二人のパソコン要約筆記者が入力したものがハブを通じて表示用のパソコンに表示されている。
同時通訳の日本語は、繰り返しや言いなおし、英語のまま話されたりするので、パソコン要約筆記者のほうでいったん受け止めて、きちんとした日本語にして表出している。

ラビット 記



17日朝、IDCの会議に現れたマッケイ議長

2006年08月19日 20時07分59秒 | みたびニューヨークで

朝のマッケイ議長.jpg
朝のマッケイ議長遠景.jpg国際障害コーカスIDCは、国際障害連盟IDAに加盟する国際難聴者連盟IFHOHの他、世界ろう連WFD、世界視覚障害者連盟WFB、知的障害者、精神障害者などの国際組織に加え、アジア太平洋等地域の障害者団体を加えたこの特別委員会のための協議組織だ。
特別委員会の会期中毎朝9時から、IDCの各テーマ別の検討グループが集まって意見交換をする。この会議はマイクもなく、肉声で意見交換するので、聞き取りにくい。

17日の朝、マッケイ議長がこの会議に参加して、熱意を込めて会議に臨む方針を説明した。もう新しい提案は取りあげない、過去に2週間の会期を二回行い、何度も議論して、意識を変えて来た。人間と同じように、会議も成長している、後退はあり得ない。個別の障害者団体の要望は取りあげない、他の障害者団体の理解と賛同を得て、一緒に提案して欲しい、新しく参加して国々がこの過去の議論を理解していない提案をしてくる。各国の説得に当たって欲しいと強調した。

一部の障害者団体が、今までの議論で見えなかった新しい問題が見つかったらどうするのか、まだ検討しなければならないことはあると畳み掛ける。マッケイ議長は、各組織で十分検討し、他の組織と合意の上出して欲しいと応え、何とか今会期中に草案の見通しを付けたいとの意気込みが伝わって来た。

IDCの会議に現れた国際難聴者連盟のデューガンさんが、8/9に発表されているIDCの提案に、文字通訳のことが載っていると言う。この提案を取り入れてくれたイスラエルの人を探している。まだ会っていないので顔も知らないと言う。イスラエル政府の席にいる人が知っているのではないかと会いに行ってみたらその人だった。何か話してはいたが、明るい表情ではない。
しかし、この時点では私たちはIDCの第9条の条項に問題があるとは気がついていなかった。

ラビット 記


18日、カナダ政府代表を説得するスチーブン・エスティ氏

2006年08月19日 20時02分44秒 | みたびニューヨークで

会議場全景1.JPG
カナダ政府と交渉するエスティ.jpgIDCの提案する第9条の中に、文字通訳(speech-to-text repoters)の言葉はなく、文字変換(speech-to-text)のみが情報アクセスのg項に載っていることが分かった18日、国際難聴者連盟のデューガンさんに問題の指摘と対応を協議した。IDCのメーリングリストに何回も何回も載せてくれるように要望して、やっと条文に文字変換(speech-to-text)が掲載された。これを支持してくれたイスラエルの人と話をした。
彼女の話によれば、自分がそこに入れたのではない。別の担当者が入れた。しかし、IDCは条約案に採用させるだけの力はない、この時点で条約案に取り入れるには政府を動かす必要があると言う。
マッケイ議長が草案に対する意見の調整をIDCに期待しているが、IDC自体がいろいろな考えを持つ障害者団体の集まりなので、案自体に不合理さが残るのはやむを得ないような言い方だ。これが国際障害団体の協議体の限界なのだろうか。
それでも、医療モデルではなく社会モデルの提唱、合理的配慮や国内、国際モニタリング機関の設置などを提案して来た意味は大きい。

デューガンさんがカナダ政府のNGO代表のスティーブン・エスティ氏に事情を説明したがエスティ氏の表情は硬い。エスティ氏は難聴者で、文字通訳を政府の費用で連れて来て、壇上の右側で会議の通訳を見ている。
聞くとカナダ政府に文字通訳のことは要望しているが取りあげないと言われている、17日にマッケイ議長が第9条について意見はないかと聞いた時に誰も手を上げなかった(実際にはタイ代表のみ挙手)ので、議長は問題がないと思っている。ここで問題があると政府に発言させるには相当の内容でないと難しい。それを要望する全難聴はどうして日本政府に挙手させなかったのか、日頃の政府との関係までさらされることになるとまで言われる。

エスティ氏は、それでも分かった出来るだけ説得すると言ってくれた。同氏は政府代表の席に行って、文字通訳のことを提案してくれるように熱弁を振るっていた。後で聞くとやはり発言はしないと。文字の表記が挿入されているので、これには字幕やその他も文字の表示の他に、文字通訳も入っているという解釈ナノで、無理にこれ以上は要らないと。日本の内閣府も今回の代表団結団式の際に、同様の受け止め方をしていることを聞いた。しかし、全難聴は確実なものにするために各国政府やその他の障害者団体の理解を得るように努力することにしていた。

国連の会議は、各国政府の協議で進められる。障害者当事者が政府代表になっている場合を除いて、発言は出来ても参考意見にとどまる。アラブ系とそれ以外の国が応酬しあってパワーポリティクスを目の当たりにする。こうなると出来ることは国際世論を広げるしかない。午後のアジア太平洋障害フォーラムAPDFの後に予定している、IFHOHと全難聴、JDFのサイドイベントに全力を尽くすしかない。
(8/18の午後1時過ぎの状況)

ラビット 記



難聴者の要望を条約案に

2006年08月18日 16時24分23秒 | みたびニューヨークで
全難聴は代表団を派遣するのはこれで3回目だ。
今回は、条約案に「文字の表記」が入っているが、ライブ・アシスタンスとしての支援者に、手話通訳は例示されているが、文字通訳者は含まれていない。これを明示するように、各国政府やマッケイ議長、IDCなどに働きかけることと、サイドイベントを開催することを目的としている。

マッケイ議長は各障害者の個別協議には応じず、IDCの会議などに出てくるくらいだが、何とか会って要望を伝えなくてはと考えていた。18日のサイドイベントの打合せをしていて会場を出るのが最後になってしまったが、なんとロビーにマッケイ議長がいた。
18日のサイドイベントのチラシを見せて、文字通訳とALDの必要性を説明した。マッケイ議長はこの後会議がいくつも控えているらしかったが、手を前に重ねて丁寧に答えてくれた。この要望については知っているが、私に持ってくるよりは他の障害者団体や政府に良く根回しをしてください、障害コーカスなどの理解が必要だとアドバイスをしてくれた。

17日の朝、IDC国際障害コーカスの会議が朝8:30から開かれると聞いて、入場手続きに時間がかかることを想定して、8時にゲートに着いた。そこには、世界ろう連のヨキネン理事長が手話通訳者を伴って立っていた。
昨日会場に入った時、お互いに顔を見て握手をしたが、再び挨拶する。WFDにも文字通訳のことを理解し、支援してもらわなくてはならないので、手話通訳と同じように文字通訳が必要とASLの単語を並べて依頼した。彼は2年前、フィンランド大会で会ったことを覚えていて、理解してくれた。

会場に入ると、IFHOH国際難聴者連盟の前理事長のデュガンさんが来られた。昨日に続いて、話を聞くと、IDCは文字通訳を条約案の修正案として入れることを決めていると。本当ですかと聞くと文章を見せてくれたが7月からIDCの100人を超えるメンバーにメールをして、文字通訳と補聴援助システムのことを何度も要望してきて、最終段階で文字通訳と補聴器援助システムのどちらしか入れられない、どっちを選ぶかということになって、文字通訳を選んで入れたということを説明していただいた。
われわれは、こうした交渉の経過はほとんど知らなかったが、IDCのメンバーであるデュガンさんは私たちの要望を最後まで通してくれたことになる。

会議中も、通りかかったオーストラリアろう者協会や韓国政府代表にも積極的に声をかけて、サイドイベントの参加を呼びかけている。

だんだん、我々の活動も焦点が絞られてきた。明日はIDCの会議の後に、JDF日本障害フォーラムと外務省との意見交換会が開かれる。これに我々も参加することにしている。

ラビット 記



国連障害者の権利条約の第8回特別委員会は異様な雰囲気だ

2006年08月18日 16時00分25秒 | みたびニューヨークで
14日から開催された国連障害者の権利条約の審議は4日間を経過し、今日の金曜日で最初の1週間が終わる。
17日朝のIDC国際障害コーカスの会議には、マッケイ議長が今回の条約案の審議の考え方を繰り返し説明していた。
「これまで、条約案の草案を2週間、二回にわたって審議してきた。これまでにいろいろな提案、新しい用語の提案がされてきた。しかし、今回は最終草案を提起している。これまでのように議論を戻すことはできない、人間と同じように成長している。後退はありえない。」
「(IDCの各団体に対して)皆さんは、特別委員会以外にインフォーマルな会合を持ち、意見の集約をして欲しい、地域や各障害者団体の要望を私に持ってこないようにして欲しい、各団体でお互いに理解し、支持できるものをまとめて持ってきて欲しい。」
「ここ一、二年初めて参加した国々が過去の議論の経過を踏まえないで意見を出している。最初から参加してきた国々は理解しているが、そうでない国もいる。」いろいろな国が反対意見を出したらその国をロビーでもサイドイベントでもどこでも直接話し合って説明して欲しい。」

マッケイ議長は、条約の最終案の審議に当たって、各国の意見の違いは障害者団体が中心になって説得に当たって欲しいという明確なメッセージを出した。
各障害者団体もそのことを感じ取って、特別委員会の会議中もロビーで各部屋で、様々なミーティング、立ち話が行われている。これが、会議を異様な雰囲気にしている。

ラビット 記


全難聴の国連ブログ再開

2006年08月16日 06時17分46秒 | みたびニューヨークで
060812_1828~001.jpg【全難聴ブログ「国連 in NY現地リポート】
http://kokuren2005.269g.net/

全難聴は、8月14日から25日まで開かれる国連第8回特別委員会の日本代表団にJDFの一員として、高岡理事長、瀬谷国際部副部長、清成国際部員、草地国際部アドバイザリーの4名と全要研からパソコン要約筆記者2名が加わっている。

現地からのレポートは現地16日夜から、日本時間17日午後から随時紹介される予定だ。

ラビット 記