難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

もう一つの紅白歌合戦 解説付き これって

2009年12月31日 23時14分34秒 | 日記(つぶやき)
紅白を見ているハーマイオニーさんからのメール。

ラジオって、テレビを中継すると解説放送みたいになるんだ。
キムタクのマイケルジャクソンのダンスには熱が入っていた。
SMAPのダンスも良かったが最後の「Heal the World」も良かった。

白組が優勢だが、女性歌手の歌にはメッセージが少ないからではないか。

ハーマイオニーさん、メールありがとうございます。来年もよろしく。


ラビット 記
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NHKの紅白、テレビでは字幕付きですね。
NHKラジオは、テレビ放送の音声そのままにプラスして、歌のイントロやエンディングの時、その長さに合わせてラジオアナウンサーが、短く、「歌手の衣装・舞台の様子・コメント」を言ってます。
解説放送+αって感じかな。

コメントは、ファンからや歌手本人からのメッセージだったり、その曲の作曲者のことだったり。
マイケルジャクソンの特集は、ステージがメインだったので、こんな感じ。
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「まずはヘソの下に手を当てて、マイケルのポーズ!」
「キムタクのムーンウォーク! 床が動いてるみたいです!」
「体を斜めにしたまま止まるこの姿が、私たちの記憶に刻まれました!」
「5人組のジャクソン・ファイブ。SMAPも5人組です。歌声もジャクソン・ファイブのものです!」
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今年もありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
☆ハーマイオニー



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EAS型人工内耳の「承認」について 

2009年12月31日 21時29分59秒 | 人工内耳
「情報発信!! 人工内耳&関連情報」の
第12回高度医療評価会議(12/9)の資料が公開 !
http://aoi-831.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/12/12_3911.html
の記事で、厚生労働省のサイトからEAS人工内耳を承認した高度医療評価会議の議事録の内容が分かった。
資料1の2によると、コメント欄で、人工内耳と補聴器の機能の違いを説明し、そのあとEASは人工内耳の電極を蝸牛の奥まで挿入しない術式で、「本人工内耳電極の低侵襲性から、中~高音域の残存聴力も保存される可能性も高く、ここでも補聴器とのbi-modal効果が期待できると考えられ、問題はないといえる。」と結論を出している。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/dl/s1209-16e.pdf

一見、なるほどと思ってしまうが、中~高音域の残存聴力に合わせて電極の挿入の程度を制御する技術があるのか、その聴力がどの程度残るのか分かるのだろうか。
補聴器とのbi-modal効果が期待できると言うが人工内耳と補聴器を左右に装用している経験からは、相乗効果はあるが併用に慣れるまでが時間がかかること、その過程で聞こえのバランスを取るのに非常に苦労していることから、併用のためのリハビリテーション技術が確立しているのか懸念を持っている。

最初に装用した人から、その経過を十分に観察し、本人からもコメントを集積する必要があるだろう。


ラビット 記
以下のコメントの改行は筆者。
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「第12回 高度医療評価会議  議事次第
日時:平成21年12月9日(水) 10:30~12:30
場所:経済産業省別館944会議室(東京都千代田区霞が関1-3-1 )
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高度難聴者の聴覚リハビリテーションとして補聴器と人工内耳がある。補聴器は音響信号を増幅して残存する蝸牛有毛細胞を刺激するものであり、有毛細胞が残存していることが必要条件である。一方、人工内耳は有毛細胞をバイパスして直接、蝸牛神経のらせん神経節細胞を電気的に刺激するものであり、有毛細胞をはじめとする蝸牛組織の機能を必要としない。

人工内耳の適応基準(日耳鼻学会)としては90dB 以上の聴力レベルで補聴器では言語聴取が困難な高度難聴者とされているが、特発性進行性感音難聴や一部の遺伝性難聴に特徴的な低音部に残存聴力があるが中~高音域は90dB以上の聴力レベルを高音急墜型または漸傾型感音難聴を呈する高度難聴者は適応にならなかった。

また、このような高度難聴者に従来の人工内耳を埋込むと低音部の残存聴力は通常、犠牲になるという問題もあった。人工内耳の電極は蝸牛2.5回転の内、基底回転から1~1.5回転までの挿入となり、頂回転までは到達しない。頂回転は低音部の聴覚を担当するため、もし、低音部の残存聴力を保存し、この残存聴力を補聴器で活用でき、かつ中~高音域を担当する基底回転から1.5回転は人工内耳を活用できれば、相乗効果が期待できることになる。

本高度医療はこのようなコンセプトのEAS(補聴器~人工内耳併用型)人工内耳であり、画期的で効果が期待できる。

EAS(補聴器~人工内耳併用型)人工内耳の適応聴力を中~高音域が85dB以上と(EUでの適応と同様)、従来の人工内耳の90dBよりやや甘くなっているが、本人工内耳電極の低侵襲性から、中~高音域の残存聴力も保存される可能性も高く、ここでも補聴器とのbi-modal効果が期待できると考えられ、問題はないといえる。

なお、責任医師および実施施設はいずれも人工内耳手術の経験の多い施設であり問題ない。

スーザンボイルさん、紅白出場!

2009年12月31日 21時26分33秒 | 日記(つぶやき)
NHK紅白歌合戦に、英国のスーザン・ボイルさんが「夢やぶれて」を熱唱した。よく分からなかったが会場を圧する拍手だったようだ。
これから、彼女とあの歌が日本でも人気がでるといいなあ。

人工内耳ではパソコンのYouTubeを聞くときと違って聞こえたので、あとで録画をもう一度聞いてみよう。
ASCのみ、S=11、V=9。


ラビット 記

[勝利をめざす会News] 第72号091222=与党協議:年内合意に向け激しく攻防

2009年12月30日 11時28分43秒 | 権利
障害者自立支援法の訴訟原告、めざす会、弁護団からなる「訴訟協議プロジェクト」をつくり、政府との協議会(障害者自立支援法改革調整会議)を行っている。

聴覚障害者の障害者自立支援法の問題はこの中に含まれていない。
障害者自立支援法は、聴覚障害者の自立を促進するにはあらゆる面で不十分だ。

今後、この訴訟団との運動を連結しならないが、結節点が難しい。


ラビット 記
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◆障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす会◆
ニュース 2009.12.22 第72号
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━VICTORY━━━━VICTORY━━━━VICTORY━━━

◆(1)与党と協議 年内合意に向け激しく攻防
本日12月22日(火)、13時~15時、衆議院第二議員会館で、3回目となる「障害者自立支援法改革調整会議」(与党協議)が行われました。
以下、勝利をめざす会太田修平事務局長の報告です。
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この間原告・弁護団・勝利をめざす会の三者は、国の方針転換と、訴訟解決に向けた協議申し入れに対し、訴訟を継続しつつ協議をしていくことを確認し、訴訟協議プロジェクトをつくり、数度に渡る協議会(障害者自立支援法改革調整会議)を持ってきました。

自立支援法における国の過ちを明確化させるとともに、謝罪・再発防止、今後の新法のあり方や、緊急に行わねばならない施策のあり方についても議論を続けています。

そういう状況の中で、訴訟団(原告・弁護団・勝利をめざす会の三者)は、政府ないしは与党の障害者施策に関する基本方針について、私たちの思いに近づいてきつつある、との認識に立ち、年内の合意が可能との判断の下、「基本合意文書案」とそれに付随する「要望書案」を策定し、12月22日(火)の協議会で提案しました。
この「基本合意文書案」は、緊急に各地で原告会議を開き、了解を得たものです。

現在、来年度における非課税世帯に対する応益負担の廃止に向けた予算確保が明確ではない中、私たちの基本的な考え方は、申し上げるまでもなく、この予算が確保されていくことが「入口」であるということです。
これなくして、他の事柄の基本合意はあり得ないということです。

(中略)
新しく「障がい者制度改革推進本部」が立ち上げられ、
その下におかれる当事者参加による「障がい者制度改革推進会議」が来年早々にも動き出そうとする中で、訴訟団はあらゆる知恵を絞り、訴訟の影響力を推進会議の議論に反映させていくには、どうしたら良いか、という思いのもと、できれば年内の合意にこぎ着けることが重要であるとの思いに至っています。

協議は、「年内合意」に向け、政府・与党、そして訴訟団がぎりぎりの調整を行っていくことになり、年末の12月29日(火)にも再び政府・与党と訴訟団との協議(障害者自立支援法改革調整会議)がもたれることになりました。
(太田修平)

◆今後の動き
12月22日(火)与党協議
  29日(木)午前:訴訟協議PT 午後:与党協議
1月7日(木)訴訟協議PT
1月15日(金)全体会議

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障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす会のメールニュースです。
このメールにご返信いただくと、事務局にメールが届きます。
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[勝利をめざす会News] 第73号091224=明日、鳩山首相に申し入れ、1月7日全体会議開催!

2009年12月30日 10時18分44秒 | 権利
障害者自立支援法訴訟団は年末も政府と厳しい協議を重ねている。
敬意を表したい。


ラビット 記
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━━VICTORY━━━━VICTORY━━━━VICTORY━━━
◆障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす会◆
ニュース 2009.12.24 第73号
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━VICTORY━━━━VICTORY━━━━VICTORY━━━

◆(1)25日、鳩山総理に緊急「申し入れ」をします
 自立支援医療をも含め低所得者1および2に属する利用者の負担を無償とする予算措置をとることを強く求める

12月24日(木)緊急の「協議PT」が行われ、予算案に関する情報を共有し検討しました。
<予算についての情報>
・107億円が予算案になった。来年4月より、福祉サービスの自己負担は、市町村民税非課税の低所得1および2は無料となる。
その内、約5億円は、補装具で、低所得1および2は無料となる。
・自立支援医療給付は従来通り。精神障害者医療含めてそのあり方については検討中であり、今後の議論とのこと(十分な説明はない)
・当初数字として出された300億円は、福祉サービス:170億だったが、資産用件後の精査後は102億。
 その170億+6億の補装具+120億の自立支援医療=293億と試算されていた模様
・予算案の閣議決定は25日の午後


○政府からの協議の申し入れを受け、協議を重ねてきた。
○第一歩として、事項要求となっている「暫定的な利用者負担の軽減措置等」の実施、少なくとも障害福祉サービス、補装具、自立支援医療等について、市町村民税非課税世帯を無償とするよう求めていた
○報道が事実だとすれば、きわめて遺憾
○自立支援医療のみを低所得者1および2を無償としなかったかはまったく理解できない
○鳩山総理大臣、長妻厚労大臣が、障害者自立支援法の廃止と応益負担の撤廃を明言し、適正な応能負担に政策変更をするとした方針からしても不完全
○国に対し、自立支援医療をも含め低所得者1および2に属する利用者の負担を無償とする予算措置をとることを強く求める


◆(2)今後の動き、緊急の全体会議(1月7日)を開催します

きわめて重要な局面をむかえているという認識で、1月7日に、原告・弁護団・勝利をめざす会による「全体会議」を開催します
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障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす会のメールニュースです。
このメールにご返信いただくと、事務局にメールが届きます。
 もっと読みたい人は、以下から登録してください
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/mezasukai.html

人工内耳の○○ーが焼肉のたれにポチャ!

2009年12月29日 01時26分18秒 | 日記(つぶやき)
人工内耳のカバーを外した時に、焼き肉のたれにポチャと落ちてしまった。

滅多にカバーは外さないし、まして食事中には外さないがカバーの色を変えたいと話していたのでそれを示すために外したのだ。

すぐ取り出して熱いおしぼりで拭いた。帰宅して変えようとしたら予備がもうなかった。あちゃあ。


ラビット 記

山手線のテレビCMには字幕がある

2009年12月27日 19時07分50秒 | バリアフリー
山手線の車内には、JRの電車運行の情報提示と並んで、CMを流している。
テレビのCMと同じのもあるが、それには字幕が付いているのがある。

車内では音声は大きくしても功を奏しないので、CMのメッセージを伝えようと思うと字幕がないと無理なのだ。
ソフトバンクのCMに字幕が付いているのも見たことがある。
CMを出す方も音声が届かない環境では字幕が必要なことは分かっている。
音声が届かない人にも同じことだと分かっていると思うが。


ラビット 記

ニンテンドーDSで字幕放送!

2009年12月27日 19時07分34秒 | バリアフリー
障害者会館でしっているろう者から呼び止められた。何かと携帯電話やゲーム機でのテレビの字幕放送に詳しい。

新しいニンテンドーDSで字幕放送が大きい画面で見られるという。前のより確かに大きい。上の画面でテレビと字幕が見られるし、上でテレビ、下に字幕ならもっと大きく見える。フォントが変えられるどうかは聞かなかった。

本体2万円くらい、地デジチューナーが6千円くらいで買えるそうだ。


ラビット 記

難聴者の上司はどうして怒るのか?

2009年12月27日 08時31分09秒 | エンパワメント
難聴者のエンパワメントには、周囲に起きる状態を理解して対応することを学ぶ必要がある。

街中で電話しなければならないときどうするか。知人に食事を誘われた時どうするか。自治会の総会に出なければならないがどうするか。
など、聞こえに関する断片的な知識を立体的に使う方法を学ぶのだ。

職場の上司がいつも怒るがどうすればよいか。
なぜ怒るのか。聞こえる世界の人として通常の声で伝わるコミュニケーションをしていれば、スムーズに伝わらないのは想定外のことであり、どのように難聴者とのコミュニケーションにどう対処すればいいか知らない時、慣れていないとき、頭だけで理解している時、ストレスとなって思わず怒りの感情に転化するのではないか。難聴者を責めているというよりは、スムーズな理解につながらないことが怒りの表情、感情に出るのではないか。

自動車教習所の教官がなかなか出来ない受講者にも怒りがちだし、職場でも先輩の女性社員が後輩に仕事を教える時に間違いを繰り返したりする場合、パソコンの初心者に同じ操作方法を何度も聞かれた時とかに、一般社会でも怒りっぽくなっているのは何度も見ている。

つまり、このくらいのことは出来るはず、分かるはず、伝わっているはずと思いこんでいることが出来ていないとそれがどういうわけか「怒り」の感情に転化するのだ。
相手を責めているようだが実は自分の対応の不十分さに対して怒りを持ってしまうのではないか。

ということを難聴者が知っていれば、怒っている上司にこっちだってもっと分かるように伝えて欲しいとか怒りの感情を持って対応しては本当に「対立」してしまうので、その時はいったん「お詫び」をしてやり過ごし、改めて筆談等で確認するのが良いというようなことを学んでおく。


こういう例を集めて、学び合う場が難聴者には必要なのだ。難聴者寺子屋か。


ラビット 記
今朝のホテルから見た朝日

テレビの字幕利用者は広い

2009年12月26日 16時59分14秒 | バリアフリー
テレビの字幕、字幕の付いた番組と言う時、特に字幕の付いたCMというのはNHKも民放も含めて、どれだけたくさんの人が見るのか、利用するのかという視点がビジネスとして必要である。

公共の場にあるテレビは何台あるのか、電車など交通機関の中、駅や空港の待合室、病院の待合室、役所のロビー、図書館などの他、銀行のロビー、待ち合わせスポット、スタジアム、スポーツアリーナなどは音が出せないところにあるテレビは結構多いだろう。
それらの施設で待っている人、その前を通る人を視聴者として計算すれば何百万人どころではない。

スタジアム、スポーツアリーナなどは休憩中はテレビ放送もCMになるので、たいていの施設にあるディスプレイに映せば宣伝効果は大きい。期せずしてデジタルサイネージになる。

私はこういうところの人たちは、新著作権法に言うところの「聴覚による著作物の利用が困難なもの」だ。受信料は払うのか分からないが、法律上、指定事業者が字幕を付けて配信することは出来る。

スタジオアルタの何とかビジョンに字幕を付けて配信が出来るのか。


ラビット 記

民主党の障害者施策への本気度は?

2009年12月25日 22時15分54秒 | 日記(つぶやき)
障害者自立支援法の応益負担をなくすというのは民主党の公約だった。
応益負担分をなくすのに必要な予算は300億円とされ、障害者大フォーラムでも長妻厚生労働大臣はその解消を図ると言っていたのではないか。

しかし、その予算が事項要求となってしまって、幾ら予算が付くのか、障害者団体が交渉を重ねなければ予算化されるかどうかも怪しくなっていた。

報道や議員のメルマガで110億円にしかならないことが分かって、日本障害者協議会は以下の見解を出した。


ラビット 記
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2009年12月25日

応益負担実質廃止に向けた事項要求の減額に関する見解

日本障害者協議会

報道等によれば、厚生労働省が障害者自立支援法の応益負担の軽減策として300億円を事項要求としてきたもののうち、110億円しか確保されていないようです。
新政権に期待感を持っていた私たち日本障害者協議会(JD)は、このことに沈痛な想いで、今後の障害者施策について楽観視できない、極めて憂慮すべき事態と認識しています。
厚生労働大臣を始め、政務三役や与党の方々の多くは、私たちの要求を理解され、財務省との折衝をされてきたという御尽力については、感謝の気持ちでいっぱいです。でも、私たちにも生活がかかっています。
私たち日本障害者協議会(JD)は、多くの当事者・関係団体と共に、2005年に成立した障害者自立支援法に対して、多くの問題点を指摘していき、その後撤廃を求め運動を続けてきました。
その大きな理由は、応益負担(定率負担)の導入によって、これまでの障害者施策の考え方を根本的に変えてしまったことです。障害が重ければ重いほど、利用料も高くなってしまうという仕組みは、障害は自己責任であるといっているのと等しいことです。
障害者自立支援法によって、働く場においては、給料よりも実費や利用料の方が多く取られてしまう人たちが多く出てしまい、多くの人たちが、作業所や授産施設を止めていってしまいました。
その後、軽減措置や特別対策などによって、負担は相当減っていきましたが、応益負担の考え方そのものを変えたわけではありませんでした。
そのような中、全国71名の仲間たちが、日本の障害者の代表という形で、障害者自立支援法は憲法で保障する平等権や幸福追求権などに違反するものであるということで、全国14の地裁で提訴に踏み切りました。
私たち日本障害者協議会は、原告の訴えと想いを共有し、「障害者自立支援法の勝利をめざす会」に積極的に参加をし、この裁判を支援していきました。
この訴訟と私たちの運動の共通の目標は、障害を自己責任とする障害者自立支援法を廃止させ、“権利”という観点から、制度の谷間のない新しい障害福祉法制度を確立することにあるといってよいでしょう。
今回の110億円の予算確保は、低所得世帯の利用料を無料にするなど、応能負担化への第一歩と見てとれないこともありませんが、私たちが障害者自立支援法の導入時、問題にしてきた自立支援医療や実費負担の問題がそのままになる可能性が極めて高く、障害者自立支援法の根本思想としての「障害は自己責任である」とする考え方の転換が図られていない、と残念ながら見るしかありません。
長妻厚生労働大臣の「障害者自立支援法を廃止し…」の発言は、前政権による市場原理主義による福祉政策との決別を宣言したものと私たちは認識しています。そうした観点に立った時に、今回の予算措置は極めて不十分というしかなく、前政権でも同様の措置が可能であったのではないかと思わせる範囲のことです。
日本障害者協議会(JD)は、障害者自立支援法の真の意味での廃止を求め、新法の制定を強く要望するものです。
そして、その本当の第一歩・証としての応益負担の実質無料化のための事項要求の満額確保を重ねて強く要求するものです。

スーザン・ボイルさん、紅白出場! 応援するぞ。

2009年12月25日 07時33分35秒 | 日記(つぶやき)
スーザン・ボイルさんがNHK紅白歌合戦に出場する。

人工内耳でズーザン・ボイルさんの透き通るような声はよく聴こえるので、何度も聴いていた。
実は彼女が紅白に出場することを願っていたのだ。


ラビット 記
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スーザン・ボイル (日本語字幕つき)「メモリー」(ミュージカル/キャッツより(


初めて英国のタレント発掘番組に出て予選を通過。インターネットのユーチューブに「夢破れて」を歌ったその番組が流れ、視聴回数が8千万を超え,今なお増え続ける。米国では彼女のCDが発売前からAMAZONでトップを張っていた。
Susan Boyle - Singer - Britains Got Talent 2009 (w/ English subtitles)
英語字幕付き。ブログに埋め込みが出来ないので、「Watch On You Tube」をクリック。

http://www.youtube.com/watch?v=9lp0IWv8QZY&feature=player_embedded


前夜式に参列した。彼の想いはいかほどか。

2009年12月23日 20時56分40秒 | 日記(つぶやき)
急逝したTKさんの前夜式に参列した。
手元にあった筆談ボードを持って出た。誰か知人と会ったら必要かと思ったのだ。

前夜式が教会であることに気が付いてお悔やみを包む袋を代えた。
着くと牧師の説教が始まっていた。しまった。聞こえない。いつもは仏式のお焼香だけなので要約筆記者の派遣を頼んでいなかった。

障害学の活動のことを話しているらしいがよく聞こえない。心は乱れる。彼も聞こえないし、何でと。
筆談ボードにどなたか要点を書いて下さいと書いて参列者に頼むことも考えたが、筆談ボードに彼へのメッセージを書いて前の椅子にの背もたれのカゴに掲げた。

「長い間ありがとうございました。
牧師さんの説教が聞こえますでしょうか。
私は良く聞こえません。
天国で教えて下さい。」

献花した後、メッセージに「天国で筆談しましょう。」と書き足して、筆談ボードをご遺族に彼の元にと言って渡した。
はっとされて父と一緒に埋葬しますと言って頂いた。

障害者権利条約の批准と法整備にいろいろ相談しなければならない人が逝ってしまった。お知らせをよく読んでノートテイカーを頼まなかったことを後悔した。
遺志を継ぐ気持ちを固めて帰路についた。


ラビット 記