難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

メドエルジャパンのパワハラをやめさせる署名運動を始めました。

2023年07月02日 10時27分00秒 | 人工内耳
メドエルパワハラ裁判にご関心をお寄せくださっている皆様
ご支援頂きありがとうございます。
オンラインの署名にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。現在200名に迫っています。

人工内耳メーカーのメドエル・ジャパンとの不幸な労使関係を一刻も早く終結させるために、紙の署名用紙を作成しました。

下記のURLからダウンロード出来ます。
最上部の「drive.google.com」を押してください。

署名用紙1枚で5名まで記入出来ますので、周りの方にもぜひお願いしてください。もっと集められるという方は恐れ入りますがコピーして下さい。

プリンターのない方はセブンイレブンのネットプリントで印刷できます。
ネット予約番号は85953651
(7月4日23:59まで有効)です。

どちらも難しい方は当方までメッセージを下さい。お送りさせて頂きます。

集めて頂いた署名は署名用紙に記載の宛先までご送付をお願いします。大変恐縮ですが返信封筒と切手代をご負担頂けますと幸いです。

オンライン署名はこちらから↓

あなたの声がチカラになります

あなたの声がチカラになります

メドエルジャパンは企業としての責任を果たし、パワハラ裁判の原告との不幸な労使関係を終結してください

Change.org

 


人工内耳のデータ、歴史に関する膨大なデータベース

2022年11月07日 21時34分00秒 | 人工内耳
人工内耳の歴史について、詳細なデータがありました。
これは、「生を辿り途を探す 身体×社会アーカイブの構築」の一部です。

人工内耳の歴史の一部です。
東京都議会で1993年3月全国で最初に人工内耳保険適用の決議が上がったのは東京都中途失聴難聴者協会の出した請願でした。小木会長の国会請願と同時期です。







人工内耳の聞こえは異次元です。

2020年12月05日 18時09分16秒 | 人工内耳
人工内耳をする前は、どんな聞こえになるかは分からない。メガネのように付けたらはっきり聞こえるわけではないことは補聴器装用していれば分かるだろう。でも、人工内耳で聞こえるようになると補聴器とは全く別物であることが分かる。補聴器では聞こえなかった高い音が聞こえるようになったり、蝉や物音が聞こえた時は感動ものだ。
人の声は、聴く練習、意識的な人工内耳のオンと脳内の言葉を結びつける時間と量が必要です。これが人により出来たり出来なかったりするので個人差が発生する。
異次元というのは、補聴器と異次元と同時に、聞こえている人とも異次元、いつも聞こえているわけではないということです。
https://sports.nhk.or.jp/paralympic/article/reporter/20201202-goto/
人工内耳の誤解
人工内耳の誤解「完全に聞こえるようになるわけではない」は「いつでも聞こえるわけではない」です。...

成人の人工内耳の適応基準が変更されています。

2018年09月16日 23時13分20秒 | 人工内耳
人工内耳の適応基準が昨年変更になっています。純音聴力90dB以上が、平均聴力70dB以上で最高語音明瞭度が50%以下となっています。
中等度難聴者も対象に。


中等度難聴者も聞き取りが良くない場合は、人工内耳の対象になります。
これは、欧米の動向を踏まえたものです。
「海外の成人人工内耳適応基準は,国もしくはメーカー ごとに細かく異なっている.純音聴力検査の閾値は, 70dB 以上が主流となってきており,アメリカ,中国,ドイツ,オーストリアなどがこれに当てはまる.」

「4 .1998年と2017年適応基準の違い 最も大きな違いは,
聴力および補聴器装用効果の適応 基準が拡大,明確化したことである(表2).
「純音聴力 90dB 以上」が「平均聴力レベル 70dB 以上」となり,
「補聴器の装用効果の少ないもの」という抽象的な表記 が,「適切な補聴器装用を行った上で,装用下の最高語 音明瞭度が50%以下」と明確化された.
注意が必要なの は,「平均聴力レベルが 70dB 以上,90dB 未満」の場合 は,「補聴器装用下の最高語音明瞭度50%以下」が必須 なことで,高度難聴者に対する語音聴力検査の重要性を再認識いただきたい.」


詳しくは、以下をご覧ください。
成人人工内耳の新適応基準(2017年版)
愛媛大学医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科 羽藤直人
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/121/8/121_1114/_pdf

自分の人工内耳の聞こえの特徴

2018年09月16日 22時34分42秒 | 人工内耳
乳幼児からの難聴、補聴器は14歳から装用。左の人工内耳は2007年(平成19年)11月施術、右は2013年(平成25年)2月19日。66歳。

【人工内耳の聞こえの特徴】
1.現在両耳30dBの音環境にいます。生まれてから聞いたことのない音や声を聞いているので、リハビリテーション(能力の再獲得)ではなくハビリテーション(新規獲得)のステージと言えます。

2.いろいろな音が聞こえてもそれが何か分からない間は音のイメージができません。

ベランダから何か工事の音が聞こえて、休日なのにおかしいなと思っていたのですが、「いよー、シャンシャンシャン」という一本締めの声が聞こえ、一昨夜見た祭礼ののぼりと提灯の記憶と合わさって、神輿担ぎの掛け声の「エイサ、エイサ」とわかりました。下に降りると町内会の子供神輿でした。

後ろで「ギーギー」と何か聞こえるなと振り返ると犬が吠えていて、とたんに「ワン、ワン」と聞こえたということもありました。

3.自分の声の発声に気をつける必要があります。
最近自分の話すことに相手が耳を傾けるので、職場は普段手話なので発音が曖昧になってしまったと思っていたのですが、そうではなく気づかないうちに人工内耳で自分の声が大きく聞こえるので小さくなっていました。自分の声がボソボソ声となって分からなかったのです。

人工内耳は小さい音も聞こえますし、大きい音もうるさくないように聞こえます。ダイナミックレンジは補聴器時代よりはるかに広いです。自分の声が相手にはっきり伝わる大きさを体得することが必要です。

4.積極的に「聴く」姿勢が必要です。
聞こうとしても聞こえない補聴器の生活が長かったので、どうせ聞こえないと聴くことに集中しなくなってしまっています。聞こえているのに何を言っているか分からないという状態、いわば聴覚情報処理障害APDに似た状況になってしまっています。

人工内耳でも耳をすませて相手の声を聞いたり、周囲の音や音楽に耳を傾けるという努力が不可欠です。

5.周囲の騒音、ノイズ、環境音は聞こえる人以上に大きな影響を受けます。

家の中のファン、テレビ、食器を洗う音、水の流れる音など会話を妨げます。居酒屋の歓声、笑い声、音楽は離れた席であっても目の前の会話にとても支障があります。

人工内耳の機能で自動的に周囲の騒音レベルを抑える機能もありますが状態が不安定で必ずしも常に聞こえるとは限らないです。

効果的で相手も納得する周囲への働きかけ方、様々な補聴援助システムの特徴の理解と利用などヒアリング・リテラシーが必要です。

人工内耳の両耳装用の利点、特徴(個人的まとめ)

2018年05月21日 20時06分06秒 | 人工内耳
両耳人工内耳の利点、特徴を具体的にはどういうことかと聞かれました。

1)自分の声が変わります。難聴特有の発音が減ります。

2)音が細かい部分も聞こえるようになります。「立体的に聞こえる」と表現する人もいます。

3)うるさいところでも相手の話が聞こえます。人工内耳の片側だけより、補聴器よりという意味です。

4)音源の方向がわかるようになります。私は異機種装用なのでわからないですがそう言われています。

5)1番のメリットは聞こえが改善されて、自分のQOLが高まることです。いろいろなことに挑戦しようとする気持ちが湧いて来ます。

私個人の聴覚歴(オーディオグラフィ)※2による感想です。
私は両側性感音性難聴。生後間もなく注射したストマイのせいと思い込んでいましたが、遺伝子検査でストマイで難聴になる遺伝子変異がありませんでした。このことから厚生労働省の指定難病の「若年発症型両側性感音難聴」※1ではないかと疑っています。

※1:
http://www.nanbyou.or.jp/entry/4628

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000101132.pdf

※2: 小学校入学前に難聴の診断、14歳の時に補聴器装用、22歳で身体障害者手帳申請(6級)、30〜40代で手話獲得、55歳で人工内耳装用、60歳で両耳人工内耳に。

世界でただ一人の人工内耳ジャズベーシスト。オリジナルCD発表。

2018年05月16日 02時45分47秒 | 人工内耳
世界でただ1人の人工内耳ジャズマン、ディジー吉本こと吉本信行さんのオリジナルCD。

3年前、セントルイスの全米難聴者大会にご一緒し、雷雨の中現地のジャズクラブに行き、ジャズメンとセッションをしたことが思い起こされます。

その時の映像がこれです。全く音程、メロディーが取れないのに、セッションを申し込まれています。
https://www.facebook.com/tadashitzn/videos/1744172365671571/?l=3017049691433902601
現地のジャズクラブの人と一緒にセッションをしています。
https://www.facebook.com/tadashitzn/videos/1744175045671303/?l=4396386477145865628

今年の全米難聴者大会はミネアポリスです。有名なジャズクラブがたくさんあります。また演奏を楽しみたいですね。
参加申し込み受付中です。
【全米難聴者大会スタディツアー2018 in ミネアポリス】
今年の6月21日(木)から、米国ミネアポリスにて全米難聴者大会(HLAA)が開催されます。それに伴いスタディツアーを企画しました。シンポジウムやパーティーの他、難聴シンガーのライブやミュージカルの観劇、補聴器メーカーの視察もします。ぜひご一緒しましょう!
ツアーのウェブページはこちら↓↓
https://eco.his-j.com/html/minneapolis/
大会の情報はこちら↓↓
https://www.facebook.com/HLAAJPN




なぜ、人工内耳で聞こえるようになるのか?

2015年05月06日 23時17分31秒 | 人工内耳
どうして聞こえないのか。人工内耳でどうして聞こえるのか。
人工内耳のコード化法と音声認識技術は共通点があるのではないかと思いました。ちょっと難しいかもしれませんがしっかり勉強しておきたい。

京都大学耳鼻科ホームページ「I. コトバの聞こえのしくみ」
1.外耳、中耳と難聴
2.内耳と難聴
3.言葉の音としての特徴と内耳の働き
4.内耳性難聴でどうしてコトバがわかりにくくなるのか
5.コトバは脳でどのように理解されるか
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~ent/Topics/ci/ci1.html

Ⅱ. 人工内耳の原理と聞こえの回復
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~ent/Topics/ci/ci2.html

難聴遺伝子診断と人工聴覚器に関する「公開講座」

2015年01月11日 23時12分41秒 | 人工内耳
1月31日に、秋葉原ビジネスセンターで、サンケイリビング社の主催で、難聴遺伝子診断と人工聴覚器に関する「公開講座」があります。体験発表は「突発性難聴と聴覚インプラントの経験談」となっています。
東京都中途失聴・難聴者協会が後援ですが協会のサイトには出ていません。

成人の人工内耳リハビリテーション DonnaSorkin

2014年12月18日 19時36分30秒 | 人工内耳
人工内耳リハビリテーションのオープンセミナー ドナ・ソーキンさんの人工内耳リハビリテーションはこれで3回目か。毎回内容が充実している。 全難聴のサイトに、過去のプレゼンテーションの資料がある(日本語)。 http://www.zennancho.or.jp/info/100818%20jina_seminar.doc http://www.zennancho.or.jp/a_la_carte/110227_translation_Sep%202009%20tokyo.pdf http://www.zennancho.or.jp/a_la_carte/110227_translation_Oct%202010%20kumamoto.pdf

人工内耳にデジタル補聴援助システムロジャーを使って聞いています。

2014年10月05日 18時23分47秒 | 人工内耳
フォナックの補聴援助システムは補聴器や人工内耳で聞きにくい音を聞きやすくするためのシステムです。技術的に3つの発展がありました。
私は最初からデジタル無線システムのロジャーですので、過去のシステムとは比較できませんが、最善の技術システムを使っていることになります。
この最良の効果を得るためには、マイクを口元に装着してもらうこと、騒音時のゲインなどロジャーの設定を確認しておくことが必要になります。
http://phonakfm.blogspot.jp/2014/06/3.html

聞こえの仕組みを説明する動画。メドエル社制作。

2014年09月23日 17時26分24秒 | 人工内耳
難聴者のことを知らない方に、聞こえの仕組みを説明するのにこうした動画が役に立ちます。字幕の設定を日本語でオンにすると字幕が表示されます。

Video about Hearing and How it Works | MED-EL


フェイスブックにも同じ記事がアップされています。
https://www.facebook.com/tadashitzn?fref=nf

難聴の遺伝子検査と難聴治療

2014年09月23日 11時38分04秒 | 人工内耳
9月21日のみみより会例会で補聴器と人工内耳、人工聴覚器に関する講演がありました。
国際医療福祉大学三田病院の岩崎聡先生が、ご自身の難聴治療の経歴をお話しされ、人工内耳、人工中耳、聴力温存型人工内耳EASの開発、治験に加え、遺伝子検査を難聴治療に適用する臨床、研究など難聴治療の最先端のところにいらっしゃる先生であることが分かりました。
人工内耳の仕組みなどは埼玉医科大学の池園哲郎先生が話され、岩崎先生は人工内耳の適合基準や遺伝子検査を紹介されました。海外では人工内耳の適応にあたっては語音明瞭度の成績が重視されているとのことです。

難聴の遺伝子検査は、遺伝子治療をするものではなく、難聴の原因となる遺伝子があるかどうかを検査することで難聴の原因を究明したり、将来の聴力がどうなるかを予測して人工内耳の電極の種類選択などに役立てることができるということです。
難聴に関わる遺伝子は欧米の人とは少し異なり、日本人用の遺伝子データベースが構築されています。
今度遺伝子検査を受けることにしています。

この記事はフェイスブックの高岡正さんのタイムラインに出ています。
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