難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳メーカーをパワハラで提訴

2020年09月03日 22時01分43秒 | 就労
人工内耳を販売する医療機器メーカー、メドエルジャパン株式会社がパワハラで提訴されました。

東京新聞の記事です。

退職強要14回、基本給半額、仕事外し…医療機器メーカー社員女性がパワハラで会社を提訴:東京新聞 TOKYO Web

聴覚障害者用の人工内耳などの販売を手掛けるメドエルジャパン(東京都千代田区)の女性社員(55)が1日会見し、14回に上る退職強要や基本...

東京新聞 TOKYO Web

 
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難聴者支援に社会生活力プログラムの再認識

2020年01月05日 11時21分16秒 | 社会福祉の学習
自立訓練事業の見直しが予定されている中、「聴覚障害者向けの生活訓練事業」プログラムを考える上で、奥野英子氏(日本リハビリテーション連携科学学会・社会リハビリテーション研究会顧問)の社会生活プログラムの記事(平成23年3月、2011年)を再読したい。
その記事の最後には自立訓練事業に従事する職員の身分保障と様々な障害を持つ人のQOL向上について触れられている。

第8章 自立訓練(生活訓練)事業のあり方
第6節 社会生活力プログラム

「今後、社会リハビリテーションの各種プログラムの実施方法等についての研修が全国各地で実施され、自立訓練事業に従事する職員の生活が保障されるような報酬体系になり、様々な障害のある方の地域での生活が豊かになることを期待したい。」
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/jiritsu/suisin-h22/8_6.html

元のデータは以下から。
厚生労働省平成22年度障害者総合福祉推進事業
知的障害者・精神障害者等の地域生活を目指した日常生活のスキルアップのための支援の標準化に関する調査と支援モデル事例集作成事業
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/jiritsu/suisin-h22/index.html

写真は、日本リハビリテーション連携科学学会 社会リハビリテーション研究会に参加した時(2009〜2010年頃)の資料、奥野英子氏の「社会生活プログラムの意義と概要」の一部

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人工内耳の誤解

2019年12月05日 15時11分43秒 | 人工内耳
人工内耳の誤解

「完全に聞こえるようになるわけではない」は「いつでも聞こえるわけではない」です。
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成人の人工内耳の適応基準が変更されています。

2018年09月16日 23時13分20秒 | 人工内耳
人工内耳の適応基準が昨年変更になっています。純音聴力90dB以上が、平均聴力70dB以上で最高語音明瞭度が50%以下となっています。
中等度難聴者も対象に。


中等度難聴者も聞き取りが良くない場合は、人工内耳の対象になります。
これは、欧米の動向を踏まえたものです。
「海外の成人人工内耳適応基準は,国もしくはメーカー ごとに細かく異なっている.純音聴力検査の閾値は, 70dB 以上が主流となってきており,アメリカ,中国,ドイツ,オーストリアなどがこれに当てはまる.」

「4 .1998年と2017年適応基準の違い 最も大きな違いは,
聴力および補聴器装用効果の適応 基準が拡大,明確化したことである(表2).
「純音聴力 90dB 以上」が「平均聴力レベル 70dB 以上」となり,
「補聴器の装用効果の少ないもの」という抽象的な表記 が,「適切な補聴器装用を行った上で,装用下の最高語 音明瞭度が50%以下」と明確化された.
注意が必要なの は,「平均聴力レベルが 70dB 以上,90dB 未満」の場合 は,「補聴器装用下の最高語音明瞭度50%以下」が必須 なことで,高度難聴者に対する語音聴力検査の重要性を再認識いただきたい.」


詳しくは、以下をご覧ください。
成人人工内耳の新適応基準(2017年版)
愛媛大学医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科 羽藤直人
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/121/8/121_1114/_pdf
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自分の人工内耳の聞こえの特徴

2018年09月16日 22時34分42秒 | 人工内耳
乳幼児からの難聴、補聴器は14歳から装用。左の人工内耳は2007年(平成19年)11月施術、右は2013年(平成25年)2月19日。66歳。

【人工内耳の聞こえの特徴】
1.現在両耳30dBの音環境にいます。生まれてから聞いたことのない音や声を聞いているので、リハビリテーション(能力の再獲得)ではなくハビリテーション(新規獲得)のステージと言えます。

2.いろいろな音が聞こえてもそれが何か分からない間は音のイメージができません。

ベランダから何か工事の音が聞こえて、休日なのにおかしいなと思っていたのですが、「いよー、シャンシャンシャン」という一本締めの声が聞こえ、一昨夜見た祭礼ののぼりと提灯の記憶と合わさって、神輿担ぎの掛け声の「エイサ、エイサ」とわかりました。下に降りると町内会の子供神輿でした。

後ろで「ギーギー」と何か聞こえるなと振り返ると犬が吠えていて、とたんに「ワン、ワン」と聞こえたということもありました。

3.自分の声の発声に気をつける必要があります。
最近自分の話すことに相手が耳を傾けるので、職場は普段手話なので発音が曖昧になってしまったと思っていたのですが、そうではなく気づかないうちに人工内耳で自分の声が大きく聞こえるので小さくなっていました。自分の声がボソボソ声となって分からなかったのです。

人工内耳は小さい音も聞こえますし、大きい音もうるさくないように聞こえます。ダイナミックレンジは補聴器時代よりはるかに広いです。自分の声が相手にはっきり伝わる大きさを体得することが必要です。

4.積極的に「聴く」姿勢が必要です。
聞こうとしても聞こえない補聴器の生活が長かったので、どうせ聞こえないと聴くことに集中しなくなってしまっています。聞こえているのに何を言っているか分からないという状態、いわば聴覚情報処理障害APDに似た状況になってしまっています。

人工内耳でも耳をすませて相手の声を聞いたり、周囲の音や音楽に耳を傾けるという努力が不可欠です。

5.周囲の騒音、ノイズ、環境音は聞こえる人以上に大きな影響を受けます。

家の中のファン、テレビ、食器を洗う音、水の流れる音など会話を妨げます。居酒屋の歓声、笑い声、音楽は離れた席であっても目の前の会話にとても支障があります。

人工内耳の機能で自動的に周囲の騒音レベルを抑える機能もありますが状態が不安定で必ずしも常に聞こえるとは限らないです。

効果的で相手も納得する周囲への働きかけ方、様々な補聴援助システムの特徴の理解と利用などヒアリング・リテラシーが必要です。
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ミネアポリス空港に到着!

2018年06月21日 14時21分28秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
‪ミネアポリス着陸です。6月21日13時37分、定刻どおりです。

ツアー全体の行動予定です。
到着日の21日木曜はホテル投宿後夕方から大会開会パーティでアメリカ家電市オーナーシャピロ氏の聴覚障害者と最新の支援技術に関する講演、パーティ後にちょっと軽く飲みに行きたい。

明日22日金曜AMは補聴器会社スターキー・ラボの見学(同社の送迎・ランチ付!)、PMは分科会、夜全米注目のろう歌手マンディ・ハーヴィさんのライブ。

23日土曜に夜ウエストサイドストーリーミュージカルのバリアフリー鑑賞です。‬

24日日曜はツインシティ(ミネアポリスとセントポール)観光。

25日月曜出国。26日帰国。

これ以外は、大会全体会、分科会のプログラムを見て参加します。大会アプリのインストール必須。日本語字幕が配信されています。

空港で英語のアナウンスを聞いていると少しずつ聞き取れるような気がします。
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ミネアポリスに今日出発します。

2018年06月20日 19時50分25秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
今日から、ミネソタ州ミネアポリスの全米難聴者大会スタディツアーです。
最近の米国の難聴者施策から最新の情報技術、医学情報、ミュージカル「ウエストサイドストーリー」のバリアフリー観劇、動画が2億回のビューに達したろう歌手のライブ、全米最大の補聴器メーカーのラボの見学まで盛りだくさんのツアーになります。

一年前の21日、羽田空港から飛び立ちました。
今回のツアーの様子はここで逐一見られます。
https://m.facebook.com/HLAAJPN/‬
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全米難聴者大会ミネアポリスで盲ろう者支援の報告

2018年06月20日 12時40分05秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
全米難聴者大会の開催されるミネソタ州は様々な聴覚障害者のリソースがあります。
ろう者のメンタルケア、メンタルヘルスのセンターや就労支援センター、難聴者自立センター、電話リレーサービスその他のサービス提供事業者、盲ろう者支援センターもあります。

https://www.facebook.com/1072500412844552/posts/1768814373213149/

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「情報・コミュニケーション法」(案)を公開。

2018年06月20日 12時34分21秒 | 障がい者制度改革
全日本ろうあ連盟はパブコメを経て、「情報・コミュニケーション法」(案)を公開しました。
‪■報告■「障害者情報アクセス・コミュニケーション保障法」(案)
https://blog.goo.ne.jp/houantaisaku/e/fbf9fea9192728153450d1b9aefcc86c‬
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宝塚市広報誌たからづか 「音から隔てられた世界のコミュニケーション」

2018年06月15日 13時09分06秒 | 難聴一般

「中途失聴・難聴とトータルコミュニケーションが特集されました。


意思疎通支援運営委員会の会合を半年に一度行っています。

メンバーは、市障害福祉課とコーディネータ、ろうあ協会の代表、難聴者会の代表、登録要約筆記者の代表、登録手話通訳者の代表。当事者、通訳者、それぞれの団体からいろいろな要望が出され、実現しています。


以前通訳は300人以上の行事から設置が今は100人以上の行事から設置とハードルが下がり、派遣範囲も広がっています。チラシ、広報誌などにはファックス番号を記載。100人以下の行事には、通訳派遣の要望を受けると表示。4年前には広報誌に手話とろうあ協会の特集が出ました。

昨年の10月の会合で、今度は手話が不得手な中途失聴・難聴者の特集をと要望しました。
市も制度(要約筆記)の認知を広げたいと思っていたところでタイミングが合いました。
そして、6月号に、聞こえにくい、聞こえない人のコミュニケーション方法の特集掲載となりました。

もうひとつ、制度の谷間にいる軽中度難聴者への啓発の目的もあります。

http://www2.city.takarazuka.hyogo.jp/ebook/20180601/#target/page_no=1



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全米難聴者大会HLAA2018で ミュージカル観劇の情報保障訴訟勝訴の報告

2018年06月15日 02時24分15秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
【全米難聴者大会スタディツアー2018 in ミネアポリス】

米国で劇場を相手に、ミュージカル観劇における配慮を求めて訴訟を起こした難聴者がいます。字幕なしにはミュージカルを楽しむことができず、このことはADA(障害を持つアメリカ人法)の第3章「サービスや施設を平等に楽しむことができる」に違反しているとの訴えです。

2016年に始まった訴訟ですが、この度やっと判決がおり、めでたく勝訴したそうです。
最初は地道に要望を出していたが通らず、最終的に訴訟に踏み切ったということですが、こうした草の根活動があって初めて法律が意味を持ってくるのだと思いました。

原告のティナさんは成人中途失聴者協会(ALDA)の役員で、全米難聴者協会(HLAA)の会員でもあります。劇場のアクセシビリティ関連で積極的な活動をしており、6月の大会でも3つの分科会でプレゼンします。お会いできるといいな!
https://stlrecord.com/stories/511408403-fox-ordered-to-make-accommodations-for-hearing-impaired

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全米難聴者大会HLAA2018 ミネアポリスのJAZZクラブに行こう!

2018年06月15日 02時17分57秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
【全米難聴者大会スタディツアー2018 in ミネアポリス】
ミネアポリスで最も有名なジャズ・ハウス「ダコタ・ジャズ・クラブ」。オトナな雰囲気です。ホテルから徒歩3分なので、一度行きたいですね。
車で10分ほど行くと「ジャズMN」があります。こちらはジャズ・オーケストラだそうです。
<ダコタ・ジャズ・クラブ>
http://www.dakotacooks.com
<ジャズMN>
http://www.jazzmn.org

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全米難聴者大会HLAA2018のプログラムはPDFとアプリから

2018年06月15日 01時52分54秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
全米難聴者大会スタディツアー2018 in ミネアポリス】

大会のプログラムが公開されています!

参加者は現地で印刷物をもらえますよ。検索やお知らせの機能がある公式アプリと、全体を見られる紙ベースの冊子をうまく使いわけましょう。会場の見取り図などは冊子の方が見やすいですね。英語のオンパレードだけど自動翻訳をうまく使おう。

ここ↓↓からダウンロード
https://www.hearingloss.org/wp-content/uploads/HLAA2018_Program_Guide.pdf

アプリは大会には公式アプリがあります!アプリのダウンロードはApp StoreやGoogle Playから。HLAA2018で検索してください。
ツアーに参加される方はダウンロードしておいて下さい!
このアプリで講演や分科会のスケジュールの他、演者の経歴、会場、プレゼン資料を見ることが出来ます。また参加予定のイベントを、自分の予定として登録しておくこともできます。分科会は全部で60あります。どの分科会に参加するか今から予定を立てておこう!


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「難聴者の医療アクセス権」 全米難聴者大会HLAA2018の分科会より

2018年06月15日 01時44分59秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
【全米難聴者大会スタディツアー2018 in ミネアポリス】
医療機関での難聴者の権利を取り上げた分科会は、今年は6つもあります。約60ある分科会のうちの1割にあたるこのトピック、学校でも職場でもなく病院なのですね。

「医者が言ってることがわからないのよ:医療機関における平等なアクセシビリティの権利 」の分科会では、コミュニケーションに関する患者の権利と医療従事者の義務について、ADAに沿って講義が行われるようです。たっぷり時間を取った2部構成の分科会、掘り下げたお話が期待できます。

演者のレイチェルさんは、障害者の権利を専門としている弁護士です。
https://www.facebook.com/WomensMarchChicago/videos/1350781055026689/
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全米難聴者大会2018ミネアポリスの分科会ー航空機(フライト)アクセス法

2018年06月15日 01時38分14秒 | 2018全米難聴者大会ミネアポリス
【全米難聴者大会スタディツアー2018 in ミネアポリス】
今年は難聴者の旅行に関する分科会が2つあります。その中のひとつ、ライアン・ジョバンニ(Ryan Di Giovanni )さんの分科会では、国内外の飛行機での旅における難聴者の権利について、ADAや障害者権利条約、航空会社アクセス法(ACAA: Air Carrier Access Act)に沿ってディスカッションするそうです。

航空会社アクセス法(ACAA)はアメリカの法律で、障害に対する差別を禁じ、必要であれば旅客ひとりひとりに個別に情報を伝えることを義務付けているそうです。ただし当事者が自分で障害を申し出た場合のみということで、この辺はアメリカらしいですね。

ライアンさんはギャローデット大学を卒業後、コンチネンタル航空に入社、現在はデルタ航空に勤務しているそうです。
https://www.transportation.gov/airconsumer/passengers-disabilities

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