難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

シニアサインから、ユニバーサルサインに。難聴者には声も。

2011年12月31日 23時08分14秒 | バリアフリー
声が届かない人には、視覚的なコミュニケーション方法を工夫することが必要だ。サインと文字も有効だ。高齢難聴者の場合、サインの修得はやはり音声と一緒に出すことで記憶されると思う。声をきちんと届ける補聴器や補聴え所システムの環境整備も必要だろう。

ラビット 記
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ユニバーサル サイン
日本の手話を簡単にしたユニバーサルサイン~赤ちゃんからお年寄りまで、誰でもがコミュニケーションを楽しめるユニバーサル サイン ランゲージを発信していきます。
http://blog.canpan.info/sign/

近藤 禎子(こんどうよしこ)
NPO法人生活支援サイン代表理事/名古屋市医師会看護専門学校講師(シニアサイン)

名古屋市認定手話通訳者として20年余活動していく中で、手話は難しいというイメージを無くし簡単に使えるようにと、誰でもわかる身振りと簡単な手話を使う「シニアサイン」を考案。
発語が困難、聞こえが困難な人とのコミュニケーション手段に活用されている。
毎日文化センター(名古屋)手話講師。
介護施設の職員、利用者の家族、民生委員、傾聴ボランティアなどにシニアサイン体験講座、講演会を全国各地で開催中。
http://www.kansaikango.co.jp/seminar/koushi/kondo_yoshiko.html

難聴者の紅白歌合戦のアクセス方法

2011年12月31日 20時22分11秒 | 放送・通信


紅白歌合戦が始まったがあれ良く聞こえない。
音がシャリシャリしていて、男も女の声も聞こえない。最初の浜崎あゆみもアンジェラアキも聞こえなかった。
AKB48はみな同じ顔に見えるので見てなかった。

難聴のおばあちゃんは補聴器が聞こえないといって切ってしまうし、人工内耳のマップを変えても聞こえない。
どうも演奏のレベルが大きすぎるのではないか。

テレビの修理の際に外したaiwaのサブスピーカーをつないでみた。おっ、少し聞こえるようになった。イコライザーのような機能がないがサブウーハーとQサラウンド機能を調整して聞こえるようにした。

難聴者は字幕と音が必要だ。難聴者に優しい音が出るテレビを出して欲しいとV社の人にお願いした。

ラビット 記

「伝える力2」池上彰 PHPビジネス新書

2011年12月30日 19時52分58秒 | 日記(つぶやき)
ニュースを伝えるには、理科系の言葉を文化系に翻訳する、伝えるコミュニケーターが必要だとある。

コミュニケーターと言えば、前に「難聴コミュニケーター」を提唱したことがある。
要約筆記奉仕員の活動として、難聴者と一緒に、社会に難聴者問題を理解してもらう活動や難聴者のエンパワメントを進める役割を持つ。

ラビット 記
※写真は浴場に本を持ち込むのは要注意だ。開いたページがふかふかになるので元通りには閉じない。30数年前これでBASICをマスターしたからなあ。

お昼なう。相手のしていることの観察力が足りない。

2011年12月30日 13時30分46秒 | 日記(つぶやき)
風呂掃除と換気扇の掃除が終わったので、お昼を作ってみたなう。きれいにしたばかりのコーヒーメーカーで淹れたコーヒーもおいしい。勝手でおばあちゃんを押し退けて野菜炒めを作ったら観察力が足りない、聞こえる聞こえないの問題でないと言われた・・・・

ラビット 記

今日は母と長谷大仏と長谷観音に参拝。

2011年12月29日 16時56分19秒 | 日記(つぶやき)

久しぶりに母親と外出。乳児期から難聴で成長したので会話の記憶がほとんどない。人工内耳で聞こえを取り戻した時に母は認知症に。その後聞こえが発達すると母が難聴に。
一日あちこち歩いたが帰宅するとここはどこだという。母には記憶が残らないが、母との会話の記憶を構築しているとも言える。来春退職したらもっと通おう。
しかし一日歩いて母は息切れしているようでもないがこちらは膝が笑っている。こっちが問題か。

ラビット  記

iPhoneで筆談してみた。難聴認知症の母

2011年12月29日 13時48分04秒 | 日記(つぶやき)
そうだ、iPhoneに手書きアプリがあるのを思い出して、蕎麦屋さんで「お茶あついよ」と書いたらハンカチでくるんでくれた。筆談が通じたのがうれしかった。この蕎麦屋にオバマ大統領が来たんだってというとオタマ、オシャマと言うので「オバマアメリカ大統領」と書いたら、「へえー」だって。

ラビット 記

人工内耳装用者の高周波治療。

2011年12月28日 21時59分38秒 | 人工内耳

人工内耳を装用している人が高周波電気パルス治療を受けることは好ましくないとされている。

肩の治療にも赤外線による温熱治療を受けたが当初どういうわけか人工内耳の電源が切れた。人工内耳の位置と肩に当てる赤外線装置の位置が近いからか、あわてて外した。
膝痛の治療に高周波電気パルス治療を受けているが、念のため人工内耳は外している。

ラビット 記

障がい者のための東電原発損害賠償学習会

2011年12月28日 21時22分08秒 | 障がい者制度改革
障害者は原発被害から逃げることも自由にならない。
損害賠償の知識にも交渉にも支援が必要だ。

ラビット 記
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◆3◆ JDFと日弁連が東電原発損害賠償学習会を企画

○藤岡弁護団事務局長からの情報です
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1月29日(日)、福島県郡山市内にて、日本障害フォーラム(JDF)と
日本弁護士連合会・福島県弁護士会が主催(後援:福島県・県社協・福島民友)で、
障がい者のためのわかりやすい東電原発損害賠償学習会を開催します。
原発に限らず、JDFと日弁連が共同主催する企画はこれが初めてと思います。

JDF被災地障がい者支援センターふくしまを構成する次の団体の合同企画でもあります。
 福島県自立生活センター協議会/福島県知的障がい者施設協会/
 福島県就業支援ネットワーク/全国手話通訳問題研究会福島支部/
 福島県言語聴覚士会/福島県中途失聴・難聴者協会/福島県聴覚障がい者協会/
 福島県盲人協会/全国障害者問題研究会福島支部/福島県全身性障碍者等連絡会/
 福島県身体障がい者福祉会/福島県精神保健福祉会連合会/
 福島県手をつなぐ親の会連合会/日本ALS協会福島県支部/
 日本筋ジストロフィー協会福島県支部/福島県作業所事業所連絡協議会/
 福島県相談指定事業所(福島県相談支援専門委員協会)/福島県自閉症協会/
 日本ダウン症協会福島支部/重症心身障害児者を守る会/きょうされん福島支部

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◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
  ニュース 2011.12.27 第167号(通巻275)
   http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
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年末清掃と難聴者コミュニケーション考

2011年12月28日 21時18分38秒 | 日記(つぶやき)
朝から勤務先の事務所を一人で掃除した。蛍光灯83機、窓ガラス30面。

掃除しながら難聴者のコミュニケーション問題を考えていた。
「難聴者は会話で意見を交換する経験が圧倒的に不足している。」
「健聴者はふだんから電話や会議で、立ち話でもリアルタイムに意見を交わし、時に闘わせながら、合意を形成していく。」
「難聴者はリアルタイムの意見交換が出来ていない」
「それを実現する要約筆記に出会えている難聴者はごくわずかだ。だから要約筆記に不信感を持ったり、全文文字入力に過度な期待する。」
「難聴者は手話、要約筆記、聴覚補償による一体的音声保障が必要だ。音声を聞いて手話を理解し、手話や口型で音声を理解するからだ。」

手を挙げると肩が痛いがリハビリと思って動かした。それでも、柄付きの清掃具を使ったり、昨年は蛍光灯をすべて外して拭いたが今年は付けたまま拭いた。そもそも節電で半分ほど蛍光灯がない。
窓ガラスは外側は体を支える体力がないので室内だけにした。

皆は電話や入力、読み合わせに忙しい。あの気難しい課長が温かいお茶のペットボトルをくれた。へーっ。驚いた。

ラビット 記

「技術動向」を盾に目標年度を遅らせるな。

2011年12月28日 20時59分15秒 | 放送・通信
総務省の指針見直し研究会は、4年前に2017年度までの指針を策定したときに「技術的動向等を踏まえて、5年後を目途に見直しを行う。」としていることから、開催されるものだ。

我々障害者側にとっては、これだけ技術が発達しているのだから指針の目標年度が前倒しされるか、高く設定されるものと思っている。
しかし、緊急時の字幕放送、手話放送、解説放送はいずれも「技術的動向等」により、棚上げされる恐れが出てきた。
トロン・イネーブルウェア・シンポジウム2011で報告したNHKの伊藤氏によれば「高度の技術を持つ字幕入力者を24時間待機させるコストが高い」ので「リスピーク方式による音声認識技術による字幕制作」を目指しているという。

高速字幕入力方式による制作方式を実施している今でも修正オペレーターを必要とするくらい高い精度を求めているのに音声認識技術で字幕制作するのは事実上不可能だ。これでは「技術動向」を理由にした目標延期になりかねない。
コストが高いと言うのが理由で技術動向ではない。
NHKの生字幕制作コストは民放のそれと比較して著しく高いのではないか。総務省はその検証はしたのか。
字幕制作者はなかなか育たないというが字幕放送を義務つけて必須にすれば番組コストになり、コストも下がり養成も進むはずだ。欧米がそうした道をたどっている。

手話放送も、クローズドサインニングが出来ない理由を手話の映像データの大きさがネックだという。それを解決するためにCGで手話を表示する研究を始めたが単語が少なくスムーズに表すことが出来ないから無理だという。
それが出来ても電波産業会ARIBの規格にないので困難という。ちょっと待て。3D放送の規格なんてなかったのにあっと言う間にしかも障害者抜きで作ったではないか。

ローカル局の字幕放送も設備を更新しないと無理、地デジですごくお金を使ったからそんなお金はないという。合成音声や5.1サラウンドの解説放送は放送設備の更新が必要だから無理という。

結局、無理だ困難だということばかり並べて、どうしたら実現できるかの発想がない。インターネットと同期させればクローズド手話放送が出来る、ハイビジョン放送を止めて標準放送にしたっていいではないか。ことは人の生命と安全に関わる問題だ。

ラビット 記
※写真は勤務先の清掃に使った用具。83機の蛍光灯、30面の窓ガラスを一人で清掃した。
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宮城V-Low実験は県域7セグメントを想定、自治体セグメントを防災・減災 ...
ITpro
ここでは、ハード事業者がソフト事業者としてIPデータ
キャスト(IPDC)によるデータ放送を実施する。県下の
自治体が住民に提供する各種警報、災害情報、生活情報を提供 ...
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111227/377586/

特別座談会:「失われた10年」を取り戻せ! - 今後のA&V業界が目指す ...
Phile-web
しかし、単純にDTCP-IPに対応して放送コンテンツがタブ
レットで観られるというだけではなくて、タブレット側からAV機器へ発信できるような双方向性も構築する構築する ...
http://www.phileweb.com/review/column/201112/28/223.html

今日が仕事納めだった。 難聴者は知らない

2011年12月28日 19時08分01秒 | 日記(つぶやき)
ん?明日社内便が届くかって?何でそんなこと聞くのか?
もしかして・・
昨日は障害者放送協議会の委員会、休み中に総務省研究会の意見書、情報コミュニケーション法提言に対する意見、手話通訳等派遣センター研修のレジメ、CS障害者放送統一機構のリアルタイム字幕入力者養成講座の資料、その他の仕事がたくさんあって、勤務先の休日がいつからか念頭になかった。

そうだ、年末年始は母親の見舞いにも行かないと。
家の掃除もまだ。引っ越しの準備もまだ。

ラビット 記
※神戸のラスク
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「指針」の見直しではなく、障害者向け放送施策の転換を。

2011年12月28日 13時41分17秒 | 放送・通信
来年1月13日(金)に、総務省は視聴覚障害者向け放送普及行政の指針の見直しのための研究会を開く。
これは「指針の見直し」に終わらない障害者向け放送施策の抜本的転換をはかる場としなければならない。

理由は、東日本大震災の痛苦の反省をふまえること、障害者権利条約の批准をめざす改正障害者基本法が成立・発効していること、地上デジタル放送の移行が済んだこと(東北をのぞく)、放送と通信の技術革新が進んだことなどだ。

どう対応するか、
1.視聴覚障害者に限らずすべての障害者を対象にすること。
2.当事者参画の元で施策立案、研究を進めること、
3.安全、生命に関する施策を優先させること、
4.「指針」ではなく法制化による義務化をはかること、
5.障害者基本法、閣議決定「障害者制度改革の推進に関わる基本的な方向」に基づき関連法整備をはかること、
6.議論と情報はすべて公開すること
などが必要だ。

ラビット 記
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総務省|「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する ...

総務省は、字幕放送・解説放送の普及目標を定めた「視
聴覚障害者向け放送普及行政の指針」の見直しをはじめとする、視聴覚障害者向け放送の拡充に向けた施策の企画・立案に資することを目的として「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実 ...
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu05_02000016.html