難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

『聴覚障害者のための字幕付与技術』

2010年09月30日 08時32分40秒 | バリアフリー
今年も、京都大学学術情報メディアセンターが開催する。
11月27日(土)

聴覚障害者のために「字幕付与」が研究されているが、利用者は字幕付与が単にオールマイティなものと理解するのではなく、適切な利用ができるように望みたい。

話し言葉を音声認識するのは、オンを言葉として認識してかな漢字交じりの文字列として表記されるのだろう。

議会や講義、裁判所でもリアルタイムでそのままかな漢字交じり文ができたとしてそれが聴覚障害者の情報保障になるか検証が必要だろう。

記録として読むことができるように作成すると言うことはあってもそのまま聞くように理解できるかは難しいはずだ。
全部文字になっているからそれが分からなければ本人の問題と責任転嫁しては困る。
分からない理由がある。


ラビット 記
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『聴覚障害者のための字幕付与技術』シンポジウム 2010

言葉によるコミュニケーションは人間の社会的活動の基盤をなすものであり、言葉を聞く上で障害を持つ方たちに、様々な場で情報保障を提供することが強く求められています。このような情報保障、特に字幕付与に関して最新の技術を紹介し、意見交換を行なう場として、本シンポジウムを開催してきました。
 今回は、講義や映画において字幕を付与する際に、どのような工夫が必要かを様々な識者に紹介して頂けることになりました。難聴者、中途失聴者、ろう者の皆さん、要約筆記者、教育関係者、情報通信技術研究者、速記者など、字幕付与技術に関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。
☆日時 2010年11月27日(土) 午後1時30分~5時30分
☆場所 京都大学 学術情報メディアセンター 南館
    京都市左京区吉田二本松町 ...アクセスマップ
    http://seminar.media.kyoto-u.ac.jp/access/
☆定員 100名
     参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け
☆主催 京都大学 学術情報メディアセンター
http://www.ar.media.kyoto-u.ac.jp/jimaku/jimaku10.html



難聴者の聞こえの環境を視覚的に表現すると。

2010年09月30日 00時40分44秒 | 日記(つぶやき)
Iさん、
「例えて音環境を視覚的に表現するならば、ある人にとっては突然足下の地面がぐらぐら揺れ、閃光が点滅し、真っ暗かと思うと突然明るい光が射したり、あまつさえ煙のようなものももくもくと出たり、強い風が前後左右から絶えず変化して吹いている中でとにかくも前に歩いているという感覚です。
よくこういう障害に耐えているな、人間は強いなとさえ思ってしまいます。」

聞こえや音の変化が光などの強弱に準じるという意味ではなく、音環境がそのような不安定な状態にあるということを説明したかった。

難聴の理解のためには、聞こえの状態の叙述する必要がある。

聴覚は感覚機能なので、聞こえの状態を叙述することが難しいのです。
味覚の表現と同じで、古今東西の作家の大家が挑んでいるくらいです。

しかし、聞こえないことで自分の心情やどのように孤立していったか、どのように周囲と関わりを作っていったかの序文はたくさんあります。


ラビット 記