株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

安全表彰をもらいました

2015年09月03日 | 大事な話し
先日、(株)春田建設の安全大会がありまして、そこで安全優良企業として表彰されました。

※安全大会とは

元請けの建築会社が主になって、協力会社やその他関連業者を集め

事故の事例や事故防止に対する方法、また安全意識を向上させることにより

無事故で快適な建設現場を目指そう。的な集会です。


何でウチが安全優良企業賞を頂いたのかはよく分かりませんが

当社の社員やその協力会社の人達がやってきたおかげであろうと思います。


私は建設現場の事故について一つの持論があります。


それは


安全はあなたのため!

あなたの命はあなたが守りましょう!


とよく言われますが

確かにそれも大事な事と思いますが


本当にそうでしょうか?


私は、もし、事故に遭った場合、一番悲しむ人は誰か?


そこをすごく重要視しています。



事故の要因は色々ありますが、大半が不注意や慣れ、横着、不安全行動、等々です。

それって、自分のせいですよね?


いわば自業自得とも言えます。

自分が悪いせいでもし怪我した場合、自分が一番悪いんです。


しかし、苦労するのは何にも悪くない家族やその子供達です。


私は、妻や子供や親を悲しませたくないならやれ!と言います。

※やれとは、安全行動です。


自分の命を守る事も大事ですが、

それ以上に自分の家族を悲しませないために事故は防がねばなりません。


と私は思います。







住宅塗装の引き渡しと請求書

2015年06月26日 | 大事な話し
今日、先日塗替えが終わった住宅に請求種を持って行きました。

他所の塗装屋さんの流れは分かりませんが

当社では塗替えが終わりに近づくと

1・足場解体前検査を2回(違う人で検査する)職人ではない人。

足場解体して最後に

2・竣工前検査(担当者)

手直し後に

3・私の最終検査(社長検査)

となります。

その後、工程写真や工事完了届(工法や材料名や色など全て明記した資料)

そして長期性能保証書を申請して手元に届いてからの請求となります。


ので、竣工検査からすると2週間かかっています。

これが長いかどうかは企業の考え方なんでしょうけど。


今日、請求書と工程写真帳とその他資料をA4ファイルに入れて届けてきました。

とても喜ばれました。

というのは、次回塗替えする時、前回どこのメーカーの何という材料で

色は何か?シーリング材はどこのメーカーか?が分かれば非常に助かるからです。

※ウチの場合ですけど。

やはり塗料もシーリング材も相性がありますのでウチはかなり気にします。

でも分からないので自分の経験と知識で判断してますけど。

もし資料が残っていれば、とても参考になるからウチは残しています。

住宅塗替えでここまで書類を作るところって珍しいと思いますよ。


ところで、本日お伺いした完了住宅で

当初、建てたところにお願いしようと思ったけど、葉月さんに依頼して正解でしたと言われました。

そして『検査厳しいですね~・・・・びっくりしました』と。

そこまで言われると私も嬉しくなりました。


またそれだけの品質なので絶対的に自信があります。

だから堂々と保証書をお渡しすることができました。

工事内容はまた後日紹介させていただきます。



塗装業者を探す(業者選びに失敗しないために)

2014年08月30日 | 大事な話し
最近、うちの会社に『工事店登録しませんか』的な営業案内がたくさんきます。

このような会社の殆どは

① とりあえず良いも悪いも、とりあえず塗装屋ばかりを集めて登録させます。

② 登録料・年会費無料

③ そしてHP上に広告を出し、塗装業者を紹介して欲しい人を狙う。

④ 一般者から依頼があれば近くの登録店を紹介する。

⑤ お客さんと登録店と直接契約をさせる

⑥ 自分の会社は営業マージンとして10%~15%徴収する。

大体こんな感じです。

このような、技術もない知識も経験もない会社が、

ただHPに載せて掲載してるだけなんですよ。

そして許せないのが『優良』とか『信頼』とかの言葉を使っている事。


このシステムの一番ずるがしこいトコが⑤なんです。

工事と言うのは、お客さんがいて施工店があるわけです。

色んな問題も出てくるでしょう。

しかし、直接契約をさせることにより、紹介会社は工事的責任は逃れます。

また紹介した責任を言ったところで

契約するかしないかはお客さんが独自の判断で行ったことなので

紹介会社は責任を負わずに済むのです。


私は工事屋として情けないです。


以前から何度もここに書きましたけど

失敗しない業者選びの一番のポイントは

自分の目と足と耳を使って調べ上げる事です。

騙されたり、工事に失敗をしたくない、無駄なお金を払いたくない

じゃあ自分である程度労力使わねいとダメです。

上記に書いた営業マージンの10~15%は依頼主に返ってくるんですよ

ばからしくないですか??


悲しい事にリフォーム業界とは自己防衛しないとダメな業界になりつつあります。



失敗しないためにも今一度読んでください。

塗替えを頼むなら





新聞広告を見ての反論

2013年05月16日 | 大事な話し
今朝(2013年5月16日)の西日本新聞に大きく1面に

外壁塗装で失敗しない・・・・という広告がありまして

そこで、中塗りと上塗りの色を変えない業者、また、それを嫌がる業者は2流だ。

と言うような内容が書かれていました。


冗談じゃない!

当社は中塗りと上塗りの色は変えません。

何故なら、デメリット(発注者側の)の方が多いからです。

塗料の厚さってミリの100分の1のミクロンの世界です。

当然、年数経てば表面が更に薄くなり下地の色が出てきます。

その時、中塗りと上塗りの色を変えてたらどうなります?

ムラになってでてきますよね?

※ちなみに遮熱塗料なんかは2回塗らないと綺麗に発色しないようになっているのもあります。


また、ある住宅の外壁を塗る場合、塗料の必要缶数が5缶必要とします。

中塗りと上塗りを替えた場合、それぞれ3缶づつ必要になります。

1缶余分に購入する事になりますよね?

その代金はお客様に跳ね返ってくるはずです。


広告に、公共工事では中塗りと上塗りの色を変えている的な事が書かれていますが

それは何十年も前の話です。

そんな話を今頃してたら笑われます。


業者的には当色を変えた方がメリットがあるかも知れません。

それは在庫が使えます。

5缶必要な場合、中塗りはどんな色でもいいんだから

上塗りは3缶購入すればいいわけですよね?

業者的に材料費の観点のみで言えば、色を変えた方がメリットがあるかも知れない。

でも当社は数年後中塗りの色が浮き出てくるのを防ぐため

同じ種類の違う色の塗料の在庫があったとしても、使いません。

当たり前ですが新品を買います。


中塗りと上塗りを替える塗装もあります。

それはフッ素塗装の場合です。

理由は

フッ素は表面硬度が硬いので同じ塗料を2回塗れません(滑るので)

その場合、メーカーは近似色の中塗り材を用意してきます。


それ以外は同じ塗料、同じ色を2回塗るのが効果的なんです。


確かに、塗装業者の中にはいい加減な業者もいますし

色を変えないと2回塗りをしない業者もいるようです。

じゃあどう確認するか?

そのために材料の搬入写真や空缶写真、そして工程写真を撮るわけです。

当社は個人住宅の場合、全て工程写真を撮影します。


こんな色を変えるような工事を要望するんじゃなくて

もっと確実な見極め方があります。

それは業者が資格を持っているかどうか?です。

1級2級建築塗装技能士・施工管理技士などなど。


私の以前のブログにも書いていますので良かったら見て下さい


私は仕事は人間関係で成り立っていると思っています。

お客様が当社を信頼し大金を支払ってまで工事を依頼してくれるわけです。

だからその期待に120%応えれるよう努力奮闘します。

手抜きとか絶対にあり得ません。

それだけの自信を持って生きています。

だから、逆にお客様から『中塗りと上塗りの色を変えて下さい』と言われたら

私はその仕事をお断りします。

それはお客様と私の信頼関係が成り立たないから。


しかし全ての塗装業者がそうとも限りません。

今朝の広告を全面否定しているわけでもありません。

実際、酷い塗装屋(私に言わせれば塗装屋ではありませんが)もいます。

そしてその業者に騙され失敗した人も多いのも事実です。

発注者側の自己防衛も必要です。




(株)葉月 代表取締役 信川康弘 

1級建築施工管理技士 1級建築塗装技能士 日本塗装工業会工事指導員 
ペイントインスペクター マスチック仕上性能管理士 建築仕上げ改修施工管理技術者

断熱塗装・遮熱塗装を謳い文句にくる悪徳業者にご注意を

2012年07月04日 | 大事な話し
TVでもやっていましたが、節電悪徳ビジネスがあるようで・・・

ホント悪徳業者って何かにつけて隙をついてきますよね。

その中でも最近特に多いのが節電効果があるという断熱塗装でのトラブル。

なにやら法外な施工費を取っているらしいです。


節電効果と簡単に言いますが、屋根用塗料には遮熱塗装と断熱塗装と言うのがありまして、

その違いはこの過去の日記に書いていますのでご参考下さい。


私自身の感想ですが、断熱塗装にすれば多少なりの効果があると思います。

しかし、それは屋根だけの条件です。

家には窓もあり立地条件もありますので、屋根の断熱塗装をしただけで

どれほどの節電効果があるの?と言われると・・・どうでしょうね~。


一番顕著に効果が出るのが折板屋根。

工場・スーパーなど店舗・事務所など。

学校屋根なども効果があると思います。


そして最近流行ってきたおかげで、多種多様な断熱塗料が出てきています。

塗装業界で20年以上生きてきた私が知らないメーカーがたくさんあります。

一時期の光触媒のようです。

あの時はあらゆる光触媒メーカーが出現し、その『使用する権利』を取得するために

無理矢理材料を買わせたり、高額な会費を取ったりするメーカーもありました。

今、断熱塗料もそのような感じになってきています。

その中で当社が使用している断熱塗料は良品だと自負しております。

福岡市でいち早く断熱塗料を施工している(株)黒木さんから教わりました。

性能・実績どちらとも申し分ないと思います。

施工風景はコチラです。




ちなみに私は塗料に関しては大手メーカーしか信用しません。

大手メーカーというのは、『塗料販売店』で取り扱っているいるメーカーです。

塗料販売店というのは、その名の通り、塗料を専門で販売する業者です。

キチンとした品質のものしか販売しません。



悪徳リフォーム業者にひっかからないためにはコチラを参考にしてください。


読むのが面倒な人は、お住まいの県の日本塗装工業会に相談してみて下さい。

長期性能保証を付けてほしい人は全国マスチック事業協同連合会に相談してみて下さい。







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ハウスメーカーの家の塗替え

2012年03月28日 | 大事な話し
ここ1~2年くらいで多くなった案件です。

●●ホームや●●ハウスなどといった、大手ハウスメーカーが作った家を購入し

10年くらい経ったので塗替えの見積もりをして欲しい。と言う依頼が増えました。

この写真を見て下さい。



色落ちに規則性がありますよね?

この家はもう12年以上経過しているから無理でしたけど、築8年でこのようになっていた家がありました。

経年劣化と言えば経年劣化です。

が、じゃあ経年劣化であるのなら、なぜ全体的に色落ちしていないの?

と私は思います。

新築時は当然キレイな状態だったはずです。

こんな写真の状態だったら受け取っていないでしょうから。

しかし10数年後にこうなってしまった原因はなんでしょう?

これから先は私の個人的見解でものを言うのでご了承下さい。

多分ですが、機械で塗装していると思いますが、その機械の塗料が出る先端の部分に問題があったのではなかろうかと思います。

その先端から出る塗料が少なかったので、経年で色が落ちてしまったんだと思います。

さて、これがメーカーの保証を受けられるかどうかですが、何とも言えません。

築5~6年であれば保障してくれると思いますが、どうでしょう。


他には、塗料が剥がれている家もありました。

雨漏りで剥げたのか、素材が悪くて剥げたのか?

私達プロは分かります。


また、クリヤー層が剥がれていたり、色が変色したいた家もあります。

全てうちに見積依頼があった案件ですが、私はできるだけ保証してもらえるように持って行きます。

そのために調査報告書を作成します。

そして、見事、塗替え保証を勝ち取ったオーナーさんも数人います。

当然、うちの仕事はゼロになるわけですが(苦笑)

手間をかけ、書類を作ってゼロになるわけですw

考えたらとっても割が合わないんですが、しかし、私のアドバイスで出費が減るわけですよね?

それはオーナーさんにとって少なからず助かると思うんですよね。

それがプロとしての責務なのではないでしょうか?

と思っています。


とはいえ、これを見て見積もり依頼が殺到しても困りますので

家の塗替えをお考えの皆様。

キチンと講習を受け、知識のある業者に見てもらう事をお勧めします。


例えば、マスチック仕上げ士。

これは学科講習を受け、最後に筆記試験に合格すればもらえます。

こちらの全国マスチック事業協同組合のHPから近い業者を探せます。

国土交通省認定の長期性能保証制度もあるので安心です。



また、ペイントインスペクターも同様です。

これは日本塗装工業会が主催する戸建塗替え講習会に参加した者だけもらえる資格です。

こちらから近い業者が探せます。



せっかくお金を払って塗替えを頼むなら、出したお金に釣り合った仕事をしてもらいましょう。


※この組合員以外の業者がダメとは言ってませんので誤解なさらぬようお願いします。





どういう塗装がベストなの?

2011年11月11日 | 大事な話し
塗料は色んな種類があります。

水性に油性・アクリル系にシリコン系、フッ素系にエポキシ系

1液型に2液型。

下地に使うシーリング剤も、ウレタン系・変性シリコン系・ポリサルファイド系などなど

埋め戻しに使う材料も、厚付けモルタル・軽量モルタルにエポキシモルタルなど。

塗り替えをするにしろ、たくさんの種類の材料から選ばないといけません。


そのたくさんの塗料の中からその対象物に一番適した塗料を選択し、

最良の方法で施工するのが私たちプロの役割だと思っています。


そのためにはそれぞれの材料の特性を勉強しなければなりません。

材料の判断を間違えると、いくら腕のイイ職人を入れたとしても

その工事は間違いなく失敗に終わってしまいます。


いい塗り替えをご希望されるのであれば、

いい改修計画を立てることが非常に重要です。


知識のないただ安いだけの業者や

間違った知識でムチャな計画を立て、無駄なお金をかけさせる業者など

未だにいますので十分に注意してくださいね。







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外壁塗装の悪い例

2011年10月03日 | 大事な話し
外壁塗装の悪い例を紹介します。

同業者の事を云々言うのは嫌なんですが、同じ塗装業者として

あまりにもヒドイ外壁塗装を見てしまいましたので少し紹介します。

まず、外壁に弾性塗装(多分単層弾性)で塗り替えたらしいのですが

写真で見て分かるように、あまりにも薄く塗っています。

これです



弾性塗料はひび割れなどに追随するためにはある程度の厚み(塗膜)が必要ですが

この場合、塗料に混ぜる水量の基準を超えています。

通常規定水量の5倍以上は混ぜている(薄めている)のではないかと思われます。

なぜ水を混ぜすぎるのか?

それは、材料費が安く済む

そして、薄いと塗り易くなり手間が掛からない


しかも、木製の分電盤まで弾性塗装を塗っていました。

木部に弾性(ゴム系)を塗ると当然こうなります。





これはあまりにも非常識過ぎる塗装です。

よっぽど無知なのか、それとも、壁と木部の塗料の種類を替えるのが面倒なのかのどちらかでしょう。

これでお金を支払ったお客さんに対して誠意のかけらも見られませんよね。


同じ塗装業者として恥ずかしいです。

いや、このような塗装をする業者は塗装屋ではありません。



塗り替えはしっかりした業者に依頼しましょう。


しっかりした業者の見分け方の一例はコチラ


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作業員の資質

2011年06月17日 | 大事な話し
工事現場では毎日色んな人が働いています。

このような異業種業者が複数同じ場所で働く職場は建設業くらいですかね~?

色んな業者がいるから当然色んな人間もいます。


中には自分がヤ●ザと勘違いしてるのか、肩で風切って歩くような奴も未だにいますし

通勤車両を違法改造したりとか、草履で現場に来たりとか

イレ●ミをわざと見せて着替えるヤツなどなど、

一昔前に比べると確かに少なくはなりましたけど、まだいます。


そんな中で一番多いのが、ルールを守らない作業員です。

異業種が混在する現場では特にモラルとマナーが重要になります。

それぞれが好き勝手やると収拾付かなくなるからです。

いい品物を作るにはいい環境で。

そのためには、その現場でのルールは原則的に従うべきなのです。


例えば、現在のほとんどの現場は『指定場所以外では禁煙』です。

ウチの単独現場でもそうです。

その喫煙場所を守らない人が多い。

私が足場に上った時など、たまにタバコの吸い殻が落ちていたりします。

当然、うちの作業員ではないと確信していますが、しかし、誰かが吸ってる。


福島第一原発でクレーンのオペレーターが運転席で喫煙して被ばくしたそうです。

当然、運転席では禁煙だし、まずもって、防護マスクを外して喫煙しています。

東電の下請の作業員らしいですが

私がびっくりしたのは、そんなレベルの低い人間を使って作業しているのか!

そんな基礎的なルールも守れないような雰囲気なのか?と思いました。


しかし東電さんは下請のミスはすぐ公表しますね・・・・

日本の未来がかかっていると言っても過言ではない福島第一原発の復旧工事。

中には高い日給のみに釣られて、原発事故現場で働くことさえ知らなかった作業員が大勢いたと聞きます。

そんなんでいいんですか?


というより、原発事故の担当大臣ってこの人だったような気がするんですが

馬渕さん





でもTVで見るのはこの人ばかり(山本モナと不倫騒動があった)

細野さん






不倫野郎にこんな大事な事任せていいんですかね?





塗装の20年・30年保証って・・・

2010年03月09日 | 大事な話し
下記のような問い合わせが年に数件はあります。

『業者Aは30年保証と言うけどオタクは何年保証するの?』

その場合、当社は『壁面で最長8年です』と言います。

まあ光触媒や高級なフッ素の場合は別ですが、一般的なシリコン塗料では最長8年がいいところではないでしょうか?


しかし、現実には『30年もちますよ』と平気で言う業者がたくさんいます。

それが本当なら、そんな塗料があると知らない私が勉強不足なのか?と思って

3大メーカー(日本ペイント・関西ペイント・大日本塗料)のうちの1社に聞いてみました。


社長、ペイントインストラクターの講習受けたでしょ?

そこの技術資料に書いてありますよ。と。

それがコレです。


建物が建っている環境状況にもよりますが、最長5年です。


では、30年保証はありえないのか?となりますが・・・・

そんな事を書くとそんな業者から攻撃を受けそうなのでここでは何とも言えません。




塗料と言うのは『色』を付けますよね。

その『色』を発色させるために『顔料』という成分を用いなければなりません。

その『顔料』自体が『環境で劣化』しやすい成分なのです。


だから、どうしても30年もたせたい場合は『クリヤー』で多数の膜を形成するしかないのです。


それから一番大事なことですが

『30年もちますよ』の根拠をしっかり聞いて下さい。


例えば、サンシャインウエザー試験をやっているのか?

またそのデータに基づいて20年30年もつと言っているのか?


『もつ』と『保証』は違いますので注意して下さい。

極端な話、塗膜が劣化して0%になるまでの期間が30年かも知れませんよ。

『確かに「もつ」と言ったけど、こういう場合は弁償しますとは言ってません。』

と言われたらどうしますか?



じゃあ保証というのは、どういった状況が保証対象になるのか?

通常の変色及び退色です・・・ので保証対象外です。と言われるかも知れません。


一番怖いのが、いくら保証書をもらっても、その会社が倒産してしまってたらどうなります?

ただの紙切れですよね。

当社ではそんな事がないよう国土交通大臣認定の長期性能保証事業に加入しています。

詳しくはココをクリックして下さい。




仮に、本当に塗装で20年30年もったとして

じゃあ、コーキングはどうですか?10年しかもちませんよ。

その他の樋などの樹脂や、雨戸などの金属も30年もちませんよ。

結局は何らかの補修をしなければならないんです。


家は定期的な点検と補修が必要なんです。

私は10年から12年のサイクルで屋根壁の塗替えをお勧めしています。

そして、非塗装部も同時に点検と補修をやればコスト的に安く済みます。


実証のない、根拠のない保証話しには注意が必要です



キチンと本質を見抜くことが大切です。

 






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変な塗替えしてますよ~~~

2010年02月16日 | 大事な話し
会社へ通勤途中、足場がかかっている家を見かけました。

屋根足場も組んであったし、外装全般の塗替え工事だと思っていました。

今日、そこの家の前を通ると、いつのまにか足場は解体されておりました。


が、コロニアル屋根は黒色で塗っているようですが、仕上げがムラムラなんですよね・・・

普通、雨の日は見えにくいんですが、それでもハッキリ分かるくらいのムラです。


原因は、

塗料を薄め過ぎた(ケチった

2回塗りのところを1回しか塗ってない(手抜き

下手(技術力のない会社

のどれかだと思いますが、どれも許されるべきではありません。



それだけではなく、なぜか外壁は塗っていないようなんです(カビのままでしたから)


と言う事は、屋根だけ塗り替えたと思われます。


が、屋根を塗り替えるために、足場を組んでいるわけです。

屋根だけ足場を組むことはできません。

外壁全面に足場を組んで、その延長として屋根足場を組むのが通常です。


せっかく外周を足場組むのであれば、外壁まで塗り替えるべきなんです。

コスト的に違いますから。



当社では、以前、下記のような事がありました。

屋根を塗り替えたいけど・・・という依頼で見積りに行ったことあります。

しかし、足場を組むなら壁も施工した方がいいですよ。

と提案すると、予算の都合で、屋根分しかできません。と言われました。

でも、屋根を塗り替えしてほんの数年後に外壁も塗り替えしなきゃならないんです。

そう考えると、屋根と外壁を同時にすることが施主さんにとって一番都合がいいのです。

とお話をして工事は受注しませんでした。


また、逆の場合もありました。

せっかく外壁の足場を組むのなら、一緒に屋根までしませんか?
そちらの方がトータルで安く済みますよ。


我々プロは、そういう提案をするべきなんです。

しかし、そういう知識も良識もない業者もたくさんいるようです。


私はその家の人に言いたい。


「お宅の屋根、むちゃくちゃな塗装されていますよ」

「なぜ外壁もやらなかったんですか?」

と教えてあげたいけど、言えないよな~・・・・


と毎朝その家を見るたびに思います。




2010年安全祈願

2010年01月06日 | 大事な話し
1月5日の仕事はじめ、ウチの会社は全員で1年間の無事を願って安全祈願に行きました。

この行事は毎年続けていまして、かれこれ4年ほどなります。


建設業界は相変わらず事故が多く、社長としては社員の事故が一番怖いです。

やはり社員の家族の事を考えると、事故は絶対に起こしてはいけません。

しかし安全をやるにはそれなりのお金がかかります。


以前こんなことがありました。

屋根の見積りを依頼され、私は万一の事を考えて、総足場の見積りを出しました。

しかし、他の塗装屋が、足場無しの見積りを出したらしく、ウチは断られてしまいました。

実はこのような事は何度となくあります。


私も仕事が欲しいので、社員に現場を見せて、足場が必要かどうが判断させます。

しかし、いくら職人が足場無しで作業できると言っても、私が危ないと判断すれば

足場アリの見積りを出すようにしています。


安全な会社、安全な作業環境にしようとすれば仕事が取れない。

おかしな話ですが現実です。


ウチの会社は、ヘルメットとか支給ですが、安全帯は個人負担させています。

これが安全帯です。




安いもので6000円前後、高いもので9000円くらいしますが、

私は、自分の命を守るものだからなるべく高い方を買え。と言っています。



例えば、私も釣りをしますがこのようなフローティングジャケットは必需品です。



このフローティングジャケットですが、釣具店に行けば分かると思いますが

3000円くらいのヤツもあれば2万円以上のものもあります。


見た目では分かりませんが、安いモノと高いモノは何か違うから高いと思うんですよね。

その何かが命を救うとしたら?


その考えは間違っているかも知れませんが、とにかく私は高いものを買うようにしています。


竿とかリールなど安くてもいいと思います。

また刷毛やローラーも安くていいと思います。

その安い道具で綺麗な仕事をしてこそ職人だと思っています。



しかし、自分の命を守る安全設備をこぎってはいけません。

と思います。


今年も社員全員変わりなく過ごせることを祈っています。








塗替えを頼むなら

2009年10月18日 | 大事な話し
当社が以前塗替えをしたお客様の話です。


新聞広告か営業が来たか忘れましたが、とにかく、そのお客さんはある塗装屋に見積りを依頼したそうです。


そのお客さんの良かったところは、見積書の値段ではなく


どんな会社なのかを調べるためにその住所に行って会社を見てみよう。と思われたトコです。


しかし、名刺に書かれている住所に行ってみると、会社がない・・・・

と言うことは、ブローカー?


そこで疑問に思われて、そこの業者を断ったそうです。

そしてタウンページからウチに見積りを依頼され、無事に工事を終わらせる事ができました。


最近のお施主さんは値段ばかり気にされる方が多いです。


当然と言えば当然です。


でも、リフォーム業界で、悪徳業者や苦情工事が絶えない原因は


簡単に営業マンを信じてしまう。事が原因です。


例えば、その会社より営業歴が長い保証を謳う業者もいます。


屋根塗装30年保証です!とか平気で言います。


でもその業者は何年営業してるの?を調べないで、30年と言う言葉だけ信じてしまう。

事業の許可を取ってる業者であろうがなかろうが、人を信じてしまう。


車販売とか他の業種ではありえないことです。


モニター価格で通常の半額

とか

足場代サービス

とか

おいしい広告に騙されてはいけません。

ボランティアで工事はやれないのですから、何かウラがあります。

例えば、材料費を削る。とか、技術者ではなく一般作業員を使い労務費を削るなど。

その結果は・・・・・おわかりでしょう。


では、どうすれば工事を失敗しないのか?


まずは名刺の住所に行ってみると良いでしょう。

個人でしっかりした塗装屋さんもいますけど、規模とかではなく

技術屋として営業しているかどうかは会社を見れば分かります。

例えば、

 脚立やはしごや足場などが置いてある。

 職人たちの車が止まっている

 看板を掲げている

 産廃コンテナを設置してある


これが確認できれば、その会社は間違いなく『工事屋』です。

※)本社だけで倉庫が別な場所にある場合もあります



次に、資格を持っている人が見積もりや調査をしたのか?または資格者が工事をしてくれるのか?

建築塗装技能士や、建築施工管理技士などが本当に雇用されているのか?




あとは、建設業許可を持っているの?とか、近所で評判を聞くとか、営業年数を調べるとか色々あります。


私に言わせれば、塗装の技術って、そう突出している業者はいません。


では、どこが違うのか?


それは、知識と良識です。



キチンとした下塗りを塗る、面倒だけど下地処理はキチンとする業者です。


ここ数年、安いだけの業者がどんどん倒産したり夜逃げしたりしています。

適当な工事をしたせいで屋根ははげたり、壁は変色したり、鉄部は錆だらけになってたり・・・

そんな適当な工事をされてしまうと、元に戻すのに通常の倍以上のお金がかかります。


本当にそんな家を見てきましたし、困っているお客さんも見てきました。

同業者としてとても悲しい現実ですが、無知で無茶な業者がいるのです。



もし塗替えを考えられている人がこれを読まれたのなら


値段だけでなく、会社と人の資質を見極めてしっかり発注して下さい。


そして、これ以上強引なセールスをしたり、高齢者を騙す悪徳業者をはびこらせてはなりません。







現場パトロール

2009年09月14日 | 大事な話し
今日は現在は進行形の現場の状況を見に行きました。


上村建設(株)の現場です。


大きいです。






内部はこんな感じです



私は現場に行ったら次の事をチェックしています。

1・作業自体に不安全要素はないか?(服装や安全器具など)

2・職人達の命令系統が取れているか?(全員が作業内容を把握しているか)

3・整理整頓して作業しているか?(材料置き場など)

4・その他その時次第


この現場のように、片付いている現場は事故が起こりにくいのです。


職人の生活、職人の家族の生活と幸せを預かる身として時に厳しく指導しています。

資格について

2009年06月27日 | 大事な話し
私の会社の主な事業は、塗装・防水工事です。


その事業をするために、あった方が良い資格があります。

資格とは、国家試験を受けて合格するともらえる資格と、

規定時間講習を受けて最後に試験を受けてもらえる技能講習とがあります。


ちなみに、自慢ですが(笑)私は数多く?の資格を取りました。

1級建築施工管理技士

1級土木施工管理技士

1級建築塗装技能士

2級建設業経理事務士

2級小型船舶(笑)


ちなみに、建築施工管理技士では、国家資格振興会という民間の資格商社で講師のアルバイトをしていました。

時給5000円です。


ちなみに、その会社は不況のあおりを受けて倒産してしまいました(汗)


7月は2級建築施工管理技士検定試験の申込月です。


色んな資格の会社から『おたくの社員さんで資格を取る方いませんか?』とよく電話がかかってきます。


うちの岡松君も今年受けます。

知り合いの社長も受けるそうです。


うちは社員に少しづつ資格を取らせています。

1級建築塗装技能士

職長教育2名

ゴンドラ作業3名

10m以上高所作業車2名

有機溶剤作業主任者2名


資格って、会社にとっては投資になると思います。



資格を取ることによって行動が正しくなり人格が変わってきます。


資格を持たない人ほど『資格持ってても仕事をしきらな何にもならん』と言いますが

そうじゃないんです。


資格が人間を変えるんです。



この資格があれば世界で通用しますね(笑)