株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

価格破壊

2008年07月17日 | 日記
よく価格破壊と書いてある販促用ののぼりとか広告を目にします。

そもそも価格破壊とはどう言うことでしょうか?

イメージ的にありえない価格という気がしますが・・・

では、ありえない価格と言うのはどうしてできるのか?

企業は『利潤を追求し社会に貢献する』事が目的でやっているわけですから

ありえない価格でできるわけがないのです。

『赤字覚悟でご奉仕中』という文字も見ますが、絶対ありえません。

しかし、本当にありえない価格で販売しているとしたら次の事が考えられます。

1・赤字で売っても維持費で利益が出る仕組み

例えば、携帯とかタダであげて通信料で元を取るとか

ガス給湯器を無料で取り付けても月々のガス料金で利益がでるとか。


でも、この場合は、価格破壊ではないんですよね。

りっぱな企業経営であり、営業戦略でもあります。

価格破壊。

自分の会社はコレを売って生活しているのです。

それを価格破壊して自分で自分の首を絞めているような気がします。


安いのにはワケがあります。

あまりにも安い牛肉を買いますか?

ありえない価格の魚を食べれますか?


しかし、官公庁の現在の一般入札制度というのはこれなんですよ。

自分が口にする肉や野菜は安全性を考慮して、高くても確実な物を食べるのに

なんで建築工事は安い価格の業者が受注できるのか?

なぜそのような選定方法で業者を決めるのか?

しかもン千万円とかン億円の工事なのに。


おかしいでしょ?

軒天塗装(補修吹き)

2008年07月12日 | 塗装工事
マンションでも何でも改修工事では下地処理を行います。



脆弱な下地を適切な補修を行うわけですが、その補修跡を上手に処理しないと塗装後に目立つようになります。







補修した部分と補修していない部分を同一条件にします。
これを補修吹きと言います。







下地を均一にしたら全体的に塗替えをします。







軒天塗装完了







養生を剥がすとこのようになります。
よく見ないと補修跡がどこにあるか分からないくらいに仕上がっています。

入札について考える

2008年07月03日 | 日記
工事を発注し、それを受注させる方法として、最も簡単?な方法が入札です。

入札をした場合の利点は

・工事費が安く押えられる

と言うこの1点につきるでしょうが、前々から私には疑問です。

だって、業者選びが値段ですよ?

車を買う時、値段だけで選ばず、そこのお店の対応や技術も考慮しませんか?

自動車保険でも安いだけじゃなく、事故や故障を起こした時
真っ先に対応してくれる保険屋を選びませんか?

いえ、安いというだけで選択する人もいるでしょうが・・・


あるマンションの大規模改修工事のブログを見ました。

住民の1人が、大規模改修工事の計画から完了まで記録したブログでした。

そこの業者選びは入札方式にしているんですが、最終決定した業者は

スーパーゼネコンの清水建設です。

理由は、やはり清水建設の技術力だと思います。

そのマンションの管理組合は、我々の大事な資産も清水建設なら安心して任せることができる。
と思ってのことでしょう。

だたし、入札では清水建設は一番安いわけではありませんでした。

それはいいんです。

管理組合が清水建設が信頼できると判断したのでしょうから?

ただ私が気に入らないのが、清水建設に工事を依頼したけど、価格について最も安い金額に合わさせた事です。

清水建設は、自社のシステムで工事をする場合この金額になると思って入札しているわけですよ。

それを最低価格の業者に合わさせえて受注させるなど、強者のわがままだと思います。

それならば最初から入札などせず、清水建設と計画すればいいんです。


最近の民間マンションのほとんどが、一番安い価格を入れた業者に工事を発注しています。

果たしてそれが正しい方法なのでしょうか?

安いのは何かワケがあるんです。

牛肉だってそう。

それなのに、安いというだけで発注している管理組合。

確かに、業者選定すると、『その業者から理事長はバックマージンを貰ったんじゃないか?』などと

下衆の勘ぐりをする住民も必ずいるでしょう。

それが入札制度だと、公平で誰からも文句の付けようがない選定方法なので
そうしている管理組合も多いはずです。

でも、自分達の大事な住まいを本当に守りたいのなら、
面倒がらずに時間を割いて協議して業者選びをするべきではないですか?


私達業者も頑張って安く出来る努力は日頃から研究しています。

でも、労務費を下げたり、材料を値引かせて原価を下げる方法は決して正しいと思えません。

とにかく私は『多少高かったけど葉月さんに頼んで良かった~』と思われるようがんばっています。