株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

板金屋根か外壁からの雨漏り補修

2017年08月22日 | 防水工事
ある倉庫兼事務所が雨漏りしているってことで補修工事を行いました。

鉄骨造なので実際、どこが原因かを突き止めるのは非常に困難でもあります。

とりあえず、可能性のある個所をひとつづつ全箇所潰していくしかなさそうです。


屋根のコーナー部分のシーリングも怪しい



笠木やその他継ぎ目のシーリングを打ち替えをしました。








板金の継ぎ目やビスも怪しい



シーリングブリッジ工法をしビスもシールを盛りました







折板屋根のボルトキャップも古くて破損していましたので補修します。



古いキャップを撤去します



ケレン+エポキシ系錆止め+上塗りをした後にキャップを付けます。

キャップにはシール材を山盛り充填します



被せたらシール材がはみ出します。そこをヘラで押えます。



これを一つ一つやるわけです。








外壁のALCの目地も割れていました。



元々目地のシール材が薄かったのでその上からシール材を充填します。



洗浄~シーラーを塗り、防水型複層塗材を厚塗りしていきます。



防水材を2回しっかり塗付けたら上塗りを2回塗ります。



これだけやれば防水性能は出てきます。



他の箇所も



ちゃんとしっかり防水材を塗付けました







とりあえず今のところは雨漏りはとまっているようです。



その他錆びている部分も



錆止め+シリコン樹脂でタッチアップ補修をしました







特に水下側は錆が発生しやすい場所です



補修完了




別アングル



補修完了






ありがとうございました。


納骨堂の防水

2017年01月13日 | 防水工事
納骨堂の屋根の防水の相談がありました。

現地に行ってみると、藁ぶき造りの建築物に見えたんですが

どうやら屋根はコンクリートのようです。




木下地を組んで屋根を作り、その上にコンクリートを塗って保護しているのかと思ったら

完全なコンクリート屋根のようです。

住職のお話だと、昭和36年建設

今から55年前です。

それまで一度も手をかけたことがないそうで


よくよく見ると、ひび割れの中からコケが出てるし、あちこちで劣化が確認できたので

これは単純な防水改修とはいかない気がします。


また場所的に車も高所作業車も寄れないので調査もある程度しかできない。


55年前、建物から300mくらい離れた場所でコンクリートを人力で練り

バケツに入れてリレーし、屋根にコンクリートを充填したそうで

その話を聞く限りでは、転圧も不十分な気がします。



さて、来週にハシゴを持って行って調査をしてからになりますが


どんな仕様を組みましょうかね~?



困難な現場を見ると多少のワクワク感もありますのでこの仕事が辞められないんですw



納骨堂は耐火のためにコンクリート構造が多いようで

うちも2件ほど防水をした経験はあります。

過去工事はこちらです

屋上防水工事

2016年03月04日 | 防水工事
今日は飯塚市発注の屋上防水改修工事を掲載します。


着工前


完了







着工前


完了







着工前


完了









着工前


完了








着工前


完了







着工前


完了




ありがとうございました。



防水仕様

アーキヤマデ(株)塩ビシート絶縁機械固定 S-M2工法 パールライト シート厚1.5mm

AGCポリマー建材(株) ウレタン系塗膜防水 X-2工法 遮熱グレー


雨漏り箇所発見

2011年09月17日 | 防水工事
先日、雨漏り調査に行ってきました。

ここの現場はうちが改修工事を行ったんですが、改修前から雨漏りがしていました。

そこで「雨が漏っているであろう箇所全て」考えられる箇所全て埋めました。

でも

実は、雨漏りが止まってなかったんです・・・・






そこで、外壁や屋根に水をかけて雨漏り箇所を探すことにしましたが

一向に見つかりません・・・


いや、かすかに水が浸みてきていたので、どっかから漏れてるはずなんですが


壁や屋根の怪しい個所は全て埋まっています。


1時間以上かな、1人はずっと水をかけ、私は点検口に顔を突っ込み水の出方を見張りました。



ようやく見つけました。


そこに水をかけると、じょんじょん入ってきます。


画像でも見ることができませんが、このタイル目地の赤丸の中に米粒半分くらいの穴が開いていたんです。




これはさすがに見つかりませんし、

まさか、ここからこんなに漏れているとは、プロの私でさえ想像がつきませんでした。

見つかって良かったけど、今後に向けていい勉強にもなりました。


しかし、まさかこんな場所から・・・・


※今回は水をかけて雨漏り箇所を特定することができましたが、もし特定できない場合

ガス探知という方法があります。

ちくほ図書館西側外壁防水工事

2011年05月31日 | 防水工事
飯塚市発注の「ちくほ図書館西側外壁防水工事」が終わりました。

今回の工事は外壁からの雨漏り防止の工事です。


工事前の外壁下地はコンクリート打放し仕上です。





まずは外壁面のひび割れ処理をします。
今回はUカットシーリングを行いました。




ひび割れ処理が終われば全面にカチオンモルタルを塗り付けます。




下塗りシーラーを塗布後、アクリルゴム系防水型複層塗材を3回塗り付けます。




その上から上塗りに弾性シリコントップコートを2回塗ります。




これで完了です。(合計7回塗りです)




外部階段防水前




外部階段防水完了



今回は西側面だけの防水工事でしたが、ひび割れを全て埋めた上に

外壁全面を防水型塗料で塗ったので雨漏りも止まったと思います。



発注 飯塚市

使用材料 キクスイ弾性ロール ビュートップシリコン プルーフロン

シーリング打ち替え 窓からの漏水のおそれ

2009年05月22日 | 防水工事
吉原町公会堂の工事です。

サッシの下場のコーキングは経年劣化によりかなり切れていました。

このような箇所から漏水する可能性も考えられますので新規に打ち替えをします。











既存シーリング材の撤去









接着のためにプライマー塗布








新しく2成分系変性シリコン系シーリング材を打ちます。








これでサッシ廻りの漏水が防げます。






こうやって見ると、うちの社員も写真撮影が上手になりました。

バルコニー床防水工事

2008年02月07日 | 防水工事
久々の更新になりますが、今日はアパートのベランダ防水を紹介します。



まずは高圧洗浄:密着不良による剥離の可能性があるため念入りに洗います。






プライマー塗布:吸い込み止めと付着力強化の役割があります。






ウレタン樹脂を塗りながら下地強化のためのメッシュシートを貼ります。







乾燥後、メッシュシートが隠れるまで更に2回樹脂を塗りつけます。






歩行用トップコートを塗ります。







完了:この場合は7年保証を出しました。

筑穂人権啓発センター屋上防水工事

2007年09月12日 | 防水工事
飯塚市発注の現在当社で施工している工事です。


着工前の写真



今日現場に行ったら材料が搬入されてこんな状態でした。





こちらも着工前の状態



現在、アルミアングル撤去して、立ち上がり部を増し張りしています。





この工事では、下地処理をして改質アスファルトルーフィングを貼って防水性能を確保するという内容です。


こちらが改質アスファルトルーフィング




立ち上がりなどの『角部』(入り隅出隅部)は補強のため増し貼りを行うんです。




狭い庇部分も増し張り




狭い場所なのでトーチで裏のアスファルトを溶融させて貼り付けていきます。




広い場所は機械固定式で貼っていきます。



完了したらまた報告します。

サイディング外壁シーリング打替工事

2007年07月03日 | 防水工事
今回はサイディング壁シーリング打替工事を紹介します。


まずは、現状ですが、塗装サイディング壁の継ぎ目部のシーリングが劣化しています。 
ちなみに、今回の工事物件は築5年です。

このようにシーリングの両側が切れたようなっています。
これだけ開いてれば雨漏りも当然のような気がしますが・・・



サッシ廻りも極細に切れてます。
が、今回ここからの雨漏りが酷かったのです。



まずは、既存シーリングを撤去しました。



3面接着を防ぐため新しくバックアップ材を挿入し、接着用のプライマーを塗布して
マスキングテープで養生をして、シーリング充填します。



充填完了♪



直ちにヘラを使って、余分なシーリングを撤去しながら成形します。
簡単そうに見えますが、シーリングは柔らかいので難しいそうです。



直ちにマスキングテープを撤去すれば完了です。



このように、壁自体の塗装は何ともなくても、シーリングの劣化だけは
防ぎようがありませんよね。
これを放置しておくと、雨の侵入により、色んな弊害が出てくるんです。

シーリングは5年を目処に早め早めの改修が必要ですね。