当社が以前塗替えをしたお客様の話です。
新聞広告か営業が来たか忘れましたが、とにかく、そのお客さんはある塗装屋に見積りを依頼したそうです。
そのお客さんの良かったところは、見積書の
値段ではなく
どんな会社なのかを調べるために
その住所に行って会社を見てみよう。と思われたトコです。
しかし、名刺に書かれている住所に行ってみると、会社がない・・・・
と言うことは、
ブローカー?
そこで疑問に思われて、そこの業者を断ったそうです。
そしてタウンページからウチに見積りを依頼され、無事に工事を終わらせる事ができました。
最近のお施主さんは値段ばかり気にされる方が多いです。
当然と言えば当然です。
でも、リフォーム業界で、悪徳業者や苦情工事が絶えない原因は
簡単に
営業マンを信じてしまう。事が原因です。
例えば、その会社より営業歴が長い保証を謳う業者もいます。
屋根塗装30年保証です!とか平気で言います。
でもその業者は何年営業してるの?を調べないで、30年と言う言葉だけ信じてしまう。
事業の許可を取ってる業者であろうがなかろうが、人を信じてしまう。
車販売とか他の業種ではありえないことです。
モニター価格で通常の半額
とか
足場代サービス
とか
おいしい広告に騙されてはいけません。
ボランティアで工事はやれないのですから、何かウラがあります。
例えば、材料費を削る。とか、技術者ではなく一般作業員を使い労務費を削るなど。
その結果は・・・・・おわかりでしょう。
では、どうすれば
工事を失敗しないのか?
まずは名刺の
住所に行ってみると良いでしょう。
個人でしっかりした塗装屋さんもいますけど、規模とかではなく
技術屋として営業しているかどうかは会社を見れば分かります。
例えば、
① 脚立やはしごや足場などが置いてある。
② 職人たちの車が止まっている
③ 看板を掲げている
④ 産廃コンテナを設置してある
これが確認できれば、その会社は間違いなく
『工事屋』です。
※)本社だけで倉庫が別な場所にある場合もあります
次に、資格を持っている人が見積もりや調査をしたのか?または
資格者が工事をしてくれるのか?
建築塗装技能士や、建築施工管理技士などが本当に雇用されているのか?
あとは、
建設業許可を持っているの?とか、近所で評判を聞くとか、営業年数を調べるとか色々あります。
私に言わせれば、塗装の技術って、そう突出している業者はいません。
では、どこが違うのか?
それは、
知識と良識です。
キチンとした下塗りを塗る、面倒だけど下地処理はキチンとする業者です。
ここ数年、安いだけの業者がどんどん倒産したり夜逃げしたりしています。
適当な工事をしたせいで屋根ははげたり、壁は変色したり、鉄部は錆だらけになってたり・・・
そんな適当な工事をされてしまうと、元に戻すのに通常の倍以上のお金がかかります。
本当にそんな家を見てきましたし、困っているお客さんも見てきました。
同業者としてとても悲しい現実ですが、無知で無茶な業者がいるのです。
もし塗替えを考えられている人がこれを読まれたのなら
値段だけでなく、
会社と人の資質を見極めてしっかり発注して下さい。
そして、これ以上強引なセールスをしたり、高齢者を騙す悪徳業者をはびこらせてはなりません。