感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

基礎に設置されている換気口、飾りではないですよ。

2016-08-08 23:59:59 | 自分で家のお手入れ方法
夏季休暇まであと少し。

そんな週明けの月曜日も天候に恵まれた岡山・倉敷。

連日の大工仕事に体も慣れて少し調子が上向きな本日も朝、会社で雑務を済ませて岡山市東区中川町での住宅改修工事現場へ出動。

先週より内装業者さんが現場に入ってくれていて仕上げに向けて工事が着々と進行する現場。

今日はトイレ床の工事が私の一番の仕事ですが以前より「どうにもトイレが湿気る」との相談をいただいていた為に床の一部を切り取って床下の状態を確認。

ある程度、想定はしていましたが床下がとにかく浅い。

立地条件も大きな河川から近い事もありますが、床下から20cmほど下には土が盛っている状態の上に過去に増築した為か基礎に換気口が全くないのが原因。

これでは流石に湿気が取れる事はなく、今回は後から換気口を取り付ける方法にて改善を図ります。

上手く改善されれば良いのですが、床下の高さにやや不安を感じながらも色々な方法を模索してみなければ・・・

通常は皆さんは気にされる事はない基礎換気口ですが、これは設計上、必要な面積に対して必要な数を付けていて大切な役割を果たしています。

時々、見かけるお宅では基礎換気口の前に植木鉢やエアコンの室外機などを配置してしまい換気口がキチンと機能できていないお宅も時に見受けられ、基本的に温度の低い所ほど湿度は高くなく傾向にあり家の為にはあまり宜しくない状態。

出来れば換気口を交して配置してもらう事が家の健康の為には良いと思われます。

最近の家は基礎換気口がなく「土台パッキン」と呼ばれる商品を使って基礎の天端と土台の間に隙間を作り、全周で換気をしている事が多いのでこういったケースの方は余り気にされなくて良いと思いますよ。

どうしても気になる方は建ててもらった建築屋さんなどに相談してみては如何でしょうか?

話が大きく逸れましたが、今日も現場で大工工事に取り組んだ一日でしたが、夕方からは見積作成に追われて手の付けれていない経理の仕事の台帳入力に奮闘しましたが・・・

そろそろ今夜は店終いとさせてもらいます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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