感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

若い世代がひとつ新しい事に挑戦できる場を設ける為に自分にできる事

2015-12-15 23:22:28 | 家づくり職人物語
昨夜からパラパラと降ったり止んだりの空模様だった岡山・倉敷。

今日も大工さんたちと共に「家づくり」、「モノづくり」に取り組んだ一日となりました。

ここ数日、続く現地調査、見積依頼のラッシュの日々に困惑しながらも、多くの方が「はやし」を必要としてくれている事に感謝しています。

私と「小野くん」は朝から四国の香川県高松市へ建築の勉強を兼ねた視察へ出かけてしまい・・・

「しんちゃん」、「まっちゃん」が今日は朝から現場作業や見積依頼のあった現地調査、施工前の現地確認とフル回転。

ふたりでの対応に時間が足らず夕方、お約束していたお客様宅での照明器具の取替えの約束の時間に間に合わずと申し訳ない結果に・・・

それでもお詫びと日程の延期の連絡に快く対応してくださったお客様、「無理しなくていいですからね」と言っていただき今日はお言葉に甘えさせてもらいます。

工事の際に、施工で恩返しができるように懸命に取り組みますのでどうぞ宜しくお願いします。

さて、私たち香川県高松組みは大工の「信くん」、塗装の「藤原くん」と四名で参加。

一本の木にも仕上げの方法は様々で通常は設計図等にある程度の仕上の仕様は記入されているのが、いままで私が取り組んできた「家づくり」。

そんな私たちの学んだ仕上げの方法以外にも、世間には多くの仕上げや工法、素材があり全てを熟知するのは熟練の職人さんでも難しい・・・

今回は百聞は一見にしかずと、聞くより見たほうが正確に仕様や工法が解かると思い新しい取り組みへ向けての視察に参加してきました。

現地では本や映画などで時にみかける様な素敵な内装や仕上げ、そして新しい発想で試行錯誤しながら「家づくり」、「モノづくり」に取り組む多くの人に出会えた事に大きな刺激を受ける事となった今回の視察。

自分たちの中で作り上げてきた「規格」の外の世界に目を向けれた事、そしてそんな現場を肌で感じれた事は大きな収穫になりました。

今までは全てを自分中心に考えていましたが、今回からは学んだ事を仲間たちが活かせる場を設ける所までが私の役割と割り切っています。

その為に忙しい最中ではありますが視察に参加してもらい共に学んだ「小野くん」、「信くん」、「藤原くん」が主軸となり、彼らなりに今日、肌で感じた事を表現できる場をつくれるように最大限の努力を惜しまずに取り組んでいかねばと・・・

彼らの職人としての器を広げる、はじめの一歩を踏み出せるチャンスだと「今」という瞬間を大切にしていきます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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